画像引用元:https://www.gigabyte.com/
当ページでは、GeForce GTX 1660 SUPERの性能比較&ベンチマークの検証をしている。2019年10月末に登場したTuring世代の後発グラフィックボードだ。元となったGeForce GTX 1660と比べてメモリ規格がGDDR6にアップグレードされるなど性能向上が期待できる。ローエンドクラスのグラフィックボードとして一定の地位を築いていると言える。
従来モデルであるGTX 1660と比べてどこまでパフォーマンスを伸ばせたのかについて詳しく検証していく。搭載モデルについてはページ最下部の「GeForce GTX 1660 SUPER搭載の中古ゲーミングPC一覧」でまとめている。発売から5年近くの月日が経ち中古市場に多くのモデルが流れている。後継モデルは、Ampere世代の「GeForce RTX 3060」だ。レイトレーシング・DLSS対応でより高い性能を持つ。性能的にはAmpere世代のエントリークラスである「GeForce RTX 3050」が近い。GeForce RTX 3050になるとレイトレーシング・DLSSにも対応となる。
当ページの目次
GeForce GTX 1660 SUPERの概要
世代 | Turing |
---|---|
プロセス | 12nm |
CUDAコア | 1,408 |
ベースクロック | 1530 MHz |
ブーストクロック | 1785 MHz |
TDP | 125 W |
MSRP | $229 |
中古価格 | 13,980円~ *2024/11時点 |
発売日 | 2019/10/29 |
- 総合評価:60点/100点
- 価格:約13,980円~
- 発売日:2019年10月29日
末尾の「SUPER」を冠したグラフィックボードは、無印とTiの中間でややTi寄りの性能ということになっている。GTX 1660 SUPERはこれまでGTX 1660の弱点とされてきたメモリ周りをしっかり強化したことでパフォーマンスアップにも期待できる。事実性能面においてGTX 1660 Tiに大きく迫るモデルとなった。理想はGTX 1660 Tiと同等の性能でGTX 1660と同等の価格だ。さすがにそのまま再現することは難しくとも、一つの基準とし見ておくべき目安になるだろう。
2020年中盤以降ミドルクラス(その後はローエンドクラス)の定番という位置付けになった。2020年の年末から続く半導体不足によって入手困難な状態が続いていたが、その後ぽつぽつと搭載モデルが販売されている。2024年02月時点でもドスパラなどで搭載モデルが販売されている。単体のグラフィックボードが消滅しつつありすぐに搭載モデルもなくなりそうだ。
GeForce GTX 1660 SUPERの基本スペック
GTX 1660 SUPER | GTX 1660 Ti | GTX 1660 | |
---|---|---|---|
コードネーム | Turing | Turing | Turing |
GPU | TU116 | TU116 | TU116 |
プロセス | 12nm | 12nm | 12nm |
トランジスタ数 | 66億 | 66億 | 66億 |
ダイサイズ | 284m㎡ | 284m㎡ | 284m㎡ |
SM数 | 22 | 24 | 22 |
CUDAコア数 | 1408基 | 1536基 | 1408基 |
ベースクロック | 1530MHz | 1500MHz | 1530MHz |
ブーストクロック | 1785MHz | 1770MHz | 1785MHz |
GPUメモリ | GDDR6 6GB | GDDR6 6GB | GDDR5 6GB |
VRAM速度 | 14 Gbps | 12 Gbps | 12 Gbps |
メモリバス | 192 bit | 192 bit | 192 bit |
メモリバス帯域幅 | 336.0 GB/s | 288.0 GB/s | 192.0 GB/s |
TDP | 125W | 120W | 120W |
MSRP | $229 | $279 | $219 |
国内価格 | 23,800円 | 39,800円 | 35,980円 |
搭載BTO価格 | 92,980円 | - | - |
発売日 | 2019/10/29 | 2019/02/22 | 2019/03/14 |
ベースクロックはGTX 1660 SUPERの方が2%高く、ブーストクロックもGTX 1660 SUPERの方が1%高い。GPUメモリはGDDR6 6GBと共通だ。VRAM速度はGTX 1660 SUPERの方が2 Gbps速い。メモリバスは192 bitと共通だ。メモリバス帯域幅は17%広い。TDPは4%高く125Wだ。クロック周波数の高さとメモリ回りの影響を受けている。MSRPはGTX 1660 Tiよりも$50安い。GTX 1660 Tiは在庫が少なく国内販売価格は39,800円とかなり高い。相場で購入したいなら中古を選択するべきだろう。搭載BTOパソコンの販売も終了している。
基本的にはGTX 1660とスペックが同じだ。異なるのはGPUメモリ規格がGDDR5からGDDR6へと強化され、VRAM速度も12 Gbpsから14 Gbpsへと強化されているぐらいだ。結果的にメモリバス帯域幅が75%広く、TDPも4%高くなっている。MSRPは$10高い。これだけスペックが高ければ$10アップぐらいなら納得できるだろう。GTX 1660 Tiと同様に在庫が少なく国内価格は割高だ。
発売までは販売する意味があるか微妙なグラフィックボードという印象だった。ここまで来ると強化版GTX 1660というよりも廉価版GTX 1660 Tiという印象だ。性能差は当然あるが、コストパフォーマンスの高さから人気が出るという部分がGTX 1060 6GBと3GBの関係のようにも感じる。
GTX 1660 SUPERの8月時点での国内価格は23,800円だ。一時は倍以上の58,000円という価格がついてきた。2023年01月以降かなり購入しやすくなっていると言える。搭載BTOパソコンの価格は92,980円とかなり安い。GTX 1660 TiやRTX 1660については在庫がほとんどなく割高だ。GTX 1660の方が価格が高い。少しでも価格を抑えたいなら中古を選択肢に入れる方がよい。新品にこだわるならコストパフォーマンス的にもGTX 1660 SUPER搭載モデルは魅力的だろう。
GeForce GTX 1660 SUPERの最新評価【2024年時点】
次世代の50番台と同等のゲーム性能を持つ
RTX 3060 Ti | |
RTX 3060 | |
RTX 2060 SUPER | |
RTX 2060 | |
GTX 1070 | |
RTX 3050 | |
GTX 1660 Ti | |
GTX 1660 SUPER | |
GTX 1660 | |
GTX 1650 SUPER | |
RTX 3050 6GB | |
GTX 1060 6GB | |
GTX 1060 3GB | |
GTX 1650 | |
GTX 960 |
GeForce GTX 1660 SUPERの性能スコアは14,113だ。GeForce GTX 1660 TiとGeForce GTX 1660の間の性能でややGeForce GTX 1660 Ti寄りといえる。登場時こそミドルクラスという位置付けだったが、2024年時点ではエントリークラス相当の性能を持つ。発売から5年近くの月日が流れてランクが一つ下がった形だ。
同じTuring世代の50番台であるGeForce GTX 1650と比べると48%も性能が高い。昨今のゲーム事情を考えるとGeForce GTX 1650ではなくGeForce GTX 1660 SUPERを選択したいところだ。ゲーミングPCの最低基準にふさわしい。GeForce RTX 2060 SUPERやGeForce RTX 2060になると20%以上性能が高い。同じ60番台でもGeForce GTX 16シリーズとGeForce RTX 20シリーズでは差別化が図られている。
GeForce GTX 1660 SUPERが本領発揮するのは、GeForce GTX 1660 TiやGeForce GTX 1660が市場から消えてからだと考えていた。その後想定通りGeForce GTX 1660並みにまで価格が落ち着き高コスパモデルとして輝いている。2023年12月頃まで販売されているのは驚きだ。今はGeForce RTX 3050 6GBへと置き換わっていてGeForce GTX 1660 SUPERの完全な代わりは見つからない。
コストパフォーマンスは悪くない
製品名 | ゲーム性能 | VRAM | TDP | 価格 | コスパ | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|---|
GTX 1070 | 16,442 | 8GB | 150W | 12,980 | 1.267 | 2016/07/10 |
RTX 3050 | 14,734 | 8GB | 130W | 25,980 | 0.567 | 2022/01/27 |
GTX 1660 Ti | 14,522 | 6GB | 120W | 14,980 | 0.969 | 2019/02/22 |
GTX 980 | 14,257 | 4GB | 165W | 8,480 | 1.681 | 2014/09/19 |
GTX 1660 SUPER | 14,113 | 6GB | 125W | 13,980 | 1.010 | 2019/10/29 |
GTX 1660 | 13,645 | 6GB | 120W | 11,980 | 1.139 | 2019/03/14 |
GTX 1650 SUPER | 12,238 | 4GB | 100W | 14,480 | 0.845 | 2019/11/22 |
RTX 3050 6GB | 11,724 | 6GB | 75W | 24,980 | 0.469 | 2024/02/02 |
GTX 1060 6GB | 11,257 | 6GB | 120W | 9,980 | 1.128 | 2016/07/19 |
GTX 1060 3GB | 10,961 | 3GB | 120W | 8,980 | 1.221 | 2016/07/19 |
GTX 1650 | 9,506 | 4GB | 75W | 11,980 | 0.793 | 2019/04/23 |
すでに執筆時点でGeForce GTX 1660 SUPERを新品で購入することは難しい。少なくとも正規品は見つからないか極端に割高になっているのではないかと思う。コスパ指標は1.010とGeForce GTX 16シリーズではトップクラスだ。下位モデルのGeForce GTX 1660も候補に入れてもよいかもしれない。TDPも少しだけ低く抑えられている。
中古ゲーミングPCは64,980円~購入できる。GeForce GTX 1660 SUPER搭載モデルの新品相場が13万円~14万円だったので半額近くまで下がっていることになる。ただし、GeForce GTX 1660 SUPERは長い間販売されていてその間にCPUの世代が大きく変わっていることは押さえておこう。中古で狙い目のグラフィックボードといえるだろう。
GeForce GTX 1660 SUPERの特徴&注意点【2019年時点】
フルHD環境に適したローエンドクラス
GTX 1660 SUPERは、性能的にGTX 1660 Tiに及ばずながら近く、価格的にはGTX 1660に近いため双方のいいところを合わせたようなモデルだ。ゲームをプレイするには十分な性能で、CPUもライトなものから高性能なものまで幅広く合わせやすい。GTX 1660の換装品として見れば十分過ぎるコストパフォーマンスを誇る。登場したての時期は価格が安定せず、GTX 1660 Tiよりも高くなってしまうこともあるだろう。
GTX 1660 SUPERが輝くのはGTX 1660並にまで価格が落ち着いてからとなる。性能を期待しすぎてフライング(購入タイミング)してしまうと劣化版GTX 1660 Tiのようなことになるので安くなるまで待つべきだ。GTX 1660 SUPERは、性能的にGTX 1660 Tiに及ばずながら近いものがあるのが強みとなる。価格については下位モデルのGTX 1660に近いため双方の良いところを合わせたようなモデルだ。
ゲームをプレイするには十分な性能で、CPUもライトなものから高性能なものまで幅広く合わせやすい。設定調整をいとわなければある程度通用すると考えて間違いない。GTX 1660の換装品として見れば十分過ぎるコストパフォーマンスを誇る。登場したての頃は価格が安定せず、GTX 1660 Tiよりも高くなってしまうこともあった。性能を期待しすぎてフライング(購入タイミング)してしまうと劣化版GTX 1660 Tiのようなことになるので安くなるまで待ったほうが良い。
低価格帯のモデルも揃っている
GTX 1660 SUPER搭載モデルとなると税抜10万円前後で購入することが可能だ。この価格帯は多くのユーザーが理想とするのではないだろうか。CPUにCore i5-10400を選択すればもう少し価格を抑えることができる。BTOメーカーからすると非常に扱いやすいグラフィックボードだと思う。最近はRTX 30シリーズ(Ampere)世代のグラフィックボードが登場したことでRTX 20シリーズの価格が落ちている。
RTX 2060 SUPERの価格も落ちているが、まだまだGTX 1660 SUPERの価格の安さは魅力的だ。RTX 2060 SUPERは性能的にレイトレーシング・DLSSを活かせるわけではないので、GTX 1660 SUPERを選ぶ理由がある。レイトレーシングがない分だけ価格が安く選ぶ理由が生まれる。Ampere世代でこのクラスのモデルが登場するのか不明なので、まだまだ現役となるだろう。
GTX 1660 Tiの存在が大きな壁
GTX 1660 SUPERが主流になることは少し考えにくい部分がある。性能がGTX 1660 Tiよりも低いという当然なことが購入する上で大きなブレーキとなる。現在、GTX 1660 Ti搭載モデルがローエンドクラスの覇権を取り、GTX 1660搭載モデルよりも価格が安いことが珍しくない。GTX 1660 SUPER搭載モデルがいくら安くなろうと、現在のGTX 1660搭載モデルよりも安くならなければ意味が無い。
例えば強力なキャンペーンで評価を高めているGALLERIA XT(現GALLERIA XA7C-G60S)というモデルがある。そのモデルは同じ構成であればGTX 1650搭載モデル並の価格にまで下がっている。GTX 1660 SUPERがGTX 1660 Tiよりも性能が低いということは、これらの強力な製品に対抗できなくてはならない。結局強化版GTX 1660で終わってしまうのであれば、自作ユーザー以外は注目しなくてもよいグラフィックボードとなりそうだ。
その後GTX 1660 SUPERがGTX 1660 Tiに取って代わった。完成品のゲーミングPCではGTX 1660 Ti搭載モデルはほとんど消滅した。代わりにGTX 1660 SUPER搭載モデルが採用されている。当初の考えとは異なるが、ユーザーからするとメリットが大きいだろう。より安価に高性能なグラフィックボードを手に入れられるからだ。
「GALLERIA XA7C-G60S」や「G-Tune TD-S」などGTX 1660 Tiを搭載して人気を博したゲーミングPCもGTX 1660 SUPER搭載モデルとして生まれ変わった。コストパフォーマンスも人気も変わらず高い評価を得ている。現在はパソコン工房など一部のショップで取り扱いがあるぐらいだ。GTX 1660 SUPERは期待以上のグラフィックボードだと結論付けてよいだろう。
GeForce GTX 1660 SUPERのベンチマーク一覧
各タイトルのゲームプレイ時におけるフレームレートを計測している。フレームレートが高くなればより安定したゲームプレイが可能だ。
*フレームレート(fps)は、1秒間に描写されるコマ数のことだ。一般的に60fps以上が出れば快適だと言われている。
Borderlands 3
Far Cry 5
Hitman 2
Metro Exodus
GeForce GTX 1660 SUPER搭載の中古ゲーミングPC一覧
中古市場なら多くのGeForce GTX 1660 SUPER搭載モデルを選択できる。中古は一点物のためこれだ!と思えるモデルがあればすぐに購入しよう。待っているとなくなってしまう。中古ゲーミングPCについての知識を深めたいなら「おすすめ中古ゲーミングPC特集」を読んでいただければと思う。中古ゲーミングPCの相場や正しい選び方を理解できる。
THIRDWAVE GALLERIA KTM(ドスパラ)
CPU:Ryzen 5 3500
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 500GB
電源:不明
コスパ:調査中
ドスパラの人気ゲーミングブランドGALLERIAの中古ゲーミングPCだ。旧世代のケースながら50,000円以下で購入できるのは評価できる。送料も無料でお買い得だ。CPUにはRyzen 5 3500を搭載している。6コア12スレッドとまずまずのスペックを持つ。GeForce GTX 1660 SUPERとのバランスも良好だ。メモリ16GB・SSD 500GBと定番を構成となっている。光学ドライブは非搭載だ。状態はCランクとなる。
THIRDWAVE GALLERIA KT(ドスパラ)
CPU:Core i7-9700F
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 250GB
電源:不明
コスパ:調査中
Core i7-9700F×GeForce GTX 1660 SUPER搭載のゲーミングPCだ。旧型のミドルタワーケースを採用している。2024年時点でも通用するゲーム性能を持つ。高解像度や高リフレッシュレートにこだわらないのであれば十分だろう。何よりも50,000円以下という価格設定がうれしい。メモリ16GB・SSD 250GBと構成は最小限にとどまる。
THIRDWAVE GALLERIA SK(ドスパラ)
CPU:Core i7-10700F
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 256GB
電源:不明
コスパ:調査中
CPUにIntel第10世代のCore i7-10700Fを搭載している。8コア16スレッドというスペックを持つ。GeForce GTX 1660 SUPERとのバランスもよく性能を引き出せる。8コア8スレッドのCore i7-9700よりもワンランク高いパフォーマンスを得られる。Apex Legendsやフォートナイトなどのゲームプレイを考えている方におすすめだ。光学ドライブが標準搭載となっている。映画鑑賞や音楽鑑賞にも最適だ。
ILeDXs-M0B5-AR73X-RJSXB(パソコン工房)
CPU:Ryzen 7 3700X
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB
電源:不明
コスパ:調査中
Ryzen 7 3700X×GeForce GTX 1660 SUPER搭載のゲーミングPCとなる。パソコン工房のミニタワーケース採用だ。Windows 10 DSP版からWindows 11 Homeへアップグレードされている。OSサポートも継続となるので安心して使用できる。メモリ16GB・SSD 512GBと平均以上の構成だ。光学ドライブが標準搭載となっているのもポイントだ。
HP 875-0090jp(HP)
CPU:Core i7-9700
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 500GB+HDD 2TB
電源:不明
コスパ:調査中
HPが販売するゲーミングPCだ。パソコン工房で中古を購入できる。今見ても見劣りしないケースデザインが圧巻だ。Core i7-9700×GeForce GTX 1660 SUPER搭載モデルとなる。メモリ16GBと容量も必要十分だ。SSD 500GBとHDD 2TBのデュアルストレージを採用している。ゲームや動画の保存も行いやすい。
GeForce GTX 1660 SUPER搭載のゲーミングPC一覧
GALLERIA RM5C-G60S(ドスパラ)
CPU:Core i5-14400F
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:6.8
Core i5-14400F×GeForce GTX 1660 SUPER搭載のゲーミングPCだ。ドスパラのゲーミングブランドであるGALLERIAは国内でもトップクラスの人気を誇る。オシャレなケースデザインも人気の秘密だ。コストパフォーマンスよりもブランドを重視したい方向けだ。リセールにもある程度期待できるのではないかと思う。ゲーミング性能は標準的でフルHD環境でのゲームプレイに最適だ。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も必要十分だと言える。電源ユニットには550W BRONZEを採用している。
Lightning AT5 Ryzen5 4500搭載モデル(ドスパラ)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:550W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.2
サードウェーブ(ドスパラ)の人気ビジネスPCだ。グラフィックボードにはGTX 1660 SUPERを採用している。GTX 1060 6GBよりも性能が高く従来のGTX 1070を超える性能を持つ。ゲームプレイにおいて性能差を体感することは難しいが、少し余裕が出るだろう。CPUにはRyzen 5 4500を搭載している。6コア12スレッドとマルチコア性能も高くゲーム配信などでも通用する。Ryzen 5 3500の後継モデルで高いパフォーマンスを発揮する。SSD 500GB NVMe対応と大容量なのも嬉しい。構成面も充実しているおすすめの一台だ。
NEXTGEAR JG-A5G1D (マウスコンピューター)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 512GB NVMe
電源:500W 80PLUS BRONZE
コスパ:8.7
Ryzen 5 4500×GTX 1660 SUPER搭載のエントリークラスのゲーミングPCだ。この価格帯でビジネスPCではなくゲーミングPCが誕生したのは驚きしかない。デザイン性が高くゲーミングPCらしさがある。+5,500円で赤色LED搭載のケースファンに変更でき、魅せる一台に仕上がる。グラフィックス性能はエントリークラスで設定次第で安定したゲームプレイが可能だ。高解像度でのゲームプレイには不向きだ。Ryzen 5 4500は6コア12スレッドと2023年時点では控えめなスペックだ。最低限のゲーミング性能を持つに留まる。GTX 1660 SUPERの性能を引き出すには十分だろう。送料無料・3年保証・24時間365日の電話サポート付きと大手BTOメーカーならではの安心感がある。
Magnate MT 第13世代Core搭載(ドスパラ)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.9
GTX 1660 SUPER搭載モデルがこの価格で手に入る。税込11万円台は素晴らしい。CPUにはコストパフォーマンスに優れたCore i5-13400Fを搭載している。10コア16スレッドと十分な性能を持つ。マルチコア性能が高くCore i5-12600Kに匹敵するほどだ。GTX 1660 SUPERとの組み合わせなら十分過ぎる。フルHD環境でのゲーム適性はそこそこで、ミドルクラスというよりもエントリークラスと考える方がしっくりと来る。メモリ16GB、SSD 500GB NVMe対応とこの価格を考えるとかなり充実してることがわかる。低価格帯のモデルを探している方は要チェックだ。
その他あなたにおすすめの記事はこちら!
- おすすめゲーミングPCランキング
- ゲーミングノートPCおすすめランキング
- 当サイト紹介ゲーミングPC一覧表
おすすめのゲーミングPCランキングを紹介している。コストパフォーマンスが高いモデルが人気だ。
イチオシのゲーミングノートPCを紹介している。外出先でもゲームを楽しみたいという方はぜひ参考にしてほしい。
当サイトでレビューをしている全てのゲーミングPCを表でまとめている。一覧で見れば、ゲーミングPCの構成や相場感を把握しやすいはずだ。
あなたにぴったりのゲーミングPCを探す
ゲームPC選び方 | セール情報 | 安いゲームPC |
ゲーム推奨 | BTOショップ比較 | グラボ比較表 |
ベンチマークテスト環境
CPU | Core i7-8700K |
---|---|
メモリ | 2x8GB G.Skill TridentZ RGB DDR4-3200 |
ストレージ | Samsung 970 Evo 1TB Samsung 860 Evo 4TB |
電源ユニット | EVGA SuperNova P2 1000W |
マザーボード | Gigabyte Z370 Aorus Gaming 7 |