rtx4070ti画像引用元:https://www.msi.com/ *イメージ

当記事では、GeForce RTX 4070 Tiのスペックレビュー&性能ベンチマークを検証している。GeForce RTX 4090・GeForce RTX 4080に次いでRTX 40シリーズにおける3番目のグラフィックボードが登場した。GeForce RTX 4070 Tiの価格は$799と、GeForce RTX 4090($1,599)やGeForce RTX 4080($1,199)よりもリーズナブルなモデルだと言える。GeForce RTX 4070 Tiの国内価格は108,800円だ。登場してから少し時間が経過して15,000円程度価格が引き下げられている。

確かに90番台や80番台のモデルと比べると安いものの数世代前の同じ70番台のモデルから見ると価格が跳ね上がっている。GeForce RTX 3070 Tiと比べると$200アップだ。もはや$500以下(100,000円以下)で購入できる70番台のグラフィックボードは消滅した。世代を重ねるごとに性能が引き上げられているが、同時に価格も高くなっている。GeForce RTX 4070 Tiについては、GeForce RTX 3090相当の性能を持ち旧世代の性能をなぞっている。DLSS3など新しい機能も気になるところだ。

搭載モデルは「GeForce RTX 4070 Ti搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。なお、上位モデルであるGeForce RTX 4070 Ti SUPERがリリースされている。CUDAコアの増量などでおよそ7%パフォーマンスが底上げされた。GeForce RTX 4070 Tiは在庫がなくなり次第販売終了となるようだ。当然搭載モデルも終売となるはずだ。

GeForce RTX 4070 Tiスペック

世代Ada Lovelace
プロセス5nm
CUDAコア7,680
ベースクロック2310 MHz
ブーストクロック2610 MHz
GPUメモリGDDR6X 12GB
TDP285W
MSRP$799
国内価格108,800円~ *2024/10時点
発売日2023/01/05
よくわかる!!GeForce RTX 4070 Tiの特徴まとめ

  • (+)RTX 4080 12GBのリネームモデル
  • (+)4K環境にも対応できる高い性能を持つ
  • (+)DLSS3でフレームレートが引き上げられる
  • (+)省電力性に長けている
  • (-)70番台のGPUとして見ると高価
  • (-)搭載モデルの価格は高め
  • (-)RTX 4080との性能差が大きい

GeForce RTX 4070 Tiの基本スペック

RTX 4070 TiRTX 4080RTX 3070 Ti
コードネームAda LovelaceAda LovelaceAmpere
GPUAD104AD103GA104
プロセス5 nm5 nm8 nm
トランジスタ数358億459億174億
ダイサイズ295.0 mm²379.0 mm²392.0 mm²
SMs607648
CUDAコア数768097286144
RTコア数60基76基48基
Tensorコア数240基304基192基
ベースクロック2310 MHz2205 MHz1575 MHz
ブーストクロック2610 MHz2505 MHz1770 MHz
GPUメモリGDDR6X 12GBGDDR6X 16GBGDDR6X 8GB
メモリクロック21.0 Gbps22.4 Gbps19.0 Gbps
メモリバス192 bit256 bit256 bit
メモリバス帯域幅504.2 GB/s716.8 GB/s608.3 GB/s
FP32 Compute40.09 TFLOPS48.74 TFLOPS21.75 TFLOPS
TDP285W320W290 W
補助電源1x 16-pin1x 16-pin1x 12-pin
バスインターフェイスPCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16PCIe 4.0 x16
価格$799$1199$599
国内価格115,800円~169,800円~58,800円~
発売日2023/01/052022/11/162021/06/10

GeForce RTX 4070 Tiは、Ada Lovelace世代のグラフィックボードだ。GPUは、RTX 4080で採用されているAD103よりも一回り小さいAD104となる。GeForce RTX 4070 Tiは、GeForce RTX 4080 12GBとして発売される予定だったモデルだが、結果的にGeForce RTX 4070 Tiとしてリリースされた。スペックを見るとRTX 4080 16GBとの差が大きく下位モデルとしてリリースする方がよいだろうという判断は納得できる。

GeForce RTX 4070 Tiは、GeForce RTX 4080と比べてトランジスタ数は22%少なく、ダイサイズも22%小さい。SM数は21%少なく60基となる。CUDAコア数も21%少なく7680だ。RTコア及びTensorコアはSM数に依存する形でRTX 4080よりも控え目となっている。ベースクロックはRTX 4070 Tiの方が4%高く、ブーストクロックもRTX 4070 Tiの方が4%高い。GPUメモリ容量はRTX 4080よりも25%少なく12GBとなる。メモリクロックも6%遅く、メモリバスも25%小さい。

メモリバス帯域幅も29%程度狭く504.2 GB/sとなる。メモリバス帯域幅はゲームプレイにおいて重要な役割を果たすためどのぐらいの影響があるのかは注視したい。FP32 Computeも18%低い。TDPは11%抑えられていて285Wだ。285Wでも補助電源が上位モデルと同じ1×16-pinとなる。バスインターフェースは共通だ。価格差は$400と大きい。国内の販売価格を見ると54,000円の差がある。MSRPの差を考えると妥当と言える。

RTX 3070 TiなどAmpere世代の8nmプロセスから5nmプロセスへと微細化されている。トランジスタ数が2.6倍で358億となった一方で、ダイサイズは25%程度小さくなった。プロセスの微細化によるメリットが大きい。SM数はRTX 4070 Tiの方が25%多く60だ。CUDAコア数・RTコア数・Tensorコア数もそれぞれ25%多くなっている。

ベースクロックはGeForce RTX 4070 Tiの方が46%高く、ブーストクロックもGeForce RTX 4070 Tiの方が47%高い。GPUメモリ容量も50%多く12GBとなった。メモリクロックはGeForce RTX 4070 Tiの方が10%速いが、メモリバスは256 bitから192 bitへとダウングレードされている。メモリバス帯域幅も17%狭い。FP32 ComputeはGeForce RTX 4070 Tiの方が89%数値が高い。TDPは5W低くなっているのは興味深い。補助電源は1×12-pinから1×16-pinとなった。RTX 4070 Tiの消費電力を考えると12-pinでもよさそうだが、ここは上位モデルに合わせた形だろう。価格は$200アップだ。国内販売価格では57,000円の差がある。性能差を考えれば納得できる。

Geforce RTX 4070 Tiの最新評価【2024年】

rtx4070tigamescorenew
GeForce RTX 4070 Ti SUPERの登場で、GeForce RTX 4070 Tiは販売終了となるようだ。GeForce RTX 4070 Tiのゲーム性能スコアは38,219で、GeForce RTX 4070 Ti SUPERとの性能差は8%弱だ。後継モデルが登場したとは言えGeForce RTX 4070 Tiの性能の高さは変わらない。70番台として高いパフォーマンスを発揮する。高解像度でのゲームプレイもお手の物だ。Radeon RX 7900 GREよりも6%高く、Radeon RX 7900 XTよりも9%低い。

GeForce RTX 4070 Tiの単体価格は108,800円~、GeForce RTX 4070 Ti SUPERが124,300円~とそこまで価格差があるわけではない。今購入するのであればGeForce RTX 4070 Ti SUPERも候補に入れてもよいように思う。Radeon RX 7900 XTが115,800円~、競合のRadeon RX 7900 GREが99,980円~だ。絶妙な価格設定と言える。レイトレーシング・DLSSといった機能を重視しないならRadeon RX 7000シリーズもおすすめだ。モンスターハンターライズやパルワールドをプレイするならGeForce RTX 4070 Ti以上のモデルを選択しよう。モンスターハンターライズではDLSS 3.0がある方がよい。

GeForce RTX 4070 Tiの特徴&強み【2023年時点】

RTX 4080 12GBのリネームモデル

GeForce RTX 4070 Tiは、本来RTX 4080 16GB(現RTX 4080)の派生モデル「RTX 4080 12GB」としてリリースされる予定だったモデルだ。ところが、RTX 4080 16GBとはスペック・性能差が大きすぎて同じRTX 4080 12GBではおかしいのではないかとメディアなどから指摘されたことでRTX 4080 12GBの発売は見送られた。2022年11月にはRTX 4080 16GBのみ発売されている。すでにスペックを見てきたとおりGPUメモリ容量の違いだけではないことがわかるだろう。

そして、CES 2023でこのRTX 4070 Tiの発売が確定した。残念ながら今回のCESでの発表に目新しいことはなかった。元々RTX 4080 12GBについてはリネームで再販が行われるのではないかと予想されていたためRTX 4070 Tiの発売自体不思議ではない。異例中の異例と言えるだろう。今回RTX 4080 12GBのスペックそのままにRTX 4070 Tiへとリネームされ発売された形だ。価格が$100安くなったのはゲーマーからするとプラスになる。これはRadeon RX 7900 XTのコスパが高かったことが要因だ。

4K環境にも対応できる高い処理性能を誇る

RTX 409056,731
RX 7900 XTX45,273
RTX 408044,812
RX 7900 XT42,131
RTX 3090 Ti39,024
RTX 4070 Ti38,219
RTX 309037,896
RX 6950 XT37,226
RTX 3080 Ti36,380
RTX 3080 12GB36,037
RX 6900 XT34,955
RTX 3080 10GB34,282
RX 6800 XT32,220
RTX 3070 Ti29,957
RTX 2080 Ti26,552

RTX 4070 Tiは、グラフィックス処理性能の高いグラフィックボードだ。35,000というスコアが4K環境への適性を測る一つの指標となる。RTX 4070 TiのメインターゲットはWQHDでのゲームプレイだが4Kにも対応できるポテンシャルがある。70番台のモデルとは言ってもRTX 3090 Tiに匹敵するパフォーマンスを持っている。

上位モデルのRTX 4080との性能差は15%程度となる。従来モデルのRTX 3070 Tiと比べて28%程度パフォーマンスが高い。Radeon RX 7900 XTよりも9%程度劣るが、レイトレーシング・DLSSといった機能では優位性がある。元々RTX 4080の派生モデルとしてリリースされる予定だっただけあってポテンシャルは高い。

RTX 3070 Tiよりも消費電力が低い

rtx4070tiwatt
RTX 4070 Tiは、非常に省電力性に優れたグラフィックボードとなっている。上記テーブルの通り、従来モデルのRTX 3070 Tiと比べて消費電力が6%も抑えられている。30%近くも性能が高いことを考えるといかに省電力が高いのかがわかるだろう。推奨電源は750W以上となる。

上位モデルのRTX 4080よりも11%も消費電力が低い。公式スペックのTDPが285Wなので、余力があると言える。消費電力が低く上に、グラフィックボード自体の温度も低く静かであることもメリットだ。RTX 4070 Tiでも補助電源が16-pinであることは驚きだ。消費電力が低く2×8-pinでも対応できそうなものだが、RTX 40シリーズでは16-pinで統一したいということなのかもしれない。

GeForce RTX 4070 Tiのフレームレート一覧

Far Cry 6

farcry6

RX 7900 XT173.5
106.9
RTX 4080159.4
110.3
RTX 4070 Ti155.3
90.4
RX 6950 XT151.1
95.5
RTX 3090 Ti141.5
91.8
RTX 3090133.6
84.2
RTX 3080 Ti132.1
83.0
RTX 3070 Ti112.4
66.2
WQHD4K
Far Cry 6では、RTX 3090 Tiと同等のフレームレートを叩き出した。4K環境では1%低くいものの、WQHD環境では9%高いフレームレートとなった。従来モデルのRTX 3070 Tiと比べてWQHDで39%高く、4Kでも36%高い。一世代での伸びとしては十分評価に値する。上位モデルであるRTX 4080との性能差は2%-18%となっている。

Horizon Zero Dawn

horizon zero dawn

RX 7900 XT191.1
97.9
RTX 4080189.3
113.6
RTX 3090 Ti178.9
104.2
RTX 4070 Ti170.7
89.0
RTX 3090165.6
99.0
RX 6950 XT163.8
94.5
RTX 3080 Ti155.4
93.6
RTX 3070 Ti127.5
69.3
WQHD4K
Horizon Zero DawnではRTX 3070 Tiと比べてWQHDで34%高く、4Kでも28%も高くなっている。4K環境ではRTX 3080 Tiにも及ばないのは少し残念だが、70番台のモデルとしては健闘しているのではないだろうか。WQHD環境ではRTX 3090よりも3%程度フレームレートが高い。上位モデルであるRTX 4080との性能差は11%-28%と大きい。やはりこれだけ性能差があれば同じ型番ではなく別の型番でリリースしたのは正解だ。

Watch Dogs: Legion

watchdogslegion

RX 7900 XT149.8
83.4
RTX 4080140.5
88.0
RX 6950 XT122.4
69.5
RTX 4070 Ti119.1
71.2
RTX 3090 Ti109.4
72.3
RTX 3090103.6
64.8
RTX 3080 Ti102.1
62.0
RTX 3070 Ti79.0
41.5
WQHD4K
Watch Dogs: LegionではRTX 3090と比べてWQHDで15%高く、4Kでも10%フレームレートが高い。WQHD環境ではRTX 3090 Tiも上回っている。旧世代のRTX 3070 Tiと比べてWQHDでは50%高く、4Kでも15%高い。これだけ性能が伸びていればRTX 3070 Tiからの買い替えでも性能差を体感できる。上位モデルであるRTX 4080との性能差は19%-23%とやや大きい。

GeForce RTX 4070 Tiのレイトレーシング性能

レイトレーシング有効化時のパフォーマンスを見ていく。同時にDLSSを有効化した時にどのぐらいフレームレートが高くなるのかについてもまとめているので是非参考にして欲しい。

Control

control

RTX 4070 Ti DLSS2135.7
67.4
RTX 408094.0
45.4
RTX 3090 Ti80.6
40.9
RTX 4070 Ti72.0
35.3
RTX 309071.5
36.8
RTX 3080 Ti70.7
36.2
RX 7900 XT63.8
29.6
RX 6950 XT53.1
25.5
RTX 3070 Ti48.3
24.7
WQHD4K
RTX 4070 Tiはレイトレーシング性能の高いグラフィックボードだ。従来モデルのRTX 3070 Tiと比べてWQHD環境で49%高く、4Kでも43%高い。WQHDでは72.0fpsと高いフレームレートを実現している。RTX 3090と同等以上のレイトレーシング性能があると考えてよいだろう。Radeon RX 7900 XTとの差は13%-19%とやや大きい。レイトレーシング性能についてはRTX 4070 Tiに軍配が上がる。DLSS2を活用すれば90%前後フレームレートが向上する。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk2077top

RTX 4070 Ti DLSS3130.5
66.1
RTX 4070 Ti DLSS287.3
45.2
RTX 408063.4
29.8
RTX 4070 Ti51.6
23.9
RTX 3090 Ti49.1
24.9
RTX 309045.2
21.6
RTX 3080 Ti42.7
21.2
RX 7900 XT35.9
8.0
RTX 3070 Ti30.4
7.3
WQHD4K
Cyberpunk 2077ではRTX 40シリーズでのみ使用できるDLSS3をサポートしている。従来のアップスケールだけではなく、フレーム生成ができより高いフレームレートを実現できる。RTX 4070 Tiの場合従来のDLSS2と比べて最大50%もフレームレートが高くなっていることがわかる。DLSS3を有効化すればWQHD/144Hzモニターを活かせる。純粋なレイトレーシング性能でもRTX 3090 Tiと同等のパフォーマンスを期待できる。

Spider-Man: Miles Morales

Marvel’s Spider-Man Miles Morales

RTX 4070 Ti DLSS3157.8
87.2
RTX 4070 Ti DLSS2111.4
65.0
RTX 408095.3
58.5
RTX 3090 Ti80.6
48.4
RTX 4070 Ti80.5
47.4
RX 7900 XT72.7
40.9
RTX 3080 Ti71.4
37.2
RTX 3070 Ti45.9
21.8
WQHD4K
Spider-Man: Miles MoralesもDLSS3に対応しているタイトルの一つだ。DLSS3を利用すれば、DLSS2と比べて35%-40%程度フレームレートが高くなる。4K環境でも87.2fpsと高いフレームレートを維持できる。純粋なレイトレーシング性能も高く、RTX 3090 Tiと同等でRTX 3070 Tiと比べて75%-120%もフレームレートが高い。RTX 4070 Tiの性能があればある程度レイトレーシングも余裕を持って体験できる。

GeForce RTX 4070 Ti搭載おすすめゲーミングPC

RTX 4070 Tiリリース直後はドスパラ・パソコン工房・TSUKUMOなどを筆頭に多くのBTOメーカーで取り扱いが開始された。ハイクラスモデルということもあって価格は高めだ。RTX 3070 Ti搭載モデルが税込25万円前後で販売されていることを考えると5万円から8万円高いということになる。性能的にはGeForce RTX 3090相当で現在でも割高ということではないが、70番台のグラフィックボードとしてはやはり高い。20万円台後半までは下がってほしいところだ。その後後発のRTX 4070 Ti SUPERが登場したことでラインナップは消滅した。

GALLERIA XA7C-R47T(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R37T価格:296,980円+送料3,300円
CPU:Core i7-14700F
GPU:GeForce RTX 4070 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:750W 80PLUS GOLD
コスパ:8.3

公式サイト詳細

ガレリアブランドからもRTX 4070 Ti搭載モデルがリリースされている。登場時から3.5万円安くなって購入しやすくなった。ある程度グラフィックボード価格は落ち着いて来ていると考えてよいだろう。CPUにはIntel第13世代の無印モデルであるCore i7-13700Fだ。16コア24スレッドと高いスペックを誇り従来モデルのCore i9-12900Kを上回るパフォーマンスを発揮する。RTX 4070 Tiとのバランスもまずまずだ。メモリ16GB、SSD 1TBという構成となる。メモリ規格がDDR4なのは、GALLERIA Xシリーズだからだろう。シリーズで統一されている形だ。電源ユニットは750W GOLDを採用している。

LEVEL-M7P5-R57X-UL5X(パソコン工房)

LEVEL-M価格:229,700円+送料2,200円
CPU:Ryzen 7 5700X
GPU:GeForce RTX 4070 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:700W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

Ryzen 7 5700X×GeForce RTX 4070 Ti搭載のハイクラスの一台だ。CPUに安価なRyzen 7 5700Xを搭載することで価格を抑えている。GeForce RTX 4070 Tiとのバランスがよいとは言えないが、グラフィックボードの性能が高いことはプラスだ。特に高解像度などグラフィック負荷の高い用途においてはCPUの果たす役割が小さくなる傾向にある。60番台のグラフィックボード搭載モデルと比べても高いパフォーマンスが期待できる。予算を抑えつつハイクラスのゲーミングPCが購入できるのは魅力的だろう。メモリDDR4-3200 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も平均以上だ。電源ユニットは700W BRONZEを採用している。

LEVEL-R779-LC149KF-UL1X(パソコン工房)

LEVEL-R969-LC129K-WAXsyoumen価格:354,800円+送料2,200円
CPU:Core i9-14900KF(水冷)
GPU:GeForce RTX 4070 Ti
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:800W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中

パソコン工房のミドルタワーだ。CPUにはIntel第14世代の倍率ロックモデルであるCore i9-14900KFを搭載している。24コア32スレッドと驚異的なスペックを誇る。水冷CPUクーラー搭載で熱にも強いモデルと言える。GeForce RTX 4070 Tiとのバランスを考えるとこの辺りを基準にしてもよいだろう。メモリDDR5-4800 16GB、SSD 1TB NVMeと構成も十分だろう。電源ユニットも800W GOLDとワンランク上のものが選択されている。

G-GEAR GA9J-M231/ZB(TSUKUMO)

G-GEAR GA7A-B180T価格:358,250円(税込)
CPU:Core i9-13900K
GPU:GeForce RTX 4070 Ti
メモリ:DDR5-4800 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:1000W 80PLUS GOLD
コスパ:調査中

Core i9-13900K×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。TSUKUMOのG-GEARはBTOメーカーの中では目立たない存在だが、安定しているように思える。Core i9-13900Kは、24コア32スレッドと驚異的なスペックを誇り現行最強のモデルだ。RTX 4070 Tiとのバランスも良好だと言える。メモリ32GB、SSD 1TBと構成も充実している。電源ユニットは1000W GOLDを採用していて万全だ。将来的にパーツの換装にも対応しやすい。

GALLERIA ZA7C-R47T(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R37T価格:359,980円(税込)
CPU:Core i7-14700KF
GPU:GeForce RTX 4070 Ti
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:6.2

Core i7-14700KF×RTX 4070 Ti搭載のミドルハイクラスの一台だ。ガレリアブランドの上位シリーズということになる。CPUにはオーバークロック対応のCore i7-14700KFを搭載している。性能の高いRTX 4070 Tiとのバランスは良好だ。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も充実している。チップセットはZ790が採用されている。ここはZシリーズらしさがある。電源ユニットは850W GOLDを採用している。

FRGAG-B760/WS1/NTK(フロンティア)

FRGAGB550WS1価格:249,800円(税込)
CPU:Core i7-13700F
GPU:GeForce RTX 4070 Ti
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:850W 80PLUS GOLD
コスパ:10.0

2022年11月18日にリニューアルされた新しいミドルタワーケースを採用している。落ち着いたデザインで評価が高い。最新のCore i7-13700Fを搭載したゲーミングPCだ。16コア24スレッドと従来モデルのCore i9-12900Kと同等のスペックを持ち高いパフォーマンスを発揮する。性能ではCore i9-12900Kを上回る。グラフィックスにはAda Lovelace世代のハイエンドモデルのRTX 4070 Tiを搭載している。RTX 3090よりも性能が高く4K環境でのゲームプレイに最適だ。RTX 4070 Ti搭載モデルの中では価格が抑えられていておすすめ度が高い。26万円台は相場よりも10%以上安価だ。メモリ32GB、SSD 1TBと構成も抜群だ。注意点としてメモリはDDR5ではなくDDR4が選択されていることは押さえておこう。性能的に少しだけ不利になるが、価格を抑えられるというメリットを考えると悪くない。ほとんど弱点のないモデルだ。

GeForce RTX 4070 Ti搭載のゲーミングPC一覧

製品名価格CPUGPUメモリSSDHDD
GALLERIA XA7C-R47T283,980i7-14700FRTX4070Ti16GB500GB×
GALLERIA XA7R-R47T 7700搭載299,9797 7700RTX4070Ti16GB1TB×
GALLERIA XA7R-R47T 7800X3D搭載344,9807 7800X3DRTX4070Ti16GB1TB×
GALLERIA XA9R-R47T 7900搭載329,9809 7900RTX4070Ti16GB1TB×
GALLERIA UA9C-R47T459,980i9-13900KFRTX4070Ti16GB1TB2TB
raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載299,979i7-13700FRTX4070Ti16GB1TB×
NEXTGEAR JG-A7G7T 7800X3D搭載294,8007 7800X3DRTX4070Ti16GB1TB×
LEVEL-M77M-137F-ULX256,800i7-13700FRTX4070Ti16GB500GB×
LEVEL-M77M-139-ULX319,800i9-13900RTX4070Ti16GB1TB×
LEVEL-R779-LC137KF-UL2X314,800i7-13700KFRTX4070Ti32GB1TB×
LEVEL-R779-LC139-ULX366,800i9-13900RTX4070Ti32GB1TB×
FRGAG-B760M/WS1109/NTK259,800i7-13700FRTX4070Ti32GB512GBSSD 1TB

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