当記事では、フロンティアのGAシリーズ「FRGAG-B760/WS1/NTK」のレビューをしている。Core i7-13700F×RTX 4070 Ti搭載のハイエンドクラスのゲーミングPCだ。RTX 4070 Ti搭載モデルで27万円台は破格だ。相場から見れば15%-20%程度安い。
さすがフロンティアの期間限定セールの対象モデルといえるだろう。CPUにIntel第13世代のハイパフォーマンスモデルであるCore i7-13700Fを搭載している。RTX 4070 Tiとのバランスもまずまずだと言える。高解像度でのゲームプレイを考えている方は必見だ。
当ページの目次
FRGAG-B760/WS1/NTKのスペック
ブランド名 | FRONTIER GAシリーズ |
---|---|
製品名 | FRGAG-B760/WS1/NTK |
価格 | 272,800円(税込) |
CPU | Core i7-13700F |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
SSD | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
マザーボード | チップセットB760 |
おすすめ度 | Sランク |
評価 | ・コスパ 10.0 ・構成 8.0 ・品質/サポート 10.0 |
各タイトルの対応表
FF15 | Apex Legends | FORTNITE |
---|---|---|
![]() ・4K ・WQHD | ![]() ・240fps ・144fps | ![]() ・240fps ・144fps |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
FRGAG-B760/WS1/NTKはCore i7-13700FとRTX 4070 Tiを搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。CPU性能、GPU性能ともに高く、既存のゲームを高負荷な環境でも快適にプレイできる。この性能になるとフルHDではなく、WQHD以上の環境が前提だ。フルHDでは360Hz、4K解像度が基準だ。Apex LegendsやFF15程度なら何の問題もなくプレイできる。
FRGAG-B760/WS1/NTKのゲーミング性能
Core i7-13700F(CPU)
Core i9-13900K | |
Core i9-13900 | |
Core i7-13700K | |
Ryzen 9 7900X | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900K | |
Ryzen 9 7900 | |
Core i5-13600K | |
Core i7-12700K | |
Core i7-12700 | |
Ryzen 7 7700X | |
Ryzen 7 7700 | |
Core i5-12600K | |
Core i5-13400 | |
Ryzen 7 5800X | |
Core i5-12400 | |
Core i7-11700 |
FRGAG-B760/WS1/NTKで採用されているCPUは、Intel第13世代のCore i7-13700Fだ。CPU内蔵グラフィックスとなっているが、グラフィックボードが搭載されているので大きな問題はない。従来モデルのCore i7-12700と比べてEコアが倍増となり、16コア24スレッドと高スペックだ。フラグシップモデルであるCore i9-12900Kよりも4%-5%程度性能が高い。Ryzen 9 7900Xに近い性能を持っているのは驚きだ。ゲーム実況・動画編集・動画エンコード・画像編集などのクリエイター作業にもおすすめできる。ゲーミング性能も高く現行トップクラスだ。RTX 4070 Tiとのバランスはまずまずだ。特に高解像度でのゲームプレイにこだわるならおすすめできる。CPU負荷よりもGPU負荷が高くなるためCPU性能の影響を受けづらいからだ。
GeForce RTX 4070 Ti(GPU)
RTX 4090 | |
RX 7900 XTX | |
RTX 4080 | |
RX 7900 XT | |
RTX 3090 Ti | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3090 | |
RX 6950 XT | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 3080 12GB | |
RX 6900 XT | |
RTX 3080 10GB | |
RX 6800 XT | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 2080 Ti |
当該モデルではグラフィックスにAda Lovelace世代の上位モデルであるRTX 4070 Tiを搭載している。この世代ではRTX 4090・RTX 4080に次いで高いグラフィックス処理性能を持つ。70番台ながら性能は高く従来モデルのRTX 3090よりも高いパフォーマンスを発揮する。RTX 3070 Tiと比べると28%程度処理性能が向上している。性能的には4K環境でのゲームプレイにも対応可能だ。競合モデルであるRadeon RX 7900 XTよりも8%程度性能が低いが、レイトレーシング性能は高い。非常にバランスの取れたモデルだと考えてよい。
FRGAG-B760/WS1/NTKの特徴まとめ
Core i7選択で価格を抑えたRTX 4070 Ti搭載モデル
FRGAG-B760/WS1/NTKは、RTX 4070 Ti搭載モデルとしては抑えられた価格を実現しているのが特徴の一台だ。CPUにハイエンドのCore i9シリーズではなくCore i7-13700Fを採用しているのがポイントとなる。登場時ほどのインパクトはないものの、今でもRTX 4070 Ti搭載最安値クラスで注目を集めている。非常に高いコストパフォーマンスを持ち、価格帯最強のゲーミングPCである。
ただし、Core i7-13700Fの性能ではRTX 4070 Tiの性能を支えきれていない。この点は弱点と言えるかもしれない。それでも、メモリ32GB標準搭載であることを考えれば、この価格を実現できるのはフロンティアのセールモデルくらいなものだろう。また、バランスが取れていないとは言え、Core i9-12900Kと同等程度のポテンシャルを持つCore i7-13700Fである。
例えば、バランスを取るために上位のCPUを選択すると価格を抑えるために下位モデルのグラフィックボードを選択することになる。そうなれば当然ゲーム性能は落ちてしまう。ここまで突き抜けたGPU性能があればCPUとのバランスが悪くても十分過ぎるパフォーマンスを発揮できる。ゲームを中心にプレイするのであれば圧倒的と言える対応力があるり、既存のゲームであれば何でも快適にプレイできる。
価格を抑えるために性能を少し犠牲にするのはハイエンドクラスとしてはどうかという声もあるだろう。しかしながら、35万円前後が当たり前のRTX 4070 Ti搭載モデルを27万円台にまで抑えられるなら十分にメリットがある。予算が30万円以下であるなら選びたいモデルである。
幅広くゲームをプレイするユーザーにおすすめ
FRGAG-B760/WS1/NTKはハイエンドクラスの中でも選びやすいモデルだ。CPU性能は多少犠牲にしていも、現行モデルの中でも上から数えた方が早いほど突出した性能がある。フルHDでのゲームプレイなら360Hzの環境に対応できる。WQHDなら240Hz、4Kなら144Hzに対応可能だ。対人要素の強いゲームではフルHDの360Hzで快適な環境を構築できる。
PvEでのアクション要素の強いゲームならWQHDの240Hzで画質と快適性を両立できる。RPGなどのように、激しい視点移動がなければ4K解像度で高画質で快適にゲームプレイが可能だ。どんなジャンル、環境にも対応できる力が現行のハイエンドクラスの魅力である。
一方で、ゲームプレイの環境が整っていなければオーバースペックになる。使用するモニターのリフレッシュレートが240Hzやそれより低いとあまり魅力的とは言えない。また、WQHD以上の解像度に対応した60Hzモニターでは性能が無駄になりやすい。FPSやTPSのような対人要素がメインのゲームであればフレームレートを稼ぎやすく腐らない強みではある。
こういった性質からも、幅広くゲームをプレイするユーザーには適していることが分かる。最新のゲームもチェックしているなら、スペックを気にせず遊べるのは大きい。ジャンルやタイトルを限定せず、様々なゲームをプレイするならRTX 4070 Tiは無駄になりにくいのでおすすめだ。
似ているモデルと比較
ブランド | FRONTIER | raytrek |
---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() |
製品名 | FRGAG-B760/WS1/NTK | raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載 |
ケース | ミドル | ミドル |
価格 | 272,800円(税込) | 289,980円(税込) |
CPU | Core i7-13700F | Core i7-13700F |
GPU | RTX 4070 Ti | RTX 4070 Ti |
メモリ | DDR4-3200 32GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 1TB | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 850W GOLD | 750W GOLD |
マザボ | B760 | H770 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
GAシリーズケース詳細
正面
右側面
左側面
I/Oパネル
管理人による総評(FRGAG-B760/WS1/NTK)

FRGAG-B760/WS1/NTKは、RTX 4070 Ti搭載モデルで税込272,800円という価格設定で高いコスパを誇る一台だ。フロンティアの期間限定セールの対象モデルでずば抜けたモデルだと言える。CPUにはIntel第13世代のCore i7-13700Fを組み合わせている。RTX 4070 Tiの性能を引き出すには最低限の基準をクリアしている。メモリ32GB、SSD 1TBと構成は抜群だ。価格が抑えられているのでDDR4メモリでもマイナスになることはない。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
272,800円(税込) | Core i7-13700F | RTX4070Ti |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 32GB | 1TB | 非搭載 |
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