ASUS TUF Gaming FX505DT当ページでは、Ryzen 5 3550Hの性能レビュー及びおすすめゲーミングノートPCの紹介をしている。モバイル向けのRyzenシリーズも人気が出始めてきた。

デスクトップ向けのモデルと比べるとまだまだ存在感は薄いが、第三世代Ryzenも控えていて注目度は高い。コスパの高いゲーミングノートPCを探している方は必見だ。

ノート向けCPUはデスクトップ向けモデルと世代が異なる

Ryzen 5 3550Hの型番は3000シリーズを表しているが、第二世代であることに注意して欲しい。デスクトップ向けのRyzen 5 3600Xは、第三世代Ryzenとなっている。アーキテクチャ的には一つ前のものを採用しているためデスクトップ向けと同程度のパフォーマンスを求めるのは酷だ。

Ryzen 5 3550Hの概要

基本スペック

 5 3550H7 3750H5 2600H
メーカーAMDAMDAMD
アーキテクチャZen +Zen +Zen
プロセス12nm12nm14nm
CPUコア数444
スレッド数888
定格クロック2.1 GHz2.3 GHz3.2 GHz
最大クロック3.7 GHz4.0 GHz3.6 GHz
L3キャッシュ4MB4MB4MB
GPURX Vega 8 GraphicsRX Vega 10 GraphicsRX Vega 8 Graphics
GPUコア8108
GPU周波数1200 MHz1400 MHz1100 MHz
TDP35W35W45W
発売日Q1 2019Q1 2019Q4 2018
Ryzen 5 3550Hのスペックについて詳しく見ていく。比較対象としたのは上位のRyzen 7 3750Hと前世代のRyzen 5 2600Hとなる。前世代のRyzen 5 2600Hと比べるとアーキテクチャはZenからZen +に進化した。プロセスも14nm→12nmへと縮小化され技術的に一歩先を行っていると言える。コア数及びスレッド数は4コア8スレッドと違いはない。

注目すべきは定格クロックは3.2 GHzから2.1 GHzへと33%引き下げられていることだ。一方で、最大クロックは0.1 GHz引き上げられた。アーキテクチャの進化でIPCも向上しパフォーマンスは向上。クロック周波数を引き下げたことも合わさって消費電力は45W→35Wへと省電力が進む。なお、CPU内蔵グラフィックスについては同じRX Vega 8 Graphicsを搭載しているが、周波数を引き上げたため性能はわずかに高い。

上位のRyzen 7 3750Hと比較すると実はそれほど大きな違いがないことがわかる。コア数及びスレッド数は同じだ。Intelの上位モデルが6コア12スレッドであることを考えると劣っている。定格及び最大クロックが10%高くなっているぐらいでその差は大きくない。内蔵グラフィックスについては強化されているが、グラフィックボード搭載モデルを選択することが多いためメリットは大きくない。

総合性能

Ryzen 5 3550H-seinou

Ryzen 5 3550Hの性能はゲーミング用途で考えると及第点だ。Intel Core i5-9300Hよりも15%劣っているのはやや厳しいか。一番の注目はRyzen 7 3750Hとの差が7%とそれほど大きくない。ゲームプレイではやはりIntel製CPUの性能の高さがわかるだろう。最適化の問題もあるかもしれないが、デスクトップ向けCPUと比べて苦戦していることは確かだ。

AMD Ryzen 5 3550Hの特徴まとめ

ゲーミングノート搭載で考えるとボーダーラインの性能

Ryzen 5 3550Hは、ゲーミングノートPC搭載のCPUとして考えるとボーダーラインとなっている。決して低くはないが、極端に高いわけではない。第二世代Ryzenは、デスクトップ向けのRyzenとアーキテクチャが違うこともあって性能は大きく伸びていない。競合となるIntel Core i5-9300Hと比較するとやや性能面で不安が残る。

現行のゲーミング向けのハイクラスモデルの中では最下位となっている。将来性などを考えるとIntel製CPUを選択する方が無難かもしれない。ただし、消費電力が低く押さえられているなどメリットがないわけではない。

Ryzen 7 3750Hとの性能差が近くコスパが高い

Ryzen 7 3750Hとの性能差が数%であることはすでに述べた。クロック周波数では10%程度の差があるものの十分活かせていない。これ以上ゲーミングパフォーマンスを伸ばすためには、クロック周波数を伸ばすよりもコアやスレッド数を増やす方が手っ取り早いのだろう。

性能差と価格を考えるとRyzen 5 3550Hのコスパの高さが光る。Ryzen 7 3750Hを選択するのであれば、搭載モデルで20,000円安く購入できるRyzen 5 3550Hを選択した方が満足度が高いかもしれない。いずれにしても搭載モデル自体数が少ないため慎重に検討して欲しい。

モバイル向け第三世代Ryzenシリーズを控え買い時は過ぎた

CES 2020でモバイル向けの第三世代Ryzenシリーズの発売が発表された。急いでいないのであれば第三世代Ryzenのリリースを待った方が良いかもしれない。アーキテクチャも変わりパフォーマンスの向上が見込めるからだ。

コア数も最上位モデルで8コア/16スレッドとなる。Ryzen 5 3550Hの後継モデルである「Ryzen 5 4600H」でも6コア12スレッドとマルチスレッド性能の高さに期待が持てるからだ。当然ゲーミング性能も高くなるだろう。

もっともそれだけ高い性能を持つCPUであってもゲーミングノートPC全体でのパフォーマンスを見る必要がある。発熱などの対策ができないと、性能を十分に引き出せない可能性もあるからだ。

ベンチマーク(レンダリングやエンコード etc.)

Cinebench R20

cinebenchr15Ryzen 7 3750H-cinebenchr20

CPUのパフォーマンスが計れるベンチマークソフトだ。Ryzen 5 3550Hは、ハイパフォーマンスのノート向けCPUの中では最下位となっている。当然前世代のRyzen 5 2600Hよりもパフォーマンスは向上。省電力モデルであるCore i7-10710Uよりも低くなっているのはコア数/スレッド数によるものも大きい。Core i5-9300Hと比較して13%劣る。ゲーミング用途で基準と考えると良いかもしれない。

Handbrake

handbrakeHandbrake-ryzen53550h

動画のエンコードではCore i5-9300Hといい勝負をしている。Ryzen 7 3750Hとの差は6-7%だ。Handbrakeでも物理的コアが多いほうが有利に働くことは間違いないが、省電力モデルはやや不利になる。負荷が上がる場面では十分に性能を発揮できないということだろう。

Radeon RX Vega 8

AMD Ryzen 5 3550H-graphics

CPU内蔵グラフィックスについて最後に見ておこう。当該モデルに搭載されているRadeon Vega 8は、Intel UHDと比べて33%高くなっている。ただし、第十世代Ice Lakeに搭載されているIntel Iris Plusには及ばない。もっとも外部グラフィックボードであるMX 250と比べると雲泥の差だ。それがGTX 1050 Tiなどになると顕著になる。あくまでも補助的な位置づけであることに変わりはない。

Ryzen 5 3550H搭載おすすめゲーミングノートPC

ASUS TUF Gaming FX505DT(ASUS)

ASUS TUF Gaming FX505DT価格:82,800円
CPU:Ryzen 5 3550H
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4 8GB
SSD:512GB
HDD:非搭載
公式

Ryzen 5 3550H搭載の最安値クラスのゲーミングノートPCだ。グラフィックボードにはエントリークラスのGTX 1650を採用している。メモリ8GB、SSD 512GBと十分な構成を持っている。価格を抑えたいユーザーは必見だ。キーボードの「WASD」のカラーを変えているためFPS初心者の方にもおすすめしたい。

Pavilion Gaming 15 スタンダードプラスモデル(HP)

Pavilion Gaming 15価格:114,800円 90,900円
CPU:Ryzen 5 3550H
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4 8GB
SSD:128GB
HDD:1TB
公式

現在23,900円オフで購入することができる。Ryzen 5 3550Hを搭載した高コスパモデルだ。グラフィックボードにはGTX 1650を採用。FULL HD環境でのゲームプレイに対応できるタイトルによっては設定調整が必要であることは理解しておく必要がある。メモリ8GBと控え目だが、ライトユーザーなら問題ないだろう。SSD 128GB×HDD 1TBのダブルストレージ採用で使い勝手が良い。

IdeaPad S540(Lenovo)

IdeaPad S540価格:86,486円
CPU:Ryzen 5 3550H
GPU:Radeon Vega 8グラフィックス
メモリ:DDR4 8GB
SSD:256GB
HDD:非搭載
公式

当該モデルについてはゲーミングノートPCとは言えない。それでもRyzen 5 3550H搭載モデルが少ないことと内蔵グラフィックスに強みがあることからピックアップしている。HD(768p)環境で低設定にすればタイトル次第で対応できることもある。しかし、あくまでもビジネスモデル+αで考えるべきだろう。メモリ8GB、SSD 256GBと最低限の構成にしている。

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