GT63 Titan 8SG

当記事では、モバイル向けGeForce RTX 2080 Mobileのスペックとベンチマークを紹介している。ここは主にノートパソコン向けのコンテンツだ。NVIDIAはデスクトップ向けもノートパソコン向けも同じ型番として販売している。サイト上では両者を区別するためにMobileを冠している。デスクトップ向けのRTX 2080についてはこちらの記事を参考にして欲しい。

同じ型番になっているもののデスクトップ向けのモデルと明らかにスペックが異なっている。GTX10シリーズではほぼ同等だったが、このRTX 20シリーズ全般でモバイル向けのモデルはパフォーマンスが劣る。Turing世代になってグラフィックボードの性能が上がりすぎて消費電力などが追いつかないのが要因だろう。

RTX 2080モバイル&デスクトップ向けスペック比較

プラットフォームモバイルMax-QPC
アーキテクチャTuringTuringTuring
GPUTU104TU104TU104
プロセス12nm12nm12nm
トランジスタ数136億136億136億
ダイサイズ545 mm²545 mm²545 mm²
CUDAコア294429442944
RTコア464646
Tensorコア368368368
ベースクロック1380MHz735MHz1515 MHz
ブーストクロック1590MHz1095MHz1710 MHz
メモリ形式GDDR6GDDR6GDDR6
GPUメモリ8GB8GB8GB
メモリバス256 bit256 bit256 bit
バンド幅448.0 GB/s384.0 GB/s448.0 GB/s
消費電力150W90W215W
ここがポイント!!

RTX 2080 Mobileのスペックについて、デスクトップPC向けのRTX 2080及びノート向けの省電力モデルであるRTX 2080 Max-Qと比較していこう。PC向けのRTX 2080と比べるとGPU・プロセス・トランジスタ数などアーキテクチャが同一であることがわかる。CUDAコア・RTコア・Tensorコアも共通だ。

RTX 2080 Mobileでは、消費電力を抑えるためにはデスクトップ向けのモデルよりもベースクロックが9%、ブーストクロックが7%低い。消費電力の差は65Wとなっている。やはりスペックを見る限り同等の性能は期待できない。

RTX 2080 Max-Qは、RTX 2080 Mobileをベースにより省電力性を高めたモデルとなっている。基本的なアーキテクチャは同一だが、ベースクロックが45%低くブーストクロックも31%低い。メモリ周りについてもバンド幅が384.0 GB/sと14%抑えられている。消費電力は90WとRTX 2080 Mobileの60%に留まる。性能よりも省電力性を高めることに特化したモデルだ。

RTX 2080 Mobile搭載ゲーミングノートPCの特徴

Turing世代ノート向けGPUのフラグシップモデル

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モバイル向けのグラフィックボードとしてはRTX 2080が実質フラグシップモデルとなっている。デスクトップ向けには最上位にRTX 2080 Ti/RTX Titanがあるが、モバイル向けモデルとしてのラインナップがない。さすがに消費電力や発熱量を考えるとRTX 2080が限界なのだろう。

性能的には先代のGTX 1080よりも20%-30%性能が高いパフォーマンスを持つ。4K解像度でのゲームプレイもこなせるのは素晴らしい。デスクトップ向けのRTX 2080と比較すると20%程度劣るものの性能は十分だろう。絶対に最高峰のモデルを購入したいという方には魅力的なグラフィックボードだと言える。

その後後継モデルとしてRTX 2080 Mobileよりも10%程度性能が引き上げられたRTX 2080 SUPERが登場した。国内BTOメーカーからはほとんど販売されず、海外メーカーのモデルを購入する必要があった。ハイエンドのゲーミングノートPCについては国内需要はそれほど高くないのかもしれない。

レイトレーシング&DLSSを最大限活かせる

RTX 20シリーズ最大の特徴は、レイトレーシング(RTコア)とDLSS(Tensorコア)機能が搭載されていることだ。レイトレーシングは影などのエフェクトをよりリアルに描写できる技術のことだ。グラフィックス負荷が上がってしまうというデメリットがあるが、そこは機械学習を活かしたDLSSでカバーできる。DLSS機能をONにすることでフレームレートが向上する形になるのだ。

モバイル向けのグラフィックボードについては、デスクトップ向けモデルと比べて性能が落ちていることから下位モデルであるRTX 2070 MobileやRTX 2060 Mobileなどでは解像度を上げると厳しい面がある。その点フラグシップモデルのRTX 2080は余裕があると言える。

ただし、注意点としてこれらの最新技術に対応しているタイトルがまだまだ揃っていないということだ。あくまでもこれから先を見据えた先行投資ということになるのは忘れないで欲しい。プレイしているタイトルで対応しているかどうかを確認しておくとよい。

クセが強く初心者にはおすすめできない

RTX 2080は性能が高く魅力的なグラフィックボードであることは間違いない。しかし、初心者にとっては扱いづらい側面があるのも事実だ。まずは、性能が高すぎるということが挙げられる。性能が高いということは発熱量が多く熱をコントロールしないとダメだということだ。熱対策をしっかりと行わないと思うような性能を発揮できなかったり、故障の原因となったりしてしまう。パソコンに慣れていない方が熱の管理をするのは難しいだろう。

もう一つは価格が高すぎるということだ。最低でも30万円以上の予算が必要となる。デスクトップ向けモデルでも相場から見ると価格が高いのに、ケース本体やパーツにコストが掛かるノートパソコンではさらに高くなってしまう。デスクトップパソコンなら5,6万円安く購入することが可能だ。これだけの予算を掛けられるのであればデスクトップも比較したい。

RTX 2080のベンチマーク(デスクトップPC)

RTX 2080 Mobileのデータが十分に集まらなかったためデスクトップ向けのフレームレートを掲載している。いずれもWQHD及び4K解像度×最高設定でのフレームレートを計測。ただし、ゲーミングノートPCではおよそ10%程度性能が低くなってしまうということを押さえておこう。

PUBG

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GTX 1080よりも30%高くなっている。ノートパソコンで考えると概算で100fps前後となるだろう。4K解像度×最高設定でのゲームプレイはやや厳しい。4K解像度でゲームをしたいなら設定は落とす必要がある。

Assassin’s Creed Origins

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WQHD環境なら最高設定でも60fpsを安定して出すことが可能だ。GTX 1080よりも30%ほど性能が高くなっている。ノート向けモデルについては、GTX 1080 Tiより性能は劣ると考えておこう。こちらもPUBGと同じく4K解像度でのゲームプレイは設定を落とす必要がある。

Grand Theft Auto5

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WQHD環境では平均84.8fpsと高い数値を計測している。GTX 1080 Tiに匹敵するパフォーマンスとなっている。ゲーミングノートPCとして数年間はトップクラスに居続けることができるだろう。

当記事のまとめと補足

当記事ではRTX 2080 Mobieの性能スペック及びおすすめのゲーミングノートPCについて紹介した。RTX 2080は非常に性能が高くノート向けとして最高峰のグラフィックボードとなっている。デスクトップ向けのRTX 2080よりも10%程度性能は劣るもののGTX 1080 Mobileよりも30%性能が高い。4K解像度でのゲームプレイができる高いパフォーマンスを持つ。高リフレッシュレートでのゲームプレイも問題ない。

一方で、価格が非常に高く搭載モデルは最低でも30万円クラスとなる。ハイエンドのグラフィックボードを支える土台にはどうしてもコストが掛かってしまう。RTX 2080は発熱量が多く排熱対策は必須となる。RTX 2080搭載ゲーミングノートPCを使用する際は空調の効いた自宅で使うことがメインとなるだろう。外出先では熱とファンの音が気になって快適とは言えない可能性が高い。特にカフェやコワーキングスペースなど回りに人がいる環境でゲームを楽しむということは難しい。

チェックポイント!!

  • ノート向けGPUのフラグシップモデル
  • GTX 1080 Mobileよりも30%高い性能を持つ
  • 消費電力が高く発熱に対して配慮が必要となる

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