intel8th画像引用元:https://www.intel.co.jp/(Intel公式HP)

当ページでは、CPUとゲームとの関係o及びCPUがゲームに与える影響について解説している。CPUはどのようにゲームプレイに影響を与えているのだろうか。

ゲームはグラフィックボードがあれば十分だと考えている人が多くいるだろう。一方で、CPUを重要視している方はそれほど多くないと思う。実はCPUも重要なだということを伝えるためのコンテンツとなっている。ぜひ参考にして欲しい。

そもそもCPUって何のこと?

CPUがパソコンの処理能力を決める

cputoha画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

CPUとは、簡単に言ってしまうとプログラム演算やその他の演算処理するパソコンの中心となる部分だ。各モデルによって処理能力が異なり用途に合わせて最適なCPUを選択する必要がある。当然高性能になればなるほど価格も高くなる。

現在は複数のコアを所持するCPUが主流となり、6コア12スレッドなどの表記も目立つ。コアは単純に多いほど性能に優れると考えれば良いだろう。また、マルチスレッド(ハイパースレッティング等)に対応していれば、スレッドはコアの倍の数となる。現行モデルだとCore i9-9900K、Ryzen 7 3700X、Ryzen 5 3600などが当てはまる。

例:4コア8スレッド、6コア12スレッド

マルチスレッド(ハイパースレッティング等)に対応していなければ、スレッドはコアの数と同じになる。現行モデルだとCore i7-9700、Core i5-9400、Ryzen 5 3500などが当てはまる。

例:4コア4スレッド、2コア2スレッド

このコアとスレッドというものを見ていこう。例えば一つの作業を一つのコアが行うとする。そのコアの中にいるのがスレッドで、一つの作業を一人で行う(マルチスレッド非対応)か二人で行う(マルチスレッド対応)かの違いがある。コア/スレッドがたくさんあると多くの作業を効率的に処理することが可能で、より負荷の高い用途に最適となっている。

CPUのグラフィック性能も進化している

CPUには、独自のグラフィック性能が備わっていることはご存知だろうか。そのCPU内蔵グラフィックスは年々その性能を増している。例えば、最新のRyzenに搭載されるCPU内蔵GPUである「Radeon Vega 11」はエントリークラスの外付けグラフィックボードである「GeForce GT 1030」に並ぶ性能を持っている。

ただし、これ単体ではゲームを快適にプレイすることは難しい。CPU内蔵GPUを搭載したRyzenシリーズはビジネスモデル向けのラインナップということも加わってゲーム向きとは言えないのだ。ただ、Vega 11で快適にプレイできるゲームも少なからず存在する以上、グラフィックボード非搭載であっても3Dゲームがプレイできる時代は近くに来ているのかもしれない。

一方で、ゲーム以外の用途ではグラフィックボードの必要性が大きく下がって来たと言える。最近のモデルならグラフィックボードがなくても複数のモニターを接続して表示させられるようになっている。CPUの性能が引き上げられたことでグラフィックボードが不要になるとは驚きだ。

注意点としては、CPU内蔵GPUの性能が伸びてきたこともあり、ビジネスモデルを中心にパソコンのスペック表記がグラフィックボードではなくCPU内蔵GPUの型番となっていることがある。グラフィックボードを搭載しているわけではないので間違えて選択しないようにしたい。

CPU内蔵グラフィックスはあくまでも本当に低負荷の3Dゲームをプレイしたり、マルチディスプレイ環境を整えたりする程度の機能として考えたほうが賢明だろう。尚、マルチディスプレイの使用あるいはグラフィックボードの搭載で2Dゲームではカクつく場合があるので、それはそれで注意したい。

CPUがゲームに与える影響

ゲームの当たり判定はCPUの演算処理が行う

ゲームの当たり判定など多くの部分をCPUが担っている。グラフィックボードはオブジェクトなどの表面に貼っているテクスチャの解像度による負荷に対応するためのものである。それ以外の処理は全てCPUが行っているので、ゲームにはCPU性能が必要不可欠となる。例えば、MMORPGでは当たり判定のあるMobがそれにあたる。外側をグラフィックボードの性能が支えており、Mobの動きや当たり判定はCPUの処理となる。細かく言えばそこまで明確に二分されているわけではないのでざっくり理解して貰えれば幸いだ。

FPSでは銃弾の軌道とプレイヤーへの当たり判定を担っていて非常に重要な役割を果たす。グラフィックボードの性能が高くCPUの性能が低いと問題が生じる。グラフィックボード性能の高さから描写自体は滑らかであっても、エフェクトが発生する投擲武器が重なったり激しい銃撃戦があったりすると、処理落ちしてフレームレートの低下を引き起こす原因となってしまうのだ。

ゲームの多くはCPU性能によって支えられていることがわかっただろう。CPUの性能を軽視するとゲームを快適にプレイすることが難しくなる。Intel製品であればi5以上が良いと言われている。その理由は主にコストパフォーマンスが良いこと、言われていた当時はマルチスレッドやマルチコアに対応したゲームが少なかったことが挙げられる。特にマルチコアやマルチスレッドに対応していなかった時代はシングルコアの性能が求められていたので、総合性能ではi7に遠く及ばないi5もシングルコアなら近い数値を出すことができたからだ。

ゲームプレイ中に描写されるものはグラフィックボードで処理されている。静止画で見るとゲームの画像とは思えない、まるで写真のような美しいグラフィックを持つゲームが多く、要求されるグラフィックボードの性能も非常に高いことから、グラフィックボードについての重要性は多くのユーザーが認識している。それに加え、グラフィックボードの性能が今ほど高くなかった4世代前辺りのゲームはグラフィックボードの性能があまり追いついておらず、グラフィック性能不足によるラグや遅延が多く発生していた。そういった背景もあり、今でもCPUよりもグラフィックボードが重要視されている。

最新のゲームはマルチスレッド対応が基本

第10世代を目前に控えた今マルチスレッドに対応したゲームが一般的になってきた。これにより、マルチスレッドの有用性がゲーミングPCにも認められ、i7以上のCPUがハイエンドモデルとして用いられるようになっている。Ryzenシリーズは多コア多スレッドが特徴でゲームへの対応力は低くても持ち前の性能でカバーすることでゲームにも使用できるレベルになっている。

既存のゲームでも2019年に登場したゲームはほぼ全てマルチスレッドに対応しており、CPU性能は単コアからマルチコア、マルチスレッドの総合的な性能が求められるようなった。これからはRyzenシリーズのような単コア性能が控えめな多コア多スレッドに対応したCPUがゲームに使いやすくなるかもしれない。現時点ではまだまだintel製CPUのほうがゲームへの対応力が高いため、intel第10世代とRyzen第4世代の動向次第だろう。

今ではマルチスレッドやマルチコアに当たり前のように対応したゲームがほとんどでi5が良いというよりもi5以上が良いという判断となっている。現行のi5でも推奨スペックを満たせないようなゲームも極少数登場していることを考えると、i3やpentium、Celeronのような性能よりも低価格を重視したCPUでは快適なゲームプレイは難しいだろう。搭載モデルは非常に安価となっているので、価格に釣られて選択しないようにしたい。

CPU性能は頭打ちと言われた第7世代から時代も進み、今ではi7の一つ上であるi9シリーズもゲームに最適と評価され、高性能なグラフィックボードに合わせて搭載されるようになった。CPU軽視の風潮はまだ消えていないが、CPUの重要性を知っているショップ側が高性能なCPUを搭載し、アプローチをかけていることで少しずつCPUの重要性も認識されてきているように感じる。

CPUに妥協するとカクつきやラグの原因となる

CPUがゲームに与える影響はゲーム内に存在する物理的なもの全てだ。この処理が追いつかないと、カクつきやラグが発生する原因となってしまう。先に当てたはずなのに負けてしまっていたり、避けたはずなのに当たったていたり…。ゲーム内で起こる理不尽やストレスの元凶にも繋がるので、大事にしたい部分だ。これらはCPUだけが原因ではなく回線が原因の場合もあるが、断続的にあるいは定期的に起こる場合はCPU性能を疑いたい。

また、CPUは交換が面倒なパーツの一つとなっている。そのため、出来る限り長く使っていけるものが良い。ゲーミングPCの中でお金をかけるべき部位の筆頭でもある。これまでCPU性能が重要視されていなかった理由は、ゲーム側がシングルコアにしか対応していなかったことが挙げられる。より高いCPU性能に対応したゲームではプレイできるユーザーが絞られる。その時代のCPU性能に合わせたスペックのゲームとなる。

現行の第9世代はもちろん、一つ前の第8世代も優秀な性能を持っていること、Ryzenシリーズのような多コア多スレッドを持つCPUが登場したことなどにより、性能の高いCPUが一般ユーザーにも選択しやすくなった。ゲームが更に進化して高いCPUスペックを要求するゲームになっても、ユーザーがスペック不足に困りにくくなった。次にゲーミング向けにおすすめのCore i5とCore i7の違いを見ていこう。

第9世代CPUのi5とi7の違い

 i5-9400i7-9700i9-9900
コア&スレッド6コア6スレッド8コア8スレッド8コア16スレッド
クロック2.9GHz3.0GHz3.1 GHz
最大クロック4.1GHz4.7GHz5.0 GHz
L3キャッシュ9MB12MB16 MB

第9世代からはi7シリーズもハイパースレッディングが廃止され、コア数とスレッド数が同じである。しかし、i5とi7では基本的な処理能力が違うことから性能差は大きく開いている。上位のi9シリーズにはハイパースレッディングが適用されている。これまでのi7は第9世代のi9シリーズに格上げされたようなものである。

6コア12スレッドを持つ第8世代のi7-8700と比べて、スレッド数が減少していてもコア数が増えていることからi7-9700のほうが性能が高い。これはコア数とスレッド数が性能に直結するというわけではないことの証明だろう。CPU負荷を抑えたゲーム設定を用いる場合はi5が適していて、高設定でゲームをプレイする場合はi7が適している。i5シリーズには価格を抑えるという特徴があり、価格を抑えながら一定の水準を満たす性能を持っている。これがi5とi7の最も大きな違いだ。

ただし、一時はi5がゲームにベストと呼ばれていた時代は遠に過ぎ去り、グラフィックボードの進化に追いつけないこともあってi5シリーズはやや性能が不安視されるようになってきた。前述の通り、これまでのi7は第9世代のi9シリーズに格上げされたように、従来のi5シリーズはi7に格上げされた性能となっている。つまり、現行のi5は従来のi3に扱いが近い部分がある。ベストからベターになったi5は、今後ゲームに適さないCPUに変化していく可能性があるため、i5を選ぶのであれば今のうちだろう。

どうしてゲーミングPCにはi7やi9が搭載されているのか?

ゲームに与える影響はi7、i9シリーズが大きく、i5はワンランク落ちてしまうためグラフィックボードの性能は活かしにくい。何故なら、グラフィックボードの性能が高いとゲーム内設定を高くすることが可能であり、設定を高くすることでCPU負荷も増大していくからだ。CPUとグラフィックボードの性能高く、バランスが良ければ設定を高くしてもCPUとグラフィックボードにかかる負荷を処理することができる。

例えば、CPUの性能が60、グラフィックボードの性能が100であった場合、ゲーム内設定はCPUの60に合わせた設定でなければならない。そうなるとCPUがボトルネックとなり、グラフィックボードは性能を発揮できなくなる。第8世代までi9シリーズはゲームに適さない高性能CPUに属していた。しかし、第9世代からはシングルコア性能が大きく上昇したことで、ゲームにも対応できるようになった。

ハイパースレッディングが適用されていることと合わせて考えれば従来のi7のようなポジションにあるのが現行のi9だ。また、グラフィックボードの性能が向上したことで、CPUとグラフィックボードの性能バランスを取るためにi7やi9が必要となった。ゲームのグラフィックはグラフィックボードが処理していて、グラフィックボードの性能が高くなると高い設定でゲームがプレイできるようになる。

しかし、ゲーム設定を高くすることで、描写距離が長くなり視認性が上がると同時に、CPU処理が必要となる当たり判定のあるオブジェクトの数も増え、処理が間に合わずかくついてしまう。簡単にまとめると、グラフィックボードの性能を活かすためには、その性能に見合ったCPUが必要となる。逆にCPU性能が高い分には性能が無駄になるということ以外に大きなデメリットがない。

ハイスペックなPCには高性能なグラフィックボードが搭載されていて、その性能の高さを活かすためにi7やi9が搭載されている。しかし、その傾向も崩れてきていて控えめな性能のゲーミングPCやビジネスモデルにもi7やi9が搭載されていることも珍しくない。

これは、マルチコアやマルチスレッドに対応したゲームやアプリケーションが増えてきたことで、様々なことに対応できるようにi7以上のCPUが選択されるようになってきたからだ。また、グラフィックボードやCPU価格が安くなり性能が上がったことで、ミドルクラスはこれまでの税抜15万円前後から10万円前後にまで価格が落ちてきている。

以前のハイスペックが現在のミドルクラスの価格に落ち着いたことで、ハイスペックな製品でなくてもi7以上のCPUが採用されるようになった。CPUの性能が高いことは性能的なマイナスが発生しないからこそできることだ。

ゲーム目的で選んではいけないCPU

最後に、ゲームをプレイするには性能が低い、別方向に性能の高いCPUをピックアップしている。必ずしもゲームがプレイできないというわけではなく、ゲーム以外への適性が高い、性能以外に特化した特徴を持ったCPUなのでなるべくなら避けたい。

CPUは高性能である分にはマイナスにならず、扱いが難しくなるというようなこともない。しかし、それも限度があり、必要としている性能とは別方向に伸びているCPUは一般的な用途に適さないこともある。使用用途の無い性能は無駄以外の何物でもなく、必要としない性能が高くなっても消費電力や冷却ファンの品質も高くしなくてはならず、結果的にコストパフォーマンスの低下に繋がってしまうだろう。

中でもXeonシリーズはゲームや一般的な作業に適さないCPUである。CPUスコアは高いため、どこかでスコア表を見てしまうと高性能なCPUだと勘違いして選択してしまう可能性もある。Xeonはサーバー機などに搭載するCPUなので、多くのユーザーのメイン用途に適していないので注意したい。選ぶべきではないCPUに関して詳細は後述している。

Intel製CPU

  • Xeon(ジーオン)
  • Xeonは業務向けのCPUという位置付けだ。ゲームには適しておらず、一般的な用途には性能が無駄になりやすい。サーバーや一般的なパソコンで行わない高負荷な環境に適している特殊なCPUだと考えると良い。エクセルやワードなどはここで言う業務に含まないので注意したい。Xenon(ゼノン)というXboxに採用されているCPUとは別物。

  • Core i3シリーズ
  • 第9世代で大きく性能を伸ばしたことで、軽めのゲームにも対応できるようになった。本格的なゲームには性能が物足りないので、ゲームもできるビジネスモデルに搭載されていることが多いBTOショップなどのゲーミングPCには採用されにくい。ビジネス用途で人気の高い作業向けCPUである。

  • Pentiumシリーズ
  • i5シリーズの廉価版とも呼べるi3シリーズの廉価版。オフィスで使用するスリム型のパソコンによく採用されている。性能よりも低価格で省電力性を重視しており、個人で選択するケースは稀だろう。低価格なノートパソコンやモバイルノートに搭載されていることが多い。性能よりも価格を重視したモデルには適しているため、ゲーミングPCではなく用途が限定されるビジネスモデル向きのCPUだ。

  • Celeronシリーズ
  • Pentiumシリーズの廉価版に近いので廉価版の廉価版の廉価版という安さを追求したCPUである。モバイルノートや一部のタブレットモデルに採用される低価格低性能の代表格だ。デスクトップモデルでは選択するメリットが非常に薄く、2Dゲームであってもまともに動作させるのは難しいため非推奨である。簡単な作業向けの最低限必要となるCPUなので、どちらかと言えば個人よりも業務向けのCPUだろう。

AMD製CPU

  • Ryzen 5 3400以下
  • Ryzen 5 3600は総合性能でi7-9700に匹敵し、価格ではi5-9400に近いという究極の性能を持っている。ただし、ゲームではi5-9400を下回るので、ゲーミングPCではいまいち人気が伸び悩んでいる。動画のエンコードなどのCPU性能が求められる作業を得意としたオールラウンドなCPUである。

    一方で、Ryzen 5 3400Gのような、型番が3500より下のモデルはゲームには適しておらず、Core i3と同等の対応力となる。Ryzenシリーズは基本的な性能が高いので選びやすいものの、得手不得手が大きく分かれているため用途に合わせたCPUを選ぶのが難しい。

    ビジネスモデルであればRyzen 5 3400Gであっても十分な性能を発揮してくれる。性能を詳しく知るまではビジネスモデル以外にはおすすめしない。上位のRyzen 7、Ryzen 9も独特なクセがあるので、選択の前に性能を確認しておいて欲しい。

当記事まとめ

ゲーミングPCではCPUよりもGPU(グラフィックボード)が重要視されがちだ。当然それは間違っておらず、グラフィックボードが無ければ3Dゲームは動作しない。しかしながら、CPUはゲームを快適に動作させるために必要な性能を持っていて、グラフィックボードだけが良くてもゲームは快適にプレイすることはできない。

BTOショップの売れ筋を見るとCore i7-9700以上を搭載しているものが多い。これはCPUとグラフィックボードのバランスを考慮してのものだと考えて良い。i7-9700は選びやすい価格とグラフィックボードに合わせやすい性能を持っているので、ロークラスからハイクラスまで幅広くカバーできる。種類の多いCPUは何を選べば良いのか分かりにくい。それでも重要なパーツであるため自分に必要な性能のCPUを選んでもらいたい。

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