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ゲーミングPCとは何かについて解説していく。ゲーミングPCはオンラインゲームのプレイを目的としたパソコンのことだ。高性能なグラフィックボードを搭載していて快適にゲームを楽しめる。普通のパソコンとの違いは何?ビジネスでも使えるの?といった疑問を持っている方やこれからゲーミングPCの購入を考えている方はぜひ参考にして欲しい。

ゲーミングPCとは?

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FPS・TPS・MMORPGなどのオンラインゲームを快適にプレイすることに特化したPCをゲーミングPCと定義する。もちろん定義についてはいろいろな解釈あるはずで、これもそれらの内の一つだと認識していただければと思う。オンラインゲームを快適にプレイするには高性能なCPUやグラフィックボードが必須で最低でも9万円程度の予算をみておく必要がある。

最新のタイトルをプレイしたり、高解像度・高リフレッシュレートでプレイしたりするならより高価な高性能モデルが要求される。それに合わせて高品質な電源ユニットや大容量のメモリが必要だ。さらに、排熱性能に長けたPCケースが選択される。最近は各BTOメーカーがケースのリニューアルを行いデザイン面だけではなく機能面も大きく進化していて安心して購入できるだろう。

数年前までのBTOパソコンとは全く異なっている。野暮ったいという印象は拭えるはずだ。家庭用コンソールであるPS5とどちらを購入するべきか悩む方も多いかもしれない。PS5やXboxとのクロスプラットフォームのタイトルが増えてきている。これらの家庭用コンソールと比べた時のゲーミングPCの優位性は性能の高さにある。

予算がある方ならPS5やXboxよりも高性能なグラフィックボードを選択できる。ゲーミングPCは4K環境や240Hz環境などより快適なゲーム環境を実現しやすい。また、動画編集・画像編集・3D CADなどゲーム以外の用途にも対応できるのもゲーミングPCのメリットだろう。

普通のPCとの違いは?

ゲーミングPC 普通のPC
イメージ galleria-mininew Lightning AH5
CPU Core i5/Ryzen 5以上 Core i3やCeleronもあり
GPU グラフィックボード搭載 オンボードが多数
メモリ 16GB以上
(32GB搭載モデルも増えてきた)
8GB以上
SSD 500GB以上
(1TB搭載モデルも増えてきた)
500GB以上
HDD 非搭載 非搭載
電源 550W 80PLUS BRONZE以上
(上位モデルでは1200W PLATINUMもある)
300W 80PLUS BRONZE以上
(ミニPCなら低容量なACアダプターもある)
排熱性能 高い 普通
価格帯 8万円~ 6万円~

一般的には普通のPCの方が価格が安く性能は控えめだ。ゲーミングPCはCPUの最低基準がCore Ultra 5/Core i5/Ryzen 5と高めになっている。普通のPCならCore i3-14100やCeleronなどを搭載したモデルもある。また、ゲーミングPCはグラフィックボードを搭載していてグラフィックス処理性能が高い。メモリ容量も多く電源も大容量・高規格だ。ストレージについても上位モデルになるとやはりゲーミングPCの方が大容量だ。排熱性能もゲーミングPCの方が優れている。最近だと大型の水冷クーラーを搭載できるようにスペースにも余裕がある。

ゲーミングPCの特徴

高性能なCPUとGPU

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ゲーミングPCに搭載されているパーツは高性能だ。CPUはCore i5/Ryzen 5以上、グラフィックボードはGeForce RTX 3050 6GB以上が選択されていることがほとんどでコストがかかっていることがわかる。今ではCPUに安価なCore i3シリーズ/Ryzen 3シリーズ(4コア8スレッド)を搭載しているモデルはほとんど見かけなくなっている。確かにCore i3シリーズの性能も高くなっているが、時代の流れについていくにはCore i5シリーズ以上を選択するのが吉だ。6コア以上を搭載したCPUの方がゲームプレイにおいて有利に働く。

CPUとGPUのバランスを考えるとある程度CPUにも投資した方が理想的な一台に仕上がるだろう。また、一般的なパソコンにはグラフィックボードが搭載されておらず、CPU内臓グラフィックスを使用してグラフィック機能を補完している形になっている。当然外付けのグラフィックボードと比べると性能は低い。高性能なCPUとグラフィックボードが追加されただけで「ゲーミングPC」と呼ぶのは少し早い。他にも重要な要素がある。

大容量のメモリ

Corsair CMK32GX5M2B5600C36amdゲーミングPCでは大容量のメモリが搭載されているのが一般的だ。それは最新のタイトルではメモリ容量が不足すると快適なゲームプレイからかけ離れてしまうからだ。最近のゲーミングPCではメモリの最低容量が16GBとなっている。8GB搭載モデルは完全に過去のものとなった。8万円台で販売されている「Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載」でもメモリ容量は16GBだ。

GeForce RTX 5070搭載モデル以上のハイエンドゲーミングPCになるとメモリ32GBを搭載していることもある。グラフィックス負荷が上がるとメモリ消費も大きくなるため大いに越したことはない。また、ゲーム実況をしたり、動画編集をしたりと他のアプリケーションも使うなら32GBを最低基準に考えてもよいだろう。意外とブラウザをいくつか開くだけでもメモリ消費量は大きくなる。一般的なパソコンでは4GB~8GBとなっているのでここは大きな違いとなる。

大容量ストレージ

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ストレージはSSDが一般的になっている。HDD搭載モデルはないと考えてよい。これはSSDの価格が下がったことでスペックの劣るHDDを選ぶ理由がなくなってしまったからだろう。ゲーミングPCでも普通のPCでも変わらない。一般的なゲーミングPCでは500GBが多いが、1TBや2TBを搭載したモデルも増えてきているように思う。

500GBだと3,4個のゲーム+αでいっぱいになってしまう。最新タイトルになると100GB近くの容量が必要になることも珍しくない。そう考えると1TB搭載は理にかなっている。マウスコンピューター・TSKUMO・フロンティアなどでは最低ラインが1TBとなっている。普通のPCだと500GBがまだまだ主流だ。ビジネス用途だけがメインならそこまで容量は不要だろう。

高品質の電源ユニット

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ゲーミングPCでは高品質な電源ユニットが搭載されている。80PLUS認証という電源効率のよい電源ユニットが採用されているのだ。80PLUS BRONZE・80PLUS GOLD・80PLUS PLATINUMなどモデルの性能に合わせて選択される。非常に高品質なのがゲーミングPCだ。通常ゲーミングPCでは80PLUS認証と呼ばれる電源効率のよい電源が採用されている。80PLUS BRONZEだけではなく80PLUS GOLDや80PLUS PLATINUMなどの高品質モデルを搭載されていることも多い。

450W BRONZE・600W BRONZE・650W BRONZE・700W BRONZE・750W GOLD・850W GOLD・1000W PLATINUM・1200W PLATINUMと搭載しているCPUやグラフィックボードに合わせて容量も増えていく。高性能なCPU・グラフィックボード・大容量メモリに安定した電気を供給する重要なパーツだ。高性能なパソコンは電源消費も多いので、無駄のない高品質の電源が必須となる。

排熱性能の高さ

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ゲーミングPCのもう一つの特徴は排熱性能(エアフロー)の高さだ。高性能なパーツを支えるためにしっかりと排熱が考えられた構成になっている。上記はエアフローをまとめたものだ。丸い赤丸が主な熱源を意味している。このケースでは前面及び下部吸気、上面及び背面排気だ。ケースファンを多く搭載して排熱効率を高めている。

普通のパソコンケースはゲーミングPCほど排熱を考えれていないことが多い。通常のパソコンには優れたグラフィックボードのような熱を発するパーツが搭載されていない。そもそも通常のパソコンではそこまで排熱の必要性が高くないことと、そしてコストを抑えることを考えているためだ。排熱のことまで考えられて初めてゲーミングPCと呼べるだろう。世間ではどのように考えられているかわからないが私はそのように考えている。

排熱に関わる部分としては、PCケース・ケースファン・CPUクーラー・電源ユニットなどが重要だ。特にBTOメーカーは定期的に新しいPCケースを導入してより優れたエアーフローを実現している。もちろん実用性の向上にも力を入れている。I/Oパネルの見直しなどが該当する。ゲーミングPCを買うときはケースの排熱についても確認しておくとよい。公式サイトになくても当サイトのようなレビューサイトなら記載されているはずだ。ただ安いだけのパソコンやゲーミングPCはこの排熱の部分やその他細かいところの手を抜いているように感じるからだ。

初心者ほどパソコンの性能だけ価格だけを基準に考えてしまうのだ。せっかく快適にゲームをプレイするためにゲームパソコンの購入を考えているのなら、自分の扱うパソコンの性能を熟知して欲しい。性能だけとか価格だけを考えて購入をしてはいけない。排熱等を含む全てを俯瞰してみる必要があるのだ。ゲーミングPCを選ぶといってもそんなに単純なものではない。客観的にゲーミングPCを選ぶために是非当サイトを活用してほしい。

10万円以上と高価

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ゲーミングPCとなるとそれなりの価格設定となっていることに気づくだろう。グラフィックボードを搭載しているゲーミングPCの場合最低でも10万円前後必要だ。2025年10月時点だと8万円台から購入できる。一時よりはゲーミングPC価格も下落傾向にある。それでも通常のパソコンと比較するとコストが掛かるので学生の方などはハードルが高いかもしれない。ゲーミングPCのデメリットの一つだと言える。

セールを活用するとオトクに購入することが可能だ。場合によってはローンなどをうまく活用するとよいかもしれない。もちろん計画的に利用することが必須だ。あまりに安いモデルを購入してしまうと満足にゲームができなくなってしまうことがあるので、必ず必要なスペックを考えた上で予算を決めることが大切だ。当サイトでレビューをしているモデルを見ればおおよその価格帯を把握できる。

ゲーミングPCの入手方法

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ゲーミングPC(BTOパソコン)を購入する方法は2つだ。BTOメーカーが運営するECサイト(自社サイト)かリアル店舗だ。ECサイトでの買い物は利便性が高くおすすめだ。ショップによって最短当日出荷に対応しているなど店舗と変わらない体験ができる。リアル店舗で購入するメリットは実際にゲーミングPCに触れられることだろう。パソコンに詳しいスタッフに質問できるのもポイントとなる。店舗ならゲーミングデバイスも選びやすいように思う。秋葉原大阪日本橋がメッカだ。

ご自身でゲーミングPCを自作するという方法もある。必要なPCパーツを購入して自分で組み立てることだ。こだわりのゲーミングPCが手に入れられるのが最大の魅力となる。PCパーツはドスパラやパソコン工房などのPCショップやAmazonなどで購入できる。筆者もこだわりの白色ゲーミングPCを自作したことがある。コストは掛かってしまうが、デザイン・メーカーなどにこだわりたいならおすすめだ。

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