
Ryzen 7 9700Xの性能ベンチマークレビューを行った。Zen 5アーキテクチャ採用のRyzen 9000シリーズ第一弾モデルだ。Ryzen 7 7700Xの後継モデルで、8コア16スレッドと従来モデルを踏襲している。Ryzen 9000シリーズの中でもトップクラスのゲーム性能を誇る。上位のRyzen 9シリーズは、CCXが2基搭載されているCCX間のやり取りで遅延が発生してゲーム性能が低下してしまうことがある。
マルチコア性能が活かせる用途ではプラスだが、ゲームではマイナスになってしまうのだ。Ryzen 7 9700Xは、CCXが1基という特性上Ryzen 9 9950XやRyzen 9 9900Xと比べてゲーム適性が高い。3D V-Cache搭載のRyzen 9000X3Dシリーズが登場するまではRyzen 9 9700Xは選択肢に入りそうだ。搭載モデルは「Ryzen 7 9700X搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。ドスパラ・パソコン工房・セブンなどで取り扱いがある。コストパフォーマンス的には下位モデルの「Ryzen 5 9600X」も優れている。
- 長所
-
- ゲーム性能・シングルコア性能が向上している
- シングルCCD搭載CPU
- TDPが65Wと省電力性が高い
- 発売から時間が経ちコスパがよくなった
- 搭載BTOパソコンのラインナップも増加傾向
- 短所
-
- 8コア16スレッドとスペックは競合に劣る
- マルチコア性能はそこまで高くない
- 国内販売価格が高い(発売時)
Ryzen 7 9700Xのスペック
AMD製CPUと比較
3行でわかる Ryzen 7 9700X の立ち位置
- 前世代のRyzen 7 7700XからZen 4→Zen 5へ一新。8コア16スレッドは共通のまま、プロセス微細化(5nm→4nm)でトランジスタ数は26%増、IPCは19%向上している。
- 最大の特徴は省電力性で、TDPは105W→65Wへ40Wダウン、PPTも142W→88Wと54W低い。その後オプションで105Wに引き上げることができるようになった。定格クロックを15%抑えつつ、最大クロックは5.5GHzと0.1GHz高くなっている。
- 同世代のRyzen 7 9800X3Dとは3D V-Cacheの有無が最大の差。L3キャッシュは1/3の32MBだが、TDPは65Wと圧倒的に有利で、価格差はおよそ 12,000円 安い。
Ryzen 7 9700Xは、前世代Ryzen 7 7700Xの後継としてZen 5アーキテクチャへ一新されたモデルだ。コードネームはGranite Ridge。プロセスは5nmから4nmへと微細化され、トランジスタ数は65.7億から83.15億へと26%程度増量されている。ダイサイズは70mm²で据え置き。I/Oダイは変わらず6nmプロセスで、CPUコアダイとは違って微細化による恩恵が小さくコスト重視の採用となっている。コア・スレッドは8コア16スレッドと共通で、IntelのようなEコアは搭載されていない。
定格クロックは0.7GHz低く、最大クロックは0.1GHz高い。ここがRyzen 7 9700Xの最大の特徴だ。TDPは40W低く、PPTも54W低い。定格クロックが15%も抑えられているのはTDPを下げるためで、最大クロックは5.5GHzと高いためパフォーマンスは高くなっているはずだ。IPCが19%向上しているのもポジティブ要素だ。L2キャッシュ8MB・L3キャッシュ32MBは変更なし。メモリはより高クロックなDDR5-5600をサポートする。内蔵GPUのRadeon Graphicsは処理性能が低く、ゲームを想定するなら外付けのグラフィックボードが必須だ。MSRPは$40引き下げられて$359となり、発売時で国内価格は21,000円の差があった。さすがに価格が下がらないと厳しそうだ。およそ2年ぶりの後継モデルとなる。
同じZen 5アーキテクチャのRyzen 7 9800X3Dと比べると、プロセスや基本構成は共通で、コア・スレッドも8コア16スレッドと変わらない。定格クロックはRyzen 7 9800X3Dの方が0.9GHz高い一方、最大クロックはRyzen 7 9700Xの方が0.3GHz高い。最大の違いは3D V-Cacheの有無で、L3キャッシュはRyzen 7 9800X3Dが3倍の96MBとなる。
対応メモリ・内蔵GPU・PCI-Expressは同じ。省電力性はRyzen 7 9700Xが優れており、TDP 65W・PPT 88Wと圧倒的だ。3D V-Cache非搭載のぶん消費電力を抑えやすい。MSRPは$359でRyzen 7 9800X3Dより$120安く、国内価格でも11,999円の差がある。ゲーム重視ならX3D、省電力・価格重視なら無印という住み分けだ。

管理人
Intel製CPUと比較
3行でわかる Ryzen 7 9700X の立ち位置
- 競合Intelとはコア構成が対照的。8コア16スレッドの単一コア構成に対して、Core Ultra 7 265K・Core i7-14700KはPコア+Eコアの20コア構成でマルチスレッド性能に強みを持つ。
- 最大の武器は省電力性で、TDP 65W・PPT 88Wは265Kの120W/162W、14700Kの125W/253Wと比べて圧倒的に低い。空冷クーラーでも運用しやすい。
- 国内価格は 50,800円〜 でCore i7-14700Kよりも19,000円安い。内蔵GPU非搭載のFモデルを選べばIntel勢は安くなるが、それでも4,320円変わるだけで価格面ではRyzen 7 9700Xに軍配が上がる。
Core Ultra 7 265Kは、コードネーム”Arrow Lake”を採用するIntelの現行世代モデルだ。製造プロセスは3nmとRyzen 7 9700Xの4nmよりも微細化が進んでおり、トランジスタ数は178億と2倍以上多い。ダイサイズは243mm²と大型だ。8つのPコアと12のEコアを組み合わせた20コア20スレッド構成で、ハイパースレッディングは廃止されている。Pコアの定格クロックは3.9GHz、最大クロックは5.5GHzとRyzen 7 9700Xとほぼ同水準だ。
L2キャッシュは36MBとRyzen 7 9700Xの4.5倍の容量で、L3キャッシュは30MBとわずかに少ない。対応メモリはDDR5-6400とより高クロックをサポートする。PCI-ExpressはGen 5, 24 Lanesで共通だ。TDPは120W・PL2は162WとRyzen 7 9700Xより大幅に高く、省電力性では劣る。MSRPは$479と$120高いが、国内価格は47,980円〜と逆に2,820円安い。内蔵GPU非搭載のFモデルなら47,780円〜とさらに割安だ。
Core i7-14700Kは、コードネーム”Raptor Lake-Refresh”の競合モデルだ。プロセスは10nmとなっている。プロセスの微細化はRyzenシリーズが一歩先を進んでいる。ダイサイズは257mm²だ。Ryzen 7 9700Xのトータルダイサイズが192mm²なので、35%程度大きい。PコアとEコアという2つのコアを組み合わせたハイブリッドコアアーキテクチャを採用しており、8つのPコアと12のEコア搭載で20コア28スレッドと驚異的なスペックを実現している。Pコアの定格クロックは3.4GHz、最大クロックは5.6GHzとなる。最大クロックはRyzen 7 9700Xよりも0.1GHz高い。
キャッシュ周りが強化されていてL2キャッシュは28MBとRyzen 7 9700Xの3.5倍の容量で、L3キャッシュは33MBとなっている。対応メモリはDDR5-5600だけではなくDDR4-3200もサポートしており、コストを抑えたいならDDR4を選べばよい。内蔵GPUはUHD Graphics 770だ。こちらもグラフィックス処理性能は低くゲームプレイではグラフィックボードが必須となる。PCI-ExpressはGen 5, 16 Lanesだ。TDPは125WとRyzen 7 9700Xよりも60Wも高く、PL2(PPT)も165W高い。プロセスの微細化が進まずクロック周波数の引き上げでパフォーマンス向上を図っていることもあって消費電力は高めだ。ここはRyzen 7 9700Xに優位性がある。価格は69,800円〜とRyzen 7 9700Xよりも19,000円高い。CPU内蔵グラフィックス非搭載のCore i7-14700KFなら65,480円〜購入可能だ。

管理人
Ryzen 7 9700Xの最新評価【2026年】
単体CPUのコストパフォーマンスも悪くない
| 型番 | 総合性能 | 価格 | コスパ |
|---|---|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D(8/16) | 62,799 | 0.717 | |
| Ryzen 9 9950X3D(16/32) | 103,354 | 0.419 | |
| Ryzen 7 7800X3D(8/16) | 49,800 | 0.847 | |
| Core Ultra 7 270K Plus(24/24) | 59,800 | 0.635 | |
| Ryzen 7 9700X(8/16) | 50,800 | 0.744 | |
| Ryzen 7 5800X3D(8/16) | 68,200 | 0.533 | |
| Core i7-14700KF(20/28) | 65,480 | 0.548 | |
| Core i7-14700F(20/28) | 61,980 | 0.578 | |
| Core Ultra 5 250K Plus(18/18) | 40,980 | 0.862 | |
| Ryzen 5 9600X(6/12) | 45,200 | 0.777 | |
| Ryzen 7 7700(8/16) | 53,800 | 0.619 | |
| Core Ultra 7 265KF(20/20) | 45,980 | 0.724 | |
| Core Ultra 7 265F(20/20) | 57,610 | 0.577 | |
| Ryzen 7 5700X(8/16) | 34,800 | 0.777 |
Ryzen 7 9700Xのゲーム性能スコアは37,776となる。Ryzen 7 7700よりも13%もゲーム性能が向上している。ハイクラスのモデルとしては十分な性能を持っているといえる。Radeon RX 9070 XTやGeForce RTX 5070 Tiまでのモデルとの組み合わせで考えるのがよさそうだ。競合のCore Ultra 7 265KFと比べても14%弱高い。Intel第14世代のCore i7-14700KFよりも5%程度高くなっている。完全にAMDとIntelの立場が逆転した。
コスパ指標は0.744と悪くない数値が出ている。下位モデルのRyzen 5 9600Xと比べると見劣りしてしまうが、8コア16スレッドのスペックを考慮すれば悪くない。3D V-Cache搭載のRyzen 7 7800X3Dは価格がRyzen 7 9700Xと同等で高いコストパフォーマンスを誇る。RYzen 7 9700XとRyzen 7 7800X3Dが同じ価格ならどちらを選ぶかは悩むところだ。
ゲーム用途で最後まで比較対象に残るのがこの2つだ。「Ryzen 7 9700XとRyzen 7 7800X3Dのどちらを選ぶべきか」で結論を出しているので、迷っている方はそちらを読んでから決めて欲しい。
コストパフォーマンスを重視するならRyzen 7 7700を狙いたいところだが、中古でもタマは見つからない。世代交代は進みつつある。ただし、DDR5メモリ価格が高騰しているので、AM5プラットフォームにとっては不利な状況だ。Ryzen 7 5700Xが売れているのはDDR4メモリ対応でコストを抑えられるからだろう。
Ryzen 7 9700X搭載モデルの注力度はメーカー次第
ドスパラ

ドスパラでは旧世代のRyzen 7 7700が人気だ。Ryzen 7 9700X搭載モデルはランキングにも入っていない。

廉価ブランドのTHIRDWAVEシリーズではそもそもRyzen 7 9700X搭載モデルのラインナップがない。
マウスコンピューター

マウスコンピューターではRyzen 7 9700X搭載モデルのコストパフォーマンスは良好だが、Ryzen 7 5700X搭載モデルがランキング上位に入っている。価格帯的には狙い目といえそうだ。
サイコム

サイコムではRyzen 9000シリーズの人気が高い。Ryzen 7 9700Xを選ぶユーザーがどれだけ多いかはわからないが、一位のG-Master Spear X870Aの初期構成はRyzen 7 9700Xなので優勢だ。
Ryzen 7 9700Xの特徴&注意点【2024年】
順当にゲーム性能が向上している

Ryzen 7 9700Xのゲーム性能スコアは35,636と高い。従来モデルのRyzen 7 7700Xよりも7%程度向上していてRyzen 9 7950XやRyzen 9 7900Xも上回っている。3D V-Cache搭載モデルを除くRyzen 7000シリーズをしっかりと上回ってきた。Ryzen 7 5800X3Dに匹敵するゲーム性能を有する。一方で、Intel第14世代の下位グレードに当たるCore i5-14600Kと同等の性能を持つに留まる。
Core i7-14700Kと比べると7%程度低い。Ryzen 7 7700XやRyzen 7 7700からの買い替えではメリットは見出だせない。買い替え対象はRyzen 5000シリーズよりも以前のモデルとなる。もっともゲーム目的ならRyzen 7 9800X3D/Ryzen 7 9700X3Dが登場するのを待つべきだろう。Ryzen 7000X3Dの性能からみても期待できる。Ryzen 7 7700X/Ryzen 7 7700がそこまで人気が出なかったこともありRyzen 7 9700Xも同じ運命をたどることになりそうだ。
マルチコア性能は競合に完敗だが省電力性は高い

このCPUの強みを探すとすれば省電力性の高さだろう。ゲームプレイ時の消費電力は前世代のRyzen 7 7700Xと変わらないが、マルチコアに負荷を掛けたときの消費電力は40%以上も抑えられている。Ryzen 7 7700Xと比べてTDPが105W→65Wへと約40%ダウン、PPTが142W→88Wへと35%ダウンしていることから納得できる。Zen 5アーキテクチャになりプロセスの微細化が進みより省電力性の高いCPUとなった。
競合のCore i7-14700KやCore i5-14600Kと比べても省電力性の低さが際立つ。一方で、どれぐらいのユーザーが消費電力を気にしているのかといったところだ。消費電力が下がればCPUクーラーや電源ユニットに掛けるコストは下げられるかもしれないが、消費電力はパフォーマンスと比べても実感しづらく意識しているユーザーは少ないように思う。評価が難しい箇所であることは否定できない。
競合モデルが多く吟味する必要がある
| 製品名 | コア/スレッド | ゲーム性能 | 価格 | コスパ | 発売日 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ryzen 7 9800X3D | 8/16 | 45,025 | -($479) | – | 2024/11/15 |
| Ryzen 7 7800X3D | 8/16 | 42,174 | -($449) | – | 2023/04/06 |
| Core i7-14700KF | 20/28 | 38,356 | 55,480円($409) | 0.691 | 2023/10/17 |
| Core i7-14700F | 20/28 | 38,098 | 48,980円($384) | 0.778 | 2023/01/08 |
| Ryzen 7 5800X3D | 8/16 | 36,384 | -($449) | – | 2022/04/22 |
| Ryzen 7 9700X | 8/16 | 35,636 | 65,800円($359) | 0.542 | 2024/08/08 |
| Core i5-14600KF | 14/20 | 35,582 | 36,000円($319) | 0.988 | 2023/10/17 |
| Ryzen 5 9600X | 6/12 | 34,904 | 47,480円($279) | 0.735 | 2024/08/08 |
| Ryzen 7 5700X3D | 8/16 | 34,488 | 42,980円($249) | 0.802 | 2024/02/02 |
| Ryzen 7 7700X | 8/16 | 33,366 | 63,480円($399) | 0.526 | 2022/09/27 |
| Ryzen 7 7700 | 8/16 | 33,317 | 51,727円($329) | 0.644 | 2023/01/14 |
正直Ryzen 7 9700Xの立場はかなり厳しい。2025年1月時点での国内販売価格は65,800円~と割高だ。競合のCore i7-14700KFと比べても18%程度高い。下位モデルであるCore i5-14600KFと比べると80%以上も高くなっている。コストパフォーマンスだけを見れば下位モデルのRyzen 5 9600Xの方が優秀だ。AM5ソケットにこだわるならRyzen 7 7700を候補に入れよう。Ryzen 7 7700XはRyzen 7 9700Xとほとんど価格が変わらないのでおすすめしづらい。ゲーム特化型の3D V-Cache搭載モデルはRyzen 7 5700X3D以外在庫切れだ。人気がありすぎて入手困難な状況が続いている。
搭載ゲーミングPCでもそれは変わらない。すでにRyzen 7 9700Xを搭載したモデルはリリースされているが、価格が高くコストパフォーマンス的にはおすすめしづらい。Core i7-14700F搭載モデルの方が安く購入できる状態だ。ゲーム性能及びマルチコア性能で上回るモデルよりも価格が高くなってしまっては本末転倒だ。もう少し価格が下がることを期待したい。Ryzen 9000シリーズではこのRyzen 7 9700Xと3D V-Cache搭載のRyzen 7 9800X3Dを搭載したモデルが人気だ。Intel Core Ultra 200Sシリーズが思ったほどゲーム性能が伸びなかったことが要因だろう。
Ryzen 7 9700Xのゲームベンチマーク【RTX 5070】
2025年8月に改めてベンチマークを計測した。GPUをGeForce RTX 5070に固定している。これはより現実的なグラフィックボードとの組み合わせだろう。上位モデルであるRyzen 7 9800X3D搭載モデルとの差にも注目してほしい。
Black Myth


Black MythではAMD製CPUが高いパフォーマンスを発揮している。Ryzen 5 7500F以上のモデルに関してはほとんど差がないことがわかる。同じAMD製モデルでもRyzen 5 4500とRyzen 7 5700Xはワンランク落ちる。Core Ultra 7 265と比べると50%以上のフレームレートが高い。
モンハンワイルズ


GeForce RTX 5070との組み合わせならRyzen 7 9700Xはトップクラスのフレームレートが出せる。フルHD環境ではRyzen 7 9800X3Dのフレームレートが思ったほど伸びていないが、WQHD環境では頭一つ抜き出ている。いずれにしてもRyzen 7 9700Xで不満を感じることはないはずだ。
FF14 黄金のレガシー


FF14ではおおよそイメージ通りの順番に並んでいるように思う。Ryzen 7 9700Xは、Ryzen 7 9800X3D・Core i7-14700に続いて三番目に高いフレームレートが出ている。Core i7-14700と比べると2%-4%程度劣る。Core Ultra 7 265と比べると最大で5%高い。前世代のRyzen 7 7700と比べても4%-5%程度上回っている。
FF15


FF15は明らかに分が悪い。Intel製CPUとの相性がよいようだ。Ryzen 7 9700Xが、3D V-Cache搭載のRyzen 7 9800X3Dとほとんどフレームレートが変わらないのは驚きだ。Core Ultra 5 225にも届いていない。前世代のRyzen 7 7700と比べても同等といえるパフォーマンスに留まる。
Forza Horizon 5


Forza Horizon 5もAMD製CPUだとやや見劣りしてしまう。Core i7-14700と比べるとフルHDで9%、WQHDで3%、4Kで6%低くなっている。Core Ultra 7 265やCore Ultra 5 225よりもパフォーマンスは下だ。Ryzen 5 7500FやRyzen 7 9800X3Dとフレームレートが同等であることからいかに苦戦しているかがわかるはずだ。
フォートナイト(DirectX 12)


Ryzen 7 9800X3Dが圧倒的なパフォーマンスをみせつけている。Ryzen 7 9700Xはそれに続く形だ。中設定及び最高設定ではCore i7-14700やCore Ultra 7 265の方がパフォーマンスが高い。前世代のRyzen 7 7700と比べると10%-13%フレームレートが高くなっている。
Cyberpunk 2077(通常)


Cyberpunk 2077はGPU負荷の高いタイトルでCPUのボトルネックが発生しづらい。ハイクラスのGeForce RTX 5070との組み合わせならRyzen 7 7700やRyzen 5 7500Fと同等のフレームレートが出る。Ryzen 7 5700Xと比べると28%もフレームレートが高くここには大きな壁があると考えてよい。
Cyberpunk 2077(RT+DLSS 4.0)


レイトレーシングウルトラ+DLSS 4.0有効化時のフレームレートをまとめた。やはりGPU負荷が高く上位のモデルではほとんどフレームレートが変わらない。Ryzen 7 9800X3Dが伸び悩むのは不思議だ。3D V-Cacheが効きづらいタイトルなのかもしれない。
Ryzen 7 9700Xのゲームベンチマーク【RTX 4090】
モンハンワイルズ
モンハンワイルズではCore i5-14400とRyzen 7 5700を除けばどのCPUでもフレームレートに差が出ない。グラフィックス負荷が高くGPUボトルネックが発生するからだ。将来より高い性能を持つグラフィックボードが登場すればもう少し差が出るかもしれない。
FF14
FF14ではCore i7-14700Kを押さえて高いフレームレートを叩き出した。従来モデルのRyzen 7 7700と比べて12%程度フレームレートが高い。WQHD環境でも6%程度の差がある。4K環境では性能差がなくなる。なお、Ryzen 7 7800X3Dになると8%程度フレームレートが高く3D V-Cache搭載モデルの実力を見せつけている。
Forza Horizon 5(CPUシミュレーション)
Forza Horizon 5ではゲームプレイ時の処理性能を細かく計測できる。CPUシミュレーションは物理演算の処理速度を計測する。3D V-Cache搭載モデルを除けばトップだ。Core i7-14700Kと比べて20%以上もフレームレートが高い。Core Ultra 7 265Kと比べても15%以上高い。
Forza Horizon 5(CPUレンダリング)
グラフィックボードへの描写を命令速度がわかる。この数値が低いとCPUボトルネックが発生している目安になる。Ryzen 7 9700Xはかなり高いフレームレートが出ている。Core i7-14700Kよりも8%-32%もフレームレートが高い。従来モデルのRyzen 7 7700と比べても最大で20%も数値が高くなっている。
フォートナイト
フォートナイトでも高いフレームレートが出せる。プリセット中設定以下なら200fps以上を目指せる。Core i7-14700Kと比べると6%-8%もフレームレートが高い。Core Ultra 7 265Kは結果がふるわずRyzen 7 7700と同低度となった。
Cyberpunk 2077
Cyberpunk 2077はAMD製CPUでフレームレートが伸びやすい。Core i7-14700Kよりも17%もフレームレートが高くなっている。従来モデルのRyzen 7 7700と比べて10%弱フレームレートが向上している。Ryzen 7 9800X3Dとの性能差は20%弱と大きい。3D V-Cacheが効きやすいタイトルだといえる。
Ryzen 7 9700Xのアプリケーションベンチマーク
Cinebench 2024


Cinebench 2024は、Cinebench R23の最新版でより新しいCPUのパフォーマンスを計測するのに適している。今後はこのCinebench 2024が主流となるだろう。Ryzen 7 9700Xのマルチコアスコアは1,108で、シングルコアスコアは130となる。マルチコアはRyzen 7 7700Xと変わっていない。一方で、シングルコアは23%弱も高くなっている。下位モデルであるRyzen 5 9600Xと比べるとマルチコアが21%高く、シングルコアも2%弱高い。競合のCore i7-14700Kと比べるとマルチコアは42%低くなっている。シングルコアは同等だ。Zen 5ではマルチコアよりもシングルコアが強化されたと考えてよい。
Cinebench R23


Cinebench R23でのパフォーマンスも見ていこう。Cinebench R23ではRyzen 7 7700Xよりもマルチコア性能も伸びている。マルチコアが5%弱高く、シングルコアも12%高い。下位モデルのRyzen 5 9600Xと比べてマルチコアが26%高く、シングルコアも3%高い。Core i7-14700Kと比べるとマルチコアが41%低いが、シングルコアは4%高くなっている。
Blender


Blenderでのベンチマーク結果をまとめた。Ryzen 7 7700Xよりも7%程度低く、Ryzen 7 7800X3Dよりも少し低い。下位モデルのRyzen 5 9600Xと比べると25%高い。Core i7-14700Kと比べると41%低くなっている。
7-Zip


Zipファイルの展開及び圧縮速度をまとめている。前世代のRyzen 7 7700Xと比べて展開速度が17%速く、圧縮速度が3%弱速くなっている。Core i7-14700Kと比べると展開速度が22%遅く、圧縮速度が37%遅い。展開速度だけはCore i5-14600Kを上回っている。8コア16スレッドのCPUの中ではトップクラスだ。
Handbrake


動画のエンコード速度をまとめた。コア・スレッドが多いCPUが有利だ。Ryzen 7 7700Xと比べてそれほどパフォーマンスは変わっていない。3D V-Cache搭載の下位モデルのRyzen 5 9600Xと比べるとH.264で10%速く、H.265でも10%速い。
Photoshop


Photoshopはシングルコアが重要となるアプリケーションの一つだ。Ryzen 7 9700Xが、Core i7-14700KやRyzen 9 9900Xを押さえてトップとなった。Ryzen 7 7700Xと比べて2%程度高くなっている。下位モデルのRyzen 5 9600Xとの性能差は4%弱だ。
Premiere Pro


動画編集ソフトであるPremiere Proでのパフォーマンスを計測していく。PugetBenchを活用している。Ryzen 7 9700Xのスコアは13,302と真ん中だ。従来モデルのRyzen 7 7700Xと比べて7%弱スコアが伸びている。Core i5-14600Kと同等のスコアだ。Core i7-14700Kと比べると11%劣っている。コア数が多い方有利に働くソフトエワだといえる。8コア16スレッドのCPUとしては健闘している。
Ryzen 7 9700X搭載おすすめゲーミングPC
【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 9700x・RTX5070(OZgaming)
コスパ
9.3
- 現行Zen 5のRyzen 7 9700X×RTX 5070でWQHDも快適
- DDR5 32GB+850W ATX3.1電源で拡張性に余裕
- 内外装ともにライティングなし
- 冷却は空冷サイドフローのみ
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\ 10,000円OFFクーポン発行中 終了時期不明 /
GALLERIA XPR7A-R57-GD Ryzen 7 9700X搭載 (ドスパラ)
コスパ
7.7
- Ryzen 7 9700X×RTX 5070搭載のハイクラスモデル
- 人気のGALLERIAブランド
- メモリ16GB・SSD 1TBと構成は平均以上
- プレミアムブランドということもあり価格が高め
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G-Master Spear X870A(サイコム)
コスパ
7.1
- Fractal Design製ケースを採用
- カスタマイズの自由度が高い
- 初心者の方は選びづらい
- 初期構成は割高感が強い
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Ryzen 7 9700X搭載のゲーミングPC一覧
| 製品名 | ケース | コスパ | 更新日 | 検証種別 | 価格 | CPU | GPU | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Sシリーズ Ryzen7 9700x・RTX5070 | 9.3 | 2026/09/01 | 評価コメント | 299,800円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 | DDR5 32GB | 1TB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントOZgamingのサマーセール対象モデルでコスパが高い。ZALMAN Z1 ICEBERGケースを採用したGeForce RTX 5070搭載モデルだ。CPUは現行Zen 5世代のRyzen 7 9700Xで、ゲームに加えて配信や動画編集まで一台でこなせる。GPUはMSI製のGeForce RTX 5070で、フルHDはもちろんWQHD環境でも高フレームレートを狙える。メモリはDDR5-4800 32GB(デュアルチャネル)と最初から余裕のある構成、ストレージはSSD 1TB Gen4だ。 電源は850W 80PLUS BRONZEで将来のGPU換装にも耐える容量。マザーボードはASRock B650M Pro X3D WiFiで、Wi-Fi 6E+Bluetooth 5.3を標準搭載し、空きメモリ×2・M.2×2で増設余地も残る。冷却はMSI製MAG COREFROZR AA13の空冷サイドフロー+ナノダイヤモンドグリスで、本体カラーと統一されている。内外装ともライティングなしのシンプル構成なので、光る演出よりも実用性・静音性を重視する人に向く。WQHDでガッツリ遊びたい層にちょうどよい一台だ。納期は3-5営業日での出荷となる。 🏷 大決算セール | |||||||||
| G-GEAR Aim GB7A-C256B/SP4 | 8.9 | 2026/08/25 | 評価コメント | 309,800円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 | DDR5 32GB | 1TB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントRyzen 7 9700X×RTX 5070搭載のハイクラスモデルだ。希少なミニタワーケースを採用している。一般的なミニタワーよりも一回り小さくデスクの上にも設置しやすい。メモリDDR5-5600 32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も抜群だ。電源ユニットは750W GOLDを搭載している。マザーボードのチップセットはB650だ。即納モデルとして販売されているのもポイントだ。8/14頃出荷予定となる。 | |||||||||
| FRGHLMB650/WS0906/NTK | 8.9 | 2026/09/04 | 評価コメント | 309,800円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 | DDR5 32GB | 1TB | |
長所
短所
管理人コメントRyzen 7 9700X×RTX 5070のハイクラス。相場どおりの価格だがフロンティアらしく構成が充実し評価は高い。他社で同等構成にすれば35万円をはるかに超える。メモリはシングルチャネルだが後々増設しやすいと捉えられる。SSDは1TB Gen4と平均以上、電源750W PLATINUM、チップセットB650。 🏷 ゲームの祭典熱狂セール | |||||||||
| FRGHLMB650/WS0905/NTK | 8.9 | 2026/09/04 | 評価コメント | 372,800円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 Ti | DDR5 32GB | 1TB | |
長所
短所
管理人コメントRyzen 7 9700X×RTX 5070 Ti搭載のハイエンドモデルだ。RTX 5070 Ti搭載モデルの中で40万円を切るモデルは希少だ。CPUクーラーは2,000円前後の安価な空冷式となる。通常運用であれば問題ないが、PL2の引き上げには対応しづらいと考えておこう。GPUにはハイエンドクラスのRTX 5070 Tiを搭載していて高いゲーム性能を誇る。Ryzen 7 9800X3D搭載の「FRGHLMB650/WS0825」よりも40,000円も安く購入できるのが魅力だ。構成も充実していてメモリDDR5 32GB、SSD 1TBと十分だ。電源は750W PLATINUMを採用している。 🏷 ゲームの祭典熱狂セール | |||||||||
| GALLERIA XPR7M-R57T-GD Ryzen 7 9700X搭載 | 8.8 | 2026/09/03 | 評価コメント | 384,980円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 Ti | DDR5 16GB | 500GB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントGALLERIAブランドの人気のミニタワーモデルだ。Ryzne 7 9700X×RTX 5070 Ti搭載で高いゲーム性能を持つ。CPUとGPUのバランスも良好だ。4K環境にも対応できる。一方で、メモリDDR5-4800 16GB、SSD 500GB Gen4 NVMeと性能帯を考えると物足りない。カスタマイズ費用も高額なのでここはあきらめるのがよい。まとまったお金ができた段階で増設していくのも楽しみの一つだろう。電源ユニットは750W GOLDと余裕がある。マザーボードのチップセットは廉価グレードのA620Aだ。メモリスロットが2つしかないので注意してほしい。 | |||||||||
| GALLERIA XPR7M-R58-GD Ryzen 7 9700X搭載 | 8.5 | 2026/09/03 | 評価コメント | 434,980円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5080 | DDR5 16GB | 500GB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントRyzen 7 9700X×RTX 5080搭載のハイエンドモデルだ。4K環境でのゲームプレイを想定している方におすすめできる。CPUとGPUのバランスも上々だ。メモリDDR5-4800 16GB、SSD 500GB Gen4 NVMeと構成は平凡だ。電源ユニットは850W GOLDを搭載している。マザーボードのチップセットは廉価グレードのA620Aだ。ハイエンドモデルとしては物足りないが、価格を抑える目的を考えれば仕方がない。CPU性能が欲しくなれば3D V-Cache搭載モデルへのアップグレードも行いやすいのはメリットだろう。 | |||||||||
| GALLERIA XPR7A-R57-GD Ryzen 7 9700X搭載 | 7.7 | 2026/09/03 | 評価コメント | 369,980円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 | DDR5 16GB | 1TB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントガレリアブランドの最新ミドルタワーケースを採用した一台だ。GPUにハイクラスのGeForce RTX 5070を搭載している。Ryzen 7 9700Xとのバランスもよく高次元でのゲームプレイが可能だ。WQHD環境でのゲームプレイに最適だ。メモリはDDR5-4800 16GBのシングルチャネル構成となる。ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeだ。電源ユニットは750W GOLDを搭載している。マザーボードのチップセットはB850だ。このモデルならカスタマイズをしなくても満足度は高いだろう。 | |||||||||
| arkhive Gaming Custom GC-A7R96R | 7.5 | 2026/08/25 | 評価コメント | 349,800円 | Ryzen 7 9700X | RX 9060 XT 16GB | DDR5 32GB | 2TB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントアークのarkhiveシリーズらしく、パーツ構成が最初から最後まで型番で公開(グラボ以外)されているのが最大の特徴だ。メモリはCrucial Pro、電源はCooler Master Elite Gold、マザーボードはASUS TUF GAMING B850-PLUS WIFI、ケースはFractal Design Pop 2 Airと、自作派が自分で選ぶような銘柄が並ぶ。「メーカー製の電源」「メーカー製のメモリ」としか書かれないBTOに不満を持ってきた人には、これだけで選ぶ理由になるだろう。 構成のバランスも良い。Ryzen 7 9700XとRadeon RX 9060 XT 16GBの組み合わせは当サイトの相性評価で「最適」に位置し、CPUがボトルネックになる場面はまず出てこない。VRAMが16GBあるのも効いていて、テクスチャ品質を上げたときやMODを盛ったときに息切れしにくい。850W GOLD電源とB850チップセットという土台も、後からグラフィックボードやCPUを載せ替える前提で見ると非常に素性が良い。ケースはメッシュ前面のPop 2 Airで、光らせない代わりに冷却を優先している。 弱点は価格と納期だ。RX 9060 XT 16GB搭載機の相場は20~25万円程度で、そこから見ると本機の34万円台はかなり高い。パーツ単価の高さと組み立ての丁寧さを考えれば理由のある価格ではあるが、フレームレートあたりの単価で選ぶ買い方には向かない。納期も即納構成で10〜18日、取り寄せが混ざれば最大28日と、翌日出荷を掲げるショップとは対照的だ。保証も1年のセンドバックなので、長く安心して使いたいなら延長保証の追加を検討したい。 まとめると、性能そのものより「何が入っているか」を重視する人のためのマシンだ。自作したいがトラブル対応は避けたい、パーツの素性が分からない機体は買いたくない、という層には刺さる。逆に予算内で最大のfpsを求めるなら、同じ35万円でRTX 5070 TiやRX 9070 XTクラスの構成を狙ったほうが満足度は高い。 | |||||||||
| G-Master Spear 2 X870A | 7.1 | 2026/09/05 | 評価コメント | 446,840円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5060 Ti 16GB | DDR5 32GB | 1TB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントサイコムの売れ筋No.1のイチオシモデルだ。新しいケースへとリニューアルされている。ケースファンの増設や特注防塵フィルタ搭載などFractal Design製「Epoch」をベースにしたサイコムオリジナルだ。Intel製CPUが苦戦している中でRyzen 9000シリーズの人気が高まっている。初期構成ではGPUにミドルハイクラスのGeForce RTX 5060 Ti 16GBを搭載している。GPUはRadeon RX 9070 XTへのアップグレードがおすすめだ。RTX 5060 Ti 16GB搭載モデルよりも安くなる。メモリはDDR5-5600 32GBと十分だろう。ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeを搭載している。電源ユニットは850W GOLD採用だ。 | |||||||||
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ベンチマークテスト環境

| モデル | ベンチマーク検証機AMDソケットAM5 |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 9700X etc. |
| CPUクーラー | DEEPCOOL LS520 WH R-LS520-WHAMNT-G-1 |
| GPU | GeForce RTX 4090 |
| マザーボード | ASUS ROG STRIX X670E-A GAMING WIFI |
| メモリ | Corsair CMK32GX5M2B5600C36【DDR5-5600 16GB×2】 |
| 電源ユニット | 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+ |

















