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当記事では、G-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)の評判とレビューをまとめている。Ryzen 5 4500×RTX 3060搭載のミドルクラスのゲーミングPCだ。ゲーミングモニター・ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセット・マウスパッド・ゲームパッドがセットになった製品だ。これまでありそうになかったモデルとなる。注目度の高さから多くのゲーマーが求めていたセットモデルだと言えるだろう。

マウスコンピューターの売れ筋ランキングNo.1に輝いていて注目度が高い。初心者の方だとまとめて購入できるこのモデルは魅力的なのではないかと思う。割引が適用となったことで購入しやすくなった。翌営業日出荷サービスに対応しているのも強みだ。一方で、セット商品のため好きなデバイスを揃えられないというのはデメリットとなる。まずは入門モデルとして購入して少しずつ自分好みのデバイスを揃えていくというのもよさそうだ。

G-Tune DG-A5G60(スターターセット)のスペック

G-Tune DG-A5G60

ブランド名G-Tune
製品名G-Tune DG-A5G60(スターターセット)
価格169,800円（税込）
（本体のみ：124,260円）
*強化ガラスサイドパネル LEDケースファン仕様含む
CPURyzen 5 4500
GPUGeForce RTX 3060
メモリDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 512GB
HDD非搭載
電源500W BRONZE
マザーボードチップセットB550
付属品本体：G-Tune DG-A5G60
モニター：iiyama G-MASTER GB2470HSU-5（26,950円）
マウス：Logicool G304（3,960円）
キーボード：Logicool G213r（5,940円）
ヘッドセット：Logicool G331（4,620円）
マウスパッド：Logicool G240f（1,320円）
ゲームパッド：Logicool F310r（2,750円）
おすすめ度Aランク
評価・コスパ
7.3

・構成
8.5

・品質/サポート
10.0

・総合評価
9.1

カスタマイズについて

G-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)はゲーミングデバイスが一式揃っており、それが特徴のモデルだ。価格を抑えて一式が揃うことに魅力があり、価格が高くなってしまっては魅力が失われてしまう。性能を考えれば性能に関する構成は十分だ。G-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)をカスタマイズするのであれば、利便性が向上するストレージを中心に考えよう。

徹底解剖推奨カスタマイズ

ブランド名G-TuneG-Tune
イメージnextgear-micronextgear-micro
製品名G-Tune DG-A5G60
(スターター7点セット)		G-Tune DG-A5G60
(スターター7点セット)
価格169,800円（税込）
（本体：116,560円）		181,900円（税込）
CPURyzen 5 4500Ryzen 5 4500
GPURTX 3060RTX 3060
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 512GBNVMe 1TB
HDD非搭載非搭載
電源500W BRONZE750W BRONZE
マザーボードB550B550

Ryzen 5 4500とRTX 3060の性能であれば、メモリをアップさせるメリットは薄い。G-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)はCPUのカスタマイズも可能だが、Ryzen 5 5500へのアップに17,600円はさすがに厳しい。現実的なところでストレージと電源のオーソドックスな箇所に留まる。ストレージは512GBでは物足りなさがあるので1TBへ倍増させている。多くのゲームをプレイするのであれば1TBはないとすぐに容量を圧迫してしまう。

初めてのゲーミングPCなら、多くのゲームが魅力的に映るはずだ。基本無料のゲームも膨大な数あるのでストレージには余裕を持たせておきたい。Steamのセール時などは一気にタイトルを購入してしまうことも想定される。電源は750W 80PLUS BRONZEへ容量アップしている。性能や構成を考えると重要性は低いが、今後ストレージの増設/追加やパーツの交換をすることを考えて検討してもよい。

当然パーツの換装をすれば消費電力が増える可能性が高い。その時に電源を交換するとなると手間も費用もかかってしまう。3,300円でこれだけ容量アップできるなら選択する価値はある。この2箇所のカスタマイズで構成は非常によくなり、初心者向けながらも長く使用できるおすすめのカスタマイズだ。

その他おすすめカスタマイズ項目解説

  • SSD (M.2)

    • 標準のSSDは512GBで、価格を抑えるための容量となっている。ゲームは一つあたり10GB前後が多いものの、有料ゲームの中には200GB程度必要とするものもある。複数のゲームを保存するならSSDの容量は1TBが適正だ。特定のゲームのみを想定しているのであれば512GBでも十分ではある。Steamを見ればわかるとおり無数のゲームが販売されていて、様々なゲームに興味を持ってもおかしくはない。そういった時に対応できるように容量は多めにしておきたい。必須ではないものの重要性が非常に高い箇所である。

  • SSDまたはHDD

    • この項目ではHDDを追加できる。HDDはSSDよりも価格が安く容量が多いが、読み込み速度が非常に遅い。そのため、ゲームの保存には適していない。HDDは動画や画像のように読み込みが発生しにくいファイルの保存に適している。ゲームをプレイするだけで動画を撮影しないとしても、プレイするゲームによっては動画を撮影したくなる場面があるはずだ。

    スーパープレイや面白い場面を録画すると動画ファイルも増えていく。一部のゲームではキルシーンを自動的に動画に保存するハイライトという機能が使用できる。動画投稿、撮影も考えているならHDDは2TBくらいあってもよさそうだ。1TBが8,800円、2TBが9,900円、4TBが13,200円なので価格的に2TBが選びやすい。

  • 電源

    • G-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)に搭載されている電源は500W 80PLUS BRONZEだ。構成を考えればまずまずの容量ながら、少しの増設やパーツ交換で容量が不安になる。650Wが選択できれば最良だったが、750Wへの増量が最低限となっている。ゲーミングPCでは非常に珍しい750W 80PLUS BRONZEを取り扱っていて、3,300円で250Wの増量が可能だ。G-Tune製品を選択するなら750W 80PLUS BRONZEは是非選択しておきたいところだ。

  • 無線LAN

    • Windows 11の場合はWi-Fi6Eに対応した無線LANが選択できる。Bluetooth5も内蔵しているので無線環境を整えられる。これらは通常のG-Tune製品には標準で搭載されている機能でもある。価格を抑えたG-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)では削られているものなので、有線接続を想定しているなら不要だ。無線でのインターネット接続やデバイスなどの接続を考えているなら選んでおくとよい。

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各タイトルの対応表

FF15Apex LegendsFORTNITE
ff15
・4K


・WQHD
 Apex-Legends
・240fps


・144fps
 fortnite
・240fps


・144fps

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

G-Tune DG-A5G60seinou

G-Tune DG-A5G60(スターターセット)はRyzen 5 4500とRTX 3060を搭載したミドルクラスのゲーミングPCだ。CPU性能があまり高くないため、CPU負荷の高いゲームはやや苦手としている。そのため、Apex Legendsを144Hzでプレイするには設定を下げる必要がある。設定次第で概ねゲームは快適にプレイできるものの、付属の165Hzモニターを活かすには工夫が必要となりそうだ。

G-Tune DG-A5G60(スターターセット)のゲーミング性能

Ryzen 5 4500（CPU）

Core i5-1340025,345
Ryzen 5 760023,695
Core i5-1240022,546
Ryzen 5 5600X20,616
Core i7-1170020,009
Ryzen 5 560019,765
Ryzen 5 550018,262
Ryzen 5 3600X16,117
Core i5-1140016,019
Ryzen 5 360015,975
Ryzen 5 450015,380
Core i7-1070015,038
Core i3-1310011,997
Core i3-1210011,415
Core i5-104009,979
Ryzen 5 35009,708
Core i3-101006,652

G-Tune HM-B-3060Ti-LCではCPUにRyzen 5 4500を搭載している。2022年4月に発売された比較的新しいCPUだが、アーキテクチャは一世代前のZen 2となる。旧世代のRyzen 5 3500のマイナーチェンジモデルと考えるとわかりやすい。6コア6スレッドから6コア12スレッドとハイパースレッディングに対応したことで処理性能は58%も向上している。Ryzen 5 3600に近いパフォーマンスを発揮する。

動画編集・エンコード・画像編集などの作業にもある程度対応可能だ。一方で、L3キャッシュ容量がRyzen 5 3500から半減の8MBとなったことでゲーム適性はそれほど高くない。ゲームプレイを目的とするならグラフィックボードはミドルクラス以下までにしておく方がよいだろう。そうしないとCPU性能がボトルネックとなってしまうからだ。

GeForce RTX 3060（GPU）

RTX 307028,194
RX 6700 XT25,895
RTX 3060 Ti24,213
RTX 2070 SUPER22,276
RX 6650 XT21,990
RX 6600 XT21,147
RTX 207020,387
RTX 306020,322
RTX 2060 SUPER19,366
GTX 1070 Ti19,119
RTX 206017,012
RX 660016,900
GTX 107016,442
RTX 305014,734
GTX 1660 Ti14,522
GTX 1060 6GB12,009
GTX 9607,405

当該モデルではグラフィックスにGeForce RTX 3060を搭載している。Ampere世代のラインナップの中でも人気の高いモデルだ。性能はミドルクラスでフルHD環境でのゲームプレイを考えている方に適している。従来モデルのRTX 2060よりも20%近く処理性能が高くRTX 2070に匹敵するパフォーマンスを発揮する。レイトレーシングも第2世代になって適性が高くなった。Radeon RX 6600 XTとの性能差は4%程度で少しだけ劣る。

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G-Tune DG-A5G60(スターターセット)の特徴＆強み

1万円引きで初心者におすすめしやすくなる

G-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)は、ゲーミングPC本体・ゲーミングモニター・ゲーミングマウス・ゲーミングキーボード・ゲーミングヘッドセット・ゲーミングマウスパッド・ゲームパッドの7点がセットになったフルセットスターターモデルだ。発売当初よりも1万円安くなり初心者の方には非常に選びやすくおすすめしやすいモデルになった。デバイスの価格はほとんど固定されているので、今回の1万円引きはゲーミングPC本体の価格が下がったことになる。

RTX 3060の後継モデルであるRTX 4060が登場したことで旧世代のRTX 3060搭載のフルセットモデルもしっかり値下げされているのは素晴らしい。初めてのゲーミングPCを選択するなら候補に入りそうだ。ゲーミングPCで最も人気の価格は15万円前後だ。まだその価格帯に入ってはいないが、ゲームをプレイするために必要なゲーミングデバイスが全て揃っているなら十分予算内に収まるのではないだろうか。

これらのデバイスを別途購入するのであればG-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)は非常にお得なセットだ。これらのセットは初めてのゲーミングPC選びで、どのゲーミングデバイスを選択すればいいか分からない方にもおすすめだ。最高峰ではないまでも、無難に扱いやすいものがセットになっている。マウスやマウスパッドは消耗品なので、次に買い替えるときの参考にもなる。一方で、すでにゲーミングPCを所持しているならG-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)は選択肢に入らないことが多い。

現在使用しているのが低スペックなゲーミングPC・60Hzの通常モニター・一般的なデバイス（ゲーミングではない）で構成されているなら選択肢に入るくらいだ。これらのデバイスはどれか一つでも所持していると価値が下がってしまう。性能が圧倒的に低く、一切のゲーミングデバイスを持っていないことがおすすめの条件である。わかりやすいように初心者向けとしているだけで、これらに該当するならすでにゲーミングPCを所持していても選択するメリットはある。

ベースモデルとの価格差はそこまで大きくない

G-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)は非常にお得なモデルである。しかし、ベースモデルの「G-Tune DG-A5G60」が119,900円で販売されていてフルセットは2,240円程度安いだけに留まる。内訳はゲーミングデバイス代金45,540円とケースカスタマイズ費用の6,600円だ。もしも、デバイスのうち1つでも不要なものがあった場合、単体で選択した方がお得だ。自分で揃えられるというメリットもある。

G-Tune DG-A5G60はアウトレット製品として展開されているため、すぐに販売は終了するはずだ。販売終了となるまではG-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)自体は正直それほどお得なモデルではない。また、G-Tune DG-A5G60(スターター5点セット)という別のセットはマウスパッドとゲームパッドなしで159,800円だ。マウスパッドとゲームパッドはそれぞれ1,320円と2,750円だ。

5点セットにカスタマイズでマウスパッドとゲームパッドを追加するとG-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)と同じ構成で163,870円になる。G-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)の169,800円と比べて6,000円ほどお得に選択できる。おすすめできる層が限定的であること、他に優れた選択肢があることがG-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)の弱点だ。

フルセットはお得であることが生命線なので、新しいフルセットの登場により価値が薄れている。しかしながら、今後も5点セットが展開され続けるかは分からない。ベースモデルにしてもアウトレット製品なのでしばらくすると販売が終了することになる。一時的なことではあるが、タイミングによっては微妙なモデルになるというのがG-Tune DG-A5G60(スターター7点セット)の弱みであり注意点だ。

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他のゲーミングPCとの比較

ブランド名G-TuneG-Tune
イメージnextgear-micronextgear-micro
製品名G-Tune DG-A5G60
(スターター7点セット)		G-Tune DG-A5G60
(スターター5点セット)
価格169,800円（税込）
（本体：116,560円）		159,800円（税込）
（本体：110,630円）
送料無料無料
納期最短翌営業日最短翌営業日
保証期間3年間3年間
CPURyzen 5 4500Ryzen 5 4500
GPURTX 3060RTX 3060
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 512GBNVMe 512GB
HDD非搭載非搭載
電源500W BRONZE500W BRONZE
マザーボードB550B550
補足モニター
マウス
キーボード
ヘッドセット
マウスパッド
ゲームパッド		モニター
マウス
キーボード
ヘッドセット
公式公式公式
比較対象は同じG-TuneのスターターセットのG-Tune DG-A5G60(スターター5点セット)だ。基本的な構成は同じで、セットとなっているデバイスに違いがある。7点セットからマウスパッドとゲームパッドが外され、1万円安いのが特徴だ。このスターターセットに採用されているマウスパッドとゲームパッドはLogicool G240f（1,320円）とLogicool F310r（2,750円）である。これらのデバイスは5点セットでもカスタマイズから追加することが可能だ。

1万円安くなっていることから、この2点を追加しても7点セットよりもお得だ。5点セットは最近登場したものなので、一時的な展開の可能性はある。今なら5点セットをカスタマイズした方がお得だ。ただ、この先もずっと同じとは限らない。さすがにこの価格差はG-Tune製品の落ち度なので、しばらくすると修正されると見ている。選択時に同じままなら、5点セットをカスタマイズした方がお得なのでおすすめだ。

パソコンケースレビュー

当該モデルで採用されているのは、サイドクリアガラスパネル採用の上位モデルだ。ここでは通常のG-Tuneミニタワーケースをまとめている。

正面

G-Tune HM-Asyoumen
非常にシンプルなデザインとなっている。比較的コンパクトなミニタワーケースだと言える。中央部分には”GTUNE”のロゴが刻印されている。

右側

G-Tune HM-Aright
本体右側にも大きくGTUNEのロゴが刻印されている。前側には独特なデザインを採用している。

左側

G-Tune HM-Aleft
本体左側にもGTUNEのロゴが刻印されている。ブランドの押し出しが強い。なお、G-Tune DG-A5G60では強化クリアガラスパネルを採用していて中を魅せるデザインとなっている。

I/Oパネル

G-Tune HM-Aiopanel
I/Oパネルは本体上部にまとめられている。マイク・ヘッドフォン端子、USB×2、HDMI端子が配置されていて使い勝手も良好だ。HDMI端子が前面にある使用は珍しい。これはゲーマーの希望に答えてということだが、それほど使う機会が多いわけではないように思う。背面にあってもそれほど困らないはずだ。

背面

G-Tune HM-Aback
モデルによって異なるため参考として見ていただければと思う。

底

G-Tune HM-Asokomesh
底面にはメッシュパネルが取り付けられていてメンテナンス性が高いケースだと言える。

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管理人による総評（G-Tune DG-A5G60(スターターセット)）

nextgear-micro

G-Tune DG-A5G60(スターターセット)は、各種ゲーミングデバイスがセットとなったモデルだ。ゲーミングPC本体はCPUにRyzen 5 4500を、GPUにはRTX 3060を搭載したミドルクラスのゲーミングPCとなっている。デバイスの価格を計算したところ、トータル費用は45,540円となる。本体価格169,800円から差し引くと本体価格が124,260円だとわかる。この本体価格には6,600円のケースのカスタマイズ費用が含まれる。

Ryzen 5 4500×RTX 3060を搭載したゲーミングPCが12万円台ならかなりお買い得だ。ゲーミングデバイスとのセット商品なので初心者の方でも選びやすい。G-Tuneの売れ筋モデルであるのも納得できる。このモデルを選択する上でキーとなるのはすべてのデバイスが必要かどうかだ。もし不要なものが一つでもあると競合モデルを単体で購入して別途デバイスを揃えた方が安上がりだからだ。

価格CPUグラボ
169,800円（税込）5 4500RTX3060
メモリSSDHDD
DDR4 16GB512GB非搭載

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