NEXTGEAR JG-A5G6Twhite

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マウスコンピューターが販売する「NEXTGEAR JG-A5G6T」のレビューをまとめている。Ryzen 5 4500×GeForce RTX 5060 Ti 16GB搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCだ。GeForce RTX 5060 Ti 16GB搭載モデルとしては価格が抑えられている。CPUに廉価なRyzen 5 4500を搭載していてクセのあるモデルといえるかもしれない。このクセを理解した上で購入しないと後悔してしまうことになるだろう。初心者の方は避けた方がよいように思う。コストパフォーマンス指標は6.9と標準的だ。CPUとグラフィックボードのバランスがそこまでよくなく評価は伸び悩んでいる。

長所
  • RTX 5060 Ti 16GB搭載モデルとして安価
  • 充実した構成を持つ
  • 3年間の標準保証付き
短所
  • CPUの性能が低い
  • 上位モデルとの価格差が小さい
  • 6営業日での出荷とやや長め
こんな方におすすめ
  • マウスコンピューターが好きな方
  • 少しでも安くRTX 5060 Ti 16GB搭載モデルが欲しい方
  • CPU性能を重視しない方

NEXTGEAR JG-A5G6Tのスペック

newNEXTGEAR-miniright

メーカー マウスコンピューター
ブランド名 NEXTGEAR
製品名 NEXTGEAR JG-A5G6T(ホワイト)
価格 164,800円(税込)
CPU Ryzen 5 4500(レビュー)
CPUクーラー 空冷
GPU GeForce RTX 5060 Ti 16GB(レビュー)
メモリ DDR4-3200 16GB
ストレージ SSD 1TB NVMe
電源 750W 80PLUS BRONZE
マザーボード チップセットB550
おすすめ度 Dランク
評価 ・コスパ
6.9

・ショップ評価
9.7

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カスタマイズについて(おすすめ度)

パーツ おすすめ度 詳細
OS 変更なし
オフィスソフト 変更なし
CPU AMD Ryzen 5 5500 プロセッサ
( 6コア / 12スレッド / 3.6GHz / 最大4.2GHz / L3キャッシュ16MB )+7,700円
CPUグリス 変更なし
メモリ 32GB メモリ [ 16GB×2 ( DDR4-3200 ) / デュアルチャネル ] +14,300円
SSD (M.2) 変更なし
外付けストレージ 変更なし
光学ドライブ(外付け) 変更なし
電源 750W 電源 ( 80PLUS(R) GOLD ) +5,500円
UPS 変更なし
無線LAN Wi-Fi 6E ( 最大2.4Gbps ) 対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠
+ Bluetooth 5内蔵 +6,380円
外付け拡張デバイス 変更なし
ウイルス対策・セキュリティソフト 変更なし
ソフトウェア1(プリインストール) 変更なし
ソフトウェア2(バンドル) 変更なし
パソコン引越しソフト 変更なし
パソコン下取りサービス 変更なし
データ復旧サービス 変更なし
各種出張サービス 変更なし
サポート [3年保証/PC本体] センドバック修理保証
+安心パックサービス(専用ダイヤル/即日修理) +5,500円
電話サポート 変更なし
破損盗難保証サービス 変更なし
HUB 変更なし
USB周辺機器 変更なし
LANケーブル 変更なし
サプライ 変更なし


BTOパソコン全般で人気のカスタマイズ項目について黄色のマーカーで印をつけている。当該モデルについてはカスタマイズはしなくてもいいように思うが、候補を挙げるとすればメモリ・電源・無線LANといったところだろう。メモリについては16GBでは物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれない。32GBへアップグレードしておけば基本的には容量不足に悩むことはなくなるはずだ。電源ユニットについては標準の750W BRONZEから750W GOLDへのアップグレードがおすすめだ。より安定した運用が可能となる。今後CPUやグラフィックボードの変更を検討するなら、検討する価値がある。

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NEXTGEAR JG-A5G6Tの特徴

CPUとグラフィックボードのバランスはイマイチ

benchmark-AM4
正直CPUとグラフィックボードのバランスはよくない。GeForce RTX 5060 Ti 16GBに対してRyzen 5 4500でははっきりと力不足だ。NEXTGEAR JG-A5G6Tと同等の構成を持つベンチマーク機を使っていくつかのゲームにおけるフレームレートを計測した。数値を見ればCPU性能の低さが足かせになっていることがわかるはずだ。将来的にCPUのアップグレードは必須となりそうだ。

NEXTGEAR JG-A5G6T-fortnite
フォートナイトでは明らかにフレームレートが落ち込んでしまう。Ryzen 7 5700X搭載モデルと比べると半分程度のフレームレートしか出ない。Ryzen 5 7500Fと比べると50%以上のダウンとってしまう。フォートナイトのようなGPU負荷の軽いタイトルではCPU性能がフレームレートに直結することを覚えておいて欲しい。せっかくGeForce RTX 5060 Ti 16GBを搭載しても思ったほどの結果が出ないことになる。

NEXTGEAR JG-A5G6T-ff14
FF14でも結果は同様だ。4K環境を除くとやはりRyzen 5 4500との組み合わせだとワンランクフレームレートが低くなる。少なくともRyzen 7 5700X搭載モデルと組み合わせるべきではないかと考える。

NEXTGEAR JG-A5G6T-monsterhunterwilds
モンハンワイルズでもフレームレートの差が出てしまう。Ryzen 7 5700X搭載モデルと比べるとフルHDで15%低く、WQHDで11%低く、4Kで6%低い。Ryzen 5 7500Fもやや伸び悩んでいることを見る限り8コア以上が好ましいように思う。

充実した構成は持ち味のひとつ

充実した構成が評価を底上げしているモデルだ。標準でSSDが1TBで、チップセットも高コスパなB550を採用している。コストカットされがちな箇所がしっかりと強化されている。市場を見ると、NEXTGEARシリーズと同様に価格を意識したモデルは多い。しかしながら、NEXTGEAR JG-A5G6Tよりも優れた構成を持つ同じ性能帯のモデルはない。SSD 500GB固定かつチップセットもA620/A520が採用されていることが多いように感じる。

構成がしっかりしていると、購入後にかかる費用も抑えられる。1TBの容量があれば、多少乱暴な使い方をしても容量が足りなくなる場面は少ない。SSDの増設コストを抑えることができる。ストレージにかかる費用はわずかなものでも、後から追加する手間と費用が抑えられるのは大きい。

今やPCゲームは1つ100GB~300GBのものが増えている。アップデートが繰り返されると、必要な空き容量は増えてくる。ストレージだけがしっかりしていても、その恩恵はゲーマーにとっては素晴らしいものだ。様々なゲームをプレイするには、それだけ容量が必要になるからだ。この性能帯でSSD 1TBを採用しているNEXTGEAR JG-A5G6Tは、やはり頭一つ抜けた存在である。

一方で、優れた構成はマイナス要素になりやすいことも理解しておく必要がある。単純な価格勝負になると、構成を削ったモデルの方が安い。NEXTGEAR JG-A5G6Tは、購入後の利便性に焦点をあてたモデルだ。価格は購入時だけのもので、性能や構成は購入後に影響を与えるものだ。実際に使用すると、SSD 1TBの存在は大きい。チップセットB550は体感しにくいかもしれないが、パフォーマンスやUSBポート数などの利便性に影響している。

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同じマウスコンピューターの製品と比較

NEXTGEAR NEXTGEAR
イメージ NEXTGEAR JG-A7G6T NEXTGEAR JG-A7G6T
製品名 NEXTGEAR JG-A5G6T NEXTGEAR JG-A7G6T
ケース ミニ ミニ
価格 164,800円 169,800円
送料 無料 無料
CPU Ryzen 5 4500
(6コア12スレッド)
Ryzen 7 5700X
(8コア16スレッド)
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 16GB
メモリ DDR4-3200 16GB DDR4-3200 16GB
SSD 1TB NVMe 1TB Gen4 NVMe
電源 750W BRONZE 750W BRONZE
マザーボード B550 B550
納期 約6営業日 約6営業日
基本保証
(延長保証)
3年間
(-)
3年間
(-)
電話サポート 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式
公式 当ページ レビュー
チェックポイント!!

同じマウスコンピューターの上位モデルである「NEXTGEAR JG-A7G6T」と比較していく。価格差は5,000円でCPUがRyzen 7 5700Xへアップグレードされる。また、SSDの規格がGen4となる。これで5,000円なら間違いなくNEXTGEAR JG-A7G6Tを選ぶべきだ。今のところNEXTGEAR JG-A5G6Tは引き立て役でしかない。

他社BTOメーカーのモデルと比較

ブランド名 NEXTGEAR Lightning-G
イメージ NEXTGEAR JG-A7G6T Lightning-G AF7XW
製品名 NEXTGEAR JG-A5G6T Lightning-G AV-Ti5W
Ryzen5 7500F/RTX5060Ti 16GB搭載
ケース ミニ ミニ
価格 164,800円 169,980円
送料 無料 3,300円
CPU Ryzen 5 4500
(6コア12スレッド)
Ryzen 5 7500F
(6コア12スレッド)
CPUクーラー 空冷 空冷
GPU RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 16GB
メモリ DDR4-3200 16GB DDR5-4800 16GB
SSD 1TB NVMe 500GB Gen4 NVMe
電源 750W BRONZE 650W BRONZE
マザーボード B550 A620A
納期 約6営業日 翌日出荷
基本保証
(延長保証)
3年間
(-)
1年間
(最長5年間)
電話サポート 24時間365日 24時間365日
公式 公式 公式

競合のLightning-G AV-Ti5Wと比較していく。価格差は5,180円でLightning-G AV-Ti5Wの方が高い。さらに、送料を考慮するとその差は8,480円まで広がる。それでもCPUがZen 4のRyzen 5 7500Fになり、CPU性能は大幅に強化される。GPUは共通だ。メモリはCPUに合わせて規格がDDR5-4800となる。SSD容量は半減だが、規格はGen4となる。電源はNEXTGEAR JG-A5G6Tが優れている。

マザーボードは廉価グレードのA620-Aが選択されている。保証期間も1年間と大きな差がある。Lightning-G AV-Ti5Wの構成を揃えると、SSDが+8,500円、電源が+4,400円、保証が18,288円でトータル204,468円(送料込)となる。39,968円の差が生まれる。確かにCPU性能は大きく向上するもののここまで価格差があると選びづらいかもしれない。ストレージ・電源のカスタマイズをせず保証も1年のままでいいのであれば候補に入れてもよい。

パソコンケースレビュー

NEXTGEAR JG-A7A7X(ホワイト)をお借りしてケースレビューを行った。当ページで紹介しているNEXTGEAR JG-A7G6Tとは異なるモデルなので参考としてみていただければ幸いだ。マウスコンピューターのNEXTGEARブランドはケースがリニューアルされた。従来のケースデザインを踏襲しつつも、アクセントカラーを採用することで受ける印象が異なる。また、これまで黒色を基本としていたケースカラーに加え、白色が同じ価格で販売されるようになった。

カラーバリエーションが増えたことに加えて、RGBファンを採用したことで全10パターンの点灯パターンを選択できるようになった。ケースは従来のNEXTGEARに共通した部分もありながら、しっかりと進化を感じさせている。派手さを演出することも、おとなしいイメージにすることもできる。G TUNEシリーズとも共通した部分があり、マウスコンピューターのゲーミングPCとして、統一感のある洗練されたケースに仕上がっている。

正面

nextgear-mini-syoumen
正面にはNEXTGEARを表す「NG」のロゴがひっそりとデザインされている。メッシュ部分に組み込まれているので主張は強くない。下部のNEXTGEARも小さく刻印されているだけで、文字がケースのデザインを崩していないのも素晴らしい。左上と右下にマゼンタのワンポイントカラーが採用されているのがポイントだ。これまでのシンプルなケースと違い、派手さはなくてもデザイン性を大きく向上させている。

nextgear-mini-syoumen2
電源を入れるとフロントや内部のLEDファンがしっかりと発光する。フロントをメッシュとしたことでLEDファンが映える。LEDカラーや点灯パターンは10種類から選択できる。ゲーミングPCらしさを演出可能だ。パソコンを置く場所によっては少し気が散るかもしれない。発光カラーが変更できるのでパソコンの設置場所を選ばない。

左サイド

nextgear-mini-left
左サイドパネルは大型のガラスサイドパネルを採用している。パソコン内部全体を見渡せる仕様は、最近のゲーミングPCにはよくあるものだ。よく見るとガラス下部にはNEXTGEARと刻印されている。大きめな刻印ながら主張が強すぎないのは、ボトムカバーにかかる部分にあるからだろう。

nextgear-mini-inside
内部はシンプルだ。マウスコンピューターはいち早くケーブルを背面に隠して内部をすっきりさせたメーカーだ。リニューアルされたNEXTGEARのケースでもうまくケーブルを隠している。ケースの見た目はデザイン性が重視されるものだが、内部にまで気を配るケースは多くない。しっかり計算されてすっきりした見た目でメカメカしさがない。また、内部も白色に統一されていることで、LEDの光がうまく反射して派手さを演出できる。

グラフィックボードやマザーボードは共通パーツなので白くないが、グラフィックボードを支えるバーは白色だ。ケース全体のカラーが統一されているのは白色ケースを選択する方には嬉しいポイントだろう。

右サイド

nextgear-mini-right
右サイドパネルはフラットなカバーだ。エアホールも何もないシンプルなタイプだ。ミドルタワーやフルタワーのようにスペースに余裕があるサイズでは、エアホールやエアインテークのスリットが用意されることが多い。ミニタワーではケーブルを隠すためのスペースとして右サイドは使用されることになる。空気の通り道を用意しても、うまく機能しないことも想定しているようだ。特別評価する箇所はなく、よくも悪くもない。

天板

nextgear-mini-tenban
天板は大胆にエアホールのスペースを確保している。水冷ファンやケースファンを取り付けられるようになっている。吸気で内部に埃が入りにくいようにマグネット式の防塵フィルターも用意されている。取り外し・取り付けが容易でメンテナンス性は優秀だ。構造上天板部分に何か物を置くのは推奨されない。ファンを取り付けない場合は置くことができるかもしれない程度だ。

天板I/Oパネル

nextgear-mini-iopanel
天板のI/Oパネル(コンソールパネル)はシンプルだ。 USB 3.2 Gen 1 (5Gbps) Type-C×1・ヘッドホン出力・ヘッドセット/4極(CTIA準拠)×1・USB 3.2 Gen 1 (5Gbps) Type-A×2・LEDスイッチ・電源スイッチが搭載されている。LEDスイッチの上のものはインジケーターで、LEDのスイッチがオンになっていると点灯するものだ。シンプルで最低限の構成である。

I/Oパネルは右側に設置されている。物を落とした際に誤動作しないように、接続したUSB機器が足に触れて故障しないように考えられているようだ。つまり、リニューアルされたNEXTGEARのケースは、机の下右側に設置することを想定しているようだ。机の上に設置すると右側に置けば遠くなり、左側に置けばガラスパネルが活かされないからだ。置く場所が固定気味になるのはあまり喜べないが、置き場所に悩まなくていいかもしれない。

背面

nextgear-mini-haimen
背面はよくあるミニタワーだ。特段変わったところはない。白色ケースには背面I/Oパネルや電源部分も白くしてほしかった。しかしながら、これは黒色ケースのみならず、NEXTGEAR全体の共通パーツだ。個別に設定することはできなかったのだろう。背面は普段視界に入らない部分なので、ここまで追求するのは合理的とは言えない。コストパフォーマンスを高めるためにも、強いこだわりは足かせとなるのだろう。

背面I/Oパネル

nextgear-mini-backiopanel
背面I/Oパネルはかなりシンプルだ。ミニタワーであるせいか、何のポートもない面積が広い。ここはモデルによって採用されているマザーボードが異なるため、モデル毎に違うことを理解しておきたい。画像の背面パネルはA620のものだ。

背面I/Oパネルには、USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)×1・USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)×3・USB 2.0×2・2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45)×1・マイク入力×1・ラインイン×1・ラインアウト×1という構成だ。必要十分なもので優れた装備とは言えない。不満が出るわけでもないため、標準的な構成と考えてよさそうだ。映像出力にHDMIとDisplayPortが各1つずつある。グラフィックボードを搭載しているので、マザーボードの映像出力を使用することはない。

底面

nextgear-mini-soko
底面はシンプルだ。電源の下にエアホールがある。電源の吸気用のエアホールでマグネットの防塵フィルターも用意されている。吸気しやすいように、ケースの足は少し高めになっているように感じる。パソコンを裏返さずに防塵フィルターを取り外し・取り付けができるのはありがたい。

内部

nextgear-mini-insideright
NEXTGEARの内部はほぼ右サイドパネルの中に集約されている。左のガラスパネルから見えないケーブル類はすべて右サイドパネルに集中し、左側と右側で受ける印象は大きく違う。LEDの発光をケースでコントロールすることから、他のゲーミングPCよりもケーブルが多い。背面を通した隠し方をしなければ、スタイリッシュな印象を打ち消してしまう。このケーブルの隠し方こそ、NEXTGEARが洗練されたケースである最大の理由だ。

ボトムカバーの中は電源のスペースだ。昔のケースなら、ここにストレージベイが用意されていたが、NEXTGEARのミニタワーには2.5インチのシャドウベイしかない。HDDや光学ドライブのスペースは用意されていない。ただ、HDDに関しては空いている箇所に置けば済むので、専用のストレージベイがなくても困らないだろう。あくまでも自己責任で行って欲しい。

SATA接続の2.5インチSSDは、2つのシャドウベイが中央に用意されている。電源は取りやすいが、SATAポートは左サイド側にしかなく、接続するとケーブルが目立つかもしれない。M.2ストレージベイに空きがないので、ストレージの増設にはあまり適していない。容量が不安になりそうならストレージ容量をカスタマイズした方がケースデザインを活かせそうだ。

ケースまとめ

NEXTGEARの新しいミニタワーケースは、シンプルでありながら最新ケースらしいデザインと機能性を有している。LEDの鮮やかさを活かしやすく、内部にアクセスしやすい設計はゲーミングPCに求められる要素だ。内部スペースに余裕もあることから、高い性能を有するグラフィックボードを搭載できる。NEXTGEARのケースは数年先に性能不足に陥っても、グラフィックボードの交換対応が可能な長く使用できるケースだ。

ゲーマーのことを第一に考えた設計は、初心者の方はもちろん上級者の方も満足できるはずだ。拡張性は十分とは言えないが、最近はあまり拡張して使用するのが一般的ではなくなっている。ストレージやメモリの大容量化も相まって、増設も昔ほど盛んではない。しっかりと現代に最適化されているのがわかる。コストカットで価格を抑える廉価ブランドとは思えない素晴らしいケースだ。

管理人による総評

newNEXTGEAR-miniright

NEXTGEAR JG-A5G6Tは、Ryzen 5 4500×RTX 5060 Ti 16GB搭載のミドルハイクラスのゲーミングPCである。GeForce RTX 5060 Ti 16GB搭載モデルの中でも実質最安値クラスと言える価格が最大の武器だ。Ryzen 5 4500の処理性能の低さが弱点となる。ゲームプレイに加えてゲーム実況や動画配信となると避けた方がよいかもしれない。また、現時点でRyzen 7 5700X搭載モデルである「NEXTGEAR JG-A7G6T」との価格差が5,000円しかなくこのモデルを選ぶ理由が薄い。競合モデルも確認しておくとよいだろう。

価格 CPU グラボ
169,800円 5 4500 RTX5060Ti 16GB
メモリ SSD チップセット
DDR4 16GB 1TB B550