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当記事では、raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載のレビューをしている。当該モデルはいわゆるクリエイターPCだが、ゲームプレイにも使用可能だ。グラフィックスにはAda Lovelace世代のRTX 4070 Tiを搭載している。4K環境にも対応できる高い性能が魅力だ。CPUにはハイクラスのCore i7-13700Fを搭載している。

RTX 4070 Tiの性能を引き出すには十分だろう。もう少し個性が出てくればおもしろくなりそうだ。一時4万円の値上げが適用となっていたが、その後3万円は価格が下がり評価も元の状態に近いところまで来ている。あと1万円はいつか下がる可能性があるものの現時点で購入しても後悔はないだろう。30万円を切っているという事実が大きい。

raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載のスペック

raytrek 4CXF

ブランド名raytrek
製品名raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載
価格299,979円(税込)
CPUCore i7-13700F
GPUGeForce RTX 4070 Ti
メモリDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 1TB
HDD非搭載
電源750W 80PLUS GOLD
マザーボードチップセットH770
光学ドライブオプション
おすすめ度Aランク
評価・コスパ
7.1

・構成
6.0

・品質/サポート
10.0

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価格推移

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発売当時が289,980円で販売されていた。2023年4月に4万円の値上げが適用となり329,980円まで価格が上がっていたが、下旬になっておよそ3万円安くなり299,979円で購入できる。発売直後が一番安いというのは異例だろう。ここからもう一段階価格が下がる可能性があるが、現時点でも評価は高い。

各タイトルの対応表

Final Fantasy 15
4K
Apex Legends
240Hz
Apex Legends
144Hz
フォートナイト
240Hz
フォートナイト
144Hz
ff15
5.0
Apex-Legends
5.0
Apex-Legends
5.0
fortnite
5.0
fortnite
5.0

★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。

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raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載はCore i7-13700FとRTX 4070 Tiを搭載したハイエンドクラスのモデルだ。非常に高いGPU性能で最新のゲームも快適にプレイできる。それが例え4K解像度であっても、WQHD環境での高リフレッシュレートであってもだ。Apex Legendsやフォートナイトのような人気タイトルをプレイするにはオーバースペックなので、やや上級者向けの性能である。

raytrek 4CXF 第13世代Core搭載のゲーミング性能

Core i7-13700F(CPU)

Core i9-13900K42,134
Core i9-1390040,237
Core i7-13700K38,343
Ryzen 9 7900X37,541
Core i7-1370036,074
Core i9-12900K34,518
Ryzen 9 790031,376
Core i5-13600K30,159
Core i7-12700K30,046
Core i7-1270028,961
Ryzen 7 7700X27,183
Ryzen 7 770025,754
Core i5-12600K25,507
Core i5-1340025,114
Ryzen 7 5800X24,001
Core i5-1240020,146
Core i7-1170020,009

raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載で採用されているのは、Intel第13世代のCore i7-13700Fだ。16コア(8Pコア+8Eコア)24スレッドと従来モデルのCore i7-12700よりもEコアが倍の4つとなり高いパフォーマンスを発揮する。従来モデルのCore i9-12900Kにスペックで並び性能で上回る形だ。ゲーム実況・動画編集・エンコード・ゲーム開発など負荷の掛かる作業にも対応できる。ゲーム適性も高くRTX 4070 Tiとのバランスも良好だ。

GeForce RTX 4070 Ti(GPU)

RTX 409056,731
RX 7900 XTX45,273
RTX 408044,812
RX 7900 XT42,131
RTX 3090 Ti39,024
RTX 4070 Ti38,219
RTX 309037,896
RX 6950 XT37,226
RTX 3080 Ti36,380
RTX 3080 12GB36,037
RX 6900 XT34,955
RTX 3080 10GB34,282
RX 6800 XT32,220
RTX 3070 Ti29,957
RTX 2080 Ti26,552

グラフィックスにはAda Lovelace世代で3番目に登場したGeForce RTX 4070 Tiを搭載している。70番台ながら驚異的な性能を持ち、従来モデルのRTX 3090に匹敵するほどだ。4K環境でのゲームプレイに適して、解像度を落とせばレイトレーシング性能を有効化しても快適にゲームを楽しめる。従来モデルのRTX 3070 Tiと比べて25%以上も処理性能が高い。Radeon RX 6000シリーズのフラグシップモデルであるRadeon RX 6950 XTでさえも上回る性能だ。

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raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載の概要&特徴

30万円を切るRTX 4070 Ti搭載のクリエイターPC

raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載は、4月上旬に突如4万円の値上げが適用され、評価が著しく低下した。ところが下旬になって今回3万円引きが適用されたことで、元に戻ったとまではいかないまでも十分おすすめできるモデルへと変貌している。RTX 4070 Ti搭載モデルの主戦場は30万円オーバーであることから、30万円を切ったことで一際目立つ存在だ。

4万円の値上げから3万円の値下げであるため、ここから後1万円の値引きがどこかのタイミングで適用されるのではないかと見ている。似た構成のGALLERIA XA7C-R47Tが2万円の値上げの後、2万円の値引きで309,980円になっていることからも想定できる。GALLERIA XA7C-R47Tは元々309,980円で、raytrek 4CXFiと同時に値上げが適用され両製品は同じ329,980円で展開された。そのGALLERIA XA7C-R47Tが一足早く元の価格に戻った。

raytrek 4CXFiも元の価格に戻ると見て間違いないはずだ。それまでにどの程度時間が掛かるか分からない。選択のタイミングが非常に悩ましい。それでも、30万円を切るモデルはそう多くないので、十分候補に入るモデルだ。下位モデルであるRTX 4070が登場し、人気が二分されるかとも思った。しかしながら、RTX 4070は登場したばかりで価格が高めとなっている状況だ。現時点ではraytrek 4CXFiへの注目度は高まるばかりだ。raytrec 4CXFiもまだ価格は下がる可能性はあるが、今選んでも後悔しにくいモデルである。

対抗できるモデルがほとんどなく至高の存在

当該モデルはCPUにCore i7-13700F、メモリにDDR4-3200を採用していることから、価格を抑えたモデルとなる。当然、他の価格を抑えたRTX 4070 Ti搭載モデルと類似した構成になる。構成面の強みはチップセットに廉価モデルであるB760ではなく、H770を採用しているところだろうか。完全に抑えた構成ではないにも関わらず、しっかり価格は抑えられている。チップセットにこのH770を採用していることで、一歩リードした存在となっている。

類似した構成でも30万円を切るモデルが少ないことも特徴だ。性能帯や価格帯で見ると競合製品は多い。しかし、真っ向から対抗できる製品は多くない。同じ価格で類似した製品があったとしても、チップセットの分だけリードできる。これまで弱点だったケースもraytrek 4Cシリーズはスタイリッシュなケースが採用されていることで克服できている。

ゲーミングPCというカテゴリではないものの、ゲーミングPCに対抗できるモデルだ。このゲーミングPCではないことが価格を下げられている理由にもなっていそうだ。ゲーミングPCのような派手さがなく、メディア上での露出も少ない。光り輝くようなケースでなくてもよいというのなら、狙い所と言えるモデルだ。

見た目は好みによるが、中身は同価格帯で頭一つ抜けた存在だ。対抗できるモデルは、セールモデルやキャンペーンモデルのような特別な製品だけだ。価格が下がったなら強くおすすめしたいモデルである。ここからまだ価格を下げられるポテンシャルを秘めているのも注目したいポイントだ。

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似ているゲーミングPCとの比較

ブランドraytrekGALLERIA
イメージraytrek 4CXFGALLERIA XA7C-R37T
製品名raytrek 4CXFi
第13世代Core搭載
GALLERIA XA7C-R47T
第13世代Core搭載
ケースミドルミドル
価格299,979円(税込)309,980円(税込)
CPUCore i7-13700FCore i7-13700F
GPURTX 4070 TiRTX 4070 Ti
メモリDDR4-3200 16GBDDR4-3200 16GB
SSDNVMe 1TBNVMe 1TB
HDD非搭載非搭載
電源750W GOLD750W GOLD
マザボH770B760
公式公式公式
レビュー当ページレビュー
比較対象は同じドスパラのGALLERIA XA7C-R47Tだ。2万円の値下げで元の309,980円に戻った。価格や構成的にraytrek 4CXFiの方が上である。ケースデザインは好みによるところが大きい。多少のマイナスを飲み込んででも見た目を重視するのも分からなくはない。

あまり見た目にこだわらないというのであれば、raytrek 4CXFiは有力な選択肢となるはずだ。注意したいのはセールやキャンペーンモデルだ。その時々でお得なモデルというのは存在している。そういったモデルは当サイトのランキングセール情報に掲載されているはずなので、そちらも確認しておいてほしい。通常ラインナップではraytrek 4CXFiがおすすめだ。

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パソコンケースレビュー

正面

raytrek 4CXFsyoumen
シルバーカラーをベースに高級感のあるデザインが魅力だ。ブラックとのツートンカラーが映える。指紋も目立たないのであまり気にせず本体を触れる。

背面

raytrek 4CXFhaimen
電源ユニットが最下部に配置されている。青色の部分は搭載するグラフィックボードなどによって変更される。

左側面

raytrek 4CXFright
本体左側面には埃の侵入を防ぐためのフィルターが設置されている。工具を使わずに取り外しができるので簡単にメンテナンスが行える。

左内部

raytrek 4CXFleftinside
本体内部はスペース的にかなり余裕がある。ハイエンドクラスのグラフィックボードやCPUを搭載しても問題はない。その点を考慮した上で新しいケースはデザインされている。

右側面

raytrek 4CXFleft
右側面にはraytrekのロゴが刻印されている。左側に比べるとシンプルだ。

I/Oパネル

raytrek 4CXFiopanel
本体前面には電源ボタン、USB 3.0×2、3.5mmジャックが配置されている。使い勝手も良好だ。

フィルター

raytrek 4CXFfilter
全面部分にもフィルターが配置されていてメンテナンスがしやすい工夫がある。

管理人による総評(raytrek 4CXF 第13世代Core搭載)

raytrek 4CXF

raytrek 4CXFi 第13世代Core搭載は、サードウェーブが販売するクリエイターPCだ。元々289,980円で販売されていたが、4万円の値上げによって評価を落とした。その後3万円の値下げが適用となり評価を上げている。最安値までは戻っていないものの十分評価の高いモデルだと言える。raytrekシリーズもケースデザインが一新されてより魅力的なモデルになったように思う。

サードウェーブは市場を引っ張る存在でユーザーからの支持も高い。CPUにはCore i7-13700Fを、GPUにはGeForce RTX 4070 Tiを搭載している。動画編集・エンコード・ゲーム開発などのクリエイター作業はもちろん4K環境でのゲームプレイにも対応できるポテンシャルを持つ。メモリ16GB、SSD 1TBとクリエイターPCとして見ると構成はやや平凡と言えるかもしれない。

価格CPUグラボ
299,979円(税込)Core i7-13700FRTX4070Ti
メモリSSDHDD
DDR4 16GB1TB非搭載

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