CPUがゲームに与える影響 | CPU性能が低いとラグが発生して快適にプレイできない!最低でもi5シリーズを選ぼう!

intel8th画像引用元:https://www.intel.co.jp/(Intel公式HP)

当ページでは、CPUとゲームとの関係をまとめている。CPUはどのようにゲームプレイに影響を与えているのだろうか。ゲームはグラフィックボードがあれば十分だと考えている人が多くいると思う。

3Dのパソコンゲームをプレイするには必須であり、グラフィックボード非搭載のパソコンはゲーム向けではないという理由もあるだろう。更に、多くの場面でスコアやゲームに与える影響で重要視されるのはCPUではなくグラフィックボードであるからだ。

そして何よりもCPUの性能がかなり高くなってきたことで、すでに頭打ち状態になるというのも一つの要因だと考えることもできる。あまり新しいものを考えなくても現状維持で良いと考えてしまうのだ。

それでもゲーミングPCを語る上でCPUは重要な役割を果たしていることは間違いない。ここではCPUが、ゲームにどのように役に立つのかを記載していこうと思う。

そもそもCPUって?

簡単に言ってしまうと、CPUはプログラム演算やその他の演算処理するパソコンの中心となる部分だ。現在は複数のコアを所持するCPUが主流となり、6コア12スレッドなどの表記も目立つ。コアは単純に多いほど性能に優れると考えれば良いだろう。

マルチスレッド(ハイパースレッティング等)に対応していれば、スレッドはコアの倍の数となる。

例:4コア8スレッド、6コア12スレッド

マルチスレッド(ハイパースレッティング等)に対応していなければ、スレッドはコアの数と同じになる。

例:4コア4スレッド、2コア2スレッド

このコアとスレッドというものは、例えば一つの作業を一つのコアが行うとする。そのコアの中に居るのがスレッドで、一つの作業を一人で行う(マルチスレッド非対応)か二人で行う(マルチスレッド対応)かの違いがある。多くの作業を効率的に処理することが可能で、より負荷の高い用途に最適となっている。

一方で、ゲームを処理するための機構は1コアにつき1つしか用意されず、マルチスレッドに対応していても活かせないこともある。最近のゲームは対応しているが、少し古くなるとシングルコア(単コア)の性能が優先される。

コア数とスレッド数が増えれば増えるほど、シングルコアの性能は落ちる傾向にある。2017年に登場した新しいCPUがその常識を打ち破るまでは、シングルコアの性能のピークは少し前まで4コア8スレッドと言われていた。

関連記事:CPUとは | パソコンパーツの基礎

CPUがゲームに与える影響

一番重要なテーマだが、ゲームプレイ中に描写されるもの全てグラフィックボードで処理されている。しかし、グラフィック描写以外のシステム、例えばFPSの銃弾などの当たり判定はCPUの演算処理によって行われている。つまり、グラフィックボードだけ良くてもそれは快適にプレイできるのではなく、滑らかで美しい描写がされるだけなのだ。

飛んで来る弾や飛んでいく弾というゲーム上の動きに関してはCPUの性能に依存している。そのため、CPUが弱いとラグを感じやすくなる。Intel製品であればi5以上あれば十分と言われているが、ゲーミングPCの多くはi5以上であることを考えると予算次第だろう。

注意したいのは、性能が低くなるCorei3やPentiumやCeleronだろう。この辺りはお世辞にもゲーム向けの性能とは言えないので、安さに釣られて選択しないようにしたい。

CPUに妥協をしない方が良い理由

CPUは交換が面倒なパーツの一つであるため、出来る限り長く使っていけるものが良い。ゲーミングPCの中でお金をかけるべき部位の筆頭でもある。これまでCPUは軽視されることが多かったのは、新製品でも従来品でも性能差がそこまで無かったことが挙げられる。

2017年は安さが際立つRyzenと性能に特化したIntel第8世代が登場した。これを機に購入するというのは良い選択になりそうだ。

CPUがゲームに与える影響はゲーム内に存在する物理的なもの全てだ。この処理が追いつかないと、カクつきやラグが発生する原因となってしまう。先に当てたはずなのに負けたり、避けたはずなのに当たったり…。

ゲーム内で起こる理不尽やストレスの元凶にも繋がるため、大事にしたい部分だ。これらはCPUだけが原因ではなく回線が原因の場合もあるが、断続的に、あるいは定期的に起こる場合はCPU性能を疑いたい。

選ぶべきではないCPUもある

CPUは高性能であればあるほど良いが、限度があるということも考慮したい。前述のi3やPentiumのように性能が低いというのも問題だが、使用用途の無いほど性能の高いCPUも無駄である。CPUの性能が高くなればなるほど、必要となる電源や冷却ファンの品質も上がっていき、結果的に最悪のコストパフォーマンスとなる。

その中でも、Xeonシリーズは避けたい。これは一般向けではなく、サーバー機などに適したものだ。それでも性能と価格の高さから選択してしまうユーザーもいるが、扱いきるのは難しく、ゲーム用途では不必要な性能となる。

ゲーム用途に対応できるCPUであれば、一般的な用途も幅広くカバーできる。ゲーム用途より負荷の高いものに対応できるCPUでゲームをすることはおすすめしていない。選ぶべきではないCPUに関して詳細は後述している。

i5とi7の違い

例えば、i5-4690Kとi7-4790Tを比較すると下記のようになる。

 i5-4690Ki7-4790T
コア&スレッド4コア4スレッド4コア8スレッド
クロッククロック3.5GHzクロック2.7GHz
最大クロック最大3.9GHz最大3.9GHz
キャッシュL3キャッシュ6MB L3キャッシュ8MB

型番(後ろについているK)だけで言えばi5のほうが性能が良い。しかし、そもそもi5とi7の違いはハイパースレッディングがあるか無いかである。ハイパースレッディングは1つのプロセッサを仮想的に2つにすることで、処理速度を速めるというシステムでi5にはこれが搭載されていない。

L3キャッシュのメモリもi7では8MBだがi5では6MBになっている。ちなみに、i5では2コアモデルにのみハイパースレッディングは搭載されている。このハイパースレッディングを重要と見ないのであれば、性能的に見てもi7とi5に差はないので好みでも良いとは思う。

ただし、i7-4790以上となるとi5では最新モデルでも性能では遅れをとっているので、同モデルならi7のほうが上ということには変わりは無い。それでもゲームに与える影響を考えるとi7=i5になる。

もっと違いについて詳しく知りたい方は下記の記事を参考にして欲しい。合わせてゲームをプレイするのにおすすめのCPUをまとめている。ゲーミングPCのラインナップではある程度種類が決まっているので一度読んでおくと決めやすくなるだろう。

関連記事:ゲーム向けおすすめCPUの種類を紹介 | Core i7、i5、i3シリーズを検証

ハイスペックは何故i7?

ゲーム与える影響に関していうとi7とi5では違いがないということをわかっていただけたと思う。しかし、ほとんどのハイスペックモデルのCPUにはi7-7700やi7-7700Kが搭載されているのにもちゃんとわけがあると考えて良いだろう。

なぜならハイスペックモデルであるということはグラフィックボードもハイスペックなものが多くなるということだ。そうすると、ゲームの設定を大きく下げることはなく逆に最高設定でも快適にプレイすることができるということになる。

ゲームのグラフィックはグラフィックボードが担当しているが、このグラフィックボードの性能が高くなるとゲーム内設定は最高設定にできる。むしろそれこそがグラフィックボードの役割だが、オープンワールドなどの描写距離を伸ばすことで視認性が上がり、美しさも格段に良くなる。

描写距離が伸びれば、それだけ敵の見える数や建物の描写数も増えていく。そうすると、物理演算などの処理対象が増えていき、CPUへかかる負荷も大きくなっていく。

簡単にまとめると、グラフィックボードの性能を活かすには釣り合いの取れたCPUが必要となる。性能の高いグラフィックボードに対し、性能が標準程度のものであれば、グラフィックボードの性能を活かせない。

以上のことから、ハイスペックと呼ばれる製品の多くはi7シリーズを搭載していることが多い。デメリットはi5シリーズ等と比べて価格が上がることだが、性能が上がるというメリットがあるため、恩恵は大きいと考えられる。

正確に綺麗に描写することで、演算にもより性能の影響を受けることになり、GPUの性能に合わせてCPUの性能を少しでも性能を高くしておかなければならないのだ。

ミドルスペックにi7-77000以上を搭載しても、その力をゲームで発揮することは難しいだろう。しかしハイスペックのi5を搭載しても、性能的に追いつかない部分が出てくる可能性があるのだ。言ってしまえば「CPUはグラフィックボードの性能に合わせる」のが良いということになる。

CPUとグラフィックボードのバランスに関しては下記の記事で詳しく解説している。

関連記事:CPUとグラフィックボードのバランスを考えればゲーミングPCの性能を120%引き出せる!

CPUのグラフィック機能

Intel HD4600などと表記されるCPUに搭載されたグラフィック機能は進化しかなり性能が高くなっている。ただ、オンボードと比べて性能が良いということなのでグラフィックボードに置き換えるとGT640より少し低い程度でゲームをプレイするのは難しい。

第3世代以降はグラフィックボードを搭載していなくても最大3つのモニターを繋げることが可能になっていることもあり、大きな進化と言えるだろう。グラフィック機能と言ってもゲームに対応する機能ではない。それ故に、パソコンを購入する際はグラフィックボードの欄にこの記載があってもグラフィックボードが搭載されているわけではないので注意したい。

ブラウザゲームや2Dゲームをプレイするにはグラフィックボードは必要無いが、3Dゲームをプレイするにはグラフィックボードが必要となる。本当に低負荷の3Dゲームをプレイしたり、マルチディスプレイ環境を整える程度の機能として考えたほうが賢明だろう。尚、マルチディスプレイやグラフィックボードを搭載していると2Dゲームではカクつく場合があるので、それはそれで注意したい。

ゲーム目的で選んではいけないCPU

最後に、ゲームをプレイするには性能が低い、別方向に性能の高いCPUをピックアップしている。必ずしもゲームがプレイできないというわけではないが、なるべくなら避けたい。

Xeon(ジーオン)

業務向けCPUで非常に高性能ではあるが、ゲームをするには最適とは言えない。サーバーや一般的なパソコンで行わない高負荷な環境に適している。

エクセルやワードなどは、ここで言う業務に含まないので注意したい。Xenon(ゼノン)というXboxに採用されているCPUとは別物。

Core i3シリーズ

コストパフォーマンスが優秀なCPUではあるが、ゲーム用途としては性能が不安。第8世代からは少し期待が持てるが、優先して選択するべきではないだろう。

ライトなパソコン用途としては人気だが、ゲーミングPCではハズレ濃厚なので要注意。

Pentiumシリーズ

i5シリーズの廉価版とも呼べるi3シリーズの廉価版。オフィスで使用するスリム型のパソコンによく採用されている。性能よりも低価格で省電力性を重視する場合に選択される。

よって、ゲーム用途には向かないので選択しないように注意。

Celeronシリーズ

少し方向性は違うがPentiumシリーズの廉価版に近い。廉価版の廉価版の廉価版ということもあり、性能は低いが価格も安い。

モバイルシリーズに採用されることが多いが、デスクトップであってもゲームには本当に非推奨。このモデルは2Dゲームであってもまともに動作させるのは難しかったりもする。簡単な作業向けの最低限必要となるCPU。

当記事まとめ

ゲーミングパソコンにおいては、CPUよりもGPU(グラフィックボード)の方が重要だと考えられがちだ。当然それ自体は間違っていない。

しかしながら、CPUもゲーム上でも重要な役割を果たしていて、当たり判定等重要な局面に深く関わっているのだ。性能の高いGPUを搭載しているのであれば、決して疎かにせずCPUも性能を意識して決める必要があるだろう。

BTOショップの売れ筋を見るとi7-7700以上を搭載しているものが多い。これはCPUとグラフィックボードのバランスを考慮してのものだと考えて良い。

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