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当記事では、FF14におすすめのゲーミングPC&必要スペックを検証している。FF14は意外と要求スペックの高いタイトルということもあって、予算が限られている方を除けばある程度スペックに余裕を持たせたパソコン選びをするのが吉だ。4K環境でMMORPGの世界観を楽しみたい方はハイエンドモデルを選択するとよいだろう。おすすめモデルは「FF14におすすめのゲーミングPC一覧【2023年】」を参考にして欲しい。

FF14の要求スペックまとめ

必要動作環境推奨動作環境徹底解剖推奨
OSWindows 10 64 bit, Windows 11 64 bitWindows 10 64 bit, Windows 11 64 bitWindows 10 64 bit, Windows 11 64 bit
CPUIntel Core i5 2.4GHz以上Intel Core i7 3.0GHz以上Core i5-13400F以上
GPUGeForce GTX 750以上、Radeon R7 260X以上GeForce GTX 970以上、Radeon RX 480以上GTX 1660 SUPER / RTX 3050以上
メモリ4GB8GB16GB
解像度1280x7201920x10801920x1080
ストレージ80GB80GB80GB

FINAL FANTASY XIV(以下FF14)は推奨環境にCore i7 3.0GHzが推奨されている。一見するとCPUの要求スペックが高く感じられるが、実際はそこまで高いわけではなく現行のCore i5-13400で推奨環境を満たせる。Core i7 3.0GHzに設定されたのは2017年6月のパッチ4.0「紅蓮のリベレーター」から表記自体は変わっていない。2017年6月以前のCore i7で3.0GHzを満たしているCPUは非常に多い。

当時最新の第7世代から第1世代まで全てのCore i7で達成しているCPUがある。仮に当時最新だったCore i7-7700と比べても現行のCore i5-13400Fは性能や処理性能で大きくリードしている。FF14最新のパッチ6.0「暁月のフィナーレ」は2021年12月に登場している。第12世代よりも少し後に登場しているが、さすがに登場したばかりのCPUを指すことはない。

その当時で言えば最新扱いの第11世代、Core i7-11700が推奨環境を満たす最新のCPUと言える。Core i5-13400Fは、そのCore i7-11700よりも性能が高いので安心だ。推奨環境でCore i7が指定されているのは、細かく指定することが難しいからだと推察される。指定しているCore i5やCore i7は当時最新ではなく、第1世代や第2世代も含んで対応できるように基準として設けているだけだろう。

現行のCore i3でも推奨環境を満たすことができるはずだ。少し前のCPUではCore i5はハイパースレッディングに対応していなかったが、Core i7はハイパースレッディングに対応していた。複数のスレッドを同時に使用するこの機能の有無で分けているだけかもしれない。その点では、スレッド数も影響はありそうだ。どちらにしても、CPUは現行のCore i5-13400Fがあれば十分推奨環境を満たすことができるので安心してほしい。

FF14は登場が10年前となる2013年なので古いゲームと言える。GPU負荷は高めでGPUは最低でもGTX 1660 SUPERを選ぼう。環境によってはハイクラスレベルの性能が求められることもある。また、パッチという名の拡張により負荷が大きくなる。この環境とパッチについては後述するので確認しておいてほしい。現在の暁月のフィナーレではGTX 970が推奨環境になっている。

この推奨環境を再現してFF14のベンチマークを行っても最上位の評価を得ることは難しい。これは推奨環境が最高設定を前提としていないことも関係している。標準設定で60fpsを目指すなら推奨環境通りでいい。当サイトの推奨環境は高設定で60fpsを基準にしているため、GTX 970よりも少し性能の高いGTX 1660 SUPERを推奨している。

GTX 1660 SUPERなら設定を高めにしても60fpsで安定しやすく、快適にゲームがプレイできる基準を満せる。設定や解像度次第では144Hz環境にも対応できるのもポイントだ。FF14は快適にプレイする環境というのが非常に幅広い。そのため、まずはフルHDのような一般的な解像度での快適さを考えている。カクつきを感じることがない環境を構築することが快適の基準だ。

性能がゲームプレイの障害にならないためにも、GPU性能は少し高めに見ておいた方がいい。GTX 1660 SUPERは初めてのゲーミングPCを選ぶとしても選びやすい。GPU性能に関しては高ければ高いほど安定しやすくなるので、予算に合わせたものを選ぶ方がいい。GTX 1660 SUPERを最低限に定めておくと、モデル選びの際に迷いにくいはずだ。

FF14推奨モデルの選ぶポイント

アップデートへの対応を視野に入れる

パッチ登場年CPUGPUメモリストレージ
新生エオルゼア(2.0)2013年Core i5 2.66GHz以上GTX 760以上8GB以上30GB以上
蒼天のイシュガルド(3.0)2015年Core i5 2.66GHz以上GTX 760以上8GB以上30GB以上
紅蓮のリベレーター(4.0)2017年Intel Core i7 3GHz以上GTX 970以上8GB以上60GB以上
漆黒のヴィランズ(5.0)2019年Intel Core i7 3GHz以上GTX 970以上8GB以上60GB以上
暁月のフィナーレ(6.0)2021年Intel Core i7 3GHz以上GTX 970以上8GB以上60GB以上
FF14のゲーミングPC選びは他ゲームに比べて難しい側面がある。推奨環境自体は定まっているものの、それはその時点でのパッチに合わせている。つまり、パッチがリリースされると要求スペックが変わるからだ。登場当初と現在の推奨環境を比べると分かりやすい。上記に一覧として並べているのでチェックしてほしい。大型アップデート(パッチ)が登場するのは2年毎となっているため、この流れでいけば2023年に新しいものが登場する可能性がある。

最新の推奨環境は大きく変わるとは限らないが、そのことを頭の片隅に置いておこう。こうして見ると紅蓮のリベレーターから推奨環境は変わっていないが、ゲーム内の負荷は確実に変化しているのだ。例えば、紅蓮のリベレーター時点では推奨環境通りの構成で最高設定なら100fpsを目指すことができた。ところが、現在の暁月のフィナーレでは100fpsでの安定はかなり難しい。

推奨環境に変化がなくても、必要な性能というのは確実に高まっている。フルHDで60fpsを目指すのが公式の推奨環境だ。その要件を満たせているうちは変更はないかもしれない。FF14を快適にプレイできるゲーミングPCを選ぶ際に注意しなければならないのは、アップデートで負荷が高まることだ。現時点の推奨環境に合わせるよりも、少し余裕を持ったモデルを選ぶ方がいい。

ワイド解像度にはハイスペックが必要

解像度CPUGPUメモリ
2160×1080(フルHD+)Core i5-13400FRTX 306016GB
2560×1080(UltraWide FHD)Core i5-13400FRTX 3060 Ti16GB
3440×1440(Ultra-Wide QHD)Core i7-13700FRTX 307016GB
FF14はフルHD(1920×1080)よりも横幅の広いワイド環境がポピュラーとなっている。一般的なゲームでは16:9のフルHDやWQHDが最適とされていることを考えると異例のタイトルだ。ゲームプレイではフルHDよりも解像度が高くなると、CPUやGPUの要求スペックが高くなりやすい。特にGPU性能は当サイト基準のGTX 1660 SUPERでは性能が不足しやすい。

ワイド環境では相応の性能を用意しておく方がよさそうだ。ワイド系の解像度としてFF14で選ばれやすいのはこれらだろうか。最も評価されているのは3440 x 1440のウルトラワイドQHDだが、要求されるスペックは高くなる。また、その解像度に対応したモニターが必要にもなるのでハードルは高い。疑似的に解像度を変更したり、ウィンドウモードを使用したりすることで普通のモニターでも対応は可能だ。

ただ、描写が安定しにくくなることもあるので推奨はしにくい部分もある。2160×1080のようにフルHDより少し解像度が高い程度ならそこまで性能は必要とならない。画質よりも見やすさを重視するなら悪くない。2560×1080はちょうど中間でいいとこ取りとも、中途半端とも言える。要求スペックはそこまで高くないので対応しやすい環境だ。ハイスペックなモデルではないなら狙いやすい解像度だ。

この横長の解像度にすると、視野角が非常に広くなる。いつもの描写が横長に引き伸ばされるのではなく、見えなかった部分が見えるようになる。これにより、確認のための視点移動が減り、より安定したプレイが可能となる。好みはあるが、Apex Legendsのようなゲームでもこの恩恵は受けられる。ゲームを快適にプレイするという点では、こういった環境を整えるのも重要だ。興味があるなら、少し高めのスペックを意識してもよさそうだ。

FF14の概要

誰にとっても遊びやすいMMORPG

ファイナルファンタジーは誰もが知っているRPGだ。ファイナルファンタジーの世界をオンラインで楽しむことができる。それだけで興味を惹かれる人も多い。プレイヤースキルが求められやすいノンターゲティング方式ではなく、昔ながらのクリックで行動を指定するタイプだ。2013年はノンターゲティング方式のTERAやアーキエイジなどが全盛であり、あまり受け入れられないのではないかとも思われていた。

実際はファイナルファンタジーというネームバリューと安心感から爆発的な人気を得た。月額課金とは思えないほど盛況で、国内トップゲームにまで上り詰めた。登場から10年経った今もプレイヤーは多く、新規プレイヤーもまだまだ参入している。ゲームのストーリーは凄まじく進んでいるが、ゲーム内の成長というものはそこまで激しくない。

今スタートしても、レベルの面では古参プレイヤーに追いつくことは難しいことではない。それだけに、初心者プレイヤーと古参プレイヤーとの差は絶望的なまでに広がることはなく、レベルがカンストすれば初心者と上級者が一緒に冒険に行くこともできる。また、ノンターゲティング方式ではないことから、攻撃を避けるという操作が必要ではないのもポイントだ。

賛否分かれる要素ながら、誰にとっても簡単に遊べるというシステムは今だからこそ受け入れられやすいのかもしれない。操作が単調になりやすい反面、スキル回しなどの戦闘要素は重要なので退屈にはなりにくい。
FF14には様々な魅力がある。その中で、始めやすく遊びやすいというのは最も大きいところだと思う。

月額課金制なので、最初のハードルは高いものの、期間限定の無料体験版がある。合うか合わないかはこの期間で判断できる。面白いと思えばそのまま続ければいいだけだ。ただ、パッチを購入する費用もあるので、初月はそれなりの出費となるのは小さなデメリットになりそうだ。

月額課金制のおかげでユーザーの質が高い

月額課金制を採用していることは賛否両論あるが、迷惑プレイヤーや業者が極端に少ない印象を受ける。業者などが気軽にアカウントを作れるゲームではない。他の基本無料系のゲームに比べると圧倒的に少ない。その分だけゲーム内にコミュニティが確立されており、冒険だけではなくまったりと会話するという楽しみ方もできる。

オンラインゲームをプレイしていて、他のプレイヤーとトラブルに発展した経験は誰にでもあるはずだ。嫌がらせを生きがいとなっている迷惑プレイヤーの存在が少ないことは、それだけで強力なメリットと言える。お金を払ってまで嫌がらせに奔走するプレイヤーは稀だ。楽しくMMORPGを楽しみたいならFF14は最適だ。

基本無料や買い切りが主流のPCゲームでは、月額課金制はあまり歓迎されない。そのため、開始当初は月額課金制でも、少しすると基本無料のアイテム課金に切り替えるゲームが非常に多い。登場時から一貫して月額課金制のゲームはどのくらいあるだろうか。それも10年続いているとなれば数えるほどもあるかどうかだ。

この月額課金制は毎月定額の出費というデメリットがある。料金は1,280円~あるので、それほど高価なわけではない。それでも、プレイしない月があっても費用が掛かることや、それほどプレイしないライトゲーマーにとっては手痛い要素だ。また、月額課金にプラスしてアイテム課金もあるハイブリッド課金と呼ばれるスタイルを取っている。ゲームの進行上課金の要素はそれほど重要ではないものの、どうしても費用が掛かることに苦手意識があるプレイヤーも多い。ゲームへの参入ハードルも上げてしまうというデメリットもある。

FF14におすすめのゲーミングPC一覧【2023年】

Magnate MV 第13世代Core搭載(ドスパラ)

Lightning価格:134,979円(税込)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 3060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイトMagnate MV詳細
管理人コメント

新しくFF14推奨モデルを探すならMagnate MVを基準に考えたい。GTX 1660 SUPERやRTX 3050を搭載したモデルは減少傾向にあり、価格もMagnate MVより抑えられたモデルは少ない。コストパフォーマンスの観点から見ても、Magnate MVをおすすめしたい。多少性能が下がっても対応はできるので、GTX 1660 SUPER搭載モデルでも問題はない。もっとも、あまり価格差がなくグレードを落とす必要性は薄い。

LEVEL-M76M-134-SAX(パソコン工房)

LEVEL-M77M-137-ULX価格:149,800円(税込)
CPU:Core i5-13400
GPU:GeForce RTX 3060 Ti
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:700W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0

公式サイト詳細
管理人コメント

2560×1080のようなワイドな解像度を目指すなら選びたい性能を持ったモデルだ。フルHDなら最高設定でも144Hz環境でも安定する。最新のゲームにも対応できるので、ゲーム全般の汎用性は非常に優秀だ。FF14をメインにプレイするにしても、様々な解像度で快適にプレイ可能だ。ミドルクラス最上位のGPUを搭載していて今後のアップデートにも余裕を持って対応できる。

GALLERIA XA7C-R36T(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R70S (2)価格:199,980円(税込)
CPU:Core i7-13700F
GPU:GeForce RTX 3070
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 1TB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:6.9

公式サイト詳細

ワイドや4Kを目指すならCore i7-13700Fを搭載しているのは強みになる。4Kの場合は少しGPU性能が物足りなく感じるかもしれない。設定を下げる必要が出てくるため、4Kをメインとするよりも、ワイド環境を安定させる目的として選びたい。扱いやすい性能で、ゲームプレイと同時に配信や動画撮影でも負荷を感じにくい。ゲーム以外の用途にも目を向けるならおすすめしたいモデルだ。

LEVEL-M76M-137-TLX(パソコン工房)

LEVEL-M77M-137-ULX価格:234,800円(税込)
CPU:Core i7-13700F
GPU:GeForce RTX 4070
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:700W 80PLUS BRONZE
コスパ:調査中

公式サイト
管理人コメント

LEVEL-M76M-137-TLXはFF14に対してはオーバースペックのモデルだ。240Hz環境やフルHDを超える解像度でのプレイを想定しないなら選択する必要はなさそうだ。一方で、4K解像度や3440×1440のようなワイド環境を構築するのであればあって困るものではない。次のパッチで大幅に要求スペックが上がる可能性もある。その時に性能不足にならず、いつもの環境で快適にプレイできる。

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