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当ページでは、Core i9-11900Kのスペックレビュー&性能ベンチマークを検証している。Intel第11世代のフラグシップモデルがついにリリースされた。Zen 3アーキテクチャを採用した第4世代RyzenシリーズがCPU市場を席巻している状況で、このIntel第11世代CPUが起死回生のモデルとなるのかに注目が集まる。従来モデルのCore i9-10900Kが10コアだったのに対してCore i9-11900Kでは8コアへとスペックダウンとなった。CPUコアの改良やABT機能の追加でカバーしたいが、従来モデルよりも劣る場面も目立つ。
このCore i9-11900KもゲーミングCPU最強という地位を受け継いでいるはずだ。一方でCPUコアが一新されたとは言ってもプロセスは14nmと変わっていない。パワー効率や省電力性などの観点からRyzenシリーズと比べて不利な状況にあることも間違いない。スペックや性能について詳しく見ていこう。搭載モデルについては、「Core i9-11900K搭載おすすめゲーミングPC」でまとめている。後継モデルは、「Core i9-12900K」だ。2つのコアを組みあせたハイブリッドコアアーキテクチャを採用している。16コア24スレッドと大幅にスペックが引き上げられ、Ryzen 9 5950Xを上回る高い性能を持つ。
Core i9-11900Kの基本情報
コードネーム | Rocket Lake |
---|---|
プロセス | 14nm |
コア/スレッド数 | 8コア/16スレッド |
定格/最大クロック | 3.5 GHz/ 5.3 GHz |
L3キャッシュ | 16MB |
TDP | 125W |
発売日 | 2021年3月30日 |
MSRP(定価) | $539 |
中古価格 | 41,980円~ *2024/7時点 40,980円~/Fモデル |
特徴 | (+)CPUコアのリニューアルなどでゲーミング性能が向上 (+)現時点では在庫が豊富で極端な価格設定にはならない (-)10コア20スレッドから8コア16スレッドへとスペックダウン (-)消費電力が従来モデルよりも20%以上大きい |
評価 | ・総合評価 7.0 ・ゲーム評価 7.0 |
当ページの目次
Core i9-11900Kの基本情報
スペック
i9-11900K | i9-10900K | i9-9900KS | |
---|---|---|---|
コードネーム | Rocket Lake | Comet Lake | Coffee Lake |
プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
CPUコア数 | 8 | 10 | 8 |
スレッド数 | 16 | 20 | 16 |
定格クロック | 3.5GHz | 3.7GHz | 4.0GHz |
最大クロック | 5.3GHz | 5.3GHz | 5.0GHz |
全コアクロック | 5.1GHz | 4.9GHz | 5.0GHz |
TBM 2.0 | ◯ | ◯ | ◯ |
TBM 3.0 | ◯ | ◯ | × |
TVB | ◯ | ◯ | ◯ |
ABT | ◯ | × | × |
L3キャッシュ | 16MB | 20MB | 16MB |
対応メモリ | DDR4-3200 | DDR4-2933 | DDR4-2666 |
内蔵グラフィックス | UHD Graphics 750 | UHD Graphics 630 | UHD Graphics 630 |
TDP | 125W | 125W | 127W |
CPUクーラー | 非同梱 | 非同梱 | 非同梱 |
価格 | $539 | $488 | $524 |
発売日 | 2020/03/30 | 2020/05/20 | 2019/10/30 |
Core i9-11900Kでは新しいブースト機能が追加されている。第11世代のCore i9の目玉でもあるAdaptive Boost Technology(ABT)だ。これは以前あったTurbo Boost Technology 2.0(TB2)の強化版で、自動でクロックアップを行う機能だ。これによりゲームへのパフォーマンスをしっかり底上げできている。オーバークロックのように固定するのではなく、可変させるのがポイントだ。保証対象で故障や不具合が起こらないので純粋に性能の向上を体感できる機能となっている。
メモリ規格はようやくDDR4-3200に対応した。いち早く搭載していたRyzenシリーズに比べると少し出遅れたようにも感じる。同時に、PCI-e 4.0にも対応したチップセットも登場したので、Ryzenシリーズを追いかける準備は整った。あとはRocket Lakeの名は伊達ではないというところを見せてくれるのを期待したい。CPU内蔵グラフィックスについてもUHD Graphics 750へとアップグレードされた。従来のUHD Graphics 630よりも50%の性能向上を見込める。
気になるのは価格と消費電力だ。価格についてはCore i9-10900Kよりも$51アップとなった。これはクロック周波数を引き上げたことに対するプレミアムだと考えられる。TDPは従来のCore i9-10900Kと同じだが、クロック周波数の引き上げや機能の追加で実際の消費電力は確実に上がっている。特にクロックアップ機能であるABTは注意したい。オーバークロックとは違っていても、やっていることは同じだ。搭載する電源容量には余裕を見ておく必要があるだろう。このABTはオフにすることもできる。性能よりもワットパフォーマンスを重視するならあえてオフにするという使い方もある。もっとも、それならCore i9-11900Kを選択するメリットは薄い。
Core i9-11900Kのスペックはおよそ1年半前にリリースされたCoffee Lake世代のCore i9-9900KSに酷似していることがわかる。8コア16スレッドでL3キャッシュも共通だ。定格クロックはCore i9-11900Kよりも15%高く、最大クロックは5%低い。TBM 3.0やABTといった機能は搭載されていない。これらの点でCore i9-11900Kに優位性がある。メモリ規格についてもDDR4-2666と2世代前の規格となっている。消費電力や価格などスペック以外にも共通している点は多い。
Cinebench R23スコア
一方で、シングルスレッド性能に関してはCore i9-11900Kがリードしている。従来モデルのCore i9-10900Kと比べて23%程度高い。IPC改善やクロック周波数の引き上げなどが有利に働いているということだろう。Core i9-11900Kは、マルチスレッド性能を諦めてゲーム特化型CPUに寄せているように見える。
マルチスレッド性能では大幅に遅れを取っても、シングルスレッド性能でリードできれば選択する理由になる。もっともRyzen 9も非常に優秀なシングルスレッド性能を持っているので不利な立場であることに変わりはない。
Core i9-11900Kの最新評価【2024年】
今でもミドルクラス相当のゲーム性能を持つ
Core i9-11900Kのゲーム性能スコアは26,816だ。今でも十分ゲーミングCPUとして通用する。新しいモデルで言えば、Core i5-13400やRyzen 7 5700Xが近くミドルクラス相当だ。60番台や70番台までのグラフィックボードとならある程度バランス取れると考えてよい。オーバークロックができるのも特徴だ。次世代のCore i9-12900Kになるとハイブリッドコアアーキテクチャ採用で一気に性能が高くなる。性能差は20%以上と大きい。
ゲーム性能に対してのコストパフォーマンスは低い
製品名 | コア/スレッド | ゲーム性能 | ソケット | 価格 | コスパ | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i9-12900K | 16/24 | 32,998 | LGA1700 | 46,980 | 0.702 | 2021/10/29 |
Core i7-12700KF | 12/20 | 31,305 | LGA1700 | 38,980 | 0.803 | 2021/10/29 |
Core i7-12700 | 12/20 | 30,937 | LGA1700 | 37,980 | 0.815 | 2022/01/05 |
Core i5-13400F | 10/16 | 28,926 | LGA1700 | 29,480 | 0.981 | 2023/01/03 |
Core i9-11900K | 8/16 | 26,816 | LGA1200 | 41,980 | 0.639 | 2021/03/30 |
Core i9-11900KF | 8/16 | 26,816 | LGA1200 | 40,980 | 0.654 | 2021/03/30 |
Core i9-11900 | 8/16 | 26,742 | LGA1200 | 36,980 | 0.723 | 2021/03/30 |
Core i5-12400F | 6/12 | 26,448 | LGA1700 | 17,480 | 1.513 | 2022/01/05 |
Core i9-10900K | 10/20 | 24,927 | LGA1200 | - | - | 2020/05/20 |
Core i9-11900Kの中古価格は41,980円高めだ。やはりIntelの倍率ロックフリーモデルは価格が下がりづらい。それだけCPUのポテンシャルが高いということだ。次世代のCore i7-12700KFの方がコストパフォーマンスが高い。Core i9-11900Kよりも安くより高いパフォーマンスを得られる。
また、Core i9-11900Kを選ぶなら+5,000円で購入できるCore i9-12900Kがおすすめだ。8コア16スレッドから16コア24スレッドとそれぞれ倍増だ。8つのPコアと8つのEコアを持ち高いスペックを持つ。ゲーム性能だけではなくマルチコア性能も大幅アップだ。
オーバークロックの余力は下がっているが、電力制限の解除だけで十分なパフォーマンスを期待できる。ゲーム性能だけを見ればCore i5-12400(F)も魅力的なモデルだ。およそ半額で同等のゲーム性能を持つ。6コア12スレッドとゲームプレイにおいて最低限必要な性能を持つ。特に70番台以下のグラフィックボードとの組み合わせなら不安はない。
Core i9-11900Kの特徴&注意点【発売時点】
ゲームに特化しつつもマルチタスク対応のCPU
Core i9-11900Kは、従来モデルよりもコアを減らしてブースト機能の強化などによってゲーム特化という側面が強くなったCPUだ。マルチスレッド性能については諦めてしまったと言えるかもしれない。ベンチマークを見ても突出したものがあるわけではなく、むしろCore i7-10700Kのような安価なCPUに遅れを取る場面も目立った。第10世代CPUからの買い替えメリットはないと考えてよい。
ゲームに対してのゲーミング性能はRyzen 9 5900Xよりも高い。もちろんRyzen 9 5900Xの方がフレームレートが高くなるタイトルや場面もあるが、全体で見ればCore i9-11900Kが上回る。ただし、Core i7-10700KやCore i9-10900Kにフレームレート負けてしまうことも多く最強と謳うには少し心許ない。それでもこれから登場してくるゲームに対応できれば最新のCPUに求められることは概ねクリアしたと言える。
ゲーム以外の用途ではRyzenシリーズには完敗だ。一方で、従来のCore i9-10900Kと比べると伸びていると考えてよいだろう。場合によってはこれまでRyzenシリーズの独壇場だった処理性能が求められる用途で並び立てることもあるほどだ。実際のアプリケーションを通すとCore i9-11900Kは非常に優秀なスコアを叩き出す。理論上の性能よりも実用面で本領を発揮できる頼もしいCPUだ。
ゲームでは最高峰の性能、ゲーム以外でもトップクラスのパフォーマンス。これによりゲームをプレイしながらのアプリケーションの同時起動に適した性能になった。今のゲームプレイはゲーム以外のアプリケーションの存在も重要だ。ボイスチャットツール・ゲーム配信・動画ソフトの使用などがそれにあたる。そういったツールを駆使して初めてゲームプレイと呼ぶユーザーも多い。そういった意味では紛うことなきゲーム最強のCPUだ。
消費電力が大きくPC構築にコストが掛かる
上記におおよそのシステムの消費電力をまとめている。一目見てわかるとおりCore i9-11900K搭載モデルの消費電力がずば抜けて高い。つまり、電源ユニット・CPUファン(CPUには非同梱)・PCケースにコストを掛けなければいけないということだ。
Core i7-10700KとCore i9-9900KSは構成や環境が古いのであくまで当時の目安として見てほしい。Core i9-11900Kは、Adaptive Boost Technology(ABT)をONにした上位で計測している。当然ゲーミングPCを購入するならクロック周波数の引き上げが前提となるだろう。
このABTを使用すると一気に消費電力が跳ね上がる。結果的にRyzen 9 5900XやRyzen 9 5950Xと比べても15%程度消費電力が高い。Core i9-11900K搭載のゲーミングPCの場合の電源ユニットの容量は750Wが最低限必要となる。搭載するGPUによっては850Wは見ておいた方がよいかもしれない。
この消費電力の高さが最大のデメリットだ。14nmプロセスの限界が見える消費電力の大きさだ。Core i9-11900Kを搭載するモデルは、多くの場合ハイエンドモデルになる。充実した構成や排熱機構を持つので、消費電力はパソコンの中でも高い部類になる。電源の選択と同時に排熱にも気を遣わなければならない。性能・価格及びその特性から初心者向けとは言いにくいCPUだ。
Core i9-11900Kのゲームベンチマーク一覧
結果を見るとゲーム最強を謳うCore i9-11900Kは、Comet Lake世代の下位モデルであるCore i7-10700Kにも及ばない。もちろん最適化が進めば逆転する可能性はある。それこそ、高いスコアを叩き出していたCore i9-10900Kも登場時はそれほど優れたCPUではなかった。最適化が進むうちに上位CPUとして注目され始めた。つまり、Core i9-11900Kは今は微妙でも、最強クラスになるポテンシャルはあるということだ。
最新のタイトルではこれまでのCPUが通用しなくなることも珍しくない。新しいCPUというだけで選択肢に入ることもある。あとはどの程度伸びるか、価格をどこまで抑えられるかだ。
コア数とスレッド数を減らしたCore i9-11900Kは、これまでと違った方向への強みを見出した。ゲーム最強を謳いながら、ゲーム以外へのパフォーマンスを向上させている。ゲームに特化したCPUというよりも、総合的な性能の向上を目指した副産物なのかもしれない。
現時点での性能はおすすめするには少し苦しい。しかし、将来性を買うならありだ。Core i7-10700KよりもCore i9-11900Kの方が適したタイトルというのは必ず出てくるはずだ。先を見据えるなら悪い選択ではない。なお、今回のベンチマークは特別Ryzenが苦手なタイトルをピックアップしたわけではない。環境によるところもあるが、ゲームに関してはまだIntelに分があるようだ。
Cyberpunk 2077 1080p
ただ、Core i9-11900KよりもCore i7-10700KやCore i9-9900KSがリードしているのであまり手放しに喜べない結果だ。Core i9-10900Kとの差は1.8fpsの差がある。Core i7-10700Kとのなら2.8fpsだ。前世代のCPUに負けているのはいただけない。それでもRyzen 9 5900Xよりも0.7fps高い。僅差ながら上回っていることは事実だ。
ゲームに関してはRyzenが本領を発揮しにくいのは変わらないようだ。もちろんCyberpunk 2077だけでそう断言するのは早計だ。特に高負荷で本領を発揮するならフルHDではなく4Kでこそ真価が問われるというものだ。
Cyberpunk 2077 2160p
$799のRyzen 9 5950Xと$539のCore i9-11900Kがほぼ同じ性能である。もっと言えば$488のCore i9-10900Kよりも劣る。コストパフォーマンスの観点から見てもゲームではIntelにまだ分があるように思える。もちろん、ゲーム以外の用途を想定するならRyzen 9シリーズは有力な選択肢である。ゲームプレイにおいてはRyzen 9シリーズがコストパフォーマンスを武器にすることは難しいように思える。
Metro Exodus 1080p
Ryzenは高解像度でも性能を落とさないという特性があるのでそこが勝負である。元々ゲームに100%の性能を発揮できないRyzenは、負荷が増えても出力する性能の割が変化しないのだろう。一定のパフォーマンスを安定して発揮できるというのは強みかもしれない。Core i9-11900Kについては、Core i9-9900KSと同等の数値で、Core i9-10900KやCore i7-10700Kに引き離されている。CPUだけで4%程度フレームレートが向上している。Ryzen 9 5900Xと並んでいる形だ。
Metro Exodus 2160p
Red Dead Redemption 2 1080p
こうして見ると高価なRyzen 9 5950XやCore i9-11900Kよりも前世代のCore i7-10700Kがよく見えてくる。タイトルあるいは解像度によってはRyzen 9やCore i9ともに必要としないのかもしれない。Core i9-11900Kのゲーム性能はここまで期待はずれである。果たして最強のゲーム向けCPUと言ってよいものかどうか疑問が残る。
Red Dead Redemption 2 2160p
そしてRed Dead Redemption 2が苦手なRyzenは4Kで少しだけ持ち直した。しかし、平均で60そこそことなると60fpsでの安定は難しそうだ。もう少し最適化が進むまでは判断できない。現時点では買い替え対象となるほどの存在ではなさそうだ。
その他アプリケーションのベンチマーク
ゲーム以外のベンチマークについて見ていこう。8コア16スレッドのCore i9-11900Kでどこまでのパフォーマンスを出せるのかが気になるところだ。また、Intel第11世代CPUで初めてサポートされたAVX-512も注目したい。Y-Cruncherが対応アプリケーションだ。
Handbrake
Adobe Photoshop CC (image)
Adobe After Effects(Video)
Y-Cruncher
Core i9-11900K搭載おすすめゲーミングPC
G-Tune PP-Z-6700XT (プレミアムモデル)(G-Tune)
CPU:Core i9-11900K
GPU:Radeon RX 6700 XT
メモリ:DDR4-3200 32GB
SSD:1TB NVMe
HDD:4TB
電源:800W TITANIUM
Core i9-11900KとRadeon RX 6700 XTを搭載したゲーミングPCだ。グラフィックスにはハイクラスのRadeon RX 6700 XTを搭載していてゲームプレイにも対応しやすい。メモリ32GBは用途を選ばない、誰にとっても扱いやすい容量だ。Core i9-11900Kの性能は様々な用途に適している。メモリ容量が32GBあるゲーミングPCはゲームプレイだけではなくクリエイター用途にも適正のあるモデルだと言える。用途の幅が広いユーザーにおすすめである。SSD 1TB、HDD 4TBとストレージも充実していて使い勝手がよい。G-Tuneのフルタワーケースもオシャレで評価されている。
G-Tune XP-Z-LC [ Windows 11 ](G-Tune)
CPU:Core i9-11900K
GPU:GeForce RTX 3090
メモリ:DDR4-3200 32GB
SSD:2TB NVMe
HDD:4TB
電源:1000W TITANIUM
水冷のRTX 3090を搭載したハイエンドクラスのゲーミングPCだ。CPUとGPUのダブル水冷搭載モデルとなっている。ゲーム性能に関しては現行最強と言っても過言ではない。4K解像度にも対応できるポテンシャルを持っている。メモリ64GB、SSD 2TB、HDD 4TBと圧倒的な構成だ。電源ユニットも1000W PLATINUMと万全だろう。価格は税込50万円オーバーと選びやすいとは言えないが、まだまだ数が少ないRTX 3090を搭載した貴重なモデルだ。
管理人による総評(Core i9-11900K)
Core i9-11900Kは、最新のRocket Lake世代のフラグシップモデルだ。従来からCPUコアを一新して性能の引き上げを行っている。また、Adaptive Boost Technologyなどの機能をひっさげ、ゲーム最強のCPUを目指した。事実トップクラスの性能を持つことは間違いないが、従来モデルと比べると劣る場面も目立つ。
また、CPUコアを改良したもののプロセスは14nmのままだ。結果的に消費電力が高くなりすぎて大きなマイナス評価となった。ゲーム性能に関しても優秀なスコアだが最強というには少し物足りない結果に終わった。ただ、登場間もない今は最適化の問題もあってうまくスコアが反映されていない。これから少しずつ性能はゲームに適したものとなっていくはずだ。
ゲーム最強という謳い文句でゲーム性能に注目されがちだが、ゲーム以外のパフォーマンスにも注目したい。これまでとは一線を画する性能で、様々な用途に対応しやすくなった。ore i9-11900Kの魅力は高いゲーム性能とゲーム以外の性能によるマルチタスクをこなせるパフォーマンスだ。その特性はややRyzenに近いものがある。
ゲーム以外を重視したRyzenとゲームを重視したCore i9-11900Kと言ったところだ。既存のタイトルでは従来のCPUにリードを許しているものの、これからのタイトルに対しての期待は高い。CPUは新しくなるほど最新のタイトルへの対応力が高くなる傾向にある。Core i9-11900Kはデメリットはあれど、メリットもそれなりに大きいCPUだ。
消費電力の高さは搭載する電源の容量をアップさせてカバーすればいい。それだけでデメリットをフォローすることができる。覆せないデメリットではない。補えるデメリットとして飲み込めばゲームに対する安定が手に入る。
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