画像引用元:https://www.pc-koubou.jp/
当ページでは、Core i7-10700Kのレビュー&性能ベンチマークを検証している。第10世代のCore i7シリーズ最上位のCPUが登場した。Core i7-9700Kの後継モデルだ。前世代のフラグシップモデルのCore i9-9900Kに届く高い性能を持つ。オーバークロックにも対応していて比較的手頃な価格設定であることからCore i9-10900Kよりも購入しやすいのが魅力だ。
高いコスパと一般ユーザーでも扱いやすい性能で人気が出てもおかしくはない。しかしながら、BTOパソコンにおいてCore i7-10700の方が選択されることが多いようだ。いずれも8コア16スレッドとマルチスレッド性能が高く幅広い用途に対応できる。Core i7-10700Kの後継モデルは、Core i7-11700Kとなる。大幅な改良が加えられたわけではないが、CPUコアが改良されてパフォーマンスが引き上げられている。
当ページの目次
よくわかる!!Core i7-10700Kの特徴まとめ
コードネーム | Comet Lake |
---|---|
プロセス | 14nm |
コア/スレッド数 | 8コア/16スレッド |
定格/最大クロック | 3.6 GHz/ 4.9 Ghz |
L3キャッシュ | 12MB |
TDP | 95W |
発売日 | 2020年05月20日 |
MSRP | $374 |
中古価格 | 23,980円~ 21,980円~/Fモデル |
コメント | 第10世代ゲーミング用途最強のCPU Core i9-9900Kに匹敵する性能を持つ 消費電力は上昇傾向にある |
評価 | ・総合評価 5.0 ・ゲーム評価 5.5 |
Core i7-10700Kの基本情報
CPU性能
Core i7-12700K | |
Ryzen 9 3900X | |
Core i7-11700K | |
Ryzen 7 5700X | |
Core i5-12400 | |
Ryzen 7 3700X | |
Ryzen 5 5600X | |
Core i9-10900K | |
Core i7-10700K | |
Core i9-9900K | |
Core i7-10700 | |
Core i5-10600K | |
Core i7-9700K |
CPU単体の性能だけを見るとRyzen 7 3700Xがまだまだ上を行く。ゲームなどの評価を組み込むとCore i7-10700Kが有利という評価だ。第10世代のメインストリーム最上位のCore i9-10900Kは性能は高くても評価はいまいちだ。性能を上手く発揮することができず、多くの用途で微妙なスコアを出す結果となってしまっている。
第10世代の真打ちはこのCore i7-10700Kであるという見方が強い。ゲームにも作業でも高いパフォーマンスを発揮できてバランスのよいCore i7が広い層に人気がある。Core i9シリーズは価格が高いので一般的には選びにくいCPUだ。そういった意味ではゲーマーにも受け入れられやすいのはCore i7シリーズだと言える。
Core i9-9900Kを超えてきたなら性能としては十分でCore i7-10700Kが最高峰のCPUとして選択肢に入る。スペックから見てもCore i9-9900Kの上位互換だ。ゲームでもCore i9-9900Kを超えることにも期待できる。Ryzen 7 3700Xを上回っているのは大きな成長だ。
ただし、CPU単体の性能ではRyzen 7 3700Xが上回る場面がある。ゲーム以外の用途ではRyzen 7 3700Xの性能は非常に高い。Core i7-10700Kが苦手でもRyzen 7 3700Xが得意な用途が多く存在している。もちろん逆も然りだ。必ずしもCore i7-10700Kが上というわけではないことだけは留意しておいてもらいたい。
次世代モデルのCore i7-11700Kになると20%以上性能が高く、現行のCore i7-12700Kになると50%以上性能が高い。Core i5-12400にも及ばない。現行モデルとの性能差が大きいことは理解しておく必要がある。
基本スペック
i7-10700K | i9-9900K | i7-9700K | |
---|---|---|---|
メーカー | Intel | Intel | Intel |
プロセス | 14nm | 14nm | 14nm |
コードネーム | Comet Lake | Coffee Lake | Coffee Lake |
CPUコア数 | 8 | 8 | 8 |
スレッド数 | 16 | 16 | 8 |
定格クロック | 3.8 GHz | 3.6 GHz | 3.6 GHz |
最大クロック | 5.1 GHz | 5.0 GHz | 4.9 GHz |
TBM3.0 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
TVB | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
L3キャッシュ | 16MB | 16MB | 12MB |
対応メモリ | DDR4-2933 | DDR4-2666 | DDR4-2666 |
内蔵グラフィックス | UHD Graphics 630 | UHD Graphics 630 | UHD Graphics 630 |
TDP | 125W | 95W | 95W |
MSRP | $374 | $499 | $374 |
中古価格 | 23,980円 (21,980円/Fモデル) | 38,980円 (35,980円/Fモデル) | 20,980円 (18,980円/Fモデル) |
発売日 | 2020/05/20 | 2018/11/02 | 2018/10/20 |
一方、前世代のCore i7-9700Kと比べると、スペックが大きく向上している。Core i9-9900Kに近いのだから当然である。単純にスレッド数が倍増しているのでそれだけでも十分な性能アップだろう。Core i9-9900Kに近づいたということは、性能がワンランクアップしたことになる。従来のCore i7の枠を超えて、Core i9の領域にまで手を伸ばした。
気になるのは前世代のCPUは軒並み価格が下がることである。Core i9-9900KがCore i7-10700Kよりも安くなるというようなことはない。ただ、もしも同等の価格になったとすれば、Core i9-9900Kの方が消費電力的に優位だ。もっとも、Core i9-9900Kと比較している時点でおかしな話である。Core i7-9700Kからの成長というよりも、Core i9-9900Kのマイナーチェンジに近い。
i7-10700KはTBM3.0に対応している。TBM3.0はTurbo Boost Max Technology 3.0の略である。1~2基のコアのクロック引き上げる。CPU性能が求められやすい箇所の強化は効果的だ。ただ、1~2基なのでゲーム等では体感することは難しい。
第10世代の本命と目されるCore i7-10700Kに対する期待は高い。Core i9-9900Kに対してどこまで性能を高めているのか。Core i9-10900Kとの性能差はどのくらい開いているのだろうか。その当たりはベンチマークで詳しく見ていくことにしよう。
Core i7-10700Kの最新評価
エントリークラス相当のゲーミング性能を持つ
Core i7-10700Kはエントリークラス相当のゲーミング性能を持つCPUだ。今でも購入できるCPUで言えば、Ryzen 5 5600XやCore i3-14100が該当する。AMD製CPUは不安定なときがあるものの価格も安くコストパフォーマンスに優れている。Intel第11世代のCore i5-11600Kとも性能が近い。
4世代前のCPUでも対等に渡り合えるのは素晴らしい。組み合わせるグラフィックボードは、GeForce RTX 4060やRadeon RX 7600以下のモデルがおすすめだ。極端にグラフィックス処理性能の高いモデルを選ぶとCore i7-10700Kがボトルネックとなる可能性が高い。オーバークロックでパフォーマンスを引き上げるのも一つだろう。
中古価格は23,980円~とお得感あり
製品名 | コア/スレッド | ゲーム性能 | 価格 | コスパ | 発売日 |
---|---|---|---|---|---|
Core i5-13400F | 6/12 | 28,926 | 29,480* | 0.981 | 2023/01/03 |
Ryzen 7 5700X | 8/16 | 27,036 | 22,704* | 1.191 | 2022/04/04 |
Core i5-12400F | 6/12 | 26,448 | 17,480 | 1.513 | 2022/01/05 |
Core i7-11700 | 8/16 | 24,828 | 27,980 | 0.887 | 2021/03/17 |
Core i5-11600K | 6/12 | 24,264 | 23,980 | 1.012 | 2021/03/30 |
Core i7-10700K | 8/16 | 23,773 | 23,980 | 0.991 | 2020/05/20 |
Core i7-10700KF | 8/16 | 23,773 | 21,980 | 1.082 | 2020/05/20 |
Core i3-14100F | 4/8 | 23,605 | 23,880 | 0.988 | 2024/01/08 |
Core i7-10700F | 8/16 | 23,553 | 19,980 | 1.179 | 2020/05/20 |
Core i9-9900K | 8/16 | 21,835 | 38,980 | 0.560 | 2018/11/02 |
Core i7-9700K | 8/8 | 21,394 | 20,980 | 1.020 | 2018/10/20 |
Core i7-10700Kの中古価格は23,980円~購入できる。Core i9-9900Kが38,980円なので、同等の性能を持ちながらも35%以上安くお得感がある。旧世代のCore i7-9700Kは20,980円だ。オーバークロックをしない前提であればCore i5-12400(F)も魅力的な選択肢となる。通常時Core i7-10700Kと同等の性能を持ち、中古価格は17,480円とCore i7-10700Kよりも25%近く安い。6コア12スレッドとスペック的には劣るものの総合性能では上回る。
さらに、Intel第13世代のCore i5-13400(F)なら29,480円とコスパが高い。オーバークロックはできないがゲーミング性能では上回る。何よりも省電力性が高く電源ユニットをアップグレードしなくても対応できる可能性があるのは魅力的だろう。中古で30,000円となると選択肢が増えるのでかなり悩んでしまうのではないかと思う。Intel製CPUにこだわりがなければRyzen 7 5700Xもおすすめだ。8コア16スレッドとスペックも変わらない。
Intel Core i7-10700Kの特徴と注意点【発売時点】
Core i9-9900Kを超えるコストパフォーマンス
Core i7-10700Kは、かつてのフラグシップモデルであるCore i9-9900Kと同等のマルチコア性能を持っている。ゲーム用途としてはCore i9-9900Kをも超えるほどだ。Core i7-9700Kと同じ$374で販売されているのも嬉しいポイントと言える。Core i9-9900Kが$499なので、同等の性能を持つCPUが$125も安く手に入るということだ。Core i7-10700Kを搭載したゲーミングPCはこの価格差の恩恵をダイレクトに受けられる。
旧世代のCPUからの買い替えを検討している場合はプラットフォームの一新が必要となる点は注意しよう。Intel 400シリーズ搭載マザーボードを用意しなければいけない。アップグレードでは価格の優位性を感じることは難しいかもしれない。一方で、新しくゲーミングPCの購入をするならデメリットにはならない。ゲーミングPCならCorei 7-10700Kに対応したマザーボードが選択されているからだ。
価格も前世代と大きく変わらない価格で展開される。前世代のCPU搭載モデルが市場から消えてしまえば、同等の価格にまで落ち着くだろう。つまり、Core i9-9900K搭載モデルの性能をCore i7-9700K搭載モデルの価格で購入することができるのである。
Core i7-10700Kは、前世代のフラグシップモデルの性能を引き継いでいるため性能を比較しやすく価値を見出しやすい。これがIntel第10世代のフラグシップモデルであるCore i9-10900Kのように従来モデルに比較できるモデルがないと価値を推し量ることは難しい。Core i9-9900Kの性能とCore i7-9700Kの価格を持つCore i7-10700Kはコストパフォーマンスの良さが分かりやすい。
これは一つのメリットである。前世代最強のCPUに並び、ゲーム用途では超えている。この事実だけで、Core i7-10700Kの凄さは十分伝わるだろう。Core i7のよさとCore i9のよさを併せ持った新世代のCPUである。Core i9-9900Kを超えたコストパフォーマンスが持ち味だ。
ゲーマーにとってのフラグシップモデル
Core i7シリーズはゲーミングPCの主役として採用され続けてきた。Core i7-10700Kも例に漏れず人気が出そうだ。従来モデルから大きく性能を伸ばして前世代のCore i9の領域にまで足を踏み入れた。Intel第9世代でもCore i7-9700KやCore i7-9700を搭載したゲーミングPCが人気だった。無理のない価格と十分過ぎる性能で人気を博したと言える。
当然、予算が無限にあれば誰もがCore i9-9900Kを求めていたはずだ。Core i7-10700KはこのCore i9-9900Kの代替モデルだ。時間こそ経過したが、夢のような話である。最近ではゲームだけではなく、ゲームを配信するユーザーも多くなっている。そんなストリーマーにも支持される性能も併せ持っている。ゲームプレイに関連する用途なら、第3世代のRyzenよりも対応力が高い。
コストパフォーマンスという意味では上回っているだろう。このIntel第10世代とIntel第9世代との違いは様々だ。最も大きな違いは最適化にあるのではないだろうか。Intel第10世代はゲームが最適化を行うことで、パフォーマンスを向上させることができる。第9世代にはあまり見られなかったことだ。
これにより、Intel第9世代とは比べ物にならない性能で、快適なゲームプレイが可能になる。ゲーミングPCにとってではなく、ゲーマーにとってフラグシップとなるCPUだ。まずはCore i7-10700Kを基準に考えて選びたい。それほどまでに優れた性能を持っている。
次元を超えるRyzenへの対抗は微妙なライン
Intel第10世代は手放しで喜べるものではない。Core i7-10700Kは確かに圧倒的な伸びを見せたが、それは既存の製品をなぞる形で伸びているに過ぎない。Core i7-10700KはCore i9-9900Kの性能にまで伸びただけであり、未知の領域には踏み出せていない。それを実行したのは上位モデルのCore i9-10900Kである。
そのCore i9-10900Kもそれなりのマイナス要素を持っている。ベンチマークを見ると分かる通り、そこまで突出した性能があるわけではない。一方で、Ryzenシリーズは常に未知の領域に手を伸ばしている。第1世代Ryzenシリーズは、コストパフォーマンスの高さでIntel第7世代CPUを圧倒した。第2世代Ryzenシリーズは第1世代Ryzenシリーズのゲーミングパフォーマンスという弱点を大幅に改善することに成功している。
そして第3世代Ryzenでは、総合的な性能でIntel製CPUを圧倒している。性能面において、Intelは枠の中での伸びでしかない。Ryzenシリーズは常に考えられないような地点にまで到達している。2020年5月に登場した第10世代が超えた第3世代のRyzenは2019年7月に登場したCPUだ。ほぼ1年前のCPUをようやく上回ったに過ぎない。
ここまでRyzenシリーズは約1年毎に新世代が登場している。第4世代Ryzenシリーズの登場はもうすぐそこまで来ているのだ。そして、Intelと違って枠内に収まらない成長を見せるRyzenが、第10世代を超えられないことはあり得ないだろう。第4世代のRyzenがゲームへの対応力を伸ばせば、第10世代は窮地に陥ってしまう。
年々ゲームへの適正を上げているRyzenシリーズは、第4世代で大きな革命を起こすだろう。これは予感ではなく確信である。もしも、第4世代の伸びが微妙な形で終わってしまえば未来は無いだろう。第4世代が第3世代とほぼ同等のリネームで終わらない限り、第10世代は超えてくる。それも圧倒的な性能を引っさげて登場してくるはずだ。
Intelはまだ古い14nmプロセスでここまでの性能を引き出しているという言い訳がある。Intelは本気をまだ見せてはいない。Intel第10世代Core iシリーズの評価は第4世代Ryzenシリーズの出来次第である。贔屓目無しに、ゲームでの性能がどうなっているかだ。登場までは喜び勇むわけにもいかないだろう。
Core i7-10700Kのベンチマーク一覧
Cinebench R20
Ryzen 7 3700Xを上回ったのも大きい。第4世代のRyzenが出るまではトップクラスと言えるだろう。ゲーム以外ではRyzenの独壇場だったところを、限定的な期間とは言え並び立ったのは第10世代の為せる業だ。IntelもAMDの動向を見てラインナップを発表していることは間違いない。
Adobe Photoshop 2020
Ryzen 9 3950Xも射程に捉えた高い対応力が魅力だ。全ての用途でRyzen 7 3700XやRyzen 9 3900Xを超えることは出来ない。しかし、こうして並び立てる用途があるのは進化を感じさせる。Ryzenシリーズが強かった範囲まで広げているのは素晴らしい。
Adobe After Effects 2020
その点ではRyzenの良さが出ているように思う。成長はしっかり感じさせながらも、用途によっては従来と変わらない性能というのはCore i7-10700Kにとっては弱点と言えそうだ。あなた自身がどのような用途でパソコンを使いたいと考えているのかを基準にして欲しい。
Core i7-10700Kのゲームプレイ時のフレームレート
Far Cry New Dawn 1080p
Core i9-10900K | |
Core i7-9700K | |
Core i7-10700K | |
Core i9-9900K | |
Ryzen 9 3950X | |
Ryzen 9 3900X | |
Ryzen 7 3700X |
Far Cry New Dawnでこれ以上の数値を出すにはCPU以外の要素も大きく関係しているのだと考えられる。Ryzenに関しては最適化されていないこともある。最適化されていないとCore iシリーズよりも10%以上の性能差が開いてしまうようだ。
Far Cry New Dawn 1440p
Core i9-10900K | |
Core i7-10700K | |
Core i7-9700K | |
Core i9-9900K | |
Ryzen 9 3950X | |
Ryzen 9 3900X | |
Ryzen 7 3700X |
Core iシリーズとRyzenシリーズの関係性は変わっていない。RyzenシリーズはFar Cry New Dawnが苦手というわけではない。最適化されていない中ではまずまずのスコアである。第10世代はゲームへの期待が高い。それだけに、この数値は少し残念である。ゲームタイトルによってはCPUだけでは、どうにも出来ないものもあるようだ。
Borderlands 3 1440p
Core i7-9700K | |
Core i9-9900K | |
Core i7-10700K | |
Core i9-10900K | |
Ryzen 9 3950X | |
Ryzen 9 3900X | |
Ryzen 7 3700X |
しかし、Ryzen 7 3700XとCore i7-9700Kの差は3.1fpsである。これなら同等と見ても問題ない。この差を体感するのは恐らく不可能に近い。ただ、60fpsで安定したプレイが出来るというのは、今後のアップデート等に差が生まれる可能性がある。
Ghost Recon Breakpoint 1440p
Core i9-10900K | |
Core i7-10700K | |
Core i7-9700K | |
Core i9-9900K | |
Ryzen 9 3950X | |
Ryzen 9 3900X | |
Ryzen 7 3700X |
今後登場するゲームによっては明確な差が出るかもしれない。いや、むしろそうなってくるだろう。そう考えると、僅かでもゲームに強い性能である方が将来性に期待出来る。ここまで見る限り、第10世代よりも第9世代の優秀さが際立っている気がする。
Total War : Three Kingdoms 1080p
Core i9-10900K | |
Core i7-10700K | |
Core i7-9700K | |
Core i9-9900K | |
Ryzen 9 3950X | |
Ryzen 9 3900X | |
Ryzen 7 3700X |
高い数値で安定する第10世代は、高リフレッシュレートでの運用に適している。ただ、第10世代に最適化されていないゲームは、ここまで見た通り第9世代と同等である。圧倒的というわけではないのが少し物足りない。
Core i7-10700K搭載のおすすめゲーミングPC一覧
LEVEL-R049-iX7K-TAXH(パソコン工房)
CPU:Core i7-10700K
GPU:GeForce RTX 3070
メモリ:DDR4 16GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:2TB
電源:700W BRONZE
オーバークロック対応のCore i7-10700Kを搭載した一台だ。RTX 3070は、FULL HD環境だけだとややオーバースペック気味だが上位のRTX 3080に比べると扱いやすい。現在の性能というよりも将来を見据えた上での選択としてもおすすめだ。メモリ16GB・SSD 500GB・HDD 2TBと構成も充実している。ダブルストレージ採用モデルが減っている中でこの構成は魅力的に映るだろう。電源ユニットは700W BRONZEを採用し万全だ。
GALLERIA ZA7C-R37 DETONATOR コラボモデル(ドスパラ)
CPU:Core i7-10700K
GPU:GeForce RTX 3070
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:650W BRONZE
RTX 3070×Core i7-10700K搭載のゲーミングPCだ。プロゲーマーであるDETONATORとのコラボモデルとなっている。ハイクラスのグラフィックボードとCPUの組み合わせはバランスがよい。WQHD環境なら高リフレッシュレートでのゲームプレイに対応することもできる。ヌルヌル動くゲームプレイを望むゲーマーの方は必見だ。メモリ16GB、SSD 1TB NVMe対応と構成も十分だ。
ZEFT G17P-ARC(パソコンショップセブン)
CPU:Core i7-10700K
GPU:GeForce RTX 3070
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:750W GOLD
RTX 3070×i7-10700K搭載のゲーミングPCだ。4K解像度でのゲームプレイに最適なモデルとなっている。PCケースには静音性の高い「COOLERMASTER SILENCIO S600」を搭載している。大手BTOメーカーでは見られないケースだ。こだわりのゲーミングPCを探している方は必見だ。メモリ16GB、SSD 1TBと構成も充実している。
管理人による総評(Core i7-10700K)
(+) 第10世代で最もコスパの高いモデルの一つ
(+) Core i9-9900Kと同等の高い性能を持つ
(-) 消費電力が125Wと高め
(-) CPUクーラーにお金を掛ける必要がある
Core i7-10700Kは第10世代の中で最もゲームに運用しやすいCPUではないだろうか。Core i9-10900Kよりも安く、ゲームでは同等のパフォーマンスを発揮出来る。あえて世界最速に手を伸ばさなくても2番手の性能でも十分だ。Core i7-9700Kからの伸びを不安視していたが、Core i9-9900Kを超えるゲーム性能は素晴らしい。第3世代のRyzen 7 3700Xを超える性能も合わさり、現在コストパフォーマンス最強のCPUである。
一方で、第4世代のRyzenが登場すると一気に地位を失う可能性が高い。Intel第10世代の登場から、第4世代Ryzenシリーズが登場するまでの間だけはおすすめ出来るCPUだ。恐らく、第4世代のRyzenはゲームへの対応力も大きく伸ばすだろう。Core i7-10700Kが如何に優れていても、性能で逆転されてしまうと選択肢から外れるだろう。
希望があるとすれば第10世代に最適化されたゲームの登場である。今のところそう多くは無い。今後に関しても分からない。第10世代は最適化されてこそ本領を発揮する。そうでなければ第9世代との差は僅かである。ゲーム最速の肩書を持つCore i9-10900Kは失敗とまでは言わないが、最良のCPUではない。
価格が安いという利点を持つCore i7-10700Kこそが本命だ。そのCore i7-10700Kも最適化の恩恵を受けられる。コストパフォーマンスまで入れて考えると最強はi7-10700Kだと考えている。Core i9-10900Kは期待はずれだっただけに、これは嬉しい誤算だ。ゲーミングPCはCore i7-9700K搭載モデルと同等の価格にまで落ち着くはずだ。
登場時はASK税と第9世代搭載モデルの関係で少し高めになる。第10世代搭載モデルを選択するなら価格が落ちるまで待つべきだろう。Core i7-10700K搭載モデルに関しても同じことである。ただし、これだけ性能の向上があるならi9-9900K搭載モデルより少し安い程度なら選んでも良い。
Core i7-9700Kの後継機ながら、Core i9-9900Kに近いスペックと性能を持っている。Core i7-9700Kの価格ではなく、Core i9-9900Kの価格と比べた方が選びやすい。第10世代最も高い魅力を持つCore i7-10700Kは、間違いなくゲーム向けのフラグシップとなるはずだ。
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