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当ページでは、Ryzen 7 5800Xの性能レビューをしている。第4世代Ryzenシリーズにおける、8コア16スレッドの高パフォーマンスCPUだ。スペック的にも性能的にもゲーマーにとって最も最適だと言えるモデルだが、価格が高いという致命的な問題がある。それを踏まえた上で詳しく見ていくとしよう。

Ryzen 7 5800Xの基本情報

コードネームZen 2
プロセス7nm
コア/スレッド数8コア/16スレッド
定格/最大クロック3.8 GHz/ 4.7 Ghz
L3キャッシュ32MB
TDP105W
発売日2020年11月06日
価格$449
特徴 (+)8コア16スレッドでマルチスレッド性能が高い
(+)Zen 3アーキテクチャになりゲーム適性が向上した
(-)価格が高くコスパは高くない
(-)搭載BTOパソコンの価格も上がる
評価 ・総合評価
★★★★★★★★☆☆7.5

・ゲーム評価
★★★★★★★★★☆9.0

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Ryzen 7 5800Xの基本情報

スペック

 7 5800X7 3800XT7 3800X
メーカーAMDAMDAMD
プロセス7nm7nm7nm
コードネームZen 3Zen 2Zen 2
CPUコア数8コア8コア8コア
スレッド数16スレッド16スレッド16スレッド
定格クロック3.8 GHz3.9 GHz3.9 GHz
最大クロック4.7 Ghz4.7 GHz4.7 Ghz
L3キャッシュ32MB32MB32MB
TDP105W105W105W
CPUクーラーなしなしWraith Prism
価格$449$399$399
発売日2020年11月06日2020年07月23日2019年7月7日
Zen 3アーキテクチャのRyzen 7 5800Xのスペックを見ていこう。2019年7月7日にRyzen 7 3800Xが登場しておおよそ1年ぶりに新しいCPUが登場した。定格クロック周波数が0.1GHz引き下げられていてスペックだけを見るとダウングレードしているように感じられるかもしれない。

コア/スレッド数・L3キャッシュ・消費電力などに変更点はない。その上でCPUクーラー非搭載になり価格+$50アップはなかなか厳しい。それでもZen 2からZen 3へとアーキテクチャが変わってゲーミング性能が大幅に向上している。スペックを見るだけではわからない部分だろう。そこは後述のベンチマークを参考にして欲しい。

Cinebench R20スコア

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Cinebench R20は、CPUにレンダリングをさせてスコア化ができるベンチマークソフトだ。Ryzen 7 3800XTよりもマルチスレッド性能が18%高く、シングルスレッド性能は22%高くなっている。Core i7-10700Kよりも40%もマルチスレッド性能が高い。

シングルスレッドの王者であったIntel製CPUを圧倒する形だ。マルチスレッド性能でもIntel Core i9-10900Kに匹敵するスコアを出している。8コア16スレッドのCPUで10コア20スレッドのCPUに肉薄するというのは驚くばかりだ。

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Ryzen 7 5800Xのゲームベンチマーク一覧

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ゲームプレイ時のフレームレートを計測している。他のCPUとの性能差を比べる上で有効な指標となる。Ryzen 7 5800Xは、8コア16スレッドとゲーマーの方にとってはぐさりと刺さる性能帯だ。Core i7-10700Kを上回るゲーミング性能を持っている。

注目ポイントはRyzen 7 3800XTやRyzen 7 3800Xなどの第3世代のRyzenシリーズとの性能差だ。ゲーミングパフォーマンスは、今回の第4世代Ryzenの強みと言える部分なのでしっかり確認したい。

Borderlands 3

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Borderlands 3ではIntel製CPUが上位を占めている。Core i9-10900Kが他を圧倒する結果となった。それでもRyzen 7 5800Xのパフォーマンスの高さは目をみはるものがある。前世代のRyzen 7 3800XTと比べて7%-8%フレームレートが高い。メモリレイテンシ軽減によるIPC向上による恩恵だろう。シングルスレッド性能が飛躍的に向上したのもポイントが高い。

Shadow of the Tomb Raider

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第4世代Ryzenシリーズが強い。Ryzen 7 5800XがIntel Core i9-10900Kをも上回るスコアを出している。Core i7-10700Kと比べると10%近くスコアが高い。前世代のRyzen 7 3800XTよりも28%も高い。CPUだけでこれほどフレームレートが上がるのは異例中の異例だと言える。それだけZen 3アーキテクチャになって進化したということの証明だ。

Hitman 2

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ほぼCore i9-10900Kと同等のゲーミング性能を持っている。その差は僅かだ。前世代のRyzen 7 3800XTと比べて24%パフォーマンスが高い。これだけ伸びれば第3世代Ryzenシリーズからの買い替えもありだろう。特にグラフィックボード性能が高いなら買い替えのメリットが大きくなる。

その他アプリケーションのベンチマーク

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ゲーム以外のアプリケーションにおけるパフォーマンスを見ていく。動画編集などのクリエイター作業を考えている方は必見だ。ここでの性能が高ければゲーム実況でも有利に考えてよい。Ryzenシリーズがずっと強みにしている部分だ。どれほどスコアが伸びているかに注目して欲しい。

7-Zip

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Ryzen 9 5900Xがずば抜けたスコアを出している。Ryzen 7 5800XもCore i9-10900Kに勝っていると言っても過言ではない。解凍速度はほぼ同等で圧縮速度はそれなりの差を付けて上回っている。Ryzen 7 3800XTと比べても20%程度パフォーマンスが向上していて進化を感じられる。

Puget Systems Adobe

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Ryzen 7 5800Xは、Ryzen 9 5900Xに次いで二番目に位置している。Core i9-10900Kよりも10%パフォーマンスが高いのは素晴らしい。Intel製CPUを大幅に上回る形だ。Ryzenが強いのは健在だと言える。

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Ryzen 7 5800X搭載おすすめゲーミングPC

各BTOメーカーからRyzen 7 5800X搭載モデルが販売されている。やはり価格は高めでコストパフォーマンスに優れているとは言えない。税抜20万円近い価格設定が多い。Core i9-10900K搭載モデルを購入できる価格帯で取り扱いが難しい。

G-GEAR GA7A-X204/XT(TSUKUMO)

G-GEAR GA7A-B180T価格:172,546円
CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:Radeon RX 5700 XT
メモリ:DDR4 16GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:700W BRONZE
公式

最も安価なRyzen 7 5800X搭載モデルだ。グラフィックボードには同じAMDのRadeon RX 5700 XTを搭載している。ミドルエンドクラスのゲーミングPCだ。Ryzen 7 5800XTに合わせるにはやや物足りないかもしれない。FULL HD環境でのゲームプレイに最適だ性能だと言える。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も充実している。

FRGAB550/580/NTK(FRONTIER)

FRGAH470FWS7価格:194,800円
CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:GeForce RTX 3070
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:2TB
電源:850W GOLD
公式

RTX 3070×Ryzen 7 5800X搭載のゲーミングPCだ。CPUとGPUのバランスで考えると優秀だと言える。高解像度でのゲームプレイに対応することができ、ゲーム実況などでも通用する一台だ。メモリ16GB、SSD 1TB、HDD 2TBと圧倒的な構成を持つ。電源ユニットは850W GOLDと余裕がある。コストパフォーマンスも高くおすすめしやすい。

LEVEL-R0X6-R58X-TAXH(パソコン工房)

LEVEL-R049-LCiX7K-VWXH-JUPITER価格:196,980円
CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:GeForce RTX 3070
メモリ:DDR4 16GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:2TB
電源:700W BRONZE
公式

RTX 3070×Ryzen 7 5800X搭載のモデルとなっている。4K解像度でのゲームプレイや高リフレッシュレートでのゲームプレイを想定しているゲーマー向けだ。メモリ16GB、SSD 500GB、HDD 2TBとダブルストレージを採用しているのもポイントが高い。全体的にバランスの取れた一台だと言える。

Ryzen 7 5800Xの特徴まとめ

i7シリーズ以上のゲーミング性能を持つ

ryzen75800xgaming
Ryzen 7 5800Xではゲーミング性能が飛躍的に向上している。第3世代のRyzen 7 3800XTやRyzen 7 3800Xとは別物のCPUとなった。Intel第10世代のCore i7-10700Kをも上回り、おおよそCore i9-10900Kに匹敵するゲーミング性能を持つ。ゲームプレイを考えるならかなり魅力的なモデルとなるだろう。自作ユーザーの方もぜひチェックしておこう。

省電力性が高い

ryzen75800x-watt
Ryzen 7 5800Xは省電力性の高さも特徴の一つだ。Core i7-10700Kと比べても10%近く省電力性が高い。消費電力が抑えられてかつ性能が高いのだから言うことはない。Ryzen 7 3800XTよりも6%程度消費電力が低くなった。Zen 3アーキテクチャはかなり魅力的に思える。

コア当たりの価格が最も高い

Ryzen 7 5800Xはプレミアム価格が設定されていると考えて間違いない。前世代のRyzen 7 3800XTから$50アップの$449となるのは厳しい。コア当たり$56ということになる。上位のRyzen 9 5900Xがコア当たり$46で、下位のRyzen 5 5600Xがコア当たり$49であることを考えるとやはりプレミアム価格が設定されている。

プレミアム価格が設定されるのもちゃんとした理由がある。Ryzen 7 5800XではシングルのCCDが使用されることになる。一つのCCDには8つのコアがあるわけだが、8コアを持つRyzen 7 5800Xではトップの品質のシリコンウェーハが要求されることになる。品質が劣るシリコンでは代用できず、6コアのRyzen 5 5600Xあるいは12コア(6×6)のRyzen 9 5900Xに流用される形になる。この状況を考えると価格が高いのもうなずける。

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