gtx1060画像引用元:https://www.amazon.co.jp/(Amazon公式)*画像はイメージです。

当記事では、モバイル向けGeForce GTX1060のスペックとベンチマークを紹介している。GeForce GTX 960Mの後継モデルだ。ゲーミングノートPCの中でもこのGTX 1060 Mobile搭載モデルはコストパフォーマンスという側面から人気が高い。登場時はフルHD環境でのゲームプレイに最適なゲーミング性能を持っていたが、2023年時点ではローエンドクラス相当で設定調整が必要となる。

ここは主にノートパソコン向けのコンテンツだ。PC向けのモデルを知りたい方は「GeForce GTX 1060の性能スペック&ベンチマークを紹介」を参考にして欲しい。

なお、GTX 1060 Mobileの後継モデルは、Turing世代の「GeForce GTX 1660 Ti Mobile」だ。25%程度ゲーミング性能が向上している。Turing世代で新たに採用されたレイトレーシング及びDLSSには対応していない。これらの機能が必要な方は「GeForce RTX 2060 Mobile」以上を選択しよう。

モバイル&デスクトップ向けスペック比較

プラットフォームモバイルPC
型番GTX1060GTX1060
CUDAコア12801280
ベースクロック1404MHz1506MHz
ブーストクロック1670MHz1708MHz
メモリ形式GDDR5GDDR5/X
GPUメモリ6GB6GB
消費電力80W120W
ここがポイント!!

モバイル向け及びデスクトップ向けGTX 1060のスペックを比較している。ややデスクトップパソコンの方がスペック・性能が高い。消費電力が33%ほどカットされていることを考えると不思議ではない。その他の違いとしてデスクトップパソコンでは3GBモデルやGDDR5Xを採用しているものもあるが、ノートパソコン向けにはGPUメモリ6GBのモデルしかない。選択肢という点ではデスクトップパソコンの方が豊富だということだ。

ノートパソコンでは熱対策が必須なためどうしても全く同じというわけにはいかないのだろう。それでもGTX 900番台から比べるとノートパソコンのグラフィックボード性能も格段に向上している。当時はGTX 960Mと末尾にMがあり完全に分けられていたが、今はなくほぼ同じものだという認識でよい。

GTX 1060搭載ゲーミングノートPCの特徴

GTX 970Mよりも高いゲーミング性能を持つ

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性能表を最新のものに変更した。現行モデルでいうとGTX 1650 Ti Mobileと同程度となる。今でもある程度通用するグラフィックボードだと考えてよいだろう。GTX 1060 Mobileの後継モデルであるGTX 1660 Ti MobileやRTX 3060 Mobileになると大幅にパフォーマンスが向上する。

発売当時では総合性能はGTX 1070に次ぐパフォーマンスを持っていた。GTX 1050 TiやGTX 960Mと比較すると一段階性能が向上すると考えてよいだろう。末尾の「M」が取れただけのことはある。

フルHD環境でのゲームプレイが得意

GTX 1060 Mobileは、フルHD環境でのゲームプレイに最適なグラフィックボードだ。多くのタイトルで最高設定でも60fps以上を出すことができる。デスクトップ向けのGTX 1060 6GBと同等のグラフィックス性能を持っているというのは心強いはずだ。

Steamなどのデータを見てもほとんどのユーザーはフルHD環境でゲームをしていることを考えると理想的な構成だと言える。最新のPUBGやFortniteなどにも対応可能だ。高リフレッシュレートで安定させることも現実的だと言える。GTX 900 Mシリーズ化rの買い替えはメリットが大きい。ゲーミングノートPCで迷ったらこのGTX 1060搭載モデルをまずはチェックして欲しい。

ゲーミングノートの人気No.1

GTX 1060搭載モデルはゲーミングノートPCの売れ筋モデルとなっている。各BTOメーカーにおいてランキング上位に君臨しているのは注目度が高いということだ。その要因としてはやはりコストパフォーマンスが高いというのが挙げられる。ちょうどよい性能に手頃な価格という条件が揃えば必然的に人気になる。コストパフォーマンスが高く売れるモデルなので、各メーカーが豊富なラインナップを持っているというのも後押しになっている。

G-Tune

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上記の画像はG-Tuneのラインナップだが、GTX 1050 Ti搭載モデルと同様にラインナップが多い。また、最新のNEXTGEAR-NOTE i7920シリーズもGTX 1060搭載モデルしか販売されていない。上位のGTX 1070になると性能も高いが価格が高くなる。

発熱対策としてよりコストが掛かってしまうからだ。下位のGTX 1050 Tiは価格は安いがゲームプレイを考えるとやや性能が物足りない。そういう意味ではGTX 1060はちょうどよい性能と価格を持ったモデルだ。

ドスパラ

dosparanote一位はGTX 1060搭載のGALLERIA GCF1060GFとなっている。二位はGTX 1050 Mobile搭載モデルで三位はGTX 1070と続く。

パソコン工房

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デスクトップに混じってGTX 1060搭載のゲーミングノートPCが売れ筋ランキング入りとなっている。

GTX 1060 6GBのベンチマーク(デスクトップPC)

各タイトルプレイ時のフレームレートを計測している。デスクトップパソコン(デスク向けGTX 1060搭載)をしているものの参考になるだろう。フルHD環境で最高設定及び中設定でのフレームレートをまとめているので、ぜひ参考にして欲しい。

Hitman

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最高設定でも平均66.3fpsと快適なゲームプレイができる。GTX 1050 Tiと比べると75%もパフォーマンスが向上している。GTX 1050 Ti以下になると最高設定でのゲームプレイは厳しい。やはりGTX 1060の性能は魅力的だろう。価格も手頃でちょうどよい性能を持っていると言えそうだ。

Battlefield 1

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Battlefield 1では102fpsと高いスコアを計測している。中設定にすれば144Hzの液晶モニターも最大限に引き出すことができる。少し前のタイトルであればさくさくゲームができるのは嬉しい。GTX 1050 Tiよりも50%もフレームレートが高い。GTX 1050と比べると90%とかなり差があることがわかる。

Grand Theft Auto5

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GTX 1060なら60fps以上でゲームをプレイすることができる。下位モデルのGTX 1050 Tiと比べて45%以上フレームレートが高い。中設定ではCPUがボトルネックとなってしまいフレームレートが伸び悩んでしまう。GTX 1050 Ti以下になるとやはりフルHDは厳しい。

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