GF75-10SCSR-001JP
当記事では、モバイル向けGeForce GTX 1650 TiのスペックとおすすめのゲーミングノートPCを紹介している。しれっと登場していたモバイル向けのグラフィックボードだ。立ち位置的にはデスクトップ版GTX 1650 SUPERのモバイル版がGTX 1650 Tiと考えるとわかりやすいかもしれない。

デスクトップではこのGTX 1650 Tiという型番のグラフィックボードはラインナップにない。低価格が特徴のグラフィックボードで10万円以下の予算でゲーミングノートPCを探している方は必見だ。ドスパラなどを中心にお得なモデルが増えてきている今がチャンスだと言える。

ここがポイント!!

GTX 1650 Ti Mobileはあまりにも静かに発売されていたため、リリースされたことすら知らない人が多いのではないだろうか。これまでラインナップにあったGTX 1650 Mobileの強化版という位置付けとなっている。意外とコストパフォーマンスは高くおすすめしやすい。

今後GTX 1650 Mobile搭載モデルはGTX 1650 Ti Mobile搭載モデルへと切り替えられていくはずだ。エントリークラスのグラフィックボードもどんどん性能の底上げが行われている。その分ゲーム側の要求スペックも上がっているのだが…

GTX 1650 Tiモバイル&デスクトップ向けスペック比較

型番GTX 1650 TiGTX 1650GTX 1650 SUPER
プラットフォームモバイルモバイルPC
GPUTU117TU117TU116
SMs161620
TMUs646464
CUDAコア1024基1024基1280基
ベースクロック1350MHz1395MHz1725MHz
ブーストクロック1485MHz1560MHz1530MHz
メモリ形式GDDR6GDDR5GDDR6
GPUメモリ4GB4GB4GB
メモリバス幅128-bit128-bit128-bit
メモリバンド幅192.0 GB/s128.0 GB/s192.0 GB/s
消費電力55W50W100W
GTX 1650 Mobileと同じTU117搭載

GTX 1650 Mobileと比べるとそれほどスペックが変わったわけではない。GPUには同じTU117を搭載している。フルスペックバージョンでCUDAコア1024基だ。ベースクロックが3%、ブーストクロックが5%引き下げられている。実はここだけを見るとスペックダウンしているのだ。

大きく違うのはメモリ形式でGDDR5→GDDR6へと規格がバージョンアップした点だ。メモリバンド幅も128.0 GB/sから192.0 GB/sへと50%引き上げられている。消費電力が50Wから55Wになったのはメモリのスペックが上がったことによるものだ。CUDAコアやクロック周波数を引き下げてもメモリ規格のアップグレードでパフォーマンスが向上するのは興味深い。

なお、デスクトップ向けのGTX 1650 SUPERではGPUがワンランク上のTU116が採用されている。TU116は、GTX 1660 Tiなどで採用されているGPUでポテンシャルが高い。GTX 1650 Ti Mobileよりも性能面での影響は大きい。実際デスクトップ向けのGTX 1650からGTX 1650 SUPERで30%程度もパフォーマンスが伸びている。ノート向けモデルは消費電力などの課題もあってある程度性能は抑えられてしまうのだ。

GTX 1650 Ti Mobile搭載ゲーミングノートPCの特徴

GTX 1650 Mobileよりも15%高い性能を持つ

gtx1650timobileseinouGTX 1650 Mobile後継モデルというだけあってしっかりとパフォーマンスが高くなっている。およそ15%アップで前世代のミドルクラスGTX 1060 Mobileとほぼ同等の性能だ。性能だけで見ればエントリークラスは抜け出せたのではないだろうか。

CUDAコアが同じでクロック周波数が引き下げられているにもかかわらずパフォーマンスが向上しているのはメモリ規格のアップグレードによるものだ。GDDR5から高性能なGDDR6になりメモリバンド幅にも余裕が生まれている。性能増加分を考えると消費電力が5W増えているのも許容範囲だろう。

Core i5-10300Hとの組み合わせがベストか!?

GTX 1650 Ti Mobileの特徴は、性能の高さというよりも価格の安さにある。そうなるとCPUに掛ける予算も抑えてゲーミングノート全体の価格を抑えたいはずだ。Core i7-10750Hよりもワンランク落としたCore i5-10300Hと合わせる方が良いだろう。また、Ryzen 5 4600Hも選択肢として悪くないはずだ。

これらの組み合わせなら価格を追求したゲーミングノートPCが手に入る。目安としては税抜10万円以下だ。キーボードとモニター込みの価格と考えるとデスクトップパソコンと比べてもお得感がある。あまりお金を掛けられない学生の方や新社会人の方におすすめしたい。

ほとんど存在感のないグラフィックボードになっている

正直あまり目立つグラフィックボードではない。各BTOメーカーのラインナップを見ても国内だとドスパラぐらいでしか販売されていない。性能差を考えるとより安価なGTX 1650 Mobileのままでも良いと考えているのかもしれない。ゲーミングノートPCの売れ筋がGTX 1660 Ti以上なので、どうしてもエントリークラスのモデルで存在感を出すのが難しいのだろう。

また、ノート向けグラフィックボードでもSUPERシリーズが登場していて影に隠れてしまっている。今後もそれほどラインナップは増えないのではないかと思う。ある程度限られた選択肢の中から選ぶ必要がある。その中でもドスパラはコスパの高いモデルを販売しているので必ずチェックして欲しい。高コスパのゲーミングノートPCを作り上げたのは評価できる。

GTX 1650 Ti Mobileのベンチマーク(ゲーム)

ゲームプレイ中のフレームレートを計測している。fpsはframe per secondsの略で1秒間におけるコマ数を表す。およそ60fps以上になると快適だと言われているので一つの基準として考えると良い。下記の数値は、すべて最高設定での数値となっている。

PUBG

pubg

GTX 1660 Ti Mobile76.9
65.3
GTX 1060 Mobile62.6
49.9
GTX 1650 Ti Mobile61.4
45.5
GTX 165057.1
43.7
GTX 1650 Mobile55.1
40.1
GTX 1050 Ti Mobile42.6
29.5
FULL HDWQHD
FULL HDではGTX 1650よりも10%平均フレームレートが高くなっている。GTX 1060 Mobileとの差は最大2%でほぼ同等と考えて良い。FULL HD環境なら高設定でも60fps以上で安定させられるのは魅力的だ。かつてのロークラスとは一線を画する性能だと言える。スイッチなどの家庭用コンソールからの買い替えを考えている方もぜひチェックして欲しい。価格が抑えられたグラフィックボードなので購入しやすい。

Fortnite

fortnite

GTX 1660 Ti Mobile98.0
65.9
GTX 1060 Mobile84.4
52.5
GTX 1650 Ti Mobile80.2
46.4
GTX 165070.5
40.1
GTX 1650 Mobile68.4
36.5
GTX 1050 Ti Mobile49.9
26.3
FULL HDWQHD
FULL HD環境で20%平均フレームレートが向上している。WQHD環境なら20%以上と差が大きい。負荷の軽いタイトルなら十分すぎるフレームレートを出せる。それでも高リフレッシュレート対応モニターを活かすなら設定を下げることが必須となる。

Borderlands 3

boarderland3

GTX 1660 Ti Mobile101.4
56.7
GTX 1650 Ti Mobile73.4
43.2
GTX 1060 Mobile72.5
35.8
GTX 165065.1
32.6
GTX 1650 Mobile62.0
31.5
GTX 1050 Ti Mobile47.4
22.9
標準設定最高設定
ここからは二つ負荷の高いタイトルを見ていく。標準設定及び最高設定でのフレームレートを比較している最高せていでのゲームプレイが厳しいことがわかるだろう。GTX 1650 Ti Mobileでは43.2fpsとそれほど高い数値は期待できない。標準設定が前提となる。それでもGTX 1060 Mobileよりもスコアが伸びているのは新しいアーキテクチャによる恩恵だ。GTX 1650 Mobileと比べても18%パフォーマンスが向上している。

Metro Exodus

Metro-Exodus-Title

GTX 1660 Ti Mobile73.5
53.0
GTX 1650 Ti Mobile70.2
41.7
GTX 1060 Mobile49.6
36.5
GTX 165042.4
32.2
GTX 1650 Mobile40.3
28.9
GTX 1050 Ti Mobile29.6
21.7
標準設定最高設定
Metro Exodusはより負荷の高いタイトルだ。最高設定では41.7fpsとやや厳しい。標準設定でのゲームプレイが前提だ。GTX 1650 Ti Mobileの購入を考えるならこの性能について理解を深めておくことが必要だ。思っていたよりfpsが伸びず後悔してしまっては元も子もない。

GTX 1650 Ti Mobile搭載おすすめゲーミングノートPC

GALLERIA GR1650TGF-T(ドスパラ)

GALLERIA GCL1650TGF価格:79,980円
モニター:15.6インチ
CPU:Ryzen 5 4600H
GPU:GeForce GTX 1650 Ti Mobile
メモリ:DDR4 8GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
公式GALLERIA GCF1050TGF-E詳細

ゲーミングノートの最安値クラスのモデルだ。税抜7万円でこの性能が手に入る時代が訪れるとは想像もできなかった。CPUにはコスパの高さが特徴のRyzen 5 4600Hを搭載している。6コア12スレッドとマルチコア性能も高くGTX 1650 Tiとの相性も良い。Core i5-10300Hと比べても価格の優位性が大きい。メモリ8GB、SSD 512GB NVMe対応と構成を考えると十分だろう。マウスさえ購入すればすぐにゲーム環境を構築できるのはデスクトップではできない魅力だ。

GF75 Thin GF75-10SCSR-001JP(MSI)

GF63 9SC GF63-9SCX-008JP価格:98,909円
モニター:15.6インチ 144Hz
CPU:Core i5-10300H
GPU:GeForce GTX 1650 Ti MAX-Q
メモリ:DDR4 8GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
公式

コンパクトバージョンであるGTX 1650 Ti MAX-Qを搭載したゲーミングノートPCだ。液晶モニターも144Hzと高リフレッシュレートに対応していて最近のモデルらしい。性能は標準のGTX 1650 Tiと比べるとやや劣るものの本体が小さくできるなどのメリットがある。本体重量約1.86kgは15.6インチのゲーミングノートとしては最軽量クラスだ。メモリ8GB・SSD 512GBと最低限必要な構成を持っている。

GALLERIA GCL1650TGF(ドスパラ)

GALLERIA GCL1650TGF価格:99,800円
モニター:15.6インチ 60Hz
CPU:Core i5-10300H
GPU:GeForce GTX 1650 Ti Mobile
メモリ:DDR4 16GB
SSD:500GB NVMe対応
HDD:非搭載
公式詳細

税抜10万円以下で購入できるゲーミングノートPCだ。「GALLERIA GR1650TGF-T」のCPUがCore i5-10300Hになりメモリ容量をアップさせたモデルとなっている。性能はもちろん高くないが設定を調整すれば十分ゲームプレイに対応することができる。モニターは15.6インチで持ち運びもしやすい。メモリ16GB、SSD 500GB NVMe対応と十分な構成だと言える。メモリ容量も大きくアプリケーションの使用にも向いていてクリエイターの方にもおすすめできる。

GF75 Thin GF75-10SCSR-001JP(MSI)

GF63 9SC GF63-9SCX-008JP価格:154,363円
モニター:17.3インチ 120Hz
CPU:Core i7-10750H
GPU:GeForce GTX 1650 Ti Mobile
メモリ:DDR4 16GB
SSD:512GB NVMe対応
HDD:非搭載
公式

税抜154,363円とGTX 1650 Ti Mobile搭載モデルとしてはやや高い。それもそのはずで液晶モニターは17.3インチ 120Hz対応モニターを搭載している。セール対象期間なら少し安く購入することが可能だ。性能的にこのモニターを活かしにくいことは理解しておく必要がある。また、CPUもCore i7-10750Hを搭載していて性能が高い。うまく価格が抑えられていないことを同評価するか難しいところだ。もちろん性能やMSIノートの価値を考えると特別高いわけではない。

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