gtx780画像引用元:https://www.tekwind.co.jp/

当記事では、GeForce GTX 780の性能スペック&ベンチマークを紹介している。2022年時点だとエントリークラス相当の性能だ。GPUメモリ容量が3GBと少なめなのが厳しくなってきた。GTX 700シリーズは、GTX 600シリーズと同じKeplerと同じ基本的なグラフィックス技術を採用したリフレッシュモデルとなっている。

上位のGTX Titanと同じGPUを採用しているのがポイントだ。前世代のGTX 680を超えるグラフィックス性能を持つ。GTX 600シリーズが登場して1年経ち製品サイクルが来たので、今回新しいモデルを発売する必要があったと言える。後継モデルはMaxwell世代の「GeForce GTX 980」だ。価格が$100安くなってより購入しやすくなっている。

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GeForce GTX 780の概要

スペック

 GTX 780GTX TITANGTX 680
アーキテクチャKeplerKeplerKepler
GPUGK110GK110GK104
プロセス28nm28nm28nm
ダイサイズ561m㎡561m㎡294m㎡
トランジスタ数70.8億70.8億35.4億
CUDAコア数230426881536
コアクロック863 MHz836 MHz1006 MHz
ブーストクロック902 MHz876 MHz1058 MHz
GPUメモリGDDR5 3GBGDDR5 6GBGDDR5 2GB
メモリクロック1502 MHz
(6 Gbps)
1502 MHz
(6 Gbps)
1502 MHz
(6 Gbps)
メモリバス384 bit384 bit256 bit
メモリバンド幅288.4 GB/s288.4 GB/s192.3 GB/s
TDP250W250W195W
電源1x 6-pin + 1x 8-pin1x 6-pin + 1x 8-pin2x 6-pin
価格$649$999$499
発売日2013/03/232013/02/272012/03/22
GTX 780は、GTX 680で採用されていたGK104ではなくフラグシップモデルであるGTX TITANと共通のGK110を使用している。GTX 680の後継モデルになるにはこうするしかなかったはずだ。GTX TITANの廉価モデルと考えるとわかりやすい。ダイサイズは561m㎡と大きくGTX 680の90%超で、トランジスタ数も2倍だ。

GTX 680と比べるとCUDAコア数は50%増えて2304となる。コアクロックは14%低く、ブーストクロックも14%低い。CUDAコアが増えた分だけクロック周波数は抑えられている。GPUメモリ容量は1GB増えて3GBとなった。メモリクロックは6 Gbpsと共通で、メモリバスが384 bitとなっている。メモリバンド幅は50%アップだ。TDPは29%増えて250Wとなる。これによって1x 6-pin + 1x 8-pinへと変わっている。価格差は$150とかなり大きい。

GTX TITANでは15個の内14個のSMXが有効化されているが、GTX 780では12個のSMXが有効化されている。つまり、CUDAコアは2688→2304(12×192)だ。テクスチャユニットも224から192へとスペックダウンしている。それでもGTX 680と比べて50%もアップした。基本的なアーキテクチャが同じでも搭載されているGPUが異なるためGTX 680とは全く別物の製品だと考えてよい。

メモリ周りについてはGTX TITANを踏襲する形だ。GPUメモリ容量のみ半減しているが、メモリクロック周波数は同じ1502MHzでメモリバンド幅も288.4 GB/sとなっているまた、クロック周波数も3%程度高い。消費電力はTITANと同じ250Wだ。GTX 680と比べてスペックが引き上げられていることを考えると消費電力が30%アップも仕方がない。このスペックならGTX TITANに近いパフォーマンスを発揮できるだろう。GTX TITANよりは価格が抑えられているとは言ってもGTX 680よりも30%アップの$649はデメリットだと言える。

Radeonと比較

 GTX 780HD 7970 GHz Ed.HD 7990
アーキテクチャKeplerTahitiMalta
GPUGK110Tahiti XT2Malta XT
プロセス28nm28nm28nm
ダイサイズ561m㎡352 mm²365 mm²
トランジスタ数70.8億43.13億43.13億
CUDAコア数230420482048×2
コアクロック863 MHz1050 MHz950 MHz
ブーストクロック902 MHz1500 MHz1000 MHz
GPUメモリGDDR5 3GBGDDR5 3GBGDDR5 3GB×2
メモリクロック1502 MHz
(6 Gbps)
1500 MHz
(6 Gbps)
1500 MHz
(6 Gbps)
メモリバス384 bit384 bit384 bit×2
メモリバンド幅288.4 GB/s288.0 GB/s288.0 GB/s×2
TDP250W300W375W
電源1x 6-pin + 1x 8-pin1x 6-pin + 1x 8-pin2x 8-pin
価格$649$499$999
発売日2013/03/232012/06/222013/04/24
Radeon 7970 Ed.及びRadeon HD 7990とスペックを比較していく。実はAMDからは$649の価格帯のグラフィックボードが販売されておらず価格差が大きい。その点だけ留意しておいて欲しい。いずれのグラフィックボードもプロセスは28nmで共通している。

一方で、ダイサイズはGTX 780が圧倒的に大きい。トランジスタ数も60%以上も多い。メモリ周りは共通していることがわかる。大きく違うのは消費電力だ。実質下位モデルであるRadeon HD 7970 Ed.でさえ300WとGTX 780の20%増となっている。クロック周波数を極限まで引き上げた結果だろう。

Radeon HD 7990は、当時一般的だったデュアルGPUカードだ。Radeon HD 7970 GHz Ed.を2基搭載されていると考えるとわかりやすい。結果的にCUDAコア数・GPUメモリ・メモリバス・メモリバンド幅などは2倍だ。Radeon HD 7970 GHz Ed.よりもコアクロック・ブーストクロックは抑えられていてこれはデュアルGPUカードの宿命だ。さすがにクロック周波数を維持してしまうと消費電力が上がりすぎるなどの不都合が生じるのだ。

GeForce GTX 780の評価【2022年時点】

GTX 1650を超えるゲーミング性能を持つ

gtx780seinou
GTX 780は、1世代前のTuring世代の「GeForce GTX 1650」と同等の性能だ。かつてのハイエンドモデルはエントリークラスの性能に留まる。時代の流れは残酷だ。エントリークラスであるGTX 1650のGPUメモリが4GBなので、それよりも1GB容量が少ないのはネックとなってしまう。タイトルによってはパフォーマンス面でGTX 1650に劣ることもある。

それでもGTX 770やGTX 760に比べるとある程度ゲームプレイに対応できると考えてよいかもしれない。設定を下げることで主流のフルHD環境を構築することが可能だ。GTX 780 Tiになるとワンランク性能が上がるが、GTX 1650の後継モデルである「GTX 1650 SUPER」には及ばない。

現行のAmpere世代のエントリークラスである「GeForce RTX 3050」になるとさらに性能差が広がっている。50%程度の性能差があってさらにレイトレーシング・DLSSといった機能が追加されている。9年前のグラフィックボードだとかなり厳しい状況になったと考えて間違いない。省電力性を考えてもRTX 3050は魅力的な選択肢となるだろう。

価格が落ちきっていて中古が狙い目!

中古価格はかなり落ちてきていて狙い目と言えるかもしれない。ライトユーザーの方で性能に納得できるのであれば選択肢に入れてもよい。Turing世代の50番台と同等の性能があることを考えると通用しないわけではないからだ。中古価格の相場としては税込1,000円前後だ。

同等の性能を持つGTX 1650の中古価格が22,000円前後なのでおおよそ半額で購入できるということになりコスパは高い。下位モデルであるGTX 770が税込8,000円で、性能差を考えるとGTX 780の方が選びやすい。もちろん省電力性などを考慮するとGTX 1650を選ぶ方がよい。

また、最近の傾向的にGPUメモリ容量が3GBと少ないことはデメリットとなる。将来性がないモデルということもあって積極的におすすめできるわけではない。ある程度限られた環境でかつ予算を抑えたモデルを探している方向けだ。

GeForce GTX 780のベンチマーク

Battlefield 3

battlefield4gtx780-battlefield

GTX 780は、1920pで十分なフレームレートを出している。平均fpsが100を超えているのは評価できる。従来モデルのGTX 680と比べて25%数値が高い。高解像度でも性能差を広げている。上位モデルであるGTX TITANとの差は7%だ。同じGK110を採用しているだけかなりGTX TITAN寄りの性能を持っていることがわかる。デュアルGPUカードであるRadeon HD 7990の性能は圧倒的だ。GTX 780と比べて50%以上も高いフレームレートを計測している。価格も高いので比較対象にはならない。

Tomb Raider

tombraidergtx780-tombraider

GTX 780は、ほぼGTX TITANと同等のスコアを出している。差は5%と僅差だ。GTX 680よりも35%パフォーマンスが向上している。Battlefieldよりも差が顕著だ。GTX 780 Tiになると30%程度のパフォーマンス向上を見込める。

The Elder Scrolls V: Skyrim

els5skyrimgtx780-skyrim

GTX 780とGTX TITANとの差は5%だ。GTX 680よりも35%パフォーマンスが高い。アーキテクチャはマイナーチェンジながらしっかり性能を引き上げているのはさすがだ。ただし、CPUがボトルネックとなっていて各グラフィックボードで差が大きいわけではない。1920pではCPUがボトルネックになっている。上位3つのモデルのスコアが同等だ。一つの参考として見ておくのがよいだろう。

Hitman: Absolution

hitmangtx780-absolution

従来モデルのGTX 680と比べて40%以上もフレームレートが高い。負荷の掛かるタイトルではしっかりと性能差を見せつけている。GTX TITANとの性能差は8%-11%となる。GPUメモリ容量の差が出ているのだろう。GTX 780 Tiとの差は16%-20%とやや大きい。

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発売当時の評価【2013年時点】

競合のいない価格帯で独壇場

NVIDIAラインナップ価格帯AMDラインナップ
GTX Titan$999HD 7990
GTX 780$649
$449HD 7970 Ed.
GTX 770$399
$379HD 7970
GTX 660 Ti$279

GTX 780は、競合がいない$649という価格帯に入るグラフィックボードとなっている。AMD Radeon HD 7990とRadeon HD 7970 Ed.とちょうど間に収まる。Radeon HD 7970 Ed.とHD 7970 Ed.の価格差・性能差が大きいので絶妙な価格を攻めているように思える。下位モデルであるGTX 770で$400前後の価格帯をカバーできているので隙間はない。

GTX 780 Tiの登場でGTX 780の価格が下がった

2013年11月7日にGTX 780 Tiが登場したことでGTX 780の価格が下がっている。GTX 780 TiがこれまでのGTX 780の$649でGTX 780が%499へと引き下げられている。これだけ価格が下がればユーザーにとっても購入しやすくなったと言える。NVIDIAの戦略はさすがだと思う。隙間なく抑えていてこれでAMD製グラフィックボードの立場が危ういものになった。

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