geforcetitanx

当記事では、GeForce GTX TITAN X(Maxwell)の性能スペックを紹介している。2015年3月にリリースとなった。当時としては驚異的なグラフィックス処理性能を持つ真のフラグシップグラフィックボードだ。コストパフォーマンスが高いグラフィックボードとは言えないため、ハイエンド志向の方におすすめのモデルだと言える。

ここで紹介しているのはPascal世代のものではなく、Maxwell世代のモデルであることを注意してほしい。発売から7年の月日が流れて性能的にはローエンドクラスに留まる。次世代モデルは、Pascal世代の「GeForce Titan Xp」となる。プロセスが28nm→16nmへと微細化されて省電力性が向上している。当然性能も大きく引き上げられた。

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GeForce GTX TITAN X(Maxwell)の概要

スペック

 GTX TITAN XGTX 980 TiGTX TITAN
アーキテクチャMaxwellMaxwellKepler
製造プロセスTSMC 28nmTSMC 28nmTSMC 28nm
GPUGM200GM200GK110
トランジスタ数80億80億70.8億
ダイサイズ601 mm²601 mm²561 mm²
SMX242214
CUDAコア数3072基2816基2688基
コアクロック1000MHz1000MHz836 MHz
ブーストクロック1075MHz1075MHz876 MHz
GPUメモリ12GB GDDR56GB GDDR56GB GDDR5
TDP250W250W250W
メモリクロック7Gbps7Gbps6Gbps
メモリバス384 bit384 bit384 bit
バンド幅336.6 GB/s336.6 GB/s288.4 GB/s
価格$999$649$999
発売日2015/03/172015/06/012013/02/19
GTX TITAN X(Maxwell)のスペックについて前世代のGTX TITAN及び同じMaxwell世代のGTX 980 Tiと比較していこう。ちなみに発売日はGTX 980→GTX TITAN X→GTX 980 Tiの順番だ。従来モデルのGTX TITANはKepler世代でプロセスはTSMC 28nmを採用している。これはMaxwell世代のGTX TITAN Xと同等だ。GPUはGK110を採用している。トランジスタ数は70.8億でGTX TITAN Xよりも11%少ない。ダイサイズも一回り小さく561m㎡だ。GTX TITAN X(Maxwell)ではトランジスタ数が増えてより高い性能を持っていることがわかる。

GTX TITANではSMXが14でCUDAコア数は2688基(14×128)となる。Maxwell世代のGTX TITAN XになるとSMXが24に増えてCUDAコア数は3072基(24×128)と70%アップだ。コアクロックは約20%アップ、ブーストクロックも22%アップとなっている。GPUメモリは同じGDDR5だが、容量が6GBから12GBへと倍増だ。GPUメモリ容量の多さがGTX TITAN Xの見どころだ。メモリクロックも6Gbpsから7Gbpsへと速くなり、バンド幅は17%アップの336.6GB/sとなる。価格は同じ$999だ。

GTX TITAN Xがリリースされておよそ3ヶ月後にGTX 980 Tiが発売された。GTX TITANと同じGPUであるGM200を搭載しているのがポイントだ。SMXが24→22へと少しダウングレードされていることとGPUメモリが半減となっていること以外は同等だ。それでいて価格は$350も安くなる。ゲームを目的としているならGTX 980 Tiが魅力的な選択肢となり、GTX TITAN Xは役割を終えた。GTX TITAN XはGPUメモリが必要なクリエイターの方向けだ。

グラフィックス性能

gtxtitanxmaxwellseinou

GTX TITAN X(Maxwell)の性能は、最近の世代で言えばRTX 2060に近い。つまり、ローエンドクラスということだ。今でもフルHD環境で設定を下げれば通用すると考えてよい。GPUメモリ容量が12GBと大きいため高負荷時に強さを見せるがグラフィックス処理性能自体がローエンドクラスなので活かせる場面はそれほどない。つまり、GPUメモリ容量が必要となる高解像度への適性が低いのだ。

これが7年以上前のモデルだと考えると十分だろう。グラフィックボードの技術進化は目を見張るものがあるが、やはりその時代のハイエンドモデルは将来性が高い。なお、$350も安価なGTX 980 Tiでも同等のゲーミング性能を発揮できる。50番台のRTX 3050がそこまで迫ってきている。エントリークラスと同等になるのはすぐ先だろう。GeForce RTX 4000シリーズで追い抜かれてしまうかもしれない。

GeForce GTX TITAN X(Maxwell)の評価【2022年】

フルHD環境でのゲームプレイが前提となる

当時ウルトラハイスペックの最高峰グラフィックボードは現時点ではローエンドクラスのグラフィックボードとなっている。RTX 2060やGTX 1660 Tiに近い処理性能だ。もちろん2022年時点でも十分通用する。性能は本物だが、今購入するにしても価格も高く一般ユーザー向けではない。GPUメモリ容量が重視したい方なら検討する価値はあるかもしれない。

当時の最高峰だったGTX 980 Tiよりも高解像度プレイには適している。GTX 980 Tiでは性能が不安だった複数枚のモニターを繋げて1枚化し、高解像度でゲームプレイも夢ではない。GPUメモリ容量の恩恵を得られる。ただし、最新タイトルについてはグラフィックボードの性能向上に比例して要求スペックが上がっていることから解像度を上げると厳しいことがある。

マニアック過ぎて今手に入れるのは難しい

2021年時点でMaxwell世代のTITAN Xを手に入れるのは難しい。元々数が出るモデルではなかったため中古でも市場にほとんど出ていない。しかも、出ていてもかなり割高なので素直にGTX1080Tiなどを購入する方が良い。どのジャンルにも、それを極めた人間が存在している。しかし、ゲームプレイにおいてはこの辺りから、その領域に足を踏み入れていると思われる。正直、こんな恐ろしい性能を持ったパソコンで一体どんなゲームをしようというのだろう。非常に特殊なプレイ方法となってしまうことは明らかだ。

従って、このスペックが何故必要なのかを理解できるユーザー以外は手を出さないほうが良いだろう。乗り物シミュレーション系のゲームでは、モニターを繋げることで視野が広がるというものもあり、4Kどころではない解像度も存在している。そういったゲームを本気でプレイしたいというユーザーには、実物を購入したほうが安く済むのでないかと思ってしまうが・・・ゲームだからこそ良いというのもあり、それでいて本格志向となっているのであれば、同じゲーム好きでもジャンルが違うのだろう。

GTX TITAN X(Maxwell)のベンチマーク一覧

GTX TITAN X(Maxwell)が発売された当時はまだGTX 980 Tiは市場に投入されていなかった。つまり、GTX TITAN Xの一つ下のモデルはGTX 980ということになる。

Battlefield 4

battlefield4

GTX 980 SLI109.5
74.8
R9 295X294.7
69.8
TITAN X(Maxwell)78.4
58.6
HD 799068.3
47.1
GTX 98059.5
44.0
GTX TITAN49.6
34.7
WQHD4K
GTX TITAN Xは、GTX 980と比べて30%以上高いフレームレートを計測している。4Kでのゲームプレイも対応できそうだ。前世代のGTX TITANと比べると58%-69%もフレームレートが高い。特に高解像度になるとフレームレートが伸びている。これはGPUメモリ容量が多いことでプラスになっているのだと思われる。なお、GTX 980 SLIはかなり性能が高くTITAN Xよりも40%もフレームレートで上回っている。

Far Cry 4

farcry4

GTX 980 SLI93.5
64.0
R9 295X287.7
58.1
HD 799081.4
41.6
TITAN X(Maxwell)76.7
41.8
GTX 98057.9
31.1
GTX TITAN43.7
22.9
WQHD4K
Far Cry 4では前世代のGTX TITANと比べて74%-82%もフレームレートが高い。高解像度になるとその差が広がるのはBattlefield 4と同等だ。下位モデルのGTX 980との差も30%以上と大きい。GTX 980 SLIやR9 295X2になるとワンランク高いパフォーマンスを得られる。4Kでのゲームプレイを考えているならTITAN XよりもGTX 980 SLIがよいだろう。

Civilization Beyond Earth

Civilization Beyond Earth

GTX 980 SLI148.0
87.6
TITAN X(Maxwell)118.6
69.5
R9 295X294.7
53.6
GTX 98093.6
53.0
GTX TITAN77.4
43.8
HD 799053.2
34.6
WQHD4K
Civilization Beyond Earthでは、R9 295X2よりも24%もフレームレートが高い。従来モデルのGTX TITANと比べても54%-59%もフレームレートが高く大きく進化していることがわかる。AMD製のグラフィックボードはやや性能を引き出せていないように思える。

GTX TITAN X(Maxwell)販売当時の評価【2016年時点】

最高峰のグラフィックボードだが一般的ではない

GTX TITAN X(Maxwell)は、ハイエンドモデルとしてGTX 980よりも上位に位置し、GTX970 SLIに近い性能を持つ脅威のグラフィックボードだ。このGTX TITAN X(Maxwell)は、Zよりも性能は劣るが価格は半分の15万円と安く手を出しやすい。1~2世代前のハイエンドモデルと同等ながら最高峰の性能を持っているので選択肢に入れるユーザーもいるかもしれない。

それでもGTX TITAN X(Maxwell)搭載モデルのゲーミングPCの価格帯は25万円~30万円の高い。確かに従来のモデルよりも大幅に価格ダウンとなったことからコストパフォーマンスは素晴らしいと言える。しかし、GTX 900番台の登場でグラフィックボードやゲーミングPCの価格は下がってきている中では厳しい。GTX 980搭載のハイエンドモデルのゲーミングPCが購入できる価格のグラフィックボードはいかがなものだろうか。

まして、GTX TITAN X搭載のゲーミングPCとなると25万円を超える非常に高価な代物だ。価格あたりの性能で見ると優れてはいるのは誰も否定しないだろう。ただし、現時点では確実にオーバースペックとなってしまう。何年もハイエンドでいられるが、GTX980でちょうど良いとも思える・・・。

GTX 980 SLIの方が安くコスパに優れている

やはりGTX TITAN Xはコスパの悪いグラフィックボードだ。それなら多少電源などの見直しも必要になるが、GTX 980 SLIのほうがゲーム面での性能は圧倒的上でありながら価格は同じくらいでコスパが高い。GPUメモリがTITAN X(Maxwell)は12GBと想像できないレベルなのに比べ、GTX 980 SLIだと8GBに留まる。その他にも当然ながら、TITAN X(Maxwell)のほうが優れていると言える箇所はある。それでも2枚挿しと比較すると見劣りしてしまう。

シングルGPUとしては優秀だが、性能だけを重視する人にはあまりおすすめできない。GTX 900番台が登場していなければGTX 780 TiやTITAN Blackなどと比較すれば十分な革命的存在だったかもしれない。しかし、今は最高峰のGTX 980番が6万円台になっていることで本来非常に優秀なTITAN Xの存在感は薄い。初代からTITANシリーズは恵まれた性能でトップに君臨しながらもその価格から引き立て役になることが多かった。

その負の系譜は今でも引継がれているようだ。何度も言うがシングルGPUとしては非常に優秀だ。4K解像度で何かをするならばGTX 980よりも圧倒的に優れている。一方で、価格を考えればそのくらいなければという時代になってしまっている。GPUメモリ12GBという衝撃を活かせる人にはもってこいだが、通常のゲームプレイであれば一切必要の無いスペックだ。そのためゲーム用を中心としている当サイトではあまり大々的に扱うことはないだろう・・・。

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