Core i7-13620Hの性能比較&ベンチマーク検証を行っていく。Intel第13世代のモバイル向けハイパフォーマンスモデルだ。2つのコアを組み合わせたハイブリッドコアアーキテクチャを採用していて10コア16スレッドというスペックを持つ。上位のCore i7-13700Hと比べるとスペック・性能共に劣るが、ミドルハイクラスとして十分な性能を持つ。
60番台や50番台との組み合わせがベストだろう。2026年7月時点でも、ドスパラ・マウスコンピューターなどから搭載モデルが販売されている。価格もこなれてきていて買い時といえそうだ。すでに13世代Core iシリーズはラインナップがほとんどなく、Core i7-13620Hは息の長いモデルとなっている。搭載モデルは「Core i7-13620H搭載ゲーミングノートPC一覧」で紹介している。他のモデルとの性能差や価格帯は「CPU性能比較表【モバイル向け】」で絞り込みながら比較できる。
- 短所
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- 3世代前のモデルとなる
- 搭載モデルは縮小傾向にある
- こんな方におすすめ
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- 予算を抑えたゲーミングノートPC選びを考えている方
- CPU性能をそこまで重視していない方
Core i7-13620Hの基本スペック
3行でわかる Core i7-13620H の立ち位置
- Raptor Lake世代のハイパフォーマンスモデル。6P+4Eの10コア16スレッドで、Pコアのクロックは2.4GHz/5.0GHzと上位のCore i7-13700Hと完全に同じ。差が付くのはEコアの数だけだ。
- 上位のCore i7-13700HはEコアが4基多い14コア20スレッド。L2キャッシュも4MB多い20MBで、内蔵GPUもIris Xe Graphics(96EU)と格上。それでいてMSRPは$502で同額という関係にある。
- 次世代のCore Ultra 7 155HはMeteor Lake世代へ刷新。チップレット構造+7nmコンピュートタイルで16コア22スレッド、内蔵GPUはArc Graphicsとなり、PBPは28Wと省電力性で大きく前進している。
Core i7-13620Hは、Raptor Lake世代のハイパフォーマンスモデルとなる。プロセスは10nmだ。6つのPコアと4つのEコアを搭載し10コア16スレッドというスペックを持つ。上位モデルであるCore i7-13700HはEコアが4つ多く14コア20スレッドだ。ここはしっかりと差別化が図られている。
Core i7-13620HのPコアの定格・最大クロックはそれぞれ2.4GHz、5.0GHzで、実はCore i7-13700Hと共通となっている。Eコアについては定格クロックはどちらも1.8GHzだが、最大クロックはCore i7-13700Hの方が0.1GHz高い。いずれのモデルもオーバークロックには非対応だ。キャッシュ周りはEコアが多い分だけCore i7-13700Hの方がL2キャッシュが4MB多い。L3キャッシュ容量はどちらも24MBだ。対応メモリはDDR5-5200及びDDR4-3200をサポートしている。省電力モデルであるLPDDR5x-6400なども対応しているが、搭載モデルはほとんど見かけない。
Core i7-13620Hの内蔵グラフィックスはUHD Graphics 770だ。Core i7-13700Hに搭載されているIris Xe Graphicsよりも性能は低い。実行ユニット数も32基少ない64基となる。グラフィックス周波数は1.5GHzと共通だ。PBPは45W、MTPは115WでCore i7-13700Hと共通。MSRPも$502と同じで、発売日も同じだ。
次世代のCore Ultra 7 155Hは、Meteor Lake世代のモデルだ。アーキテクチャが大きく変わり複数のタイルを組み合わせたチップレット構造が採用されている。プロセス自体の微細化も進みコンピュートタイルは7nmだ。スペックは16コア22スレッドとなる。PコアとEコアに加えてより省電力性の高いLPEコアを搭載しており、スペック的にはCore i7-13700Hに2つのLPEコアが追加された形だ。
対応メモリはDDR5-5600・LPDDR5x-7467となりDDR4はサポートされていない。内蔵グラフィックスはAIパフォーマンスの高いArc Graphicsとなる。実行ユニットは8基でグラフィックス周波数は2.25GHzだ。PBPは28Wと抑えられている。MTPは115Wだ。MSRPはIntel第13世代のCore i7シリーズと同等の$503となる。

管理人
Core i7-13620H搭載ゲーミングノートPCの性能と特徴
ミドルハイクラス相当のCPU性能を持つ
Core i7-13620Hの性能スコアは19,917と数値は悪くない。競合モデルであるRyzen 7 7735HSやRyzen 7 7435HSと同等のパフォーマンスだ。Core i7-13620Hはすでに3世代前のモデルだが、性能的には見劣りしない。上位モデルであるCore i7-13700Hと比べると8%程度低い。ただし、これはあくまでもEコアを含めた総合性能で、Pコアが重要となるゲーミング性能ではそこまでの差はでない。お得に購入できるCore i7-13700Hともいえそうだ。
前世代のCore i7-12650Hと比べると12%程度処理性能が向上している。同じ10コア16スレッドというスペックでアーキテクチャの進化とそれに伴うクロック周波数の引き上げで実現した形だ。2世代前のCore i7-11800Hと比べると実に25%近くもパフォーマンスが高い。立ち位置的にはミドルハイクラスで今購入しても問題ない水準にある。2026年7月時点でも人気が高い。
ボリュームゾーンを支えるモデル
| 価格帯 | CPU | GPU |
|---|---|---|
| 40万円以上 | Ryzen 9 9955X3D / Core Ultra 9 275HXRyzen AI 9 HX 370 | RTX 5090 MobileRTX 5080 Mobile |
| 25万円~40万円 | Ryzen 9 9955HX / Core Ultra 7 255HXRyzen AI 9 HX 375 | RTX 5070 Ti MobileRTX 5070 Mobile |
| 15万円~25万円ボリュームゾーン | Ryzen AI 7 350 / Core i7-14650HXCore i7-13620H | RTX 5060 MobileRTX 5050 MobileRTX 4050 Mobile |
| 5万円~15万円 | Ryzen 7 7745HS / Ryzen 7 7735HSCore i5-13420H | RTX 3050 Mobile |
- 3世代前でも通用する性能。本来なら3世代前のCPUはおすすめしないところだが、Core i7-13620Hは2026年でも通用する性能を持ちつつ価格が抑えられている。
- 14万円台から購入できる希少さ。恒常モデルで14万円台のゲーミングノートPCはほとんど見かけない。セール・キャンペーン時に少し出る程度で、一つ上のCore i7-13700H搭載モデルでは実現していなかった価格帯だ。
- コストパフォーマンスが高い。全体的にコスパが高く、最安値クラスを狙える。RTX 3050 Mobile・RTX 5060 Mobile・RTX 5070 Mobile搭載モデルの購入を考えている方は必見だ。
Core i7-13620Hのベンチマーク一覧
Cinebench R23


定番ベンチマークソフトであるCinebench R23でのスコアを見ていく。Core i7-13620Hのマルチコアは14,897で、シングルコアは1,801だ。上位モデルであるCore i7-13700Hと比べるとマルチコアは7%低く、シングルコアも4%低い。次世代のCore Ultra 7 155Hは消費電力を抑えた影響かCore i7-13620Hとほとんど性能が変わらない。前世代のCore i7-12650Hと比べるとマルチコアが29%高く、シングルコアも3%弱高い。
Cinebench 2024


Cinebench 2024は、Cinebench R23の次世代バージョンだ。レンダリング負荷が上がりスペックの高くなった新しいモデルのパフォーマンスを計測するのに適している。負荷が高くなったことでハイエンドのHXシリーズを除けばスコア差が小さくなっている。Core i7-13620Hのマルチコアは795で、シングルコアは103だ。下位モデルであるCore i5-13500Hとの性能差は3%程度だ。シングルコアについてはCore i5-13500Hが上回っている。Core i7-13700Hと比べるとマルチコアが5%弱低く、シングルコアも2%低い。
Handbrake


動画のエンコードに掛かる時間をまとめている。Core i7-13620Hは29.3とまずまずの結果だ。Core i7-13700Hと比べると9%程度パフォーマンスで劣る。一方で、次世代のCore Ultra 7 155Hと変わらないパフォーマンスは驚きだ。下位モデルであるCore i5-13500Hと比べると9%程度上回っている。Core i5シリーズとの性能差は大きいといえそうだ。
7-Zip(圧縮)


Zipファイルの圧縮に掛かる速度をまとめている。Core i7-13620Hの圧縮速度は81.8だ。Core i7-13700Hよりも10%弱遅くなっている。下位モデルであるCore i5-13500Hと比べると43%も上回っている。Pコアが多い分だけ差をつけている形だ。
7-Zip(解凍)


Zipファイルの解凍速度は1,296.2となる。Core i7-13700Hと比べると12%程度低い。同じCore i7シリーズでも型番の数値が小さく性能も抑えられている。Ryzen 7 7840HSと比べても15%低くなっている。
Adobe Photoshop


PugetBenchでPhotoshopのパフォーマンスを計測している。Core i7-13620Hのスコアは1,116となる。Core i7-13700Hよりも8%程度低い。下位モデルであるCore i5-13500hと比べると10%程度上回っている。
Core i7-13620H搭載ゲーミングノートPC一覧
GALLERIA RL7C-R35-5N (ドスパラ)
コスパ
8.8
- 15万円以下の希少モデル
- RTX 3050 6GB Mobile搭載で最低限のゲーム性能を持つ
- メモリがシングルチャネル構成
- 8月に20,000円アップ
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GALLERIA RL7C-R45-5N(ドスパラ)
コスパ
9.8
- RTX 4050 Mobile搭載でワンランク上の性能
- 230Wと大容量ACアダプター付属
- メモリがシングルチャネル構成
- 値上げ傾向にある
管理人の評価コメントを読む
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あと10日0時間
G TUNE P5-I7G70WT-C(ホワイト)(マウスコンピューター)
コスパ
6.8
- 90,000円の大型割引適用
- RTX 5070 Mobile搭載で25万円台は安い
- 基本保証が3年間と長い
- 構成が平凡
- CPUがボトルネックになる
- 10営業日出荷と納期が長め









