
Radeon RX 9070 XTの性能比較&ベンチマーク検証を行った。RDNA 4.0アーキテクチャを採用した次世代GPURadeon RX 9000シリーズがついに登場した。第一弾として投入されたのは、上位モデルのRadeon RX 9070 XTおよびRadeon RX 9070だ。今回のRadeon RX 9000シリーズにおける最大のトピックは、AMDがウルトラハイエンド市場の追及を一時休止し、最も需要の厚いボリュームゾーンへリソースを集中させた点にある。AMDは今回、GeForce RTX 5090やGeForce RTX 5080に対抗するフラッグシップモデルをラインナップしていない。
つまり、このRadeon RX 9070 XTがシリーズ最上位モデルとなる。主な競合はGeForce RTX 5070 Tiだ。Radeon RX 9070 XTは、GeForce RTX 5070 Tiを凌駕するコストパフォーマンスを実現しつつ、同等の純粋なゲーミング性能を提供することで注目を集めている。特に、これまでRadeonの弱点とされていたレイトレーシング性能が劇的に改善されており、隙のない仕上がりとなった。搭載モデルは「Radeon RX 9070 XT搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。
前世代のRadeon RX 7000シリーズでは、競合するGeForceとの型番のズレがユーザーの混乱を招き、販売面での足かせとなっていたように思う。
【参考】前世代(RX 7000シリーズ)の型番のズレ
・Radeon RX 7800 XT
型番からはRTX 4080級を連想させるが、実際の性能・価格帯の競合はGeForce RTX 4070。
・Radeon RX 7700 XT
競合はRTX 4060 Tiとなる。
このように、数字が大きいのに競合の格下モデルと戦っているという印象が拭えず、ユーザーの心理的なハードルとなっていたのだ。今回のRadeon RX 9000シリーズでは、このブランディングを刷新している。Radeon RX 9070 XTはGeForce RTX 5070 Tiの直接のライバルであることを明確に示している。型番を揃えたことで、ユーザーにとっても性能比較が容易になり、選択肢に入りやすい状況が整ったと言えるだろう。
- 長所
- 短所
-
- ほとんどのショップで売れ筋にはなっていない
- 発売直後にGALLERIAの搭載モデルが即完売
| 世代 | RDNA 4.0 |
|---|---|
| プロセス | 4nm TSMC |
| シェーダーユニット | 4,096 |
| ベースクロック | 1660 MHz |
| ゲームクロック | 2400 MHz |
| ブーストクロック | 2970 MHz |
| GPUメモリ | GDDR6 16GB |
| L2キャッシュ | 8MB |
| L3キャッシュ | 64MB |
| TDP | 304W |
| MSRP | $599 |
| 国内価格 | 92,800円~ *2026/7時点 |
| 発売日 | 2025/03/06 |
Radeon RX 9070 XTの基本スペック
Radeon RX 7900シリーズと比較
| 項目 | RX 9070 XT | RX 7900 XT | RX 7900 GRE |
|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| アーキテクチャ | RDNA 4.0 | RDNA 3.0 | RDNA 3.0 |
| GPU | Navi 48 XTX | Navi 31 XTX | Navi 31 XL |
| プロセス | 4nm TSMC (N4P FinFET) |
5nm TSMC (N5 FinFET) |
5nm TSMC (N5 FinFET) |
| MCDプロセス | – | 6nm TSMC (N6 FinFET) |
6nm TSMC (N6 FinFET) |
| トランジスタ数 | 539.0億 | 577.0億 (454億+123億) |
577.0億 (454億+123億) |
| ダイサイズ | 357m㎡ | 529m㎡ (304.35m㎡+225.12m㎡) |
529m㎡ (304.35m㎡+225.12m㎡) |
| CU数 | 64 | 84 | 80 |
| シェーディングユニット | 4,096 | 5,376 | 5,120 |
| RTコア | 64(第3世代) | 84(第2世代) | 80(第2世代) |
| Tensorコア | 128(第2世代) | 168(第1世代) | 160(第1世代) |
| ベースクロック | 1660 MHz | 1387 MHz | 1287 MHz |
| ゲームクロック | 2400 MHz | 2025 MHz | 1880 MHz |
| ブーストクロック | 2970 MHz | 2394 MHz | 2245 MHz |
| VRAM | GDDR6 16GB | GDDR6 20GB | GDDR6 16GB |
| メモリクロック | 20.1 Gbps | 20.0 Gbps | 18.0 Gbps |
| メモリバス | 256 bit | 320 bit | 256 bit |
| メモリバンド幅 | 644.6 GB/s | 800.0 GB/s | 576.0 GB/s |
| L2キャッシュ | 8MB | 6MB | 6MB |
| Infinity Cache | 64MB | 80MB | 64MB |
| NVENC | – | – | – |
| NVDEC | – | – | – |
| 接続インターフェース | PCIe 5.0×16 | PCIe 4.0×16 | PCIe 4.0×16 |
| TDP | 304W | 300W | 260W |
| 補助電源 | 2x 8-pin | 2x 8-pin | 2x 8-pin |
| MSRP | $599 | $899 | $549 |
| 国内価格 | 128,800円~ | 156,800円~ | 104,800円~ |
| 発売日 | 2025/03/06 | 2022/11/03 | 2023/07/27 |
*価格は発売時点
Radeon RX 9070 XTのスペックについて、従来モデルのRadeon RX 7900 XTとRadeon RX 7900 GREと比較しながら見ていく。両モデルとも大枠は似ているので、価格の近いRadeon RX 7900 GREとの比較を中心に見ていこう。アーキテクチャがRDNA 3.0からRDNA 4.0へと進化した。GPUはNavi 48となっている。Radeon RX 9070 XTでは従来のチップレット構造をやめてモノシリック構造となった。レイテンシ軽減などのメリットがある。製造プロセスも5nmから4nmへと微細化されて、プロセスタイプがN5/N6 FinFETからN4P FinFETへと改良されている。
トランジスタ数は577.0億から539.0億へと7%弱の減少だ。ダイサイズも33%も小さくなっている。Radeon RX 7900 XTもRadeon RX 7900 GREもチップレット構造を採用しているので、GCD(Graphics Compute Die)とMCD×6基(Memory Cache Die)それぞれのサイズを足し合わせる必要がある。Radeon RX 9070 XTは製造コストの安価なGPUを採用しているといえる。Radeon RX 7900 GREと比べてCUは16基減って64だ。シェーディングユニットも5,120→4,096へと20%少なくなっている。RTコア及びTensorコアもそれぞれ20%少ない。
一方でベースクロック・ゲームクロック・ブーストクロックがそれぞれ30%弱・29%・32%も高くなっている。ブーストクロックが3000MHz(3.0GHz)に近いのは特筆すべきところだ。プレセスの改良によって実現されている。GPUメモリは容量こそ16GBと共通だが、メモリクロックが11%速く20.1 Gbpsとなる。メモリバスは256 bitでメモリバンド幅は644.6 GB/sとRadeon RX 7900 GREよりも12%弱速くなっている。L2キャッシュは2MB増えている。Radeonシリーズの強みであるInfinity Cacheは64MBと共通だ。
Radeon RX 9070 XTでは接続インターフェースが次世代のPCIe 5.0×16となった。旧世代のPCIe 4.0との互換性もある。TDPは17%高く304Wだ。補助電源は2×8-pinだ。モデルによっては1×16-pinとなる。MSRPは$50高く$599だ。国内販売価格は24,000円ほど高い。1年半年振りの最新モデルとなる。Radeon RX 7900 XTから見れば実に2年半振りだ。
Radeon RX 7900 XTになるとCU数がさらに多く84基だ。Radeon 9070 XTと比べると20基も多いが、それでも性能はRadeon RX 9070 XTが上だ。Radeon RX 7900 Xtの強みだ。20GBと大容量のVRAMだろう。メモリバスも320 bitで、メモリバンド幅は800 GB/sに到達だ。L2キャッシュは6MBと少ないが、Infinity CacheはRadeon RX 9070 XTよりも16MB多く80MBとなる。TDPは300WとRadeon RX 9070 XTよりも低い。MSRPは$899とハイエンドクラスとなる。国内販売価格は156,800円~とRadeon RX 9070 XTよりも28,000円高い。
GeForce RTX 5070シリーズと比較
| 項目 | RX 9070 XT | RTX 5070 Ti | RTX 5070 |
|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| アーキテクチャ | RDNA 4.0 | Blackwell | Blackwell |
| GPU | Navi 48 XTX | GB203 | GB205 |
| プロセス | 4nm TSMC (N4P FinFET) |
5nm TSMC (4N FinFET) |
5nm TSMC (4N FinFET) |
| トランジスタ数 | 539.0億 | 456.0億 | 311.0億 |
| ダイサイズ | 357m㎡ | 378m㎡ | 263m㎡ |
| CU数(SM数) | 64 | 70 | 48 |
| シェーディングユニット (CUDAコア) |
4,096 | 8,960 | 6,144 |
| RTコア | 64(第3世代) | 70(第4世代) | 48(第4世代) |
| Tensorコア | 128(第2世代) | 280(第5世代) | 192(第5世代) |
| ベースクロック | 1660 MHz | 2300 MHz | 2325 MHz |
| ゲームクロック | 2400 MHz | – | – |
| ブーストクロック | 2970 MHz | 2452 MHz | 2512 MHz |
| VRAM | GDDR6 16GB | GDDR7 16GB | GDDR7 12GB |
| メモリクロック | 20.1 Gbps | 28.0 Gbps | 28.0 Gbps |
| メモリバス | 256 bit | 256 bit | 192 bit |
| メモリバンド幅 | 644.6 GB/s | 896.0 GB/s | 672.0 GB/s |
| L2キャッシュ | 8MB | 64MB | 48MB |
| Infinity Cache | 64MB | – | – |
| NVENC | – | 第9世代NVENC×2基 | 第9世代NVENC×1基 |
| NVDEC | – | 第6世代NVDEC×1基 | 第6世代NVDEC×1基 |
| 接続インターフェース | PCIe 5.0×16 | PCIe 5.0×16 | PCIe 5.0×16 |
| TDP | 304W | 300W | 250W |
| 補助電源 | 2x 8-pin | 1x 16-pin | 1x 16-pin |
| MSRP | $599 | $749 | $549 |
| 国内価格 | 128,800円~ | 162,980円~ | 118,800円~ |
| 搭載モデルの価格 (Ryzen 7 9800X3D) |
369,800円~ | 424,800円~ | 359,800円~ |
| 発売日 | 2025/03/06 | 2025/02/20 | 2025/03/04 |
*価格は発売時点
競合モデルであるGeForce RTX 5070 TiとGeForce RTX 5070のスペックと比較していこう。まずは価格帯の近いGeForce RTX 5070だ。Blackwell世代のハイクラスモデルでGPUはやや小ぶりなGB205を搭載している。製造プロセスはTSMC製5nmだ。プロセスタイプは4N FinFETで従来のGeForce RTX 4070と共通だ。プロセスは従来モデルを踏襲していると考えてよい。プロセスについてはRadeon RX 9070 XTが一歩先だ。トランジスタ数は331.0億、ダイサイズは263m㎡だ。Radeon RX 9070 XTと比べると一回り小さい。CUDAコアは6,144基搭載だ。RTコアは48基、Tensorコアは192基となる。
ベースクロックはGeForce RTX 5070の方が665MHz高いが、ブーストクロックはRadeon RX 9070 XTの方が458MHz高い。GeForce RTX 5070ではGDDR7を搭載している。容量は12GBとRadeon RX 9070 XTの16GBに劣るメモリクロックは28.0 Gbpsだ。メモリバスは192 bitでメモリバンド幅は672.0 GB/sとなる。L2キャッシュは48MBとRadeon RX 9070 XTの6倍だ。GeForce RTX 5070はL3キャッシュ(Infinity Cache)は搭載されていない。
Radeon RX 9070 XTにはGeForce RTX 5070のようなNVIDIA ENCODING及びNVIDIA DECODINGは搭載されていないが、従来モデルと比べて強化されている。処理速度だけではなく品質も向上している。接続インターフェースはPCIe 5.0×16と変わらない。TDPはRadeon RX 5070よりも54W高く304Wだ。GeForce RTX 5070の補助電源は1×16-pinだ。Radeon RX 9070 XTとは異なる。国内販売価格はRadeon RX 9070 XTよりも10,000円安くなっている。搭載モデルの価格を見るとGeForce RTX 5070搭載モデルが358,800円~でそこに+11,000円でRadeon RX 9070 XT搭載モデル、そこに+55,000円でGeForce RTX 5070 Ti搭載モデルとなる。
Radeon RX 9070 XTの最新評価【2026年】
単体グラフィックボードのコスパ良好
| 型番 | 性能 | VRAM | 価格 | コスパ |
|---|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 32GB | 716,800 | 0.101 | |
| RTX 5080 | 16GB | 194,980 | 0.272 | |
| RX 7900 XTX | 24GB | - | - | |
| RTX 5070 Ti | 16GB | 152,980 | 0.304 | |
| RX 9070 XT | 16GB | 92,800 | 0.485 | |
| RX 7900 XT | 20GB | - | - | |
| RX 9070 | 16GB | 85,800 | 0.479 | |
| RTX 5070 | 12GB | 95,800 | 0.414 |
Radeon RX 9070 XTはコストパフォーマンスの高いモデルとなっている。GeForce RTX 5070 Tiに近い性能を持ちながら40%近く(60,180円)も安く購入できる。WQHD環境でのゲームプレイを想定しているゲーマーにおすすめだ。モンハンワイルズなど相性のよいタイトルであれば4K環境にも対応できる。レイトレーシング・アップスケーリング機能も強化され扱いやすくなっている。
一方で、レイトレーシング性能を重視しないのであれば前世代のRadeon RX 7900 XTXも魅力的だ。GeForce RTX 5070 Tiよりもゲーム性能が高くVRAM容量も24GBと大容量だ。昨今のゲーム事情を考慮すればこの大容量VRAMは大きな武器になる。一時は中古で86,980円で購入できていたが、今は在庫切れになることが多いようだ。在庫があるかは確認しておくとよいだろう。
搭載ゲーミングPCの人気はまずまず

コストパフォーマンスの高さから搭載モデルも注目が集まっている。単体グラフィックボードの価格がしっかりと反映されている形だ。フロンティアもGeForce RTX 5070 Ti搭載モデルと並んでRadeon RX 9070 XT搭載モデルを推している。当サイトの「ゲーミングPCおすすめランキング」でも4位にランクイン中だ。ハイエンドモデルがハイクラス+αの価格で購入できるのは素晴らしい。
| ブランド | FRONTIER | FRONTIER |
|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
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| 製品名 | FRGHLMB650/WS0611 | FRGHLMB650/WS0406 |
| 価格 | 339,800円 | 384,800円 |
| CPU | Ryzen 7 9800X3D (8コア16スレッド) |
Ryzen 7 9800X3D (8コア16スレッド) |
| CPUクーラー | 空冷 (CPS RT400-BK) |
空冷 (CPS RT400-BK) |
| GPU | RX 9070XT | RTX 5070 Ti |
| メモリ | DDR5 32GB (シングルチャネル) |
DDR5 32GB (シングルチャネル) |
| SSD | 2TB NVMe Gen4 | 2TB NVMe Gen4 |
| 電源 | 750W PLATINUM | 750W PLATINUM |
| マザーボード | B650 | B650 |
| 無線 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
Radeon RX 9070 XTを搭載したモデルは人気が高い。特にフロンティアのモデルは要チェックだ。GeForce RTX 5070 Ti搭載モデルも安価だが、Radeon RX 9070 XT搭載モデルには及ばない。価格差は45,000円と大きい。昨今のメモリ・SSD価格高騰でゲーミングPC価格が上がっている。そんな中でコスパの高いRadeon RX 9070 XT搭載モデルに注目が集まっている。
一方で、フロンティア以外のBTOメーカーではそこまでRadeon RX 9070 XT搭載モデルは推されていないように感じる。GeForce RTX 5070・GeForce RTX 5060 Ti 8GB・GeForce RTX 5060あたりが売れ筋だ。価格帯を考えれば仕方がないのかもしれない。30万円以上の予算がある方にとってRadeon RX 9070 XT搭載モデルは魅力的な選択肢となるだろう。
Radeon RX 9070 XTの特徴&強み
RTX 5070 Tiに匹敵するゲーム性能を持つ

Radeon RX 9070 XTのゲーム性能スコアは42,982と期待以上のように思える。競合のGeForce RTX 5070 Tiと同等のゲーム性能を持っている。従来モデルのRadeon RX 7900 XTと同等だ。下位モデルであるRadeon RX 9070と比べると10%程度パフォーマンスが高い。価格帯の近いGeForce RTX 5070と比べると13%上回っている。
2世代前のフラグシップモデルであるRadeon RX 6950 XTを15%以上も上回っているのは圧巻だ。当時はNVIDIAには勝てないと思っていたが、Radeonシリーズも世代を重ねるごとに進化している。ただし、Geforce RTX 5090やGeForce RTX 5080の対抗モデルの製造は断念したということだ。戦略なのか実力なのかはわからない。
Radeon RX 9070 XTのメインターゲットはWQHD環境となる。AMDは4K環境で快適なプレイができると謳っているが、現実の環境においてはそれは過大評価と言わざるを得ない。特に負荷の高いタイトルでは安定したゲームプレイが難しい。もちろん、WQHD環境では十分な性能を持っていることは間違いない。次の項目で詳しく見る通りレイトレーシング性能も向上している。
レイトレーシング性能が飛躍的に向上

これまでのRadeonシリーズにおいて課題だったレイトレーシング性能が大幅に向上している。前世代までは競合モデルよりもツーランクは下になっていた。上記はCyberpunk 2077でレイトレーシング性能を有効化した際のフレームレートを計測したものだ。GeForce RTX 5070 Tiと比べると最大で15%劣るものの、GeForce RTX 5070よりも13%-20%も高くなっている。
従来モデルのRadeon RX 7900 XTを最大で43%も高くなった。Radeon RX 7900 XTXと比べても28も高くなっていることがわかる。旧世代のフラグシップモデルであるRadeon RX 7900 XTXがGEForce RTX 4070 SUPERにも届かなかったことを考えれば十分すぎる結果だろう。今後も競争は続きそうだ。
ワットパフォーマンスはよくない

Radeon RX 9070 XTは消費電力が高めでワットパフォーマンスはイマイチだ。競合のGeForce RTX 5070 Tiと比べるとゲームプレイ時の消費電力が17%高くワットパフォーマンスが15%程度低くなっている。下位モデルであるRadeon RX 9070の方がワットパフォーマンスは優秀だ。プロセスタイプがN5 FinFETからN4P FinFETへと変更されたものの根本解決にはなっておらずNVIDIA製グラフィックボードが優れている。Radeon RX 9070 XTの推奨電源ユニットは750W以上となっている。下位モデルのRadeon RX 9070の推奨電源は650W以上だ。
コスパが高く打倒NVIDIAを掲げる
| 製品名 | ゲーム性能 | VRAM | メモリ規格 | TDP | 価格 | コスパ | 発売日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| RX 7900 XTX | 46,573 | 24GB | GDDR6 | 355W | $999 | 46.62 | 2022/12/13 |
| RTX 5070 Ti | 43,269 | 16GB | GDDR7 | 300W | $749 | 57.77 | 2025/02/20 |
| RX 9070 XT | 42,982 | 16GB | GDDR6 | 304W | $599 | 71.76 | 2025/03/06 |
| RX 7900 XT | 42,131 | 20GB | GDDR6 | 300W | $899 | 46.86 | 2022/12/13 |
| RTX 4070 Ti SUPER | 40,952 | 16GB | GDDR6X | 285W | $799 | 51.25 | 2024/01/24 |
| RTX 4070 Ti | 38,519 | 12GB | GDDR6X | 285W | $799 | 48.21 | 2023/01/05 |
| RX 9070 | 38,193 | 16GB | GDDR6 | 220W | $549 | 69.57 | 2025/03/06 |
| RTX 5070 | 37,824 | 12GB | GDDR7 | 250W | $549 | 68.90 | 2025/03/04 |
| RTX 4070 SUPER | 37,098 | 12GB | GDDR6X | 220W | $599 | 61.93 | 2024/01/08 |
| RX 7900 GRE | 36,685 | 16GB | GDDR6 | 260W | $549 | 66.82 | 2024/02/26 |
| RTX 4070 | 32,514 | 12GB | GDDR6X | 200W | $599 | 54.28 | 2023/01/05 |
Radeon RX 9070 XTはコストパフォーマンスがウリのグラフィックボードだ。MSRPでいえばGeForce RTX 5070 Tiよりも$150も安いにも関わらずゲーム性能はほとんど変わらない。コスパ指標も71.76とGeForce RTX 5070を25%近く優れている。下位モデルのRadeon RX 9070もコスパは優秀だが、それを上回る。GeForceの方がレイトレーシング性能がが高くかつアップスケーリング技術も優れているが、これだけ価格差があるのであればRadeon RX 9070 XTを選ぶ理由になる。
AMDが豊富な在庫を持っている可能性があり、GeForceよりも在庫が安定しそうな状況で価格が維持されればより魅力を増すことになる。発売時点での国内価格を比較するとRadeon RX 9070 XTが128,800円~で、GeForce RTX 5070 Tiが162,980円~と34,180円の差がある。すでにRadeon RX 9070 XTも在庫がなく定価での販売継続は難しそうだが、価格が上がっても価格差が15%前後あるのであればRadeon RX 9070 XTを選ぶ方がよいように思う。
搭載モデルが大人気で即完売となった

Radeon RX 9070 XT搭載モデルはすでに大人気で売り切れが続出している。国内大手BTOメーカーであるドスパラのゲーミングPCはすべて完売だ。ゲーマーがRadeon RX 9070 XTのコストパフォーマンスの高さに注目したことでこのような結果になったのだろう。レイトレーシング性能が改善されたこともあって避ける理由がなくなった。

TSUKUMOの価格設定を見ればRadeon RX 9070 XT搭載モデルがすぐに売れてしまうのも納得できる。GeForce RTX 5070搭載モデルに+11,000円でRadeon RX 9070 XT搭載モデルを選択できる。つまり、+3%の費用で+13%のゲーム性能を得られる。また、GeForce RTX 5070 Ti搭載モデルよりも55,000円も安く購入できる。これは15%OFFで同等のパフォーマンスを得られるということだ。もちろんレイトレーシング性能はやや劣ってしまうし、アップスケーリング技術もNVIDIAに遅れをとっているがこれだけの価格差があれば人気が出ても不思議ではない。
Radeon RX 9070 XTのベンチマーク一覧(ゲーム)
モンハンワイルズ


注目タイトルであるモンハンワイルズでのフレームレートを見ていく。フルHD環境及びWQHD環境ではRadeon RX 7900 XTXやGeForce RTX 4080 SUPERを上回る。4K環境ではややふるわない結果となったが、従来モデルであるRadeon RX 7900 XTと比べると13%-17%もフレームレートが高い。GeForce RTX 5070 Tiと比べてもフルHD・WQHD環境では上回ったが、4K環境では14%程度下回った。ゲームの最適化によっては4K環境でのパフォーマンスが延びる可能性もある。
FF14 黄金のレガシー


FF14ではGeForce RTX 4070 SUPERと同程度のパフォーマンスとなった。4K環境では2%劣るものの、フルHDでは1%、WQHDでは7%高い。GeForce RTX 5070 Tiと比べるとフルHDで8%、WQHDで5%、4Kで21%低い結果だ。GeForceシリーズが得意とするタイトルといえそうだ。もう一つ下位モデルであるRadeon RX 9070との性能差が最大でも6%とそれほど大きくないことも気になるところだ。最適化不足が原因なのかもしれない。
Forza Horizon 5


Forza Horizon 5は負荷の高いタイトルでRadeon RX 9070 XTと相性がよい。GeForce RTX 5070 Tiとおおよそ同等のフレームレートが出ている。Radeon RX 7900 XTと比べるとフルHDで10%、WQHDで14%、4Kで9%もフレームレートが高い。
Counter-Strike 2


Counter-Strike 2ではやや伸び悩む結果となった。GeForce RTX 5070 Tiと比べるとフルHDで14%、WQHDで16%、4Kで28%程度フレームレートが低い。フルHDとWQHDではGeForce RTX 4070 Tiを上回るが、4Kでは8%程度低くなっている。Radeon RX 7900 XTと比べてもフルHDで3%・WQHDで9%弱高いが、4Kでは8%低くなっている。どうやら高解像度で思ったほどのパフォーマンスを出せていないようだ。
Cyberpunk 2077


Cyberpunk 2077では競合であるGeForce RTX 5070 Tiと同等以上のフレームレートが出ている。従来モデルのRadeon RX 7900 XTと比べるとフルHDで17%、WQHDで11%、4Kで10%フレームレートが高くなっている。下位モデルであるRadeon RX 9070よりも21%-30%もパフォーマンスが高い。価格差を考えるとRadeon RX 9070 XTを選ぶ方が幸せになれそうだ。
Radeon RX 9070 XTのベンチマーク一覧(クリエイティブ)
Cinebench 2024


Cinebench 2024でのGPUレンダリングのパフォーマンスを計測した。Radeon RX 9070 XTのスコアは16,598とRadeon RX 7900 XTよりも8%程度スコアが高く、Radeon RX 7900 XTXも上回っている。GeForce製グラフィックボードと比べると分が悪い。GeForce RTX 5070よりも13%程度スコアが低く、GeForce RTX 5070 Tiと比べると31%も低くなっている。
Blender


Blenderでの結果も同様だ。Radeon RX 7900 XTよりも15%高く、Radeon RX 7900 XTXでさえも5%上回っている。一方で、GeForce RTX 5070 Tiと比べると41%も低くGeForce RTX 5070にも引き離されている。
Stable Diffusion


画像生成AIでのパフォーマンスもGeForce製グラフィックボードと比べると大きくパフォーマンスが落ちる。旧世代のRadeon RX 7000シリーズから大きく改善されているわけではない。GeForce RTX 5070 Tiと比べると46%もパフォーマンスが低くなっている。GeForceとは大きな壁があると考えてよい。
Radeon RX 9070 XT搭載おすすめゲーミングPC
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354,800円
送料込
CPURyzen 7 7800X3D水冷
GPURadeon RX 9070 XT
メモリDDR5-5200 32GB
SSD500GB Gen4
電源650W BRONZE
マザボA620Aチップセット
- ゲーム適性の高い7800X3Dを水冷搭載
- 24時間365日サポート・3年保証で安心
- 電源が650W BRONZEと控えめ
- マザボがA620Aで拡張性は控えめ
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G-Master Spear X870A(サイコム)

コスパ
5.8
通常 423,280円
403,280円
送料無料
CPURyzen 7 9800X3Dカスタマイズ
GPURadeon RX 9070 XTカスタマイズ
メモリDDR5-5600 32GB
SSD1TB Gen4
電源1000W GOLDカスタマイズ
マザボX870カスタマイズ
- 9800X3D・Noctua空冷など妥協のないカスタム構成
- X870マザボ・1000W GOLDで将来性が高い
- 価格が高くコスパ評価は低め
- 初期構成のままだと割高
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GALLERIA XDR7M-97XT-GD(ドスパラ)

コスパ
10.0
454,980円
+送料 3,300円
CPURyzen 7 9800X3D水冷
GPURadeon RX 9070 XT
メモリDDR5-4800 32GB
SSD1TB Gen4
電源1000W GOLD
マザボA620Aチップセット
- 9800X3Dを水冷搭載・1000W GOLD電源で余裕
- クーポンで割引が実現
- マザボがA620Aで拡張性は控えめ
- 送料が別途必要
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\ 5,000円OFFクーポン発行中 7/15 23:59まで /
GALLERIA XDR7A-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D/X870E搭載 (ドスパラ)

コスパ
10.0
549,980円
+送料 3,300円
CPURyzen 7 9800X3D水冷
GPURadeon RX 9070 XT
メモリDDR5-4800 32GB
SSD1TB Gen4
電源1000W GOLD
マザボX870Eチップセット
- X870Eマザボ・1000W GOLDのハイエンド構成
- 9800X3Dを水冷搭載
- 価格が高め
- この性能帯としては構成は平均的
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\ 5,000円OFFクーポン発行中 7/15 23:59まで /
Radeon RX 9070 XT搭載ゲーミングPC一覧
| 製品名 | ケース | レビュー | 価格 | CPU | GPU | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GALLERIA XDR7M-97XT-GD | レビュー | 324,980 | 7 9800X3D | RX9070XT | 32GB | 1TB | |
| GALLERIA XDR7A-97XT-GD | レビュー | 344,980 | 7 9800X3D | RX9070XT | 32GB | 1TB | |
| NEXTGEAR JG-A7A7X | レビュー | 329,800 | 7 7800X3D | RX9070XT | 16GB | 1TB | |
| NEXTGEAR HD-A7A7X | ![]() | レビュー | 369,800 | 7 9800X3D | RX9070XT | 32GB | 1TB |
| G TUNE FG-A7A7X | ![]() | レビュー | 329,900 | 7 9700X | RX9070XT | 32GB | 2TB |
| G TUNE FG-A7A7X | ![]() | レビュー | 399,900 | 7 9800X3D | RX9070XT | 32GB | 2TB |















