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当記事では、2018年7月新登場のG-Tuneミドルタワーケースレビューを行った。よりスタイリッシュなデザインとなり生まれ変わっている。以前のモデルとどのように変わったのか詳しく見ていこう。元々G-TuneのミドルケースタワーはNEXTGEARという名称が付けられていたがそのブランド名は消滅している。

ミニタワーに続きG-tuneに登場した新ケース

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G-Tuneのミドルタワーケースは、ミニタワーと同時に新しく導入された。ミドルタワーケースは画像のENシリーズ以外にもHNシリーズとXNシリーズがある。それぞれ搭載しているグラフィックボードやCPUが異なる。従来のものと比べるとよりデザインが重視されているように感じられる。ところどころにこだわりが見えるが基本的にはデザインのみの違いと考えてよい。

正直従来のケースと比べて性能面で大幅にパワーアップしているかは判断が難しい。ミニタワーの変化と比べればプラスになっている要素もある。例えば、デザイン性を高めつつも機能の制限がないのは嬉しいポイントだろう。

>>>G-Tuneミドルタワー採用モデル一覧

旧型ケースとのデザイン比較

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旧型に比べてスタイリッシュになった印象をウケる。前のモデルはどこか男らしく使用する人を選ぶデザインだ。海外メーカーに似ていたように思う。私は結構好きだったが…NEWモデルは今風で今後の主流となるのだろう。一時は両方のデザインを選択できていたが今は新しいケースに統一されている。時代の流れに合わせてケースを変えていくのは自然なことだ。

G-Tuneミドルタワーケース詳細

本体正面

nextgeari680front非常にスッキリしたデザインだ。前モデルのゴツゴツした印象は皆無だ。中心にG-Tuneのロゴが、右下部にmouseのロゴがある。それほど目立つわけではないのでマイナスとはならない。なお、写真では少し見にくいが、電源ボタンも上部に搭載されている。

nextgeari680front1
一見すると分かりにくいが、フロント部分は角度がついている。下が細く、上に行くと太くなっている。これが何の効果があるかは知らないが、恐らくデザインだろう。無難なケースになりつつも、他とは違う部分も確かに存在しているようだ。

G-Tuneロゴ

nextgeari680logo正面のG-tuneロゴは電源を入れることで赤く発光する。電源ボタンは白く発光でバランスがよい。電源ボタンが上部に配置されているため正面にあった旧モデルと比べて誤動作しにくく、扱いやすいという印象だ。

本体左側面

nextgeari680leftsideロゴが刻まれている以外は特に何も無い。意外とG-Tuneブランドを押し出しが強い。光が当たっているため目立つが、実際はそれほど目立つわけではなく目を凝らしてみないと気付かない。全体としてはシンプルな側面カバーとなっている。ブラックがかっこいい。

本体右側面

nextgeari680rightsideロゴとエアホールが特徴の右側面カバーだ。こちらにもG-Tuneのロゴがある。旧ケースとデザイン的な違いはそこまで大きくはない。

本体上面

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  • USB3.0 x4(2つは常時給電)
  • マイクイヤフォン端子
  • マルチカードリーダー
  • HDMI端子(上面で使用する場合は背面に伸びたコードをグラフィックボードのHDMI端子に接続する必要がある)

これまではフロントにあったI/Oパネルは上面に変更となった。HDMI端子については割と使いやすい。ただ、環境によってはケーブルが下に垂れるため、断線など耐久性が落ちる可能性もある。

オールラウンドに使いやすいというわけでもなく評価しづらい。天板はフラットになって物が置けるようになっていることもポイントだそうだ。筆者は基本的にゲームパッドくらいしか置かないため、そこまで重要には感じない。

本体背面

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  • USB3.0 x4
  • DVI-D
  • D-Sub
  • Display port
  • LAN
  • USB3.1 x2(赤)
  • イヤフォンジャックx6

電源を上部に戻している以外では、オーソドックスな形状となっている。電源の辺りからケーブルが伸びている。これは上部のHDMI端子を有効にするための延長ケーブルだ。これをグラフィックボードのHDMI端子に接続することで上部のHDMI端子を使用可能にする。これこそが新ケースの真骨頂!…らしい。延長コードをパソコンの中を通すことができる程度で恩恵は小さい。

本体底面

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部分的だった旧ケースと違い、底面全体をカバーするエアホールが配置されている。底面からの吸気を効率よく行える。取り外しが簡単な防塵フィルターがある。磁石(水洗いもできる)で設置する仕組みで手入れは非常に簡単だ。チープさは否めないが、実用性は高そうだ。

本体内部

nextgeari680insideケーブル類は背面やカバーに隠れていて非常にスッキリした印象をウケる。メンテナンスも楽になる親切設計だ。丸く空いた箇所にファンを増設するのもよいだろう。右側のエアホールを活かすことができ排熱性能も高くなる。ハイクラス以上の高い性能を持つモデルでもしっかり制御できる。

nextgeari680vga
今回お借りした製品は「NEXTGEAR i680PA1-SMM」だ。搭載されていたグラフィックボードは「MSI GTX1080 AERO 8G」で、マザーボードと同じMSI製となっている。ゲーマーからの人気も高く品質面でも安心感のある製品である。

本体右側内部

nextgeari680rightinside
右側側面カバーを外した状態だ。ここが裏面となり、増設する際はここを開ける必要がある。電源を引いたり、ストレージの増設したりするには必須だ。

青枠に3.5インチベイ2つ。HDDの取り出しは表からもでも可能だが、ケーブル接続は裏面となる。赤枠にSSDベイが既に設置済みを除いて2つの3箇所取り付ける場所がある。一度増設したらなるべく外したくなくなる面倒な場所だが…。

管理人による総評

スタイリッシュなデザインを採用

G-tuneはミニタワーに続いて、ミドルタワーケースも一新している。独特なデザインだった旧ケースと比べて、スタイリッシュな万人受けしそうなデザインへ変更されている。素晴らしくよいとは言わないが、より今風なケースになったのではないだろうか。

元々フロント部分以外に遊び心のなかったケースだっただけに、このミドルタワーは割と面白いケースとなっている。ミニタワーのように、これまであった性能や機能を制限したものではなく、追加要素を足したケースだ。そう考えると評価はよくなりそうだ。

機能性についてはそれほど変わらず!

機能面に関しては向上したかは難しいところだ。それでも上部にパネルを持ってきたのは大きく、旧ケースと違って手元での操作はしやすい。ゲーミングPCらしさを失わないケースとして評価したい。

少なくとも、ミニタワーのような残念な変化ではなかったのが救い。ケース自体の評価は概ね良好だ。拡張性が落ちたのと、拡張しにくくなったのはマイナスになるかもしれないが、内部をスッキリさせるための犠牲ということで納得しておこう。

マイナスがあってもプラスがあり、ケースのコンセプトはともかく、期待以上のケースと言えるだろう。個人的に、新ケースを採用する場合はサイドパネルをガラス製にして、LEDファンをガンガン搭載して派手にしたい。このデザインならば違和感なくできるだろう。

>>>G-Tuneミドルタワー採用モデル一覧

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