サードウェーブ(ドスパラ)が販売しているLightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載のレビューを行った。2024年9月26日にリリースされたばかりの最新ブランドだ。発売直後は99,980円で販売されていた人気モデルだ。その後116,980円まで上がっている。2025年初めには謹賀新年特別モデルとして99,980円まで下がったが、再度116,980円まで値上げされてしまった。評価的にはかなり苦しい状況だ。2,000円OFFクーポンも弱い。
CPUにはRyzen 5 4500を、GPUにはGeForce RTX 3050 6GBを搭載していて現行でもっとも性能の低いゲーミングPCだ。この安価なゲーミングPCでどの程度通用するのか気になっているユーザーは多いはずだ。各BTOメーカーが低価格帯のモデルを市場に投入している中で注目度は高い。コストパフォーマンスやケースデザインについても細かく見ていく。同価格帯・同性能帯の他のモデルとも比較しているので、十分比較検討していただければと思う。
2024/1/31 23:59までの期間限定で特別クーポンが発行されている。Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載購入時にクーポンを利用すると2,000円OFFとなる。お一人様一回まで利用可能だ。
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載のスペック解説
メーカー | サードウェーブ(ドスパラ) |
---|---|
ブランド名 | Lightning |
製品名 | Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 |
価格 | 116,980円(+送料3,300円) |
CPU | Ryzen 5 4500(レビュー) |
グラボ | GeForce RTX 3050 6GB(レビュー) |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe |
電源 | 550W 80PLUS BRONZE |
マザーボード | チップセットB550 |
光学ドライブ | 非搭載 |
カードリーダー | 搭載不可 |
おすすめ度 | Bランク |
評価 | ・コスパ 5.6 —–内訳—– ・ショップ評価 8.8 |
コストパフォーマンス指標は5.6と標準的な評価となっている。価格は抑えられているが、構成的にはもう少し安くてもよいという判断だ。予算を抑えたい方に向けたモデルは年々少なくなっているため、評価はあまり高くなくてもおすすめはしやすい。評価は頻繁に上下するため、定期的にチェックしておきたい。大型キャンペーンを狙うのがベストなように思う。
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おすすめカスタマイズ
- CPU -
- CPUファン ×
- CPUグリス ×
- メモリ ×
- SSD 〇
- 電源 △
- ケースファン 〇
Lightning-G AT5Wは、カスタマイズの幅があまり広くなく、メリットも大きくないことに注意したいモデルだ。基本的に価格を抑えた低価格路線のモデルは、カスタマイズ費用が上乗せされると価格という武器が失われてしまう。変更するにしても1箇所に留めるなど、最低限の変更にする方がよい。
CPUの変更はできないため、発熱量や冷却性能を考えてCPUファン・CPUグリスの変更は不要だ。Ryzen 5 4500の発熱量は僅かで、標準のCPUファンで十分だ。CPUグリスも変更するほどのメリットがない。いかに価格の安いカスタマイズであっても、メリットがなければ意味がないので注意してほしい。
メモリはゲーミングPCでは人気のカスタマイズだが、全体的に性能が控えめであることから標準の16GBで十分だ。Ryzen 5 4500の処理性能では、メモリ32GBが必要となる場面は少ない。同様にGeForce RTX 3050 6GBの性能では、ゲームで16GBを超えるメモリ容量は必要ない。これらのことから、Lightning-G AT5Wにはメモリカスタマイズはおすすめしていない。
Lightning-G AT5Wにとって、唯一おすすめできるカスタマイズはSSDだ。SSD容量が倍増することは、単純に保存できる容量が2倍になるだけではない。OSや必須のアプリなどで100GB必要なら、500GBでは400GB、1TBでは900GBの空き容量を確保できることになる。その差は2.25倍だ。ここにプレイ予定のゲームなどが加われば、その差はさらに広がる。パソコンで何をするにも容量が必要となるため、1TBへのカスタマイズは実用面からしても有用だ。
電源のカスタマイズはあまり重要ではない。Ryzen 5 4500とGeForce RTX 3050 6GBの組み合わせなら余裕があるくらいだ。今後パーツを交換して性能の向上を図る可能性があるならカスタマイズを検討したい。電源の交換は手間がかかるので、750W 80PLUS GOLDくらいにアップグレードするのは悪くない。ただ、パーツの交換を想定していなければ、恩恵が少ないので非推奨だ。
ARGBファン搭載イメージ
各タイトルの対応表
Apex Legends | フォートナイト | マイクラ | モンハンワイルズ |
---|---|---|---|
![]() ・240Hz ・144Hz |
![]() ・240Hz ・144Hz |
![]() ・影Mod ・通常 |
![]() ・4K(DLSS) ・FHD(DLSS) |
対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解であることをご了承いただきたい。
2025年1月時点でもっとも安価かつ性能の低いゲーミングPCとなる。Ryzen 5 4500とGeForce RTX 3050 6GBを搭載したロークラスのゲーミングPCだ。現行最低限とも言える性能は、最新のゲームがやや苦手だ。プレイするゲームがある程度固定されているのであれば問題ないが、幅広くゲームをプレイするには適していない。
高い人気を誇るApex Legendsでは、60fpsでのゲームプレイが基本となる。設定やプレイ環境次第では144Hzモニターを活かせるかもしれないが、100fpsくらいが上限だ。性能的に高リフレッシュレートでの安定は目指しにくい。フォートナイトも同様に、高リフレッシュレートでの安定は難しい。設定を大きく下げれば144fpsに近づくことはできる。あまり高望みはできないものの、ある程度快適なゲームプレイは可能だ。
長く人気を保っているMinecraftをプレイするなら、性能面に不安はない。ただし、影Modのような負荷のかかるModを導入すると不安定になりやすい。マルチサーバーへの参加も、サーバーの開発度合いによってはカクつきを感じてしまうだろう。多少設定を下げた方がいいかもしれない。話題を集めているモンハンワイルズは、あまり適正があるとは言えない。まだ登場していないので断言はしにくい。ただ、オープンβの様子を見る限り、30fps以上を目指すことになりそうだ。快適なゲームプレイは現時点では少し難しいようにも思うが、設定を最低にまで下げれば最低限のゲームプレイはできそうな気がする。ただ、オープンβ時よりも負荷が低減されると発表されたので、ある程度快適性は維持できるかもしれない。
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載のゲーミング性能
AMD Ryzen 5 4500(CPU)
Ryzen 5 4500は、Zen 2アーキテクチャを採用したCPUだ。実はアーキテクチャ的には数字的に旧世代に当たるRyzen 5 3500と共通だ。Ryzen 5 4500ではハイパースレッディングに対応したので6コア6スレッドから6コア12スレッドへとスペックが引き上げられた。ただし、L3キャッシュが半減となるなどゲーム適正はそこまで伸びずゲーム性能は7%弱だけゲーム性能が向上しただけに留まる。2024年11月時点でBTOパソコンとして手に入るCPUとしては最低クラスの性能だ。低価格帯ゲーミングPCで人気のRyzen 7 5700Xと比べると22%程度低い。最近価格が落ち着いて来たCore i5-14400と比べても27%劣る結果だ。将来的にグラフィックボードをアップグレードしていきたいと考えているならボトルネックの心配があるので注意した方がよい。GeForce RTX 3050 6GBとの組み合わせなら大きな問題はない。
GeForce RTX 3050 6GB(GPU)
GPUは、Ampere世代のエントリークラスであるGeForce RTX 3050 6GBだ。実質Turing世代であるGeForce GTX 1650の後継モデルと言えそうだ。性能的にはその上位モデルであるGeForce GTX 1650 SUPERと近い性能を持つ。フルHD環境でも標準設定を基準にすれば60fpsを基準にできると考えておこう。VRAM 8GB版GeForce RTX 3050との性能差は20%とやや大きい。別物だと認識しておく必要がある。GeForce RTX 3050 6GBもレイトレーシング・DLSSをサポートしているが、レイトレーシングについては期待できない。対応タイトルならDLSSでフレームレートを引き上げることが可能だ。
CPUとGPUのバランス考察
CPUとGPUのバランスも気になるところだ。グラフィックボードの性能に合わせてCPUを選択しないと十分にパフォーマンスを引き出せないことがある。GeForce RTX 3050 6GBはエントリークラスのモデルで性能は高くない。そこまで性能の高くないRyzen 5 4500でもバランスを取れる。価格を抑えたいユーザーにとって理想的な組み合わせといえる。GeForce RTX 3050 6GBにCore i5-14400FやRyzen 7 5700Xを選択するのはおすすめできない。明らかにバランスが取れていないからだ。
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Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載の特徴
<>h3>選択のタイミングで印象の変わるモデル
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載は、低価格のゲーミングPCとしてドスパラから展開されているモデルだ。一般向けLightningシリーズのゲーミング版である。そのため、同じドスパラのゲーミングブランドGALLERIAシリーズよりも価格が安い。今風な透明感のあるケースが採用されているのもポイントだ。
現在の価格は116,980円で選びやすい印象を受ける。しかし、1月1日には99,980円で販売されていたことを考えると見劣りしてしまう。このようにLightning-Gシリーズはセールやキャンペーンの対象になりやすく、本体価格が10万円を切ることもあるため、選択するタイミングが重要だ。
時期によって印象も大きく変わってくる。116,980円と99,980円では17,000円の差がある。30万円台のモデルではよくある差だが、低価格帯のモデルでは滅多に見られない価格差だ。17,000円あれば本格的なゲーミングデバイスを揃えることもできる。決して無視できない価格差であるだけに、選択するときは慎重になる方がよい。
多くのメーカーが長期休暇より少し前くらいからセールを開始する。購入予定が長期休暇までもう少しというときは、キャンペーンやセール対象になるかを確認してからでも遅くない。2~3年前まで、低価格モデルと言えば10万円台を下回るモデルを指していた。それがいつの間にか12万円台を下回るモデルを指すようになってきた。
今は10万円台を下回るモデルがほとんどない。それだけに、その可能性を秘めたLightning-G AT5Wはいかに安く購入できるかがポイントになるだろう。本音を言えば116,980円よりも安いタイミングで選んでほしい。ただ、必ず値下げされるわけではない。ドスパラは価格を相場に合わせて変動させているため、値上げが適用されることもある。
Lightning-G AT5Wは、過去の傾向から124,980円まで値上げされることも考えられる。予算内であれば、値上げされる前に購入するのも悪くない。値下げされると信じて待つか、値上げされるリスクを避けて購入するか。購入するタイミングだけでなく、判断もむずかしいモデルと言える。
性能はそこまで高くない
当該モデルの特徴は価格にある。ゲーミングPCでは比較的低価格で、誰にとっても魅力的に映るだろう。しかし、価格が安いということは、性能ももそれなりであることの裏返しであることを理解しておいてもらいたい。高性能なモデルが破格に設定されているのではなく、最低限の性能を持つモデルが安価に展開されているだけだ。
プレイできるゲームは多くても、高リフレッシュレートや高解像度でのゲームプレイには適していない。本格的なゲームプレイを想定している方にはおすすめしにくいのが実情だ。前述のように、あくまでもエントリーモデルであることを理解したうえで選択してほしい。
ゲーミングPCをいかに安価に購入できても、理想とする環境を実現できなければ満足度は高くない。Ryzen 5 4500とGeForce RTX 3050 6GBの組み合わせは、フルHD+60fpsでのゲームプレイが基本だ。とりあえずPCゲームがどういったものなのか、それを体験しじっくり遊べる環境を整えるためのモデルである。話題のゲームを240fpsで安定してプレイすることはできない。
予算を抑えたい方にとっては優秀なモデルであることは間違いない。一方で低価格のモデルは、それだけ人を選ぶものだ。価格に釣られての選択はやめた方がよい。性能を理解していれば魅力的なモデルなので、予算と用途を照らし合わせ、価格以外のところにも目を向けたい。少し否定的になっているが、基本的にLightning-G AT5Wは優秀なモデルである。CPU比較表やグラフィックボード比較表を参考にして、自分に必要な性能を有しているか確認してほしい。納得できれば、終売までにしっかり選んでおきたいモデルだ。
カスタマイズ費用の高さと送料がネックとなる
それほど大きなデメリットがあるモデルというわけではないが、あえてデメリットを絞り出してみた。出てきたのは見出しの通りカスタマイズ費用の高さと送料がかかることだ。Lightning-Gシリーズの特徴を活かすにはまずARGBファンへのカスタマイズをしたい。初期構成ではファンは光らない。ARGB対応ファン3基への変更で+3,000円、5基で+5,000円となる。いずれのカスタマイズをしても10万円を超える。メモリ32GBへのカスタマイズが+12,100円、HDD 2TB追加が+9,900円となる。
電源ユニットは650W BRONZEで+3,000円、750W GOLDで+6,900円だ。初期構成でも十分通用するモデルなので、すべてをカスタマイズする必要はないが、もう少し安ければカスタマイズがしやすくかったように思う。HDDについては1TBを用意して欲しかった。モデルのデメリットというよりもドスパラのデメリットといえそうだ。また、送料が3,300円掛かるのも悩ましい。送料込みの価格は120,280円と12万オーバーだ。
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同じドスパラ製品との比較
ブランド名 | Lightning | Lightning |
---|---|---|
イメージ | ![]() |
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製品名 | Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 |
Lightning AT5 |
ケース | ミニ | ミニ |
価格 | 116,980円 | 99,800円 |
送料 | 3,300円 | 3,300円 |
CPU | Ryzen 5 4500 | Ryzen 5 4500 |
CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
GPU | RTX 3050 6GB | RTX 3050 6GB |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB NVMe |
電源 | 550W BRONZE | 550W BRONZE |
マザーボード | B550 | A520 |
納期 | 翌日出荷 | 当日出荷 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
サードウェーブ(ドスパラ)が販売するビジネスモデル「Lightning AT5」と比較していく。ケースデザインが大きく異なっていることがわかる。価格差が17,000円と大きくLightning AT5を候補に入れてもよいだろう。CPU・CPUクーラー・GPU・メモリは共通だ。SSD規格はLightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載の方が上で優位性がある。
Lightning AT5ではマザーボードのチップセットはA520の廉価モデルが採用される。コストカットを考えればやむを得ない。USB Type-Cがなかったり、メモリスロットが2基だったりとやや拡張性に劣る。純粋に価格を抑えたい方向けといえる。それでもこれだけ価格差がある今はLightning AT5がおすすめだ。
他社メーカーの同等モデルとの比較
ブランド名 | Lightning | LEVELθ |
---|---|---|
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製品名 | Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 |
LEVEL-M1P5-R45-LAX |
ケース | ミニ | ミニ |
価格 | 116,980円 | 99,800円 |
送料 | 3,300円 | 2,200円(会員無料) |
CPU | Ryzen 5 4500 | Ryzen 5 4500 |
CPUクーラー | 空冷 | 空冷 |
GPU | RTX 3050 6GB | RTX 3050 6GB |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | 500GB Gen4 NVMe | 500GB NVMe |
電源 | 550W BRONZE | 650W BRONZE |
マザーボード | B550 | B550 |
納期 | 翌日出荷 | 1-2週間 |
基本保証 | 1年間 (最長5年間) |
1年間 (最長4年間) |
電話サポート | 24時間365日 | 24時間365日 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
パソコン工房が販売するコスパがウリの「LEVEL-M1P5-R45-LAX」と比較していく。ケースデザインがリニューアルされてより統一感があるデザインとなった。価格差は17,180円でLEVEL-M1P5-R45-LAXの方が安い。また、無料会員登録で送料がかからないので実質の価格差は20,480円だ。CPU・GPU・メモリ・SSDは共通だ。電源ユニットは650W BRONZEとLEVEL-M1P5-R45-LAXの方が容量に余裕がある。マザーボードのチップセットはB550と共通だ。
納期についてはドスパラの方が早い。基本保証や電話サポートは共通といえる。さすが大手BTOメーカーといったところだ。Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載のケースはややブラック部分が目立ち白色ゲーミングPCとしてみると弱い。その点リニューアルされたLEVEL-M1P5-R45-LAXは魅力を増している。コスパ的にはLEVEL-M1P5-R45-LAXが上だ。今のLightning-Gシリーズに勝ち目はない。
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載のベンチマーク
龍が如く8
最高画質だとやはり厳しい。平均fpsは36fpsだ。1% Lowは34fpsとなっている。
DLSSを有効化すれば71fpsまで向上する。設定を落としてかつDLSSの有効化でより高いフレームレートを実現できる。
Cyberpunk 2077
Cyberpunk 2077でのフレームレートは38.0fpsとなる。DLSS 2.0の有効化で66.5fpsまで引き上げられる。エントリークラスのグラフィックボードでもある程度通用すると言えそうだ。
FF14
最高品質でのスコアは7,657でやや快適となる。
標準設定にすれば12,647まで高くなる。とても快適と評価も上がる。
Forza Horizon 5
Forza Horizon 5(エクストリーム)での平均fpsは33.6fpsだ。高設定まで下げれば95.4fpsを実現できる。
Cinebench 2024
Ryzen 5 4500のマルチコアスコアは496で、シングルコアスコアは70だ。Core i3-14100と同等だが、シングルコア性能は劣る。Intel第14世代のCore i5-14400と比べるとマルチコア性能は42%低く、シングルコアスコアは33%低い。今手に入るCPUで最も性能の低いCPUだ。あまり過度な期待はしない方がよいだろう。
Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載のPCケースレビュー
Lightning-Gシリーズは、これまでのドスパラにはないゲーミングPCらしいケースを採用している。それこそ、Lightningシリーズと比べれば、圧倒的にケースデザインは優れている。LEDファンの搭載数からしても、派手さは他のメーカー製品よりもリードしていると言える。
一方で、デザインに関しては、多くのメーカーが展開しているコストパフォーマンス重視のECサイト限定モデルと大差がない。むしろ、後追いと言えてしまうほど酷似している。ドスパラの中で見れば珍しい形状のケースでも、ゲーミングPCとしては一般的なケースデザインだ。個性的なケースのはずが、よく見かけるゲーミングPCらしいケースになっている。ここまでくれば没個性なデザインだ。登場があと1年早ければ全く違った印象を受けていただろう。
正面
シンプルなデザインだ。本体下部にTHIRDWAVEのロゴが刻印されている。THIRDWAVEはドスパラの運営企業だ。
PS5と比較すると幅は広い。
奥行きも一回り大きいといえる。
背面
背面はオーソドックスなタイプだ。電源ユニットは下部に配置されている。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体上部にある。左から電源ボタン・USB 3.2 Gen1・マイク入力/ヘッドフォン出力共用端子・USB 3.2 Gen1・リセットボタン・ストレージアクセスランプだ。前面にはType-Cポートはない。
左側面
左側面がクリアガラスパネルを採用している。後ろのネジを2つ取ればすぐに空けることができる。ARGBファンがないとややシンプルすぎるかもしれない。
底面
底面にもメッシュフィルターがある。メンテナンス性が高い。
右側面
右側面はシンプルだ。前方部に吸気口が設けられている。
右側面内部
ケーブルがしっかりとまとめられている。掃除も行いやすくメンテナンス性は高い。
右下には電源ユニットが収められている。
左下部分にはドライブベイが用意されている。
本体上部
本体上部にはメッシュフィルターがあり埃の侵入を防いでくれる。マグネット式で脱着も容易だ。
上面ファン
上面に2基のファンを搭載している。カスタマイズで水冷クーラーを選択するとここがラジエーターに代わる。
背面ファン
背面ファンは1基だ。
前面ファン
前面には2基のファンが搭載されている。
グラフィックボード
グラフィックボードはASUS製の「ASUS Dual GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6」だった。2基のファンを搭載していて冷却性能も期待できる。
付属品
付属品はキーボード・マウス・電源ケーブルだ。初めてのデバイスならこれで十分かもしれない。
管理人による総評(Lightning-G AT5W)

Ryzen 5 4500×GeForce RTX 3050 6GBを搭載したエントリークラスのゲーミングPCだ。2024年9月末に登場したLightning-Gシリーズで筆者が注目していた一台だ。登場時99,980円から116,980円へと大幅値上げが適用となり評価を落としている。低価格帯のモデルで17,000円の値上げが与える影響は大きい。今は比較対象を確認しておこう。ゲーム性能はそこまで高くないものの設定を下げたり、DLSSを活用したりすればある程度ゲームプレイに対応できる。カスタマイズ費用がやや高めだが、初期構成のまま購入すればデメリットにはならない。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
116,980円 | Ryzen 5 4500 | RTX3050 6GB |
メモリ | SSD | チップセット |
DDR4 16GB | 500GB | B550 |