
THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700/LEDファン標準搭載モデルのスペック評価を行った。サードウェーブ(ドスパラ)が販売している人気モデルだ。グラフィックボードに、ハイクラスのGeForce RTX 5070を搭載していて高いパフォーマンスを発揮する。最新のゲームから古めのゲームまで、ゲーム環境を選ばず、高フレームレートを目指すスタイルから画質を求めるスタイルまで高水準で対応できる。
廉価ブランドらしく価格を抑え、現時点では同性能帯最安値クラスと言える高コストパフォーマンスを実現した。トップ2基とリア1基にARGBライティング対応ファンが標準搭載で、ケースデザインもよく、ゲーマーからの人気も高い。黒色ケースの「THIRDWAVE AD-R7A57A-09B Ryzen7 7700/LEDファン標準搭載モデル」も同じ価格で選択できる。初心者の方から上級者の方まで幅広いゲーマーにおすすめだ。ドスパラの通販スタッフおすすめランキングで第1位の人気モデルで、「当サイトのゲーミングPCおすすめランキング」でも、本機が第1位となっている。現在はドスパラ周年祭で32GBメモリへの変更などのカスタマイズ費用が半額になっているので忘れないようにしよう。
*本記事では公開スペック・販売価格・同価格帯モデルとの比較をもとに、THIRDWAVE AD-R7A57A-09Wの構成やコストパフォーマンスを評価している。

- 長所
- こんな方におすすめ
-
- 最新のゲームでも高いフレームレートを維持したい方
- ゲーム以外の用途も想定している方
- コストパフォーマンスの高いモデルを探している方
- 30万円以下の予算で購入を考えている方
THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700搭載のスペック解説

| メーカー | サードウェーブ(ドスパラ) |
|---|---|
| ブランド名 | THIRDWAVE |
| 製品名 | THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700/LEDファン標準搭載 |
| 価格 | 231,080円 (+送料3,300円) |
| CPU | Ryzen 7 7700 |
| CPUクーラー | (空冷式) 12cmサイドフロー大型CPUファン |
| グラボ | GeForce RTX 5070 |
| メモリ | DDR5-4800 16GB(16GB×1枚組) |
| SSD | 500GB Gen4 NVMe |
| 電源 | 750W 80PLUS GOLD |
| マザーボード | チップセット A620A |
| ケースファン | 12cm×5基 (トップ2基・リア1基がARGB) |
| 光学ドライブ | 非搭載 |
| カードリーダー | 搭載不可 |
| おすすめ度 | S ランク |
| 評価 |
THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700搭載のカスタマイズ評価
| 🉐 ドスパラ周年祭 カスタマイズ半額 対象終了日未定 | |
| メモリ | 32GB (16GB×2) DDR5-4800+28,050円通常56,100円/標準は16GB (16GB×1)のシングルチャネル |
|---|---|
| HDD | 2TB HDD+9,500円通常19,000円/納期5日程度 |
| 無線LAN | Wi-Fi6 + Bluetooth®5.2 対応 無線LAN+4,000円通常8,000円 |
| OS | 変更なし |
| ケースファン | 12cm ARGBライティング対応ファンに変更+2,000円変更箇所:フロント×2, トップ×2, リア×1(標準はトップ×2・リア×1がARGB) |
| LEDカラー変更 | 変更なし |
| CPUファン | (空冷式) PCCOOLER K6-WH ホワイト+4,900円ARGBライティング対応 |
| CPUグリス | ナノダイヤモンドグリス (OC7)+2,000円熱伝導率:12.56W/m・K |
| 電源 | 850W 電源 (80PLUS GOLD)+5,000円 |
| SSD | 1TB SSD (NVMe Gen4)+19,000円 |
| SSD 2 | 変更なし |
| セーフティサービス | 月額980円 |
| 延長保証 | 3年保証(通常1年+延長2年)+22,998円~ |
ドスパラ周年祭で、32GBメモリへの変更・2TB HDDの追加・無線LANの追加が半額になっている。まずはメモリを32GBにしたい。標準のメモリは16GB×1枚のシングルチャネルだが、32GB(16GB×2)にすればデュアルチャネルになり、通常56,100円のところ28,050円で済む。最新ゲームを高設定で遊ぶなら32GBあると安心だ。ストレージは500GBだと足りなくなりやすいので、複数のゲームをプレイするなら1TB SSDへの変更(+19,000円)がおすすめだ。SSD 2で500GBを足す(+22,900円)のも悪くない。いずれにしてもわざわざゲームをアンインストールしなくてもすむのはありがたい。動画や写真の置き場所として考えるなら、半額の2TB HDD(+9,500円)も割安だが、納期が5日程度に延びる点は注意したい。無線LANも半額の+4,000円で追加できるので、有線LANを引きにくい場所に置くなら付けておこう。
光るゲーミングPCが好きならケースファンとCPUファンのカスタマイズを検討しよう。標準でもトップ2基とリア1基がARGBライティング対応ファンだが、+2,000円でフロント2基も含めた5基すべてが光るようになる。通常5,000円だが、本機はもともとLEDファンが搭載されたモデルなので安く追加できる。CPUファンもPCCOOLER K6-WH ホワイトのARGB版にすれば、ホワイトケースと色がそろって統一感が出る。CPUファンをアップグレードするなら、CPUグリスをナノダイヤモンドグリス(OC7)に変えるのもよいだろう。電源は850W GOLDへのアップグレードを検討してもよい。セーフティサービスと延長保証は好みだ。パソコンにもしものことがあった際に有用だが必須ではない。
ARGBファン搭載イメージ

THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700搭載のゲーミング性能
AMD Ryzen 7 7700(CPU)
Zen 4アーキテクチャ採用のRyzen 7 7700を搭載している。8コア16スレッドというスペックを持つ。ゲーム性能はまずまずで従来モデルのRyzen 7 5700Xと比べると23%程度処理性能が向上している。Ryzen 5 7500FやCore i5-14400と比べてもワンランク上のモデルだ。一方で、次世代モデルであるRyzen 7 9700Xや競合のCore i7-14700と比べると13%弱落ちてしまう。70番台のグラフィックボードとの組み合わせならそこまで問題はない水準にある。旧世代のモデルだが、AM5ソケット採用でアップグレードしやすいということもありデメリットはそこまでない。何よりも価格が安く選びやすいのが強みになっている。
GeForce RTX 5070(GPU)
グラフィックスはBlackwell世代のハイクラスであるGeForce RTX 5070を搭載している。従来モデルのGeForce RTX 4070 SUPERよりも5%弱性能が向上している。競合のRadeon RX 9070には3%程度届かない。メインターゲットはWQHDとなる。DLSS 4を活用すればレイトレーシングを有効化しても快適にゲームを楽しめる。上位モデルであるGeForce RTX 5070 Tiとの性能差は18%程度とやや大きくなっている。
CPUとGPUのバランス考察
CPUとグラフィックボードを選ぶと、当サイトの相性評価とアドバイスが表示される。
☆
▲ 上のふたつを選ぶと結果が表示されます。
Ryzen 7 7700とGeForce RTX 5070の組み合わせは良好で十分なゲーム性能を持ち極端なボトルネックにはなりにくい。ゲーム以外の用途にも対応しやすいことから、総合的に優れたCPUと言える。高性能なグラフィックボードに対してバランスが取れるのは心強い。コストパフォーマンスにも優れているため、組み合わせやすいCPUと考えてよい。
THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700搭載の特徴
THIRDWAVEシリーズ人気No.1モデル
本記事で紹介中THIRDWAVE AD-R7A57A-09W LEDファン標準搭載モデルRyzen 7 7700 / RTX 5070 12GB / DDR5 16GB / 500GB SSD231,080円(税込)32GBメモリ半額
THIRDWAVE AD-C5F56B-09W LEDファン標準搭載モデルCore Ultra 5 225F / RTX 5060 Ti 8GB / DDR5 16GB / 500GB SSD201,080円(税込)32GBメモリ半額THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700/LEDファン標準搭載モデルは、ドスパラの通販スタッフおすすめランキングでNo.1に輝くモデルだ。しかも、これは一過性の評価ではない。前身のTHIRDWAVE AD-R7A57A-01Wの頃から安定して首位を維持し続けている、ランキングの常連モデルである。選ばれ続ける最大の理由は、やはりコストパフォーマンスの高さだろう。ドスパラではランキング上位のモデルほど価格が優遇されやすく、キャンペーンの対象にも選ばれやすい傾向がある。
結果として常にお得な状態が保たれ、それがさらに順位を押し上げるという好循環が生まれている。この仕組みがあるため、ドスパラでは特定のモデルが長期間にわたって上位を守る形になる。一方で、いったん上位から外れたモデルには優遇が及びにくく、同じシリーズ内でも価格やキャンペーン面で差が生じることがある。上位モデルが下位モデルと同等の価格にまで下がるなど、優遇がはっきり目に見える場面も少なくない。
そのため、ドスパラのゲーミングPCはランキング上位というだけで十分な選択理由になる。過去には1年間にわたって1位をキープし、ほぼすべてのキャンペーン対象となり続けたモデルもあった。本機も前身のTHIRDWAVE AD-R7A57A-01W(229,980円)とほぼ同じ価格のままARGBライティング対応ファン3基が標準搭載になり、ドスパラ周年祭のカスタマイズ半額カスタマイズの対象にも選ばれている。こうした人気モデルの系譜をしっかり受け継いでいると言える。THIRDWAVEシリーズの中でランキング入りするモデルは、間違いなくシリーズ内でも最もお得な一台といえる。最近のドスパラは、GeForce RTX 5060 Ti 8GB〜RTX 5070のミドルハイ~ハイクラスに力を入れており、本機はその上位に位置する1台だ。
ランキングの4台がすべてこの2つのグラフィックボードで占められていることからもうかがえる。THIRDWAVE AD-R7A57A-09Wはまさにその筆頭で、ランキングでも堂々の1位に立っている。一度上位を固めた人気モデルは順位が揺らぎにくく、しばらくはこの座を守り続けると見ていいだろう。
同じ構成でLEDファンを省いた「THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700搭載 ドスパラ34周年記念モデル」(221,080円)もあるが、32GBにするなら本機の方が得だ。34周年記念モデルは本機より10,000円安い一方で、ドスパラ周年祭の32GBメモリ半額の対象外で+38,050円かかる。本機は+28,050円で済むので、32GBにすると両者とも259,130円で並ぶ。同じ価格でARGBファンが3基付く分だけ本機が有利だ。16GBのまま使う予定なら、34周年記念モデルも候補になる。
なお、当サイト独自の「コスパ最強のゲーミングPCおすすめランキング」では、本機がランクイン中でこの34周年記念モデルがはランク外だ。ちなみに2位は、Core Ultra 5 225F×GeForce RTX 5060搭載の「THIRDWAVE AD-C5F56A-01W Intel Core Ultra搭載」で、179,980円で購入できる。予算に余裕があるのであればGeForce RTX 5070搭載モデルがおすすめだ。
THIRDWAVEシリーズ内でも優遇されている
| CPUグラフィック | AMDRyzen 7 77008コア16スレッド | AMDRyzen 5 45006コア12スレッド | AMDRyzen 7 5700X8コア16スレッド | AMDRyzen 5 7500F6コア12スレッド | AMDRyzen 7 9700X8コア16スレッド | IntelCore Ultra 5 225F10コア10スレッド | IntelCore Ultra 7 265F20コア20スレッド |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5070 | ★ 本記事のモデルAD-R7A57A-09W231,080円基準モデル34周年記念版(LEDなし)221,080円 | AD-R5A57A-09W189,980円41,100円安い | AD-R7X57A-09W226,080円5,000円安い | AD-R5A57A-09W229,080円2,000円安い | AD-R7X57A-09W246,080円15,000円高い | AD-C5F57A-09W244,080円13,000円高い | AD-C7F57A-09W261,080円30,000円高い |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | AD-R7A56C-09W221,080円10,000円安い | AD-R5A56C-01W179,980円51,100円安い | AD-R7X56C-09W218,080円13,000円安い | AD-R5A56C-01W219,980円11,100円安い | AD-R7X56C-08W234,980円3,900円高い | AD-C5F56C-01W214,980円16,100円安い | AD-C7F56C-06W249,980円18,900円高い |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | AD-R7A56B-09W206,080円25,000円安い | AD-R5A56B-01W159,980円71,100円安い | AD-R7X56B-09W181,080円50,000円安い | AD-R5A56B-09W201,080円30,000円安い | AD-R7X56B-09W221,080円10,000円安い | AD-C5F56B-09W201,080円30,000円安い | AD-C7F56B-09W231,080円同価格 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | AD-R7A96G-09W211,080円20,000円安い | AD-R5A96G-01W164,980円66,100円安い | AD-R7X96G-09W186,080円45,000円安い | AD-R5A96G-09W191,080円40,000円安い | AD-R7X96G-09W226,080円5,000円安い | AD-C5F96G-09W206,080円25,000円安い | AD-C7F96G-09W239,080円8,000円高い |
※ 価格差は本記事のモデル(231,080円)を基準にした比較。LEDファンを省いた34周年記念モデルは221,080円。モデル名はいずれもTHIRDWAVEシリーズのホワイトカラーモデル(ブラックも同価格)。Ryzen 5 4500搭載モデルと、型番末尾が-01W・-06W・-08WのモデルはLEDファンなし。価格は2026年9月26日時点の税込価格だ。
他モデルとの価格差を見る限り、THIRDWAVE AD-R7A57A-09Wはかなり優遇されているように感じる。横並びで下位モデルの「THIRDWAVE AD-R5A57A-09W Ryzen5 7500F搭載」(229,080円)や「THIRDWAVE AD-R7X57A-09W Ryzen7 5700X搭載」(226,080円)とは2,000〜5,000円しか変わらない。一方で、Ryzen 7 9700X搭載モデルとは15,000円、Core Ultra 5 225F搭載モデルとは13,000円の差があり、RTX 5070搭載モデルの中ではRyzen 7 7700搭載のお得感が頭一つ抜けている。
縦並びで下位モデルに当たるRTX 5060 Ti 16GB搭載モデルの「THIRDWAVE AD-R7A56C-09W Ryzen7 7700搭載」(221,080円)に+10,000円でGeForce RTX 5070搭載モデルになって、電源も650W BRONZEから750W GOLDにアップグレードされる。どちらもLEDファン標準搭載モデルで32GBメモリ半額の対象なので、条件は同じだ。この価格差ならGeForce RTX 5070搭載モデルをおすすめしたいところだ。
RTX 5070搭載でゲームへの対応力が高い
THIRDWAVE AD-R7A57A-09Wをおすすめする最大の理由はゲーム性能の高さだ。Ryzen 7 7700はゲームも作業もこなせる万能タイプで、GeForce RTX 5070の性能に対してボトルネックになりにくい。グラフィックボードの性能も引き出しやすい組み合わせと言える。
サイバーパンク2077の発売当時は、その負荷の高さから快適にプレイするのは困難だった。そんな高負荷のゲームに対しても快適にプレイできる性能がある。レイトレーシングとDLSSを有効にして計測した。フルHDは367.8fpsという高いフレームレートを記録している。360Hz対応モニターの性能を活かせる。WQHDでも264.5fpsと高く、4Kであっても158.4fpsだ。フルHDで圧倒的なフレームレートを実現することも、高解像度・高画質で快適な環境を構築することも可能だ。
競技性の高さで人気のフォートナイトは解像度ではなく、フルHDのプリセット最高・中・低で計測した。ゲームの性質上、高解像度でのゲームプレイは一般的とは言えないからだ。プリセット低では223.0fpsを実現する。240fpsの張り付きがプロの環境とされている。張り付きこそむずかしくても、それに近い環境を構築できる。プリセット中で183.0fps、最高でも128.0fpsと高い数値を出せる。プリセット低から好みの設定に変更して視認性を調整する余裕がある。フォートナイトをプレイするには十分すぎる性能だ。
あまり一般的ではないが、最高設定で画質重視のカジュアルに遊ぶことも可能だ。他のモードでも同様の数値を出せるため、バトルロイヤルモードに興味がなくてもフレームレートは重要だ。60fps以上の安定を目指せる性能は、フォートナイトのプレイスタイルを限定しない。ゲームモードの多いフォートナイトをメインにするには優秀なモデルと言える。
登場から12年以上経過したFF14は、最高品質でフレームレートを計測した。フルHDで181fps、WQHDで140.1fps、4Kで79.5fpsと優秀だ。フレームレートが重要なゲームではないため、フルHDで144fps、WQHDと4Kでは60fps以上あればよい。理想的なフレームレートをクリアしており、快適なゲームプレイが可能だ。
WQHDで140.1fpsということは、同程度の負荷となるUWFHD(ウルトラワイドフルHD。2560×1080)でも快適に動作するということだ。FF14はワイド解像度になれば視野が広がり、通常の解像度では見えない場所も見えるようになるので有利になる。THIRDWAVE AD-R7A57A-09Wは、FF14で環境を選ばずプレイできるモデルだ。本格的にFF14を始める方にも安心の性能と言える。
登場から1年半が経ったモンスターハンターワイルズは、プリセット:高・フレーム生成:オンに設定して計測した。フルHDで146.6fps、WQHDで129.1fps、4Kで96.7fpsと快適な数値だ。フルHDで120fpsを実現できるかどうかがひとつの基準だ。120fpsを超え、144Hz対応モニターの性能を活かせる。プリセット:高で解像度を選ばないのは、高性能なゲーミングPCであることの証明だ。
本モデルの性能は高い。負荷の高い既存のゲームを高い水準のフレームレートでプレイ可能だ。今後登場するゲームにも高い対応力が期待できる。DLSSを有効化できるゲームであれば、当面スペックを気にしなくてもよさそうだ。
Ryzen 7 7700搭載でクリエイティブ作業にも対応しやすい

Ryzen 7 7700はゲーム性能だけでなく、マルチコア性能もまずまず高いCPUだ。同グレードのCore i7-14700と比べると見劣りするものの、価格帯の近いCore Ultra 5 225と同等以上のパフォーマンスが期待できる。8コア16スレッドとスペック自体も高めで、Cinebench 2024のスコアはあくまで参考値ながら、ゲーム配信や動画編集といったクリエイティブ作業にも十分対応できる水準にある。
動画投稿や配信が誰でも手軽に行える時代だけに、ゲーム以外の用途も想定している方は多いはずだ。今は興味がなくても、長く使ううちに挑戦したくなることもある。そのとき価格重視のCPUでは対応しづらいが、Ryzen 7 7700なら幅広い用途をこなせる。コストパフォーマンス重視のRyzen 7 5700Xに対してマルチコア性能は50%近く、似た特性のCore Ultra 5 225に対しても12%程度高く、標準的なCPUよりワンランク上だ。
マルチコア性能はゲーミングPCで軽視されがちだが、無視はできない。動画を見ながら、あるいは攻略情報をブラウザで開きながらのプレイは、デュアルモニターやフルスクリーンウィンドウが一般的になった今では珍しくない。バックグラウンドで動くアプリの負荷でフレームレートが落ちる一因にCPU性能不足もあり、ゲーム専用と割り切るとしても、マルチコアとゲーム性能を両立できるに越したことはない。
ゲーミングCPUとして人気のRyzen 7 7800X3Dと比べるとゲームは苦手という印象があるかもしれないが、シミュレーションなどマルチコア性能が効くジャンルでは、Ryzen 7 7700がわずかに上回る場面もある。突出した強みはなくとも苦手な用途がない、バランスのよい万能型だ。CPU選びに迷う初心者から、重要性を理解している上級者まで幅広くおすすめできる。
メモリやSSDなど構成はハイクラスとして物足りない
構成とはメモリやストレージなどCPUとグラフィックボード以外の部分を表している。ハイクラスのモデルとしては平凡な印象を受けるのが本音だ。THIRDWAVEにおいてすべてのモデルがメモリやストレージなどの主要パーツの構成が統一されている弊害だ。エントリーモデルでもハイクラスモデルでも変わらない。随時カスタマイズで対応していきたいところだ。現在はドスパラ周年祭で32GBメモリへの変更が半額になっているので、まずはメモリから手を付けるとよい。
本機のメモリはDDR5-4800 16GBと平均的だ。デュアルチャネル(8GB×2枚)からシングルチャネル(16GB×1枚)へとダウングレードされてしまったのも痛い。基本的にはデュアルチャネルの方がパフォーマンスは高くなる。メモリの容量は同じでも帯域幅に2倍の差が出る。同じ量の車を通行させる場合、1車線(シングルチャネル)と2車線(デュアルチャネル)では2車線の方がスムーズだ。これと同じ原理が生じる。
ゲームプレイではあまり影響のないものだが、ゲーム以外の用途では差が出やすい。動画の書き出しやブラウザのタブを多く開くと体感できる差が出る。何かをしながらのゲームプレイでは影響が出るので注意してほしい。シングルチャネルへの変更は最近のPCパーツ高騰の影響を受けて調整されたものだ。長らくBTOパソコンではデュアルチャネルが当たり前だったので違和感を覚えてしまうかもしれない。ここはカスタマイズで変更できる。通常は56,100円と高額だが、ドスパラ周年祭の期間中は28,050円で32GB(16GB×2)のデュアルチャネルにできるので、今なら積極的におすすめしたい。
ストレージもSSD 500GB Gen4 NVMeと平均的だ。重量級タイトルをプレイしたいと考えているなら500GBだとすぐにいっぱいになってしまう。積みゲーを一気に消化したいと考えている方も要注意だ。1TBへの変更は+19,000円で、半額のメモリよりもさらに安い。予算に余裕があればメモリと合わせて変更しておきたい。費用を抑えたいなら、外付けのストレージやクラウドストレージを活用してカバーする方法もある。
なお、クラウドストレージはあくまでゲーム以外のファイル保存に活用したい。セーブデータのクラウド保存はSteamやRiot Gamesなどでも一般的だが、ゲーム本体のクラウドへのインストールはどのプラットフォームも推奨していない。同期によるラグやセーブデータ破損の恐れがあり、Steamなどでは保存できないよう制限されているほどだ。本体ストレージはゲーム用、クラウドはそれ以外、と使い分けるのがよい。
競合他社のゲーミングPCと比較
| ★ 本記事のモデルTHIRDWAVE | NEXTGEAR | LEVELθ | |
|---|---|---|---|
| イメージ | ![]() |
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| 製品名 | THIRDWAVE AD-R7A57A-09WRyzen 7 7700搭載 LEDファン標準搭載モデル |
NEXTGEAR JG-A7G70(ホワイト) | LEVEL-M1AM-R77-TKX |
| ケース | ミニタワーARGB×3基+通常×2基 | ミニタワーARGB×6基 | ミニタワーLED×3基 |
| 価格 | 231,080円 | 313,800円*クーポン適用時 |
244,800円 |
| 送料 | 3,300円 | 無料 | 2,200円*会員無料 |
| キャンペーン | 32GBメモリ半額ドスパラ周年祭 | 11,000円OFFクーポン~10/14 11:00 | なし |
| CPU | Ryzen 7 77008コア16スレッド | Ryzen 7 77008コア16スレッド | Ryzen 7 77008コア16スレッド |
| CPUクーラー | 空冷 | 水冷(240mm) | 空冷 |
| GPU | RTX 5070 | RTX 5070 | RTX 5070 |
| メモリ | DDR5-4800 16GB16GB×1枚*32GBは+28,050円 | DDR5-5200 16GB16GB×1枚*32GBは+67,100円 | DDR5 16GB8GB×2枚*32GBは+51,000円 |
| SSD | 500GB NVMe Gen4 | 500GB NVMe Gen4 | 500GB NVMe |
| 電源 | 750W GOLD | 650W BRONZE | 650W BRONZE*カスタマイズ不可 |
| マザボ | A620A | A620A | A620 |
| 納期 | 翌日出荷 | 約4営業日 | 1~2週間最大2週間 |
| 保証(延長) | 1年間最長5年間 | 3年間延長なし | 1年間最長4年間 |
| 公式 | 公式サイト › | 公式サイト › | 公式サイト › |
| レビュー | 当ページ | レビュー | レビュー |
THIRDWAVE AD-R7A57A-09Wは、ゲーミングPCに求められる高いパフォーマンスと、手に取りやすい価格設定を両立させた注目モデルだ。ARGBライティング対応ファンを3基標準搭載し、『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC』とPC Game Passも同梱される。いわゆる格安ブランドの中でこれほどの支持を集めているのは、単に性能が高いからではない。徹底したコスト管理による抜群のコストパフォーマンスこそが、選ばれる最大の理由だろう。
マウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A7G70」は324,800円で、93,720円の価格差がある。10月14日まで使える11,000円OFFクーポンを適用しても313,800円で、送料無料を考慮しても79,420円の差だ。CPUクーラーが240mm水冷で、メモリ規格もDDR5-5200と優れているうえ、ARGBファンも6基と多いものの、これだけの価格差を埋めるほどではない。基本保証3年間を考慮してもコストパフォーマンスでは太刀打ちできない。
パソコン工房の「LEVEL-M1AM-R77-TKX」はセールが終わって244,800円となり、13,720円高い。会員なら送料無料だが、それでも10,420円の差がある。メモリがデュアルチャネル構成になっている一方で、SSDはGen3接続だ。電源ユニットも650W BRONZEと容量・規格共に落ちる。ここをカスタマイズできないのも致命的だ。納期も1~2週間(最大2週間)と長い。メモリを32GBにそろえると差はさらに広がる。ドスパラは周年祭の半額で+28,050円の259,130円、パソコン工房は8GB×2枚を入れ替えるため+51,000円の295,800円で、差は36,670円になる。総合的に見てTHIRDWAVE AD-R7A57A-09Wが頭一つ抜けている。
Ryzen 7 7700のテスト環境

ベンチマークテスト環境
AMD Socket AM5
- CPU
- Ryzen 7 7700 etc.
- CPUクーラー
- DEEPCOOL LS520 WH R-LS520-WHAMNT-G-1
- GPU
- GeForce RTX 4090 or RTX 5070
- メモリ
- DDR5-5600 32GB
- ストレージ
- SSD 1TB Crucial P5 Plus CT1000P5PSSD8JP
- マザーボード
- ASUS ROG STRIX X670E-A GAMING WIFI
- 電源
- 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+
専用のベンチマーク機で計測している。各設定はPPT:165、EDC:130、TDC:190だ。CPUクーラーに240mmラジエーター搭載の高性能水冷クーラーのおかげである程度PPTを引き上げても対応できる。グラフィックボードはAda LovelaceのハイエンドであるGeForce RTX 4090とBlackwell世代のGeForce RTX 5070だ。
GeForce RTX 4090ではCPUボトルネックが発生しやすい環境でCPUの性能差を把握しやすい。当然組み合わせるグラフィックボードの性能が下がればボトルネックは発生しづらくなる。例えば、GeForce RTX 5070やGeForce RTX 5060 Ti 8GBとの組み合わせだとCPUによるフレームレートの差は縮まる。
THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700搭載のベンチマーク【ゲーム】
当該モデルと同等の構成を持つベンチマーク機「AMDソケットAM5」でのベンチマークをまとめている。全く同じパフォーマンスとはならないかもしれないが、近似値は得られるはずだ。一つの参考としてみていただければ幸いだ。
モンハンワイルズ

Ryzen 7 5700XとRyzen 7 9800X3Dを除けばどのCPUでも同等のフレームレートが出る。もしかしたら最適化が進みRyzen 7 9800X3Dのフレームレートは高くなっているかもしれない。GeForce RTX 5070搭載モデルは、4K環境にも対応できる高い性能を持っていることがわかる。フルHD環境なら高リフレッシュレートを実現できる。
FF14 黄金のレガシー

フルHD環境においてCore i5-14400F搭載モデルよりも9%程度フレームレートが高い。おおよそRyzen 5 7500Fと同等だ。次世代のRyzen 7 9700Xになるとさらに5%程度高い。Ryzen 7 5700Xはやはりワンランクパフォーマンスが落ちてしまう。価格を重視したいユーザー向けだ。Ryzen 7 7700は価格と性能のバランスがよくおすすめしやすい。
Forza Horizon 5

Forza Horizon 5はIntel製CPUとの相性がよい。Core i5-14400F搭載モデルよりもフルHDで11%、WQHDで9%、4Kで30%低くなっている。Ryzen 7 7700はなぜか極端に4K環境でのパフォーマンスが落ち込んでいるが原因は不明だ。Ryzen 7 5700Xと比べると最大で32%もフレームレートが高くなっている。
Cyberpunk 2077

Cyberpunk 2077でも高いフレームレートが出ている。Ryzen 7 7700とGeForce RTX 5070のバランスのよさがわかる。Core i5-14400F搭載モデルよりも最大で13%高くなっている。WQHDと4Kではやや劣っているものの何度か計測すれば逆転する可能性がある。誤差と考えてよいはずだ。Ryzen 7 5700X搭載モデルと比べてもパフォーマンスは上だ。
Cyberpunk 2077 RT+DLSS 4.0

レイトレーシング及びDLSS 4.0の有効化でのフレームレートを計測した。Core i5-14400FやRyzen 5 7500F搭載モデルとほとんどフレームレートは変わらない。Ryzen 7 5700X搭載モデルと比べると最大で18%程度上回っている。下位グレードのGeForce RTX 5060 Ti 8GB搭載モデルではWQHD環境以上の高解像度では極端にフレームレートが落ち込んでしまう。ここはGeForce RTX 5070を選ぶ理由となる。
フォートナイト

フォートナイトではCore i5-14400Fよりも低設定で22%、中設定で17%、最高設定で22%高くなっている。フォートナイトのようなGPU負荷の軽いタイトルにおいてはCPU性能が果たす役割が大きくなる。Ryzen 7 7700×GeForce RTX 5060 Ti 8GBの組み合わせよりもフレームレートが低くなっている。最高設定では10%弱高くなっていることからそこまで気にしなくてもよいだろう。計測時の環境などで変わる可能性がある。
THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700搭載のケースレビュー
*写真は同じケースを採用した旧モデル(LEDファンなし・GeForce RTX 3050搭載)を撮影したものだ。本機はトップ2基とリア1基がARGBライティング対応ファンになり、グラフィックボードはGeForce RTX 5070を搭載する。
正面

シンプルなデザインだ。本体下部にTHIRDWAVEのロゴが刻印されている。THIRDWAVEはドスパラの運営企業だ。

PS5と比較すると幅は広い。

奥行きも一回り大きいといえる。
背面

背面はオーソドックスなタイプだ。電源ユニットは下部に配置されている。
I/Oパネル

I/Oパネルは本体上部にある。左から電源ボタン・USB 3.2 Gen1・マイク入力/ヘッドフォン出力共用端子・USB 3.2 Gen1・リセットボタン・ストレージアクセスランプだ。前面にはType-Cポートはない。
左側面

左側面がクリアガラスパネルを採用している。後ろのネジを2つ取ればすぐに空けることができる。写真の旧モデルはファンが光らずシンプルすぎる印象だったが、本機はトップとリアのARGBファンが標準で光るので、ガラス越しの見栄えがよくなった。
底面

底面にもメッシュフィルターがある。メンテナンス性が高い。
右側面

右側面はシンプルだ。前方部に吸気口が設けられている。
右側面内部

ケーブルがしっかりとまとめられている。掃除も行いやすくメンテナンス性は高い。

右下には電源ユニットが収められている。

左下部分にはドライブベイが用意されている。
本体上部

本体上部にはメッシュフィルターがあり埃の侵入を防いでくれる。マグネット式で脱着も容易だ。
上面ファン

上面に2基のファンを搭載している。本機ではこの2基がARGBライティング対応ファンだ。カスタマイズで水冷クーラーを選択するとここがラジエーターに代わる。
背面ファン

背面ファンは1基で、本機ではARGBライティング対応ファンになっている。
前面ファン

前面ファンは2基だ。標準では光らないが、+2,000円のカスタマイズでARGBライティング対応ファンに変更できる。
グラフィックボード

撮影した旧モデルのグラフィックボードはASUS製の「ASUS Dual GeForce RTX™ 3050 6GB GDDR6」だった。本機はGeForce RTX 5070を搭載する。
付属品

撮影時の付属品はキーボード・マウス・電源ケーブルだった。初めてのデバイスならこれで十分かもしれない。
管理人による総評
THIRDWAVE AD-R7A57A-09WRyzen 7 7700 × RTX 5070 / ハイクラス
- ドスパラ周年祭で32GBメモリ・2TB HDD・無線LANが半額
- THIRDWAVEシリーズのランキング第1位の人気モデル
- ARGBライティング対応ファンを3基標準搭載
- ほぼすべてのゲームに対応できる性能を持つ
- 他社製品と比べてコストパフォーマンスが高い
- メモリがシングルチャネル採用など構成が平凡
- フロントファン2基は光らない
THIRDWAVEシリーズランキング1位のハイクラスのゲーミングPCだ。ドスパラ周年祭で、32GBメモリへの変更や2TB HDD・無線LANの追加が通常時の半額でできる。完成度が高く、予算が合う方であれば失敗はしないだろう。メモリがシングルチャネルだが、ゲーム用途においては体感できるほどの差は出ずマイナスにはならない。半額の今なら28,050円で32GBのデュアルチャネルにでき、弱点も解消できる。
高いゲーム性能で、環境を選ばず快適にゲームをプレイできる。今後登場する新作ゲームにも対応しやすい性能で、ハイクラスのゲーミングPCらしい対応力が頼もしい。ARGBファン3基が標準で光り、見た目の満足度も高い。同性能帯の他社モデルに構成で差をつけ、コストパフォーマンスの高さで圧倒する。翌日出荷に対応しており、納期が短いことも強みになる。









