corei3-9350kfreview画像引用元:https://www.amazon.co.jp/

当ページでは、Core i3-9350KFの性能レビュー及びベンチマークを紹介している。Core i3-8350Kの後継モデルだ。Intel第9世代Core iシリーズの第1弾「Core i3」最上位モデルが登場となった。用途を限ればCore iシリーズに並ぶ性能を持つ。その後廉価モデルである「Core i3-9100F」が登場している。こちらはより価格を追求したい方におすすめだ。

なお、末尾の「F」はCPU内蔵GPU機能の非搭載モデルであることを意味する。ゲーミングPCを基準に考えるならCPU内蔵グラフィックスは不要だろう。グラフィックボードを搭載することが普通だからだ。前世代からCore i3シリーズでもゲームプレイに通用するようになってきている。その気になる性能について調査を行った。

よくわかる!!Core i3-9350KFの特徴まとめ

総合評価 :30/100
ゲーム評価:25/100
価格:約21,000円
発売日:2019年4月13日

  • 初めてi3でブーストクロックに対応(+)
  • 定格クロック周波数が4.0GHzとi7を超える(+)
  • 上位モデルのCore i5-9400Fよりも価格が高い(-)

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Core i3-9350KFの基本情報

スペック

 i3-9350KFi3-8350Ki5-9400F
コードネームCoffee Lake-RCoffee LakeKaby Lake
プロセス14nm14nm14nm
CPUコア数446
スレッド数446
定格クロック4.0GHz4.0GHz2.9GHz
最大クロック4.6GHz-4.1GHz
オーバークロック×
L3キャッシュ8MB8MB9MB
対応メモリDDR4-2400DDR4-2400DDR4-2666
CPUクーラー××
内蔵GPU非搭載UHD Graphics 630非搭載
TDP91W91W65W
価格$184$179$182
発売日2019/01/082017/10/052019/01/08
Core i3-9350KFのスペックは前世代のCore i3-8350Kと比べて大きく変化しているわけではない。それでもCore i3-9350KFの進化はCore i3として初めてブーストクロックに対応したことだろう。一方で、ブーストクロックを無視した場合、Core i3-9350KFとCore i5-8350Kの基本的な性能は同じである。性能差はブーストクロックによる最大クロック数の引き上げ分の差でしかない。

定格クロック周波数は4.0GHz、ブーストクロックで最大4.6GHzだ。一部のコアが動作している場合にのみ性能を引き上げることができる。クロックアップは純粋な処理性能のアップに繋がる。具体的にどのような作業をしているときにブーストクロックが適用となるのかを伝えることは難しい。

今となっては4コア4スレッドのクロックアップは体感しづらい。前世代のCore i3-8350Kよりも性能が少し高くなる程度に見ておきたい。また、Core i3-9350KFの性能自体がそこまで高くないので、オーバークロックによる性能の底上げもそこまで高いわけではない。

上位モデルであるCore i5-9400Fに比べてクロック数が高いのは魅力だ。第7世代のCore i5シリーズと同じコア数になった第9世代のCore i3は徐々にCore i5シリーズに近い性能になっている。アンクロック機能、高い消費電力からもその気配は強くなっている。消費電力は倍率ロックフリーモデル特有の高さである。Core i5-9400Fの65Wに対して91Wは大きい。倍率ロックフリーモデルなので仕方がないところだ。

ただ、上位モデルとなるCore i5-9400Fよりも価格も消費電力も高くなってしまっているのはデメリットだ。性能だけで見ればゲーム用途でもある程度通用するCore i3-9350KFは、この事で落第点となっている。シングルコアの性能が最重要視されていた時代なら、Core i7やCore i5を上回るパフォーマンスを発揮できただろう。

それだけクロック周波数の高さは突き抜けている。メインストリームのCPUが定格4.0GHzを超えたのは第4世代のCore i7-4790Kである。少なくとも、Core i3-9350Kはその時代のCore i7シリーズを凌駕している。ゲーム用途では脇役以下だったCore i3は第8世代以降性能を大きく伸ばしている。いつか、コストパフォーマンスではCore i3と言われる日が来るかもしれない。

総合性能

i3-8350kseinou2022

Core i3-9350KFの性能はゲームに使用する上でかなり厳しい性能と言わざるを得ない。確かにシングルコア性能が求められるようなタイトルではある程度の適正はありそうだ。ただし、それはすべて古いタイトルのみで最新のタイトルになると対応しづらい。上記テーブルで言えば10,000を最低水準と見ておきたい。

第9世代のCore i3-9350KFが性能で対抗できるのは2世代前の第7世代のCore i5である。それ以上のCPUになると性能で追いつくことは難しい。奇しくも、2020年の最新タイトルでは第7世代のi7以上が求められる事も珍しくない。推奨環境を満たすためにはCore i3-9350KFでは性能不足である。ゲームに限って言えば、あともう一歩足りないのが現状だ。

Core i3-8350Kよりも安価なCore i5-8400やCore i5-9400Fならぎりぎりだろうか。ゲーム用途であればわざわざ高くて性能の低いCore i3-8350Kを選択するメリットはない。現行モデルのCore i3-12100なら2倍以上もパフォーマンスが引き上げられている。11,415とかなり高い水準にある。

いつかCore i3シリーズでも快適にゲームをプレイできる日が来るかもしれない。しかしながら、ゲームに求められるCPU性能は日々高くなっているのも事実で現時点でそのスピードに追いつけていない。しばらく先か、あるいはその日が来ないことも考えられる。第8世代で大きく伸びたCPU性能は近年で最もチャンスがあった。

その第8世代登場でゲームに要求されるCPU性能は高くなったように思う。ゲームに関して言えばまだまだCPU性能が足かせになっているともと言える。Core i3がゲームに最適なCPUとなるには、CPU性能がゲームに必要な性能を大きく超える必要がある。

ゲーム用途に最適と言われるCore i9シリーズ最上位ですら、オーバースペックとは言えないゲームも存在している。Core i3の性能がいくら伸びても、選択肢に含まれるには10年単位で時間が必要となりそうだ。少なくとも、現時点でゲーム目的ならCore i5を選択する方がよいだろう。

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Core i3-9350Kの特徴詳細

ゲーミングCPUとしての評価は高くない

Core i3-9350Kが、登場した時はゲーミングPCに搭載される最低限の性能を満たすCPUになると考えていた。上位のCore i5-9400Fよりも価格が下がると予想していたからだ。ところが、実際にはi5-9400Fの価格が下がり、i3-9350Kの価格は下がらなかった。結果的にCore i3-9350KFを搭載したモデルは徐々に消えていく運命を辿った。

今ではどこのBTOメーカーでも見かけることはなくなってしまった。需要と供給を考えると仕方のないことだと言える。また、Core i3シリーズの下位モデルであるCore i3-9100の方が価格的にも用途的にも選びやすいCPUになった。Core i3-9350KFは性能も価格も上位モデルに負ける中途半端なCPUという評価だ。性能と同時に価格まで上がった事が致命的だった。

ただし、Core i3-9350KFがゲームに適していないというわけではない。あくまでも搭載モデルを選ぶメリットが無いだけである。例えばGTX 1650のようなグラフィックボードに対してはバランスが取れている。ゲーム用途としては性能が控えめであることを理解すれば、十分通用するCPUだと考えている。自作ユーザーにとっても魅力を感じるモデルと言えるかもしれない。

一部の業務用モデルとしてのパフォーマンスが高い

ゲーマーにはあまり身近でない事だが、Core i3 9350KFには一つ優れている面がある。それはCore i3はサーバー運用など特定の用途でi7を超えるということだ。Core i3-9350KFは、ビットエラーに対応することができるCPUとなっている。ECCメモリというものをご存知だろうか。ECCはError Correcting Codeの略称である。

このECCメモリが1bitのエラーを検出して訂正し、2bitのエラーを検知するメモリだ。様々な要因で発生するビットエラーに対応できるということで、24時間稼働するようなサーバーや業務用PCに採用されている。通常のメモリはこれらに対応することができない。そしてシャットダウンやブルースクリーンのような形でPCが終了、再起動されてしまう。それを防ぐことが出来る優秀なメモリである。

そのECCメモリに対応しているのはCore iシリーズではCore i3だけである。業務用をメインとしているXeonや一部Celeron等を除いた一般的なCPUではCore i3だけがECCメモリに対応しているのだ。その視点で見るとi3-9350KFもゲーム用としてではなく、業務用としての想定の方が強かったのかもしれない。

「F」シリーズはIntel製CPUの供給不足で誕生した

Intelは2018年頃からCPU生産が追いつかず、供給不足になり始めた。そこで、生産スピードを上げるために登場したのがCPU内蔵GPU機能を持たない末尾Fシリーズである。シリコンウェーハを効率よく使用できるということだ。第9世代から適用されたCPU内蔵GPU非搭載モデルは、定価自体はCPU内蔵GPU搭載モデルと変わらない。

実際に販売され始めると5,000円ほど安くなっていた。用途が限定されやすい低価格のCPUはグラフィックボードが搭載されない。そのため、グラフィックボードを搭載する可能性のある性能帯にのみFシリーズが展開された。そう考えるとi3-9350KFは、ゲームプレイにも使用されると想定されていたのだろう。

CPU内蔵GPU機能が無いとどうなるのか。一昔前で言えばオンボードグラフィック機能が無いということである。つまり、グラフィックボードが無ければモニターに映像を出力することができないのだ。グラフィックボードは4枚のモニター出力に対応していることが多い。

これを超えるには、映像出力を増設するか、マザーボードの出力ポートに接続するしかない。マザーボードの出力にはCPU内蔵GPU機能が必要となる。簡単に言えば、グラフィックボードの映像出力ポート数よりも多いモニターを接続するために必要な機能である。言い換えれば、モニターを5枚以上接続しないなら不必要な機能である。

対抗製品のRyzenシリーズも高性能なモデルはCPU内蔵GPU機能を持っていない。Intelと比べると早くからその機能を切っていた。i3-9350Kとi3-9350KFの2製品を用意しているのは、Intelの親切心とも取れる。i5-9400Fがi5の主流になっているところを見ると、この施策は成功したのではないだろうか。

Core i3-9350Kのゲームベンチマーク一覧

Battlefield1

battlefieldCore-i3-9350KFbattlefield

Core i3-8350Kよりも5%程度の性能アップに留められている。Core i3-8350Kからの買い替えでは意味はないだろう。Core i5と比べるとやはり性能差が大きくなっている。予算的に余裕があるのであればi5シリーズ以上を選択しておくのが無難だ。

Civilization 6

civ6Core-i3-9350KFciv6

Core i3-9350KFでも十分ゲームプレイに対応できる。しかし、やはりCore i5と比べると性能差が顕著だ。ゲームプレイではやはり6コアの方が好ましいようだ。それでもクロック周波数が高いためある程度は対応できる。

その他アプリケーションのベンチマーク

Cinebench R15

cinebenchCinebench-R15corei3-9350k

CPUのレンダリング性能を数値化するベンチマークだ。定番のソフトウェアだと考えて良い。Core i3-8350Kから2%とほとんど性能差はない。定格クロック周波数が変わっていない影響が大きい。

Adobe Premiere Pro CC

adobecorei3-9350k

Adobe Premiereで4K解像度の動画をエンコードするのに掛かった時間を計測している。単位は秒だ。数値が少ないほど高速だということだ。Core i3-8350Kよりも4%高速化されている。スペック通りだと言える。

7-zipファイルマネージャー

7zipcorei3-9350k

zipファイルの圧縮及び解凍速度を計測している。数値が大きいほど高性能ということになる。Core i3-8350Kと比べると3%高くなっている。Core i5-9400Fとの差は大きく30%以上性能差がある。

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Core i3-9350KF搭載ゲーミングPC一覧

2020年5月時点でCore i3-9350KFを搭載したゲーミングPCは存在していない。ゲーミングPCのみならず、ビジネスモデルすら見かけることが無い。パソコンパーツショップのドスパラでも、オンラインでの取り扱いが無い。フルカスタマイズが出来るワンズでもカスタマイズ項目に存在していない。

Core i3-9350KFは搭載モデルではなく、自作ユーザー向けのCPUと考えるのが妥当だ。また、一般的なショップではない特殊なパソコンを販売する業者が取り扱っているかもしれない程度だ。一般的な用途ではi5-9400が代替品として十分機能するはずだ。

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