asusrtx3070ti画像引用元:https://www.asus.com/

当記事では、GeForce RTX 3070 Tiの性能スペック&&おすすめゲーミングPCを紹介している。型番から分かる通りRTX 3070とRTX 3080の隙間を埋めることを目的としたグラフィックボードだ。また、競合であるRadeon RX 6800に対抗するモデルとして登場した。

RTX 3070 Tiを作り出すためにTX 3070で搭載されているGA104のフルスペックバージョンを採用し、さらにRTX 3080の高性能なメモリを融合している。つまり、特別新しい何かが投入されているわけではないのだ。それでもWQHDで高リフレッシュレートでのゲームプレイや4Kでのゲームプレイにも対応できる高い性能は魅力だろう。

GeForce RTX 3070 Tiの基本情報

アーキテクチャAmpere
プロセス8nm
CUDAコア6144
ベースクロック1575MHz
ブーストクロック1765MHz
GPUメモリ10GB GDDR6X
TDP290W
発売日2021年6月10日
価格$599
特徴 (+) フルスペックのGA104搭載で性能向上
(+) 上位規格のGDDR6Xメモリを搭載している
(-) 性能はRTX 3070寄りで物足りなさがある
(-) 消費電力が大幅に上がっている
評価★★★★★★★★☆☆7.5

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RTX 3070 Tiの基本スペックを押さえる!

 RTX 3070 TiRTX 3080RTX 3070
コードネームAmpereAmpereAmpere
プロセス8n㎡8n㎡8n㎡
GPUGA104GA102GA104
SMs486846
ダイサイズ392m㎡628m㎡392m㎡
トランジスタ数174億283億174億
RTコア数48基68基46基
Tensorコア数192基272基184基
CUDAコア数614487045888
ベースクロック1575 MHz1440 MHz1500 MHz
ブーストクロック1770 MHz1710MHz1725 MHz
GPUメモリ8GB GDDR6X10GB GDDR6X8GB GDDR6
メモリクロック19.0 Gbps19.0 Gbps14.0 Gbps
メモリバス256 bit320 bit256 bit
帯域幅608.3 GB/s760.3 GB/s448.0 GB/s
TDP290W320W220 W
価格$599$699$499
発売日2021/06/102020/09/172020/10/29
RTX 3070 Tiは、RTX 3070の強化バージョンとなっている。価格的にはRTX 3070とRTX 3080のちょうど間の$599だ。性能的にもその間に収まることを期待したいが、実際はRTX 3070寄りとなっている。レイトレーシング性能も含めてRTX 3080との差は大きい。より細かくスペックを見ていこう。

フルスペック版のGA104を搭載

RTX 3070 TiではRTX 3070と同じGA104を搭載している。ダイサイズやトランジスタ数はそれぞれ392m㎡・174億とRTX 3070と共通だ。上位モデルのRTX 3080ではより大きなGA102を搭載していることからやはりRTX 3080と同等の性能を期待することは難しい。G104ではフルスペックで48基のSMs(ストリーミングプロセッサ)があり、RTX 3070 Tiではそれらがすべて有効化されている。

RTX 3070では2基無効化されているためRTX 3070 Tiの方が2基分多いということだ。CUDAコアは5888(46×128)→6144(48×128)へと4%程度増加している。RTコアはSMsに依存するため48基でTensorコアは192基だ。ベースクロックはRTX 3070よりも5%高く、ブーストクロックも2%高い。

GPUメモリはGDDR6Xにアップグレード

RTX 3070 TiではGPUメモリがGDDR6Xへとアップグレードされた。RTX 3070ではGDDR6のためこの変化は大きい。上位モデルであるRTX 3080と同じだということだ。メモリクロックが14.0 Gbpsから19.0 Gbpsへと高速化されている。

メモリバスはRTX 3070と同じ256 bitでも帯域幅は448.0 GB/sから35%アップの608.3 GB/sとなった。ボトルネックの軽減につながる。CUDAコアやクロック周波数よりもこのメモリの強化が大きなポイントとなりそうだ。

消費電力がRTX 3070比30%以上アップ

RTX 3070 Tiの消費電力は290WとRTX 3070よりも30%も高くなってしまっている。これはGDDR6Xを搭載したことによる代償だ。ゲーミング性能が向上していれば消費電力が上がっても納得できるのだが、実際はRTX 3070寄りの性能で評価はイマイチだ。消費電力が高くなるということは電源ユニットなどにコストをかけなければいけないケースも出てくるだろう。

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RTX 3070 Ti搭載ゲーミングPCの特徴

まだまだ価格が高めでコスパが悪い

RTX 3070 Ti搭載モデルはRTX 3070搭載モデルとRTX 3080搭載モデルのおおよそ真ん中に落ち着いている。それぞれ3万円前後の価格差が生じている。つまり、RTX 3070搭載モデルが25万円なら、RTX 3070 Ti搭載モデルは28万円で、RTX 3080搭載モデルが31万円ということだ。単体のグラフィックボード価格を考えると妥当な価格設定だと言える。

残念ながらRTX 3070 Tiの性能はRTX 3070寄りなので、価格もRTX 3070寄りにならないと選びにくいのが本音だ。今後はもう少し価格が下がってくるのではないかと思うが、価格高騰の影響もあるので大きく下がることはないだろう。RTX 3080との価格差が少しでも大きくなれば買い時だと考えてよいのではないかと思う。

今後売れ筋モデルになる可能性が高い

発売直後の評価がイマイチでもRTX 3070 Tiに対しての期待は大きい。それはこれまでの70番台の人気の高さを見れば納得できるだろう。GTX 970→GTX 1070→GTX 1070 Ti→RTX 2070→RTX 2070 SUPERと70番台はBTOパソコンの売れ筋モデルになるのが当たり前なのだ。RTX 3070搭載モデルもドスパラを始めとして各BTOメーカーの上位に名を連ねていた。

つまり、このRTX 3070 Tiもその流れに続く可能性が高い。70番台のグラフィックボードは価格と性能のバランスの高さから評価されているが、今はまだ価格が高めだ。もう少しRTX 3070寄りの価格に落ち着けば評価は大きく変わるだろう。夏前には大きく評価は変わっているのではないかと思う。

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RTX 3070 Tiのゲーミング性能

実際のゲームプレイ時のフレームレートを見ていく。チェックすべき点はRTX 3080やRTX 3070との性能差だ。また、$579とほぼ同じ価格のAMD製Radeon RX 6800の性能にも注目したい。

Borderlands 3

boarderland3borderlands3-rtx3070ti

RTX 3070 Tiは、RTX 3070よりも7%-8%高いゲーミング性能を持っていることがわかる。ただし、RTX 3070 TiとRTX 3070で20%の価格差があることを考えると十分とは言えない。RTX 3080とのフレームレートの差は17%-25%で4K解像度で一番差が広がる。Radeon RX 6800よりも19%-25%高い。特にフルHD環境ではGPUメモリ容量が多いRadeon RX 6800が有利なようだ。

Metro Exodus

Metro-Exodus-Titlemetroexodus-rtx3070ti

Metro ExodusではフルHD環境でのみRadeon RX 6800よりもフレームレートが2%高いが、WQHDや4Kでは2%劣っている。RTX 3070と比べると6%-7%の性能差がある。やはり価格を考えると物足りないと言わざるを得ない。RTX 3080との性能差は19%-26%とかなり大きくなっている。特に4K解像度で安定したゲームプレイを行いたいならRTX 3080を選択する方がよいだろう。

Red Dead Redemption 2

Red Dead Redemption 2reddeadredemption2-rtx3070ti

RTX 3070よりも8%-12%フレームレートが高い。それでもRX 6800との差は大きく最大11%となっている。RTX 3070がメインターゲットとするWQHDで差が開いているのが厳しい。RTX 3080との差は17%-19%となっている。RTX 3070とRTX 3080の間に収まっているものの価格を考えると納得できるフレームレートとは言えないだろう。価格が落ち着くのを待ちたいところだ。

RTX 3070 Tiのレイトレーシング性能

レイトレーシング性能についてみていく。純粋な性能と同じRTX 3080・RTX 3070・RX 6800との性能差を見ておきたい。なお、FotniteのみはDLSSを有効にした場合のフレームレートを計測している。

Fortnite

fortnite

RTX 3070 Ti DLSS69.4
44.7
RTX 308046.3
29.6
RTX 3070 Ti39.2
23.5
RX 6800 XT38.8
24.2
RX 680037.1
21.6
RTX 307034.0
21.5
フルHDWQHD
RTX 3070よりも10%-15%程度フレームレートが向上している。DLSSを有効にすれば69.4fpsと十分快適にゲームを楽しめる水準に達する。レイトレーシングを活用したいならRTX 3070 Tiを選ぶ理由はありそうだが、RTX 3080との差は大きく18%-26%となっている。Radeon RX 6800よりも6%-9%高くDLSSがあることから強みがあると言える。レイトレーシングについてはAMD製グラフィックボードは追いつけていないのが現状だ。

Metro Exodus

Metro-Exodus-Title

RTX 3080108.1
81.2
RTX 3070 Ti91.4
67.7
RX 6800 XT88.4
65.9
RTX 307084.8
63.6
RX 680074.6
55.9
フルHDWQHD
RTX 3070と比較して6%-8%フレームレートが高い。RTX 3080との差は18%-20%と大きくなっている。RTコアが多い分だけやはりRTX 3080のパフォーマンスが高い。それでもRadeon RX 6800と比べると22%前後フレームレートが高くなっている。AMD製グラフィックボードとの差は大きいと考えて間違いないだろう。

Shadow of the Tomb Raider

Shadow Of The Tomb Raider

RTX 3080122.5
88.3
RX 6800 XT106.9
76.7
RTX 3070 Ti105.0
74.3
RTX 307095.3
66.0
RX 680090.5
64.9
フルHDWQHD
RTX 3070よりも10%-13%フレームレートが高い。RTX 3080との差は16%-19%となっている。Shadow of the Tomb Raiderでは健闘しているように思える。Radeon RX 6800との差は15%前後だ。Radeon RX 6800 XTと同等の数値となっているのは興味深い。RTX 3070 Tiならより快適にゲームを楽しむことができるだろう。

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RTX 3070 Ti搭載おすすめゲーミングPC

G-GEAR GA7J-G212/T(TSUKUMO)

G-GEARmini価格:239,800円(税込)
CPU:Core i7-11700
GPU:GeForce RTX 3070 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe
HDD:非搭載

公式サイト詳細

RTX 3070 Ti×Core i7-11700搭載のゲーミングPCだ。RTX 3070 Ti搭載の最安値クラスのモデルとなっている。現在は入手困難な状況となっているので購入できるだけでも価値がある。CPUには最新のCore i7-11700を搭載している。8コア16スレッドとゲームプレイにおいて人気の高いモデルだ。従来モデルよりもパフォーマンスが向上している。グラフィックボードとのバランスは上々だ。4K解像度でのゲームプレイにも対応できる。メモリ16GB、SSD 1TBと構成も充実していて初心者の方でも選びやすい。電源ユニットも850W GOLDで余裕がある。DVDドライブを搭載しているのもポイントだ。

GALLERIA XA7R-R37T 3700X搭載(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R37T価格:239,980円(税込)
CPU:Ryzen 7 3700X
GPU:GeForce RTX 3070 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載

公式サイト詳細

Ryzen 7 3700Xを搭載したゲーミングPCだ。旧世代ながら高いマルチスレッド性能で息の長いCPUとなっている。動画編集などのクリエイター作業を考えている方にもおすすめだ。RTX 3070 Tiとの相性も上々だ。メモリ16GB、SSD 1TBとドスパラでは標準的な構成となっている。登場時よりも価格が下がったため評価は上がっている。

GALLERIA XA7C-R37T 第10世代Core搭載(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R37T価格:259,980円(税込)
CPU:Core i7-10700
GPU:GeForce RTX 3070 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載

公式サイト詳細

RTX 3070 Ti×Core i7-10700搭載の一台になっている。旧世代であるCore i7-10700を搭載することで価格を抑えることに成功している。価格を重視するなら十分選択肢に入る。当然Core i7-11700の方が純粋なCPU性能は高いが、Core i7-10700も負けていない。特にゲームプレイにおいては性能差を体感することは難しいだろう。

GALLERIA XA7C-R37T 第11世代Core搭載(ドスパラ)

GALLERIA XA7C-R37T価格:269,980円(税込)
CPU:Core i7-11700
GPU:GeForce RTX 3070 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載

公式サイト詳細

ドスパラからもRTX 3070 Ti搭載モデルが発売されている。同じ構成であるG-GEAR GA7J-G212/Tに比べるとやや割高となっている。今後もう少し価格は下がるのではないかと思う。CPUファンにはScythe 虎徹 MarkⅡを搭載していて熱対策もばっちりだ。メモリ16GB、SSD 1TBと構成も充実している。

LEVEL-G059-LC117K-UAX(パソコン工房)

LEVEL-G03A-LCi9KS-XYVI価格:252,978円(税込)
CPU:Core i7-11700K
GPU:GeForce RTX 3070 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe対応
HDD:非搭載
電源:800W TITANIUM

公式サイト詳細

CPUにはワンランク上のCore i7-11700Kを搭載している。8コア16スレッドとスペックも高くゲーミングPCとして人気がある。クロック周波数が高くオーバークロックに対応しているのも嬉しい。CPU性能を引き上げればフレームレートの安定にも繋がるはずだ。電源ユニットは800W TITANIUM認証を採用していて万全だ。

ZEFT R36Z(セブン)

ZEFT R36Z価格:329,780円(税込)
CPU:Ryzen 7 5800X
GPU:GeForce RTX 3070 Ti
メモリ:DDR4 16GB
SSD:1TB NVMe
HDD:1TB

公式サイト

PCケースにASUS TUF Gaming GT501 White Editionを採用したゲーミングPCだ。デザイン性が高く冷却性能にも優れている。徹底したエアフローを追求している。CPUにはRyzen 7 5800Xを搭載している。Core i7-11700Kと同等のCPU性能を持つ。メモリ16GB、SSD 1TB、HDD 1TBと構成も抜群だ。電源ユニットは750W GOLDを採用している。

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