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当記事では、AMD Radeon RX 460の性能スペック&ベンチマークを紹介している。すでに発売されているRX 470やRX 480のダウングレードモデルだ。Radeon R7 370の後継モデルという位置付けになる。$109という価格帯でエントリークラスを支えるモデルとなるか注目だ。

競合となるのはGeForce GTX 950だが、その後継モデルであるGTX 1050が発売された。やや厳しい状況に追いやられている。これらのグラフィックボードとの性能差にも注目したい。また、2021年時点での立ち位置についても詳しく見ていこう。

よくわかる!!Radeon RX 470の特徴まとめ
総合評価 :20/100
ゲーム評価:15/100

  • (+)$109という価格設定が魅力
  • (+)GeForce GTX 1050と同等の性能を持つ
  • (-)ゲーミング性能は低い
  • (-)中古での購入も難しい

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Radeon RX 470の概要、基本を押さえる!

基本スペック・仕様

 RX 460RX 470R7 370
GPUPolaris 11Polaris 10Trinidad
プロセス14nm14nm28nm
トランジスタ数30億個57億個28億個
ダイサイズ123 mm²232mm2212 mm²
CUDAコア数896基2048基1024基
コアクロック1090 MHz926 MHz925 MHz
ブーストクロック1200 MHz1206 MHz975 MHz
メモリクロック1750MHz
(7.0Gbps)
1650MHz
(6.6Gbps)
1400MHz
(5.6Gbps)
GPUメモリ2GB4GB2GB
メモリタイプGDDR5GDDR5GDDR5
メモリバス128 bit256 bit256 bit
バンド幅112.0 GB/s211.2 GB/s179.2 GB/s
TDP75W120W110W
価格$109$179$149
発売日2016/08/082016/08/042015/06/18
Radeon RX 460は、Radeon R7 370の後継モデルだ。$109でエントリークラスのグラフィックボードとなる。プロセスが28nmから14nmへの半分に縮小化された。これによってパワー効率が大幅に向上している。トランジスタ数が30億個と多いにも関わらず、ダイサイズは212m㎡と40%以上もコンパクトだ。

メモリ速度が7.0Gbpsでメモリクロックが1750MHzと大幅に向上している。一方で、メモリバスが128 bitと半分になったことでバンド幅も38%程度小さい。ただ、ここでメモリバスを抑えたことで消費電力が75Wへと大幅に省電力性が高くなっている。価格も$149から$109へと下げられた。

Radeon RX 460ではPolaris 11を搭載している。上位モデルであるRX 470で採用されているPolaris 10の下位モデルということになる。Polaris 11は、Polaris 10(4つ)とは異なり2つのシェダーエンジンに分けられている。それぞれ7つのコンピュータユニットが搭載されていて、64のストリームプロセッサーがある。つまり、CUDAコアは896(2×7×64)ということだ。

Radeon RX 460では30億個のトランジスタ数があって、ダイサイズは123m㎡となる。RX 470よりも一回り小さい。RX 470ではCUDAコアが2048基もあり全く異なるスペックを持つ。メモリ周りについてはR7 370に似ている。ただし、メモリ速度とメモリクロックが高いので、バンド幅も211.2 GB/sと18%程度大きい。

NVIDIA製GPUと比較

 RX 460GTX 950GTX 1050
GPUPolaris 11GM206GP107
プロセス14nm28nm14nm
トランジスタ数30億個29.4億個33億個
ダイサイズ123 mm²228 mm²132 mm²
CUDAコア数896基768基640基
コアクロック1090 MHz1024 MHz1354 MHz
ブーストクロック1200 MHz1188 MHz1455 MHz
メモリクロック1750MHz
(7.0Gbps)
1653MHz
(6.6Gbps)
1752MHz
(7.0Gbps)
GPUメモリ2GB2GB2GB
メモリタイプGDDR5GDDR5GDDR5
メモリバス128 bit128 bit128 bit
バンド幅112.0 GB/s105.8 GB/s112.1 GB/s
TDP75W90W75W
価格$109$159$109
発売日2016/08/082015/08/202016/10/25
Radeon RX 460は、GeForce GTX 950の対抗モデルとして発売された。GTX 950のGPUはGM206でプロセスは28nmだ。RX 460の14nmよりも一世代前のものとなっている。GTX 950ではトランジスタ数が29.4億個とRX 460よりも少ないが、ダイサイズは85%大きい228m㎡だ。ここにプロセスの差が出ていると言える。

RX 460の方がおおよそ15%CUDAコア数が多い。クロック周波数も僅かに高い。メモリ速度は6.6Gbpsでクロック周波数は1653MHzとRX 460の方が高性能だ。メモリタイプ、GPUメモリ容量、メモリバスは共通となっている。バンド幅はほぼ同等の105.8GB/sだ。TDPについてはRX 460が75WとGTX 950よりも16%省電力性が高い。価格差は$50だ。

その後2016年10月にGTX 950の後継モデルであるGTX 1050が発売開始となった。プロセスが14nmとなりRX 460に並んだ。トランジスタ数が33億個と10%多くなっている。CUDAコア数は640基と40%少ないもののクロック周波数が大幅に引き上げられている。メモリ周り・TDP・価格はほぼ共通となっている。GTX 950と比べて大幅に強化されたと考えてよい。

Radeon RX 460の特徴まとめ【2021年】

ゲーミング性能は最低クラスで通用しない

rx460seinou

上記グラフは現行モデルを含めたグラフィックボードのゲーミング性能をまとめたものだ。Radeon RX 460の性能は5年以上前に発売されたMaxwell世代の50番台にも及ばない。前世代のTuring世代のGTX 1650と比べると雲泥の差だ。2021年時点ではやや厳しい立ち位置だと言える。FULL HD環境なら低設定が必須だ。場合によってはHD環境でないとまともなフレームレートがでない可能性もある。今このモデルを使用しているなら買い替えのタイミングだと考えてよいだろう。

中古で探す価値がなくおすすめできない

中古で安く購入したいと考えるゲーマーの方もいるかもしれない。しかし、Radeon RX 460は性能も低くゲーム用途ではおすすめできない。たとえ安価に購入できたとしても結局買い換える必要が出てしまい無駄なコストが掛かってしまうことになる。Radeon RX 400シリーズならRX 480が最低ラインだ。

Radeon RX 460の発売当時の評価【2016年】

R7 370から順当に性能が向上しているが…

前世代のRadeon R7 370よりもゲーミング性能は確かに向上しているが、それほど飛躍的に向上しているわけではない。買い替えの対象とは言えない。それでもタイトルによっては30%程度フレームレートが高くなることもある。NVIDIAがPascal世代のグラフィックボードをリリースしたことでより魅力に乏しいモデルとなってしまっている。価格が同等でより高いゲーミング性能が手に入るなら無視することはできない。

省電力性が高く自作ユーザーが手を出しやすい

Radeon RX 460は、前世代のモデルと比べてプロセスが28nm→14nmへと縮小化されたことによって省電力性が向上している。新しいGPUであるPolaris 11を採用しているのもポイントだ。アーキテクチャの改良によってワットパフォーマンスが向上している。これまでAMDが不利な立場だった省電力性において肩を並べるまでになった。もっともPascal世代のグラフィックボードと比べるとまた差を付けられているが…

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Radeon RX 460のベンチマーク一覧

各タイトルについてFULL HD及びWQHD環境でのフレームレートを計測。これでどのぐらいゲームプレイが快適化を把握できる。GTX 1060 6GBやRadeon RX 480とのスコア差に注目して欲しい。

Rise Of The Tomb Raider

Rise Of The Tomb Raider

RX 47059.1
40.8
R9 38048.6
32.9
GTX 105043.4
24.5
GTX 95043.1
25.8
RX 46037.8
22.4
R7 37036.7
21.0
平均fps最小fps
RX 460は、R7 370よりも3%-5%だけフレームレートが向上している。新しいモデルとは言ってもこれだけの差だけなら買い替えのメリットがないと言わざるを得ない。GTX 950と比べると14%劣ってしまう。GTX 1050とだともう少し差が広がる。

Battlefield 1

battlefield

RX 47079.5
65.4
R9 38060.2
52.6
GTX 105050.8
42.1
GTX 95048.9
43.7
RX 46044.5
36.8
R7 37030.4
28.3
平均fps最小fps
Battlefield 1では大幅な性能向上が見込める。R7 370よりも45%フレームレートが高い。最小fpsでも安定感の高さが光る。一方で、GTX 950と比べると10%程度劣る。NVIDIA製グラフィックボードと比べると立場が悪い。

Ashes of the Singularity

ashesofthesingu

RX 47052.6
45.7
R9 38042.8
39.5
GTX 105033.6
30.9
RX 46030.6
26.3
GTX 95029.7
25.0
R7 37027.5
20.8
平均fps最小fps
Ashes of the SingularityではGTX 950を4%だけ上回った。最小fpsでも上回っている。R7 370よりも10%フレームレートが高い。もっとも最高設定でのゲームプレイは厳しいので、設定を落とすか解像度を落とす必要がある。

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