corei9-14900kstop出典:https://www.ark-pc.co.jp/

Core Ultra 9 285Kの性能比較&ベンチマーク検証を行った。2024年10月に登場したCore Ultra 200Sシリーズのフラグシップモデルだ。Core Ultra 100Sシリーズとなっていないのはこの世代で2世代目に当たるからだ。1世代目はモバイルのみでデスクトップ向けモデルではこのCore Ultra 200Sシリーズが初めてとなる。Arrow Lake世代になってCore iシリーズのブランドがなくなり、このCore Ultraブランドへと変更されている。プロセスは3nmと微細化が進む。モノリシックデザインから複数のタイルを含むチップレットデザインへと変更されている。

末尾のKはこれまで通りオーバークロック対応モデルであることを意味している。今世代からハイパースレッディングには非対応となり、24コア(8P+16E)24スレッドとなる。スレッド数が減少したことでマルチコア性能がどの程度になるのかは気になるポイントだ。同様にゲーム性能もチェックしておきたい。なお、フラグシップモデルのCore Ultra 9 285KではCPU内蔵グラフィックス非搭載モデルであるCore Ultra 9 285Fはラインナップがない。Core Ultra 9 285K搭載モデルは、「Core Ultra 9 285K搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。TDPとクロック周波数を落としたCore Ultra 9 285も販売されている。コアな自作ユーザー向けのモデルだ。

Core Ultra 9 285Kの基本情報

コードネーム Arrow Lake
プロセス 3nm
コア/スレッド数 24コア(8P+16E)/ 24スレッド
定格/最大クロック(P) 3.7 GHz / 5.7 GHz
定格/最大クロック(E) 3.2 GHz / 4.6 GHz
L2キャッシュ 40MB
L3キャッシュ 36MB
PBP 125W
MTP 250W-295W
発売日 2024年10月24日
MSRP $589
価格 99,430円~ *2025/9時点
特徴 (+)Arrow Lake世代のフラグシップモデル
(+)マルチコア性能が大きく向上している
(+)省電力性が大きく向上している
(-)ゲーム性能はi9-14900Kに大きく劣る
(-)115,800円と価格が高い(現在は99,430円)
(-)内蔵グラフィックスレスモデルがない
評価 ・総合評価
10.0

・ゲーム評価
7.0

Core Ultra 9 285Kの基本スペック

Core i9-14900Kと比較

製品名 Core Ultra 9 285K Core i9-14900K ポイント
イメージ Core Ultra 9 285K corei9-14900kstop –
メーカー Intel Intel –
コードネーム Arrow Lake Raptor Lake-R 新アーキテクチャ採用
プロセス
(コンピュートタイル)
3nm 10nm 大幅な微細化
チップレット設計採用
SoCタイル 6nm – メモリコントローラー等
グラフィックスタイル 5nm – 内蔵GP用タイル
I/Oタイル 6nm – PCIeコントローラー等
トランジスタ数 178億 – 特になし
ダイサイズ 243m㎡ 257mm² 少しだけコンパクトに
コア/スレッド数 24(8P+16E)/ 24 24(8P+16E)/ 32 HTの廃止
定格クロック(P) 3.7GHz 2.2GHz 1.5GHzアップ
最大クロック(P) 5.7GHz 6.0GHz 0.3GHzダウン
定格クロック(E) 3.2GHz 2.4GHz 0.8GHzアップ
最大クロック(E) 4.6GHz 4.4GHz 0.2GHzアップ
L2キャッシュ 40MB 32MB 8MBアップ
L3キャッシュ 36MB 36MB 数値変わらず
対応メモリ DDR5-6400 DDR5-5600
DDR4-3200
高クロックメモリサポート
内蔵GPU Intel Graphics Intel UHD 770 少しだけ性能アップ
グラフィックス周波数 2.00GHz 1.65GHz 0.35GHzアップ
内蔵NPU Intel AI Boost – AI特化型NPU
CPUクーラー 非同梱 非同梱 変更なし
PCI-Express Gen 5, 20 Lanes Gen 5, 16 Lanes SSD使用でもGen5利用可
PBP 125W 125W 数値変わらず
MTP(PL2) 250W 253W 少しだけ省電力向上
MSRP $589 $599 $10ダウン
国内価格 115,800円~ 76,980円~/Fモデル
80,712円~/通常
割高感あり
発売日 2024/10/24 2023/10/17 およそ1年振りの登場

Core Ultra 9 285Kは、Arrow Lake世代の最新モデルでCore i9-14900Kの後継モデルとなる。プロセスは10nmから3nmへと大きく微細化された。これがArrow Lake世代最大のハイライトだ。トランジスタ数は178億で、ダイサイズは243m㎡となる。なお、Arrow Lake世代ではAMD Ryzenシリーズと同じようにチップレット構造を採用している。AMDよりもさらに細分化されているのが特徴だ。

メインとなるコンピュートタイルが3nmだ。コスト面を考慮してメインとなるコンピュートタイル(CPUコア)でのみ最新の3nmプロセスを採用している。SoCタイル(メモリコントローラー・NPC)が6nm、グラフィックスタイル(内蔵GPU)が5nm、I/Oタイル(PCIeコントローラーなど)が6nmだ。各タイルはFoveros技術を利用してベースタイル上に搭載されている。別に隙間を埋めるためのフィラータイルもある。Intelはベースタイルのみを製造していて他のタイルはTSMC製だ。

Core Ultra 9 285Kのコア・スレッドは、24コア24スレッドだ。Core i9-14900Kが24コア32スレッドなので、8スレッド減っている。コアサイズの縮小のために、ハイパースレッディングには非対応となる。IPCと省電力性の向上で十分にカバーできるという判断だろう。結果的にマイクロアーキテクチャの改良を行うこともできた。

PコアはRaptor CoveからLion CoveへとなりIPCが9%改善されている。また、EコアはGracemontコアからSKymontコアへと変更されIPCが32%も改善された。Raptor Lakeと違ってPコアとEコアはもはやCPUの端で隔離されておらず、PコアとEコアのクラスターが交互にある形だ。つまり、1つのPコアの列があり、2つのEコアがクラスターが続く。さらに、2つのPコアの列が来てさらに、2つのEコアクラスターそして最後のPコアの列が来る。この配列のメリットは、ゲームプレイ時などのPコアへの負荷が大きくなる用途における熱の集中を分散できる。また、2種類のコアの間のレイテンシ改善につながるというメリットもある。

Core i9-14900Kと比べるとPコアの定格クロックが0.5GHz高くなっている一方で、最大クロックは0.3GH低い。Eコアは定格クロックが0.8GHz高く、最大クロックも0.2GHz高い。キャッシュ周りも強化されていてL2キャッシュは8MB多くなっている。L3キャッシュは36MBと同等だ。対応メモリもDDR5-6400とより高クロックなメモリをサポートしている。

内蔵GPUはIntel Graphicsだ。グラフィックス周波数は2.00GHzだ。グラフィックス処理性能は大きく向上している。AI処理に特化したNPU(13 TOPS)を搭載している。CPUクーラーは非同梱だ。Core i9-14900Kと比べてPCI-Expressが4 Lanes増えて、Gen 5, 20 Lanesとなる。PBPは125Wで、MTPは250Wだ。MSRPは$10高い。Core Ultra 9 285Kの国内販売価格は115,800円だ。Core i9-14900Kよりも35,000円~40,000円も高い。コストパフォーマンス的に苦しい。

Ryzen 9 9950Xと比較

Core Ultra 9 285K Ryzen 9 9950X
イメージ Core Ultra 9 285K Ryzen 9 9950X
メーカー Intel AMD
コードネーム Arrow Lake Zen 5
(Granite Ridge)
プロセス 3nm 4nm
トランジスタ数 178億 166.3億
ダイサイズ 243 m㎡ 2×70.6m㎡
I/Oダイプロセス 6nm 6nm
I/Oダイトランジスタ数 – 34億
I/Oダイサイズ – 122m㎡
SoCタイル 6nm –
グラフィックスタイル 5nm –
コア/スレッド数 24(8P+16E)/ 24 16 / 32
定格クロック(P) 3.7GHz 4.3GHz
最大クロック(P) 5.7GHz 5.7GHz
定格クロック(E) 3.2 GHz –
最大クロック(E) 4.6 GHz –
オーバークロック 〇 〇
L2キャッシュ 40MB 16MB
L3キャッシュ 36MB 64MB
対応メモリ DDR5-6400 DDR5-5600
内蔵グラフィックス Intel Graphics Radeon Graphics
グラフィックス周波数 2.00GHz 2.20GHz
内蔵NP Intel AI Boost –
CPUクーラー 非同梱 非同梱
PCI-Express Gen 5 , 20 Lanes Gen 5 , 24 Lanes
PBP 125W 170W
MTP(PL2) 250W-295W 230W
MSRP $589 $649
国内価格 115,800円~ 114,800円
発売日 2024/10/24 2024/08/15

Core Ultra 9 285Kの競合となるAMD Ryzen 9 9950Xのスペックとも比較していく。Ryzen 9 9950Xは、Zen 5アーキテクチャを採用した最新モデルだ。コードネームはGranite Ridgeだ。プロセスは4nmとなる。Intelが3nmプロセスを採用したことで少し遅れをとった形だ。

Ryzen 9 9950XもCPUコアダイとI/Oダイの2つのダイを組み合わせたチップレット構造を採用している。トータルのダイサイズは263.2m㎡だ。トランジスタ数は2つ合わせて200.3億となる。なお、Core Ultra 9 285KのI/OタイルをI/Oプロセスとして表記している。

Ryzen 9 9950Xは16コア32スレッドのCPUとなる。物理コアは16でCore Ultra 9 285Kよりも8基少ないが、Ryzen 9 9950Xはハイパースレッディングに対応しているためスレッド数は32と多い。定格クロックはRyzen 9 9950Xのほうが0.6GHz高く、最大クロックはどちらも5.7GHzとなる。もちろんアーキテクチャが異なるためクロック周波数は一つの参考として見ておくとよい。

L2キャッシュはCore Ultra 9 285Kの方が24MB多く、L3キャッシュはRyzen 9 9950Xの方が28MB多い。対応メモリはDDR5-5600となる。CPU内蔵グラフィックスはRadeon Graphicsだ。グラフィックス周波数は2.20GHzだ。内蔵NPは搭載されていない。CPUクーラーは非同梱だ。

PCI-Expressは、Gen 5, 24 Lanesとなる。PBPは170WでCore Ultra 9 285Kよりも45W多い。MTPは230Wと抑えられている。MSRPは$649で、Core Ultra 9 285Kよりも$60高い。実売価格は114,800円とほとんど同じぐらいだ。Ryzen 9 9950Xの方が2か月ほど早く市場に登場している。

Core Ultra 9 285Kの最新評価【2025年】

Ryzen 9000X3Dシリーズの登場で存在が霞む

Core Ultra 9 285K
Core Ultra 9 285Kは、Intel Core Ultraシリーズ2のフラグシップモデルで注目が高い。しかしながら、Ryzen 7 9800X3Dに続きRyzen 9 9950X3DやRyzen 9 9900X3Dと3D V-Cache搭載モデルが揃ったことでやや影の薄い存在になったように思う。正直今世代よりも次世代に期待した方がよさそうだ。

Core Ultra 9 285K-game
ゲーム性能はRyzen 9 9950X3Dよりも16%程度低くなっている。Ryzen 9 9950Xと比べると6%程度性能は高いが、やはりIntelの最上位モデルとして見れば物足りない。Core i9-14900KやCore i7-14700Kを選ぶ方が幸せになれそうだ。

Core Ultra 9 285K-multi
マルチコア性能は及第点だろう。フラグシップモデルらしさがある。一方で、Ryzen 9 9950X3Dは、3D V-Cacheの配置を変えることで旧世代の弱点だったクロック周波数の低さを克服してかなり性能が高くなっている。Ryzen 9 9950Xを上回る性能は素晴らしい。

コスパが悪くおすすめ度は低い

製品(コア/スレッド) 価格 ゲーム性能 コスパ(ゲーム) マルチ性能 コスパ(マルチ)
Ryzen 7 9800X3D(8/16) 84,770 45,025 0.531 34,011 0.401
Ryzen 9 9950X3D(16/32) 127,800 43,316 0.339 50,009 0.391
Ryzen 9 9900X3D(12/24) 104,347 42,620 0.408 42,620 0.408
Core i9-14900KF(24/32) 75,800 38,957 0.514 38,957 0.514
Core i9-14900F(24/32) 93,344 38,763 0.415 38,763 0.415
Core i7-14700KF(20/28) 49,780 38,356 0.771 39,864 0.801
Ryzen 7 9700X(8/16) 54,800 36,936 0.674 32,343 0.590
Core Ultra 9 285K(24/24) 99,430 36,785 0.370 48,282 0.486
Core Ultra 9 285(24/24) 97,430 36,318 0.373 43,175 0.443
Core Ultra 7 265KF(20/20) 49,810 35,283 0.708 41,820 0.840
Ryzen 9 9950X(16/32) 106,800 34,729 0.349 48,360 0.486


Core Ultra 9 285KはコストパフォーマンスがよいCPとは言えない。同じCore Ultraシリーズ2でも下位グレードのCore Ultra 7 265KFと比べて40%以上もコストパフォーマンスが悪くなっている。特にゲーム性能の低さが大きなマイナスだ。100,000円という価格を考えると正直割に合わない。Ryzen 7 9700Xならおよそ45%オフでより高い性能を得られる。旧世代のCore i7-14700KFなら半額で5%弱もゲーム性能が高い。

いずれのモデルもマルチコア性能はCore Ultra 9 285Kに劣るものの総合的に見れば上だろう。搭載ゲーミングPCも高価だ。BTOメーカーもハイクラス以上がメインのラインナップで最低でも35万円の予算が必要だ。70番台との組み合わせなら40万円以上用意しておく必要がある。ここまで価格帯になると他の選択肢があるように思う。

Core Ultra 9 285Kの特徴&注意点

ゲーム性能はCore i9-14900Kに劣る

coreultra9285k-gamescore
上記はCore Ultra 9 285Kのゲーム性能スコアをまとめたものだ。この結果を見て驚いた方が多いのではないだろうか。ゲーム性能スコアは34,385とCore i9-14900Kどころか、Core i7-14700やCore i5-14600Kにも及ばない。Core i9-14900Kと比べると12%程度パフォーマンスで劣る。下位モデルであるCore i7-14700と比べても10%弱スコアが低い。価格帯が下がるRyzen 5 9600XやCore i5-14600Kよりもゲーム性能は低くなっている。

3世代前のCore i9-12900Kよりも5%弱上回るだけに留まる。ゲームタイトルによってはCore i9-12900Kに劣ることもあるぐらいだ。さすがに間違いではないかと感じてしまうほどの低調なスコアといえる。AMD製3D V-Cache搭載のRyzen 7 9800X3Dよりも24%程度性能が低く差をつけられた形だ。現時点ではゲームプレイ目的では選びづらい。Intel第14世代Core iシリーズを選ぶのが後悔しないように思う。

Intelのロバートハロックは、Core Ultar 200Sシリーズが期待以下のパフォーマンスしか発揮できていないことを認めファームウェア及びソフトウェアのアップデートを実施する予定(HotHardware, 2024)だと述べている。どの程度パフォーマンスが向上するかはわからないが、今購入を考えている方はアップデート後レビュワーが再度レビューをするまで様子を見た方がよいだろう。マルチコア性能についても改善する可能性がある。

マルチコア性能は順当に進化している

coreultra9285k-multicore
マルチコア性能についてはAMD Ryzen 9000シリーズのフラグシップモデルであるRyzen 9 9950Xと同等だ。アプリケーションによって勝ったり負けたりとなる。従来モデルのCore i9-14900Kと比べて10%強もマルチコア性能が向上している。ハイパースレッディングを廃止してもこれだけパフォーマンスが向上しているのは素晴らしい。チップレット構造がうまくいっているように思える。Ryzen 7 9700Xと比べても50%以上高く、ゲーム性能とは立場が逆転となる。大きく差をつけていることがわかる。

ワットパフォーマンスは高い

coreultra9285k-watt-1536x1536
Arrow Lake世代になってワットパフォーマンスは向上している。マルチコア性能が10%程度向上しているにも関わらず、消費電力は20%近く低くなっている。プロセスの微細化とチップレット構造がうまく機能していそうだ。ゲーム性能が大きく落ち込んでいるためゲームプレイ時の消費電力を比較するのはナンセンスだろう。今後ファームウェアやソフトウェアのアップデートでゲーム性能が向上すれば消費電力も高くなるはずだ。ゲームプレイ時のワットパフォーマンスについては今後改めて検証してみることとしたい。

アーリーアダプター向けの選びづらいCPU

Core Ultra 9 285Kは確かにマルチコア性能が高く、省電力性も向上しているのでフラグシップモデルにふさわしいCPUだ。Core iシリーズのブランドを捨てて新しいCore Ultraブランドとして生まれ変わっただけのことはある。長らく古いプロセスを流用してクロック周波数を極限まで高めてきた。結果的に消費電力や発熱力が大きいというデメリットがあった。Core Ultraブランドで大きく方向転換したのは興味深い。

一方で、一部のアプリケーションやゲームでは思ったようなパフォーマンスが発揮できていないことは理解しておく必要がある。これはアーキテクチャを大きく変えたことによる弊害といえそうだ。つまり、チップレット構造を採用したことでうまく機能していないということだ。最適化が進めば改善する可能性はあるが、今の段階だとよほど最新ガジェットに興味がある方以外は待った方がよい。

Core Ultra 9 285Kのゲームベンチマーク一覧

FF14 黄金のレガシー

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Core i9-14900KどころかCore i7-14700にも及ばない性能は厳しいと言わざるを得ない。Core i9-14900KならフルHDで13%も高くなる。おおよそCore i9-12900Kと同等の性能に留まる。3世代前のモデルと同等の性能だとやはり物足りなさを感じてしまう。Ryzen 7 9800X3Dなら30%以上も高い。Intel製CPUにとっては苦しい状況だ。

Cyberpunk 2077

Cyberpunk2077topcoreultra9285k-cyberpunk2077

Cyberpunk 2077でもCore Ultra 200Sシリーズは期待外れの結果となっている。Core i9-14900Kと比べてフルHDで31%もフレームレートが低い。WQHDで21%、4Kで7%となる。IntelとAMDとメーカーを問わずほかのCPUよりもツーランク落ちるパフォーマンスなのは残念だ。Core i9-12900Kと比べると最大で3%程度性能が高い。

Forza Horizon 5

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Forza Horizon 5は負荷の高いタイトルでそこまでCPUによる差が生じない。それでもCore Ultra 9 285Kは、Core i9-14900Kよりも2%弱フレームレートが低い。4K環境では同等のフレームレートだ。下位モデルのCore Ultra 7 265Kよりも1%-2%程度フレームレートが高い。最強のゲーミングCPUを謳うRyzen 7 9800X3Dとの性能差は最大で4%程度フレームレートが劣る。Forza Horizon 5がメインタイトルならCPUよりもGPUにコストを掛ける方がよさそうだ。

Far Cry 6

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Far Cry 6ではCPU次第で大きくフレームレートが変わる。Core Ultra 9 285Kは、Core i9-14900Kよりも9%-15%も劣る結果だ。Ryzen 7 9800X3Dと比べると最大で30%も低くなっている。Far Cry 6などCPUのボトルネックが発生しやすいタイトルではCPUにコストを掛ける価値がある。そうなると3D V-Cache搭載モデルがふさわしい。

Core Ultra 9 285Kの実力が分かったら、搭載PCの価格とスペックを比べてみましょう。

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Core Ultra 9 285Kのアプリケーションベンチマーク

Cinebench 2024

cinebenchr24coreultra9285k-cinebench2024

Cinebench 2024はCPUのレンダリング性能を計測できるソフトウェアだ。あくまでもベンチマークソフトで、実際のアプリケーションでのパフォーマンスを反映しているわけではない。それでもCPU性能を把握する上で一つの参考にはなるだろう。Core Ultra 9 285Kのマルチコアは2,411で、シングルコアは142とトップのスコアだ。従来モデルのCore i9-14900Kと比べてマルチコアが12%高く、シングルコアが6%高い。24コア32スレッドから24コア24スレッドとスレッド数が減少してもこれだけ性能を伸ばせたのは評価できる。Zen 5のRyzen 9 9950Xと比べてもマルチコアが9%弱高く、シングルコアも4%高い。

Cinebench R23

cinebenchr15coreultra9285k-cinebenchr23

Cinebench R23は、Cinebench 2024の以前のバージョンだ。傾向的にはCinebench 2024と変わらない。Core Ultra 9 285Kがマルチコアでもシングルコアでもトップとなっている。従来モデルのCore i9-14900Kと比べてマルチコアが13%高く、シングルコアが2%弱高い。競合のRyzen 9 9950Xと比べてもマルチコアが4%高く、シングルコアも5%高くなっている。

Blender

blenderclassroomcoreultra9285k-blender

BlenderのスコアではRyzen 9 9950Xに6%届かなかった。それでも従来モデルのCore i9-14900Kよりも17%も高くなっている。下位モデルであるCore Ultra 7 265Kと比べても21%高い。

7-Zip

7zipcoreultra9285k-zip

Zipファイルの展開及び圧縮速度をまとめている。思ったほどパフォーマンスが伸びていないのは最適化の問題かもしれない。従来モデルのCore i9-14900Kよりも展開速度が7%遅く、圧縮速度も4%遅くなっている。Ryzen 9 9950Xと比べると展開速度が20%遅い、圧縮速度も12%遅い。旧世代のCPUよりもパフォーマンスが低いのは悩ましいところだ。

Handbrake

handbrakecoreultra9285k-handbrake

動画のエンコードにかかる速度を計測した。Ryzen 9 9950Xに少し及ばなかったものの十分なパフォーマンスが出ている。性能差はH.264で1%、H.265で9%だ。従来モデルのCore i9-14900KよりもH.264で5%速く、H.265でも3%速い。下位モデルのCore Ultra 7 265Kと比べてもH.264で5%速く、H.265でも11%速い。コアが多い分だけ有利だ。

Photoshop

photoshopcoreultra9285k-photoshop

Photoshopでのスコアは10,385だ。あまりパフォーマンスが発揮できていないように思える。従来モデルのCore i9-14900Kよりも3%低く、Core i7-14700Kよりも1%低くなっている。競合のRyzen 9 9950Xと比べると12%もパフォーマンスが低い。PhotoshopはAMD製CPUとの相性がよいアプリケーションだ。

Premiere Pro

Adobe Premiere Pro CCcoreultra9285k-premierepro

Premiere Proでのパフォーマンススコアは15,118とまずまずだが、従来モデルのCore i9-14900Kよりも5%弱低い結果となった。Ryzen 9 9950Xと同等のスコアとなっている。下位モデルのCore Ultra 7 265Kよりも2%程度高いスコアだ。Core i9-12900Kとの性能差は5%弱とやや大きい。

Core Ultra 9 285K搭載おすすめゲーミングPC

GALLERIA XMC9A-R57-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5070(ドスパラ)

GALLERIA XMC9A-R57-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5070 コスパ 7.1
価格 464,980 円 +送料 3,300円
CPU Core Ultra 9 285K
GPU RTX 5070
メモリ DDR5 32GB16GB×2枚
SSD 2TB Gen4 NVMe
電源 750W GOLD
マザボ Z890
長所
  • メモリ32GB・SSD 2TBの余裕ある構成
  • 240mm水冷クーラーを標準搭載
  • Z890チップセット採用
短所
  • GPUはRTX 5070でCPUに対して控えめ
  • ゲーム専用なら割高
管理人の評価コメントを読む
管理人

Core Ultra 9 285K×RTX 5070搭載のハイクラスモデルだ。メモリDDR5-5600 32GB、SSD 2TB Gen4、240mm水冷クーラー、Z890マザーボードと構成に抜かりがない。CPU性能を活かした動画編集や3DCG、配信との兼用に向く。一方、GPUはRTX 5070なのでWQHDまでが快適圏で、ゲーム性能だけを求めるならRyzen 7 9800X3D搭載機の方が安く速い。CPU重視の用途がある方向けの一台だ。

GALLERIA XMC9A-R57T-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5070 Ti(ドスパラ)

GALLERIA XMC9A-R57T-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5070 Ti コスパ 6.8
価格 574,980 円 +送料 3,300円
CPU Core Ultra 9 285K
GPU RTX 5070 Ti
メモリ DDR5 32GB16GB×2枚
SSD 2TB Gen4 NVMe
電源 750W GOLD
マザボ Z890
長所
  • RTX 5070 TiでWQHD高リフレッシュレートから4Kまで対応
  • メモリ32GB・SSD 2TB
  • 240mm水冷クーラーを標準搭載
短所
  • 57万円と高価
  • ゲーム専用ならX3D搭載機の方がコスパがよい
管理人の評価コメントを読む
管理人

Core Ultra 9 285K×RTX 5070 Ti搭載のハイエンドモデルだ。VRAM 16GBのRTX 5070 Tiで、WQHDの高リフレッシュレート運用から4Kまで狙える。メモリ32GB、SSD 2TB、240mm水冷、Z890と構成も充実している。クリエイティブ用途とゲームを一台でこなしたい方におすすめだ。ゲーム性能だけなら同じGPUを積んだRyzen 7搭載機の方が安いので、CPUのマルチコア性能に価値を感じるかどうかで選びたい。

GALLERIA XMC9A-R58-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5080(ドスパラ)

GALLERIA XMC9A-R58-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5080 コスパ 6.9
価格 664,980 円 +送料 3,300円
CPU Core Ultra 9 285K
GPU RTX 5080
メモリ DDR5 32GB16GB×2枚
SSD 2TB Gen4 NVMe
電源 1000W GOLD
マザボ Z890
長所
  • RTX 5080で4Kゲーミングに対応
  • 電源は1000W GOLDで拡張に余裕
  • メモリ32GB・SSD 2TB・240mm水冷
短所
  • 66万円と高価
  • ゲーム専用ならX3D搭載機の方が安い
管理人の評価コメントを読む
管理人

Core Ultra 9 285K×RTX 5080搭載のフラッグシップ級モデルだ。4K環境でのゲームプレイと、動画編集・3DCGなどCPU負荷の高い作業を両立したい方におすすめできる。電源は1000W GOLDで、将来のGPU換装にも余裕がある。メモリ32GB、SSD 2TB、240mm水冷、Z890と構成は申し分ない。ゲーム性能だけを見ればRyzen 7 9800X3D×RTX 5080機の方が安く速いので、CPU性能を使い切る用途がある方向けだ。

Legion Tower 7 34IAS10 Core Ultra 9 285K×RTX 5080(Lenovo)

Legion Tower 7 34IAS10 コスパ 6.5
価格 781,365 円 送料無料
CPU Core Ultra 9 285K
GPU RTX 5080
メモリ DDR5 64GB
SSD 1TB Gen4 NVMe
電源 850W
マザボ Z890 チップセット
長所
  • メモリ64GBの大容量構成
  • 4K環境でも快適に動作するゲーム性能
短所
  • 相場よりかなり高価でコスパ6.5
  • SSD 1TBとやや控えめ
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管理人

781,365円と高価なゲーミングPCだ。CPUにはCore Ultra 9 285Kを、GPUにはGeForce RTX 5080を搭載している。相場からするとかなり高めだ。コスパ指標は6.5となっている。メモリはDDR5-5600 64GBと大容量だが、ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeとやや物足りないかもしれない。ややアンバランスさが気になってしまう。ゲーム性能は高く4K環境でも問題なくプレイできる。電源は850Wだ。

GALLERIA XMC9A-R59-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5090(ドスパラ)

GALLERIA XMC9A-R59-GD コスパ 6.3
価格 1,474,980 円 +送料 3,300円
CPU Core Ultra 9 285K
GPU RTX 5090
メモリ DDR5 32GB16GB×2枚
SSD 2TB Gen4 NVMe
電源 1200W 80PLUS PLATINUM
マザボ Z890
長所
  • ガレリアブランドの最高峰モデル
  • メモリ32GB、SSD 2TBと圧倒的な構成
短所
  • 100万円を超える価格で万人受けしない
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ガレリアブランドのフラグシップモデルだ。CPUにはCore Ultra 9 285Kを、GPUにはGeForce RTX 5090を搭載している。ゲームプレイ+αで考えているユーザー向けだ。CPクーラーは360mmラジエーター搭載の水冷式(MSI MAG CORELIQUID E360)で冷却性能もばっちりだ。メモリDDR5-5600 32GB、SSD 2TB Gen4 NVMeと構成も圧巻だ。電源は1200W PLATINUMを採用している。潤沢な資金がある方はチェックしておこう。8月になってついに100万円を超えてしまった。

Core Ultra 9 285K搭載のゲーミングPC一覧

製品名ケースコスパ更新日検証種別価格CPUGPUメモリSSD
GALLERIA XMC9A-R57-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5070GALLERIA XMC9A-R57-GD Core Ultra 9 285K×RTX 50707.12026/10/03評価コメント 464,980円Core Ultra 9 285KRTX 5070DDR5 32GB2TB Gen4 NVMe
長所
  • メモリ32GB・SSD 2TBの余裕ある構成
  • 240mm水冷クーラーを標準搭載
  • Z890チップセット採用
短所
  • GPUはRTX 5070でCPUに対して控えめ
  • ゲーム専用なら割高

管理人コメントCore Ultra 9 285K×RTX 5070搭載のハイクラスモデルだ。メモリDDR5-5600 32GB、SSD 2TB Gen4、240mm水冷クーラー、Z890マザーボードと構成に抜かりがない。CPU性能を活かした動画編集や3DCG、配信との兼用に向く。一方、GPUはRTX 5070なのでWQHDまでが快適圏で、ゲーム性能だけを求めるならRyzen 7 9800X3D搭載機の方が安く速い。CPU重視の用途がある方向けの一台だ。

GALLERIA XMC9A-R58-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5080GALLERIA XMC9A-R58-GD Core Ultra 9 285K×RTX 50806.92026/10/03評価コメント 664,980円Core Ultra 9 285KRTX 5080DDR5 32GB2TB Gen4 NVMe
長所
  • RTX 5080で4Kゲーミングに対応
  • 電源は1000W GOLDで拡張に余裕
  • メモリ32GB・SSD 2TB・240mm水冷
短所
  • 66万円と高価
  • ゲーム専用ならX3D搭載機の方が安い

管理人コメントCore Ultra 9 285K×RTX 5080搭載のフラッグシップ級モデルだ。4K環境でのゲームプレイと、動画編集・3DCGなどCPU負荷の高い作業を両立したい方におすすめできる。電源は1000W GOLDで、将来のGPU換装にも余裕がある。メモリ32GB、SSD 2TB、240mm水冷、Z890と構成は申し分ない。ゲーム性能だけを見ればRyzen 7 9800X3D×RTX 5080機の方が安く速いので、CPU性能を使い切る用途がある方向けだ。

GALLERIA XMC9A-R57T-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5070 TiGALLERIA XMC9A-R57T-GD Core Ultra 9 285K×RTX 5070 Ti6.82026/10/03評価コメント 574,980円Core Ultra 9 285KRTX 5070 TiDDR5 32GB2TB Gen4 NVMe
長所
  • RTX 5070 TiでWQHD高リフレッシュレートから4Kまで対応
  • メモリ32GB・SSD 2TB
  • 240mm水冷クーラーを標準搭載
短所
  • 57万円と高価
  • ゲーム専用ならX3D搭載機の方がコスパがよい

管理人コメントCore Ultra 9 285K×RTX 5070 Ti搭載のハイエンドモデルだ。VRAM 16GBのRTX 5070 Tiで、WQHDの高リフレッシュレート運用から4Kまで狙える。メモリ32GB、SSD 2TB、240mm水冷、Z890と構成も充実している。クリエイティブ用途とゲームを一台でこなしたい方におすすめだ。ゲーム性能だけなら同じGPUを積んだRyzen 7搭載機の方が安いので、CPUのマルチコア性能に価値を感じるかどうかで選びたい。

Legion Tower 7 34IAS10Legion Tower 7 34IAS106.52026/08/18実機レビュー 781,365円Core Ultra 9 285KRTX 5080DDR5 64GB1TB Gen4 NVMe
長所
  • メモリ64GBの大容量構成
  • 4K環境でも快適に動作するゲーム性能
短所
  • 相場よりかなり高価でコスパ6.5
  • SSD 1TBとやや控えめ

管理人コメント781,365円と高価なゲーミングPCだ。CPUにはCore Ultra 9 285Kを、GPUにはGeForce RTX 5080を搭載している。相場からするとかなり高めだ。コスパ指標は6.5となっている。メモリはDDR5-5600 64GBと大容量だが、ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeとやや物足りないかもしれない。ややアンバランスさが気になってしまう。ゲーム性能は高く4K環境でも問題なくプレイできる。電源は850Wだ。

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GALLERIA XMC9A-R59-GDGALLERIA XMC9A-R59-GD6.32026/10/03評価コメント 1,474,980円Core Ultra 9 285KRTX 5090DDR5 32GB2TB Gen4 NVMe
長所
  • ガレリアブランドの最高峰モデル
  • メモリ32GB、SSD 2TBと圧倒的な構成
短所
  • 100万円を超える価格で万人受けしない

管理人コメントガレリアブランドのフラグシップモデルだ。CPUにはCore Ultra 9 285Kを、GPUにはGeForce RTX 5090を搭載している。ゲームプレイ+αで考えているユーザー向けだ。CPクーラーは360mmラジエーター搭載の水冷式(MSI MAG CORELIQUID E360)で冷却性能もばっちりだ。メモリDDR5-5600 32GB、SSD 2TB Gen4 NVMeと構成も圧巻だ。電源は1200W PLATINUMを採用している。潤沢な資金がある方はチェックしておこう。8月になってついに100万円を超えてしまった。

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Intel Socket 1851 Ver.1

モデル ベンチマーク検証機Intel ソケットLGA1851
CPU Core Ultra 9 285K etc.
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メモリ DDR5-5600 32GB
ストレージ SSD 1TB Gen4 NVMe
マザーボード ASRock Z890 Pro RS WiFi
電源 玄人志向 1200W PLATINUM KRPW-PA1200W/92+