
Ryzen 7 7800X3Dのスペックレビューと性能ベンチマークを検証している。2023年04月06日22時にグローバルで解禁された。国内での販売は4月14日と、物流の事情で少し遅れるということ(ASCII, 2023)だ。Ryzen 7000X3Dシリーズの大本命モデルがついに日本上陸となる。最強のゲーミングCPUを探している方は必見だ。
Ryzen 7 7800X3Dは、シングルCCDを採用していてすでに発売されている2つのCCDを搭載するRyzen 9 7950X3D・Ryzen 9 7900X3Dとは仕様が異なる。Ryzen 7 7800X3Dでは、高負荷時でもCCD間のやり取りが発生しない分ゲームプレイにおいては有利だと考えられる。一方で、マルチコア性能には期待ができないはずだ。そこはRyzen 9シリーズと差別化が図られている。その点を踏まえて詳しく見ていこう。
単体価格は2026年9月に73,801円から54,800円まで下がった。搭載モデルは、「Ryzen 7 7800X3D搭載おすすめゲーミングPC」で紹介している。なお、すでに次世代のRyzen 9000シリーズ(Ryzen 7 9800X3D etc.)がリリースされている。3D V-Cacheの配置を変更することでこれまでの弱点だったマルチコア性能を大きく引き上げることに成功した。次世代モデルが登場してもRyzen 7 7800X3Dの高いゲーム性能は見劣りしない水準にある。
2025年12月にベンチマークを追加した。BTOパソコンで人気のあるRadeon RX 9070 XT・GeForce RTX 5070 Ti・GeForce RTX 5070との組み合わせでパフォーマンスを計測している。購入検討中のモデルの組み合わせがあれば参考にしてほしい。2026年9月には単体価格と搭載モデルの価格を最新データに更新した。
- 長所
- こんな方におすすめ
-
- メイン用途がゲームな方
- AM5プラットフォームでゲーム環境を構築したい方
- お得なゲーミングPCを探している方
| コードネーム | Zen 4(Raphael) |
|---|---|
| プロセス | 5nm |
| コア/スレッド数 | 8コア/ 16スレッド |
| 定格/最大クロック | 4.2 GHz / 5.0 GHz |
| L2キャッシュ | 8MB |
| L3キャッシュ | 96MB |
| TDP | 120W |
| PPT | 162W |
| 発売日 | 2023年04月06日 |
| 価格 | $449 |
| 国内価格 | 54,800円~ *2026/9時点 |
| 評価 |
・総合評価 7.0 ・ゲーム評価 10.0 |
Ryzen 7 7800X3Dのスペック
AMD製モデル
3行でわかる Ryzen 7 7800X3D の立ち位置
- Ryzen 7 7700Xと同じZen 4・8コア16スレッドに、64MBの3D V-Cacheを積層してL3キャッシュを96MBまで増やしたモデル。代わりに定格は0.3GHz・最大は0.4GHz低く、オーバークロックは非対応(PBOは対応)。
- Ryzen 7 7700Xよりゲーム性能は26%高い。総合性能はほぼ同等(1%低い)。単体価格は中古の7700X(27,900円)と26,900円の差がある。
- 先代のRyzen 7 5800X3DとはL3キャッシュ96MBが共通。Zen 4になりDDR5・PCIe Gen 5に対応し、ゲーム性能は16%高い。それでいて単体価格は8,903円安い。
Ryzen 7 7800X3Dの基本的なスペックはRyzen 7 7700Xと同等だ。どちらもZen 4(Raphael)アーキテクチャを採用している。CPUダイは5nm、I/Oダイは6nmで、8つのコアを搭載したCCD 1基という構成も共通となる。定格クロックは0.3GHz低く、最大クロックも0.4GHz抑えられている。3D V-Cacheを積層したことによる発熱の問題をクリアするためだ。
Ryzen 7 7700Xとは違ってオーバークロックには対応していない。ただし、PBO(Precision Boost Overdrive)には対応している。CPU温度・消費電力を監視しながらクロックを引き上げる機能で、実施すると保証外になる点はオーバークロックと同じだ。Curve Optimizerでコアごと、または全コア一括で電圧を下げれば、温度に余裕が生まれてクロックを引き上げやすくなる。なお、それでも大幅に性能が上がるわけではないので、過度な期待はしない方がよい。
L2キャッシュは8MBで共通だ。L3キャッシュは通常のCCDの32MBの上に64MBのSRAMを積層して96MBと3倍になる。内蔵グラフィックス(Radeon Graphics)・対応メモリ(DDR5-5200)・PCI-Expressは共通で、CPUクーラーはどちらも非同梱だ。TDPは14%高い120W、PL2(PPT)も14%高い162Wとなる。MSRPは$50高い。国内価格はRyzen 7 7700Xが中古で27,900円まで下がっていて、新品54,800円のRyzen 7 7800X3Dとは26,900円の差がある(2026年9月30日時点)。それでもゲーム性能はRyzen 7 7800X3Dが26%高い。
Ryzen 7 5800X3Dは初めて3D V-Cacheを採用したモデルだ。このモデルの登場で、ゲームプレイ時のL3キャッシュの有効性が証明されたと言える。Zen 3(Vermeer)アーキテクチャを採用していて、CPUダイは7nm、I/Oダイは12nmとRyzen 7 7800X3Dより一世代古い。
定格クロックはRyzen 7 7800X3Dの方が0.8GHz(24%)高く、最大クロックも0.5GHz(11%)高い。プロセスの微細化がもたらした恩恵だ。L2キャッシュは4MBで、Ryzen 7 7800X3Dで倍増した。L3キャッシュは96MB(64MB+32MB)で共通だ。Ryzen 7 5800X3Dは内蔵グラフィックス非搭載で、対応メモリはDDR4-3200、PCI-ExpressはGen 4, 20 Lanesにとどまる。
TDPは105WでRyzen 7 7800X3Dより13%低い。MSRPは$449で同じだ。国内価格はRyzen 7 5800X3Dが63,703円で、Ryzen 7 7800X3Dの方が8,903円安い。ゲーム性能はRyzen 7 7800X3Dが16%高い。旧世代のAM4モデルの方が高いという逆転が起きていて、これからRyzen 7 5800X3Dを選ぶ理由は乏しい。

管理人
Intel製モデル
3行でわかる Core i7-13700K との違い
- Core i7-13700KはPコア8基+Eコア8基の16コア24スレッド。Ryzen 7 7800X3Dよりコアは2倍、スレッドは50%多い。
- L2キャッシュはCore i7-13700Kが3倍の24MB、L3キャッシュはRyzen 7 7800X3Dが3.2倍の96MB。この差でゲーム性能はRyzen 7 7800X3Dが21%高い。
- 総合性能はCore i7-13700Kが27%高い。PL2は253Wと56%高く、消費電力は大きい。単体価格は中古で41,980円と12,820円安い。
発売当時に価格帯の近かったCore i7-13700Kと比較していく。Core i7-13700KはRaptor Lake世代の高パフォーマンスモデルで、ハイブリッドアーキテクチャを採用している。プロセスは10nm(Intel 7)で、Ryzen 7 7800X3Dの5nmより一世代古い。ダイサイズは257mm²で、Ryzen 7 7800X3DのCPUダイ・I/Oダイの合計193mm²より33%大きい。
8つのPコアと8つのEコアを搭載した16コア24スレッドで、Ryzen 7 7800X3Dと比べてコアは2倍、スレッドは50%多い。Pコアの定格クロックはRyzen 7 7800X3Dの方が0.8GHz高いが、最大クロックはCore i7-13700Kの方が0.4GHz高い。Eコアの定格クロックは2.5GHz、最大クロックは4.2GHzだ。Core i7-13700Kはオーバークロックに対応していて、環境次第ではより高いクロックを実現できる。
L2キャッシュは24MBとRyzen 7 7800X3Dの3倍だ。一方で、L3キャッシュは3D V-Cacheを積層したRyzen 7 7800X3Dの方が3.2倍と大容量だ。ゲーム性能にはL3キャッシュが効き、Ryzen 7 7800X3Dの方が21%高い。反対に総合性能はコア数の多いCore i7-13700Kが27%上回る。
どちらも内蔵グラフィックスを搭載している。Core i7-13700KはDDR5-5600に加えてDDR4-3200メモリもサポートしている。PCI-ExpressはGen 5, 20 Lanesだ。TDPはCore i7-13700Kの方が4%高く、PL2は253Wと56%高い。MSRPはCore i7-13700Kの方が$40安い。現在は新品の流通がほぼ終わっていて、中古で41,980円、CPU内蔵グラフィックス非搭載のCore i7-13700KFなら中古で38,980円だ(2026年9月30日時点)。

管理人
Ryzen 7 7800X3Dの最新評価【2026年】
ゲーム性能は今も上位、単体価格は54,800円まで戻った
| 型番 | ゲーム性能 | 価格 | コスパ |
|---|---|---|---|
| Ryzen 7 9850X3D(8/16) | 76,184 | 0.605 | |
| Ryzen 7 9800X3D(8/16) | 64,780 | 0.695 | |
| Ryzen 9 9950X3D(16/32) | 112,980 | 0.383 | |
| Ryzen 9 9900X3D(12/24) | 88,100 | 0.484 | |
| Ryzen 9 7950X3D(16/32) | 63,900中古 | 0.664 | |
| Ryzen 7 7800X3D(8/16) | 54,800 | 0.770 | |
| Ryzen 9 7900X3D(12/24) | 56,900中古 | 0.713 | |
| Core i9-14900KF(24/32) | 54,900中古 | 0.695 | |
| Core Ultra 7 270K Plus(24/24) | 59,800 | 0.635 | |
| Ryzen 7 9700X(8/16) | 39,980 | 0.945 | |
| Ryzen 7 5800X3D(8/16) | 63,703 | 0.571 | |
| Core i7-14700KF(20/28) | 65,480 | 0.548 | |
| Core i7-14700F(20/28) | 59,980 | 0.597 | |
| Core Ultra 5 250K Plus(18/18) | 41,680 | 0.848 | |
| Ryzen 5 9600X(6/12) | 39,800 | 0.882 | |
| Ryzen 7 7700X(8/16) | 27,900中古 | 1.196 | |
| Ryzen 7 7700(8/16) | 39,800 | 0.837 | |
| Core Ultra 7 265KF(20/20) | 48,800 | 0.682 | |
| Core Ultra 5 225F(10/16) | 25,280 | 1.206 | |
| Ryzen 7 5700X(8/16) | 34,800 | 0.777 |
※価格は2026年9月30日時点。中古は新品の流通がほぼなく中古価格で比較しています。コスパ=ゲーム性能÷価格。バーは表内最高のRyzen 7 9850X3Dを100%として表示。
Ryzen 7 7800X3Dは発売から3年以上経過したモデルだが、今でも現行トップクラスのゲーミングCPUだ。ゲーム性能スコアは42,174となる。単体価格は2026年9月に73,801円から54,800円まで19,001円下がった。性能帯の近いCPUと並べて、価格と性能の関係を見てみよう。ゲーム性能は表内6番目だ。Intel製CPUで最も高いCore i9-14900KF(38,139)より11%高く、Core Ultra 7 270K Plus(37,980)にも11%の差をつけている。
上位のRyzen 9 7950X3Dとの差は1%未満で、Ryzen 9 7900X3Dは4%上回る。次世代のRyzen 7 9800X3Dは7%、Ryzen 7 9850X3Dは9%高い。コスパ指標は0.770で、ゲーム性能が40,000を超えるCPUの中では最も高い。Ryzen 7 9800X3D(0.695)や中古のRyzen 9 7900X3D(0.713)も上回る。Ryzen 7 9800X3Dとの価格差は9,980円で、7%の性能差にこの金額を出すかどうかだ。
一方で、Zen 5のRyzen 7 9700X(39,980円)とは14,820円の差がある。ゲーム性能はRyzen 7 7800X3Dの方が12%高いが、価格は37%高く、コスパ指標ではRyzen 7 9700X(0.945)が上だ。フルHDの高リフレッシュレートでCPU性能を使い切るならRyzen 7 7800X3D、価格を抑えてAM5環境に乗り換えるならRyzen 7 9700Xという選び分けになる。「Ryzen 7 9700XとRyzen 7 7800X3Dのどちらを選ぶべきか?」で詳しく比較しているので参考にしてほしい。
マルチコア性能は控えめだ。総合性能は29,874で、Ryzen 7 9700X(32,343)やCore Ultra 7 270K Plus(48,404)に及ばない。ゲーム専用機として考えるなら問題ないが、動画編集などのクリエイター作業も重視するなら別のCPUを検討したい。AM5ソケットを採用しているので、将来のCPUアップグレードにも対応しやすい。
搭載ゲーミングPCは25万円台から、最安構成の多くはパソコン工房
| グラフィックボード | 最安価格 | モデル(ショップ) |
|---|---|---|
| RX 9060 XT 16GB | 239,800円 | LEVEL-M1AM-LCR78D-RRXW(パソコン工房) ※メモリ16GB×1 |
| RTX 5060 | 259,800円 | LEVEL-RMB6-LCR78D-RKX-MSI [RGB Build](パソコン工房) ※メモリ16GB×1 |
| RTX 5060 Ti 8GB | 269,800円 | LEVEL-RMB6-LCR78D-SKX-MSI [RGB Build](パソコン工房) ※メモリ16GB×1 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 279,800円 | LEVEL-RMB6-LCR78D-SSX-MSI [RGB Build](パソコン工房) |
| RTX 5070 | 299,800円 | NEXTGEAR JG-A7G70(マウスコンピューター) ※メモリ16GB×1 |
| RX 9070 XT | 354,800円 | NEXTGEAR JG-A7A7X(マウスコンピューター) ※メモリ16GB×1 |
| RTX 5070 Ti | 439,800円 | 木目調ケース Ryzen7 7800x3D・RTX5070Ti(OZgaming) |
| RTX 5080 | 534,800円 | LEVEL-R7B6-LR78D-VKX-pica [RGB Build](パソコン工房) |
*2026年9月28日時点。RX 9060 XT 16GBとRX 9070 XTの行は、パソコン工房のASRockコラボ機が完売したため2026年10月4日に更新。フロンティアのセール価格(RX 9070 XT 335,800円・10月9日まで)は除く。色違いモデルは省略。
2026年9月28日時点で、当サイトで価格を追っているショップのうちRyzen 7 7800X3D搭載モデルを扱っているのはパソコン工房・マウスコンピューター・OZgaming・フロンティアの4社だ。以前は最安クラスだったドスパラの搭載モデルは確認できなかった。最安はパソコン工房のLEVEL-M1AM-LCR78D-RRXW(RX 9060 XT 16GB)で239,800円だ。RTX 5060搭載モデル(259,800円)より20,000円安いので、この価格帯ならVRAM 16GBのRX 9060 XT 16GBを選びたい。ただし、パソコン工房の最安構成はメモリが16GB×1枚のシングルチャネルになっているものが多い。
Ryzen 7 7800X3Dと組み合わせるなら、RX 9070 XT搭載のNEXTGEAR JG-A7A7X(354,800円)が最もバランスがよい。RTX 5070搭載のNEXTGEAR JG-A7G70(299,800円)より55,000円高いが、グラフィックボードの性能スコアは14%高く、240mm水冷と3年保証が標準で付く。以前は最安だったパソコン工房のASRockコラボ機(304,800円)は完売した。RTX 5060やRTX 5060 Ti 8GBとの組み合わせは、グラフィックボードに対してCPUが過剰で、Ryzen 7 7800X3Dを選ぶ意味が薄れる。
マウスコンピューターのNEXTGEAR JG-A7G70はRTX 5070搭載モデルの最安だ。240mm水冷クーラーと3年保証が標準で付く。RX 9060 XT 16GB搭載のNEXTGEAR JG-A7A6Xは274,800円で、パソコン工房の最安より35,000円高い。3年保証の分をどう評価するかだ。OZgamingはメモリ32GB(16GB×2)が標準で、RTX 5070搭載のSシリーズは319,800円だ。メモリを増設する前提なら、OZgamingの方が総額を抑えられる場合がある。
RTX 5070・RX 9070 XTまでならRyzen 7 9800X3D搭載モデルより4~5万円安い
| グラフィックボード | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9800X3D | 差額 |
|---|---|---|---|
| RX 9060 XT 16GB | 239,800円 | 304,800円 ※メモリ32GB |
−65,000円 |
| RTX 5060 | 259,800円 | 284,700円 | −24,900円 |
| RTX 5060 Ti 8GB | 269,800円 | 294,800円 | −25,000円 |
| RTX 5060 Ti 16GB | 279,800円 | 334,800円 | −55,000円 |
| RTX 5070 | 299,800円 | 339,700円 | −39,900円 |
| RX 9070 XT | 354,800円 | 356,800円 ※メモリ32GB |
−2,000円 |
| RTX 5070 Ti | 439,800円 ※メモリ32GB |
369,800円 | +70,000円 |
| RTX 5080 | 534,800円 ※メモリ32GB |
444,800円 | +90,000円 |
*2026年9月28日時点。各CPUの最安モデル同士で比較。色違いモデルは省略。
最安モデル同士で比べると、RTX 5060 Ti 16GB~RX 9070 XTの構成では、Ryzen 7 9800X3D搭載モデルより39,900~55,000円安い。ゲーム性能の差は7%なので、RTX 5070やRX 9070 XTとの組み合わせならRyzen 7 7800X3D搭載モデルの方が選びやすい。RX 9060 XT 16GBとRX 9070 XTの9800X3D側はメモリ32GBのOZgaming製なので、メモリ容量を揃えると差は少し縮まる。
逆に、RTX 5070 Ti以上ではRyzen 7 9800X3D搭載モデルの方が安い。パソコン工房のRyzen 7 9800X3D×RTX 5070 Ti搭載モデルは369,800円で、Ryzen 7 7800X3D搭載の最安(OZgaming、439,800円)より70,000円安い。RTX 5080でも90,000円の差がある。OZgaming側はメモリ32GBという違いはあるが、この価格差なら上位のグラフィックボードにはRyzen 7 9800X3Dを組み合わせたい。
下の選択肢として、ドスパラのRyzen 7 9700X搭載モデルも見ておきたい。RTX 5070搭載のTHIRDWAVE AD-R7X57A-09Bは246,080円で、Ryzen 7 7800X3D搭載の最安より53,720円安い。RX 9060 XT 16GB搭載のTHIRDWAVE AD-R7X96G-09Wも226,080円と28,720円の差がある。WQHDではグラフィックボードの影響が大きく、モンハンワイルズではRTX 5070との組み合わせでCPUの差がほとんど出なかった。フルHDの高リフレッシュレートでCPU性能を活かすならRyzen 7 7800X3D、WQHD中心で予算を抑えるならRyzen 7 9700X搭載モデルも候補になる。
RX 9070 XT・RTX 5070 Ti・RTX 5070との組み合わせでフレームレートを計測しているので、購入前の目安にしてほしい。
Ryzen 7 7800X3Dの特徴&注意点【発売時点】
Ryzen 9 7950X3Dと同等以上のゲーミング性能を持つ
| 型番 | 総合性能 |
|---|---|
| Ryzen 7 7800X3D | 210.6 |
| Ryzen 9 7950X3D | 208.7 |
| Ryzen 9 7900X3D | 197.8 |
| Core i9-13900K | 187.2 |
| Core i7-13700K | 180.5 |
| Ryzen 7 5800X3D | 176.2 |
| Core i5-13600K | 170.2 |
| Ryzen 9 7950X | 168.5 |
| Ryzen 9 7900X | 166.5 |
| Ryzen 7 7700X | 158.7 |
上記はベンチマークを計測した6つのタイトルの平均フレームレートをまとめたものだ。Ryzen 7 7800X3Dは、Ryzen 7000X3Dシリーズの中で最も安価なモデルながらゲーミング性能はトップとなる。L3キャッシュ容量が少ないRyzen 7 7700Xと比べて実に33%もゲーミング性能が高い。上位モデルであるRyzen 9 7950X3Dよりも1%高く、Ryzen 9 7900X3Dよりも6%も高い。
Ryzen 7 7800X3Dは、CCD(Core Complex Die)が1基のみでRyzen 9シリーズのようにCCD間のやり取りがないことがゲーム性能の高さに寄与している。8コアを超えるRyzen 9シリーズでは1つのCCDでは実現できないのだ。マルチコア性能を重視する上ではメリットとなる一方でゲームプレイにおいてはマイナスになってしまうことがわかる。従来モデルのRyzen 7 5800X3Dと比べて20%程度高い。これはZen 4アーキテクチャによるものだ。
マルチコア性能は低くシングルCCDの限界がある
| 型番 | 総合性能 |
|---|---|
| Core i9-13900K | 42,134 |
| Ryzen 9 7950X | 41,866 |
| Ryzen 9 7950X3D | 40,051 |
| Core i7-13700K | 38,343 |
| Ryzen 9 7900X | 37,541 |
| Ryzen 9 7900X3D | 34,152 |
| Core i5-13600K | 30,159 |
| Ryzen 7 7700X | 27,183 |
| Core i5-13500 | 27,009 |
| Ryzen 7 7800X3D | 25,874 |
| Ryzen 7 5800X | 23,551 |
| Ryzen 7 5800X3D | 23,098 |
Ryzen 7 7800X3Dはマルチコア性能に期待できるCPUではない。それはシングルCCDであることの代償だ。ゲーム適性はCPU市場でトップに君臨するが、マルチコア性能はその限りではない。Ryzen 7 7700Xよりも5%程度パフォーマンスで劣ってしまう。クロック周波数を引き下げたことと許容温度(サーマルスロットリング)が95℃から89℃に引き下げられていることが要因だと考えられる。Ryzen 7 7800X3Dはあくまでもゲーム特化型のCPUと考えておくことが大切となる。
ゲーム以外の用途、例えばゲーム実況・動画編集・動画エンコード・WEBデザインなどのクリエイター作業を考えている方は他のCPUを選択肢に入れた方がよい。最近はゲームのためだけにゲーミングPCを購入する方は少ないのではないかと思う。予算が許すのであればRyzen 9 7950X3DやRyzen 9 7900X3Dを選択する方が好ましい。Intel製CPUならCore i7-13700KやCore i5-13600Kの方がバランスがよく扱いやすいように思える。複合的に考えて後悔のないようにして欲しい。
ワットパフォーマンスが現行最強クラスのモデル
Ryzen 7 7800X3Dは、現行のラインナップの中でも最強クラスのワットパフォーマンスを誇るCPUだ。特にIntel製CPUと比べても少ない消費電力でより高いパフォーマンスを発揮する。最近はCPU性能向上のためにクロック周波数を引き上げることが当たり前になっている。
結果的に消費電力が高くなり、これまで以上にパソコンシステムの冷却に気を使わなければいけない。冷却性能を高くするために、水冷CPUクーラーや高品質な電源ユニットの導入コストを考える必要がある。その点Ryzen 7 7800X3Dは消費電力が低く空冷CPUクーラーでも対応可能だ。時代の流れに逆行していて注目度が高い。
BTOパソコンも単体CPUも売り切れ必至
Ryzen 7 7800X3Dは発売された直後こそ購入のチャンスはあると思うが、時間が経つにつれて入手難易度は高くなるはずだ。Ryzen 9 7950X3DやRyzen 9 7900X3Dもしばらくは入手ができない時期が続いていた。それは搭載ゲーミングPCも同様だった。Ryzen 7 7800X3DはRyzen 7 5800X3Dの純粋な後継モデルで多くのゲーマーにとって魅力的なモデルということもあって同じ道を歩むことになるだろう。
スペック的にも価格的にも上位モデルよりも需要が大きくなる可能性もある。コストパフォーマンスの高さは随一だ。ゴールデンウィークと長期休暇であることも拍車をかける。Ryzen 7 7800X3Dの購入を検討している方は動向をチェックしておこう。もちろんいつかは供給も安定するので一切購入できないということはない。
Ryzen 7 7800X3Dの各種ベンチマーク【2025年12月追加】
新しくベンチマークを追加している。Ryzen 7 7800X3Dとの組み合わせで人気のグラフィックボード3つで各種ベンチマークを計測した形だ。BTOパソコンでRyzen 7 7800X3D搭載モデルの購入を考えている方は必見だ。
フォートナイト
3D V-Cache搭載モデルはフォートナイトに強い。Ryzen 7 9800X3D搭載モデルには及ばないものの300fpsを目指せる水準にある。高リフレッシュレートでのゲームプレイを考えているならおすすめだ。
モンハンワイルズ
モンハンワイルズではCPUよりもGPU性能でほとんど決まると言っても過言ではない。Radeon RX 9000シリーズとの相性がよいタイトルとなる。Ryzen 7 9800X3D搭載モデルとほとんど変わらないフレームレートが出る。GeForce RTX 5070になるとRyzen 7 7800X3DでもRyzen 7 7700でもフレームレートは同等だ。
Cyberpunk 2077
Cyberpunk 2077ではRyzen 7 7800X3D搭載モデルのフレームレートが伸び悩んでいるように思える。Core i7-14700やRyzen 7 7700を搭載したモデルとほとんど変わらないのは悩ましい。
FF14
Ryzen 7 7800X3D搭載モデルは、Ryzen 7 9700X搭載モデルよりも最大で10%もフレームレートが高い。Ryzen 7 9800X3D搭載モデルとの差は小さく、ほぼ同等といえそうだ。
FF14(消費電力)
FF14プレイ時のシステム消費電力をまとめている。比較的ワットパフォーマンスが高いことがわかる。Ryzen 7 9700Xとの組み合わせよりも6%程度抑えられている。Radeon RX 9070 XT自体の消費電力が高いこともあってRadeon RX 9070 XTとの組み合わせでは400W前後の消費電力を記録した。
フライトシミュレーター
フライトシミュレーターは比較的3D V-Cacheが効きやすいタイトルだ。GeForce RTX 5070との組み合わせを見ると、Ryzen 7 7700搭載モデルよりも最大で30%弱もフレームレートが高い。Ryzen 7 9700Xとの差が少ないのは気になるところだが、フレームレート自体は悪くない。
Ryzen 7 7800X3Dのゲームベンチマーク一覧
Far Cry 6


Far Cry 6では、Ryzen 7 7800X3Dの一人勝ちだ。Ryzen 9 7950Xと比べて平均fpsが11%も高い。最小fpsは3%前後高い。Ryzen 9 7900X3Dと比べても26%も高くなっている。やはりシングルCCDというのは強みになりそうだ。Core i9-13900Kとのfpsの差は17%となる。従来モデルのRyzen 7 5800X3Dと比べると29%もパフォーマンスが向上している。Far Cry 6のゲームプレイを考えている方ならRyzen 7 7800X3Dを選ぶメリットが大きい。
Hitman 3


Hitman 3でもRyzen 7 7800X3Dがトップの平均fpsを叩き出した。Ryzen 9 7950X3Dと比べて2%高くなっている。一方で、最小fpsは2%低い。Ryzen 9 7900X3Dと比べても平均fpsは6%高いが、最小fpsは1%程度低い。これぐらいの差であればそれほど気にしなくてもよいだろう。競合モデルであるCore i9-13900Kと比べて8%程度高く、Core i7-13700Kと比べても15%高い。Ryzen 7 5800X3Dとのフレームレートの差は33%と大きくなっている。十分な結果が得られたのではないかと思う。
Cyberpunk 2077


Cyberpunk 2077ではRyzen 9 7950X3D・Ryzen 9 7900X3Dに及ばない結果となった。それでも性能差は1%-2%程度だ。従来モデルであるRyzen 7 5800X3Dと比べて平均fpsが23%高く、最小fpsも18%も高くなっている。競合モデルであるCore i9-13900Kと比べると平均fpsは7%低く、最小fpsも23%低い。Core i5-13600Kと比べても7%程度平均fpsが低い。RyzenシリーズとCore iシリーズとで大きな差があると考えてよいだろう。
Microsoft Flight Simulator 2021


Microsoft Flight Simulator 2021は、3D V-Cacheテクノロジーが効きやすいタイトルの一つだ。上位4つは全て3D V-Cache搭載モデルがキレイに並んでいる。Ryzen 7 5800X3Dと比べて平均fpsが5%高く、最小fpsが11%高い。確かにRyzen 7 5800X3Dからパフォーマンスが高くなっているものの買い替えを考えるほどではない。競合モデルであるCore i9-13900Kと比べて平均fpsが36%高く、最小fpsも27%高い。Ryzen 7 7700Xと比べると50%近くもフレームレートが向上している。
Red Dead Redemption 2


Red Dead Redemption 2でもRyzen 7 7800X3Dが堂々のトップに躍り出た。Ryzen 9 7950X3Dよりも平均fps・最小fps共に高いものの誤差の範囲にあると言えるだろう。従来モデルのRyzen 7 5800X3Dと比べると2-3%程度フレームレートが向上している。これぐらいの伸びであればRyzen 7 5800X3Dを所有している方が買い替える必要はないだろう。競合モデルのCore i9-13900Kと比べても11%程度平均fpsが高い。一方で、Ryzenシリーズは最小fpsがやや低迷していることがわかる。平均fpsが高いことを考慮すると一時的にfpsが大幅に下落してしまうということだ。最適化の問題もあるのかもしれない。
Watch Dogs: Legion


Watch Dogs: LegionでもRyzen 9 7950X3D・Ryzen 9 7900X3Dを抑えてトップとなった。Ryzen 9 7950X3Dとおおよそ同等のフレームレートでパフォーマンスの高さが伺える。競合モデルのCore i9-13900Kと比べて平均fpsが23%高く、最小fpsも28%も高い。従来モデルのRyzen 7 5800X3Dと比べて平均fpsが33%高く、最小fpsも29%高い。第2世代の3D V-Cache搭載モデルとしてしっかりと進化を遂げた。
その他アプリケーションのベンチマーク
Cinebench R23


Cinebench R23でRyzen 7 7800X3Dのマルチコア及びシングルコア性能を見ていく。多くのメディアが採用しているベンチマークソフトウェアで参考にしやすい。スペックの近いRyzen 7 7700Xと比べてマルチコア性能が5%程度低く、シングルコア性能も9%程度低い。Ryzen 7 7800X3Dの方がTDPが14%高いもののクロック周波数の差が顕著に現れている形だ。Core i9-13900KどころかCore i7-13700Kとの差も大きい。Kシリーズの下位モデルであるCore i5-13600Kと比べてもマルチコア性能が22%低く、シングルコア性能も11%程度低い。それでもRyzen 7 5800X3Dと比べてマルチコア性能が25%高く、シングルコア性能が18%も高くなっている。同じ8コア16スレッドでもアーキテクチャの差がはっきりと現れている。
7-Zip


Zipファイルの解凍及び圧縮速度をまとめた。Ryzen 7 7700Xと比べると解凍速度は6%低く、圧縮速度も4%低い。クロック周波数が抑えられている分だけパフォーマンスも低くなっている形だ。Core i7-13700Kよりも最大25%もパフォーマンスが低い。Core i5-13600Kと比べると解凍速度は1%高いが、圧縮速度についてはCore i5-13600Kの方が9%高い。ゲーム以外の用途では苦戦することが目に見えている。その点デュアルCCD搭載のRyzen 9 7900X3Dになると解凍速度が49%速く、圧縮速度も36%速くなる。
Handbrake


エンコード処理におけるパフォーマンスを見ていく。Ryzen 7 7700Xと比べるとx264で6%低く、x265でも12%低くなっている。クロック周波数が引き下げられている分だけパフォーマンス面で不利だ。この結果からエンコードではL3キャッシュはそれほど重要ではないと推察できる。14コア20スレッドとスペックの高いCore i5-13600Kとの性能差は大きい。x264で14%、x265で24%と完敗だ。クリエイター作業を考えるならより価格の安いCore i5-13600Kは魅力的な選択肢となる。Core i7-13700KになればRyzen 9 7900Xと同等のパフォーマンスを期待できる。Ryzen 7000X3Dシリーズの上位モデルであるRyzen 9 7900X3Dになると最大で33%程度のパフォーマンス向上を見込める。この点はデュアルCCD搭載のRyzen 9シリーズが優勢だ。
Adobe Photoshop

画像出典:https://helpx.adobe.com/
画像編集ソフトのPhotoshopでのパフォーマンスを計測した。Ryzen 7 7800X3Dは苦戦する結果となった。高クロックなRyzen 7 7700Xと比べて13%もパフォーマンスが低下している。Photoshop自体がAMD製CPUと相性のよいソフトウェアにも関わらずここまでパフォーマンスが伸びないのは痛い。Ryzen 9 7950X3DやRyzen 9 7900X3Dも同様に伸び悩んでいることがわかる。
Adobe Premiere Pro


動画編集ソフトとして定番のAdobe Premiere Proでのパフォーマンスをまとめている。Photoshopと同様にRyzenシリーズと相性のよいソフトウェアだが、3D V-Cache搭載モデルが苦戦する結果となった。Ryzen 7 7800X3Dは、Ryzen 7 7700Xと比べて11%もスコアが低い。Core i5-13600Kよりも3%程度低くなっている。Ryzen 7 5800X3Dと比べると16%スコアが高いのは評価できるが、最新モデルとしてはやはり物足りない。デュアルCCD搭載のRyzen 9 7950X3D/Ryzen 9 7900X3Dは健闘しているように思える。Intel第13世代のフラグシップモデルであるCore i9-13900Kと同等だ。
Ryzen 7 7800X3D搭載おすすめゲーミングPC
NEXTGEAR JG-A7A6X Ryzen 7 7800X3D×RX 9060 XT 16GB(マウスコンピューター)
コスパ
9.2
- Ryzen 7 7800X3D搭載の高性能マシーン
- 水冷クーラー標準搭載
- RX 9060 XT 16GB搭載モデルとしては高め
- SSD・電源がダウングレードされた
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NEXTGEAR JG-A7G70(ホワイト)Ryzen 7 7800X3D×RTX 5070(マウスコンピューター)
コスパ
9.8
- Ryzen 7 7800X3D×RTX 5070でWQHDまで快適に遊べる
- 240mm水冷クーラーを標準搭載
- AM5プラットフォームでCPUの載せ替え先が広い
- 基本3年保証と24時間365日の電話サポート付き
- メモリが16GB×1のシングルチャネル構成
- 電源が650W BRONZEでGPU換装の余地は狭い
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OZgaming Sシリーズ Ryzen 7 7800X3D×RTX 5070(OZgaming)
コスパ
9.1
- CPUに3D V-Cache採用のRyzen 7 7800X3Dを選択
- セール対象モデルで高コスパ
- メモリ32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成が充実
- メモリ規格がDDR5-5600ではなくDDR5-4800
- 電源ユニットは650W BRONZEと控えめ
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FRGHLMB650/WS0900/NTK(フロンティア)
コスパ
9.0
- RX 9070 XT搭載モデルで33万円台
- メモリ32GB・SSD 1TBと構成も充実
- CPUクーラーが空冷式
- メモリがシングルチャネル
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NEXTGEAR JG-A7A7X(ホワイト)Ryzen 7 7800X3D×RX 9070 XT(マウスコンピューター)
コスパ
8.7
- 7 7800X3D×RX 9070 XTでWQHDから4Kまで視野に入る
- VRAM 16GBでテクスチャ設定を妥協しなくて済む
- 240mm水冷クーラーを標準搭載
- 基本3年保証と24時間365日の電話サポート付き
- RX 9070 XTに対して650W BRONZE電源は余裕が少ない
- メモリおよびSSD容量が16GB VRAM機の相方としては物足りない
- 同価格帯の競合と比べて構成が明確に薄い
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Ryzen 7 7800X3D搭載のゲーミングPC一覧
| 製品名 | ケース | コスパ | 更新日 | 検証種別 | 価格 | CPU | GPU | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9位 NEXTGEAR JG-A7G70(ホワイト)7800X3D×RTX 5070 | 9.8 | 2026/09/18 | スペック評価 | 299,800円 | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 | DDR5 16GB | 500GB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントRyzen 7 7800X3D×GeForce RTX 5070を299,800円で買える。実は、Ryzen 7 7700を搭載した同じ型番のNEXTGEAR JG-A7G70は324,800円なので、25,000円安くてCPU性能は上という逆転が起きている。NEXTGEAR JG-A7G70を狙うならこの構成が第一候補だ。 Ryzen 7 7800X3Dは96MBの3D V-Cacheを持つゲーム特化CPUで、RTX 5070の性能を余さず引き出せる。WQHD環境が主戦場だが、フルHDで高リフレッシュレートを狙う使い方にも向く。240mm水冷クーラーが標準で付くのもこの価格帯では珍しく、Ryzen 7 7800X3Dは発熱が穏やかなので冷却には十分な余裕がある。 メモリはDDR5-5200 16GBのシングルチャネル構成だ。DDR4メモリと比べるとゲームプレイ時のパフォーマンス低下は限定的だ。物足りなさを感じたら後から同容量のメモリを1枚足してデュアルチャネル化するぐらいでいい。スロットは1本空いている。チップセットはA620Aで、M.2スロットは1本かつ空きなし。ストレージを増やすなら2.5インチSATAに頼ることになる。SSD 500GBは重量級タイトルを数本入れると厳しいので、ここもカスタマイズを検討したい。 電源は650W BRONZEでRTX 5070には足りるが、将来的にGPUを載せ替える余地は小さい。無線LANも非搭載なので、有線が引けない環境では別途アダプタが必要だ。拡張性は割り切った設計だが、基本3年保証と24時間サポートが標準で付く。他社で3年保証を付けると本体価格の10%前後かかることを考えれば、実質的な価格競争力は数字以上にある。届いた構成のまま長く使う人に向いた1台だ。 | |||||||||
| 12位 NEXTGEAR JG-A7A7X(ホワイト)7800X3D×RX 9070 XT | 8.7 | 2026/09/29 | スペック評価 | 354,800円 | Ryzen 7 7800X3D | RX 9070 XT | DDR5 16GB | 500GB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメント私が選んだAMDキャンペーン実施中でレビュー投稿後、公式エントリーページから応募で先着500名様にえらべるPay2,000円分がプレゼントされる。還元額が大きめなのでできれば活用したいところだ。Ryzen 7 7800X3D×RX 9070 XT 16GBという組み合わせは強力だ。ゲーム性能に振り切ったCPUと、VRAM 16GBを積んだハイクラスGPU。WQHDなら重量級タイトルも余裕があり、設定次第で4Kも見えてくる。240mm水冷クーラーが標準で付き、白い筐体に強化ガラスサイドパネルという見た目の良さもある。 354,800円という価格は競合モデルと比べると見劣りしてしまうのは事実だ。314,800円のフロンティアFRGHLMB650/WS0818が同じ7800X3Dでメモリ32GB・SSD 1TB・750W PLATINUM電源だ。4万円安くて構成は全項目で上、という状況になっている。 構成面で気になるのは電源だ。RX 9070 XTのTBPは304Wで、AMDが推奨する電源容量は750W。本機は650W BRONZEなので推奨を下回る。メーカーが検証した上での構成なので動作そのものに支障はないだろうが、余裕があるとはいえない。メモリもDDR5-5200 16GBのシングルチャネル構成で、スロットが1本空いているとはいえこのクラスのGPUに16GBは寂しい。SSD 500GBも同様で、VRAM 16GBを活かすような重量級タイトルを数本入れれば埋まってしまう。チップセットはA620Aでm.2スロットは1本かつ空きなし。増設は2.5インチSATAに限られる。 3年保証と24時間サポート、国内生産という安心感は購入を後押ししてくれる。価格が高騰している中で修理費用も高額化している状況だ。一般的なBTOメーカーで3年間の延長保証に入ると本体価格+10%がかかる。つまり、30,000円~40,000円はかかる計算だ。競合よりも本体が高くても保証まで考慮すれば納得できるだろう。送料が0円なのもプラスになる。 | |||||||||
| NEXTGEAR JG-A7A6X | 9.2 | 2026/08/25 | 評価コメント | 274,800円 | Ryzen 7 7800X3D | RX 9060 XT 16GB | DDR5 16GB | 500GB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントRyzen 7 7800X3D×RX 9060 XT 16GB搭載で274,800円は高い。それでも水冷クーラー搭載、基本保証3年など構成・サポートが充実していて選ぶ理由がある。送料がかからないのもポイントだ。CPU性能が高く高リフレッシュレートでのゲームプレイに適している。一方で、SSDが1TB⇒500GBになり、電源も750W BRONZE⇒650W BRONZEへと構成がダウングレードされている。昨今のメモリ価格高騰などの影響を受けている形だ。だからこそ保証が3年間と長くなっているのは頼もしい。 | |||||||||
| Sシリーズ Ryzen7 7800x3D・RTX5070 | 9.1 | 2026/10/03 | 評価コメント | 319,800円 | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 | DDR5 32GB | 1TB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントRyzen 7 7800X3DとRTX 5070の組み合わせで319,800円という価格は評価できる。送料もかからないのは好印象だ。ゲーム性能は高くWQHD環境でのゲームプレイに適している。3D V-Cacheの恩恵で高フレームレートを実現しやすい。メモリDDR5-4800 32GB、SSD 1TB Gen4 NVMeと構成も抜群だ。メモリ規格は抑えられているが、DDR5-5600との性能差を体感することは難しいだろう。電源ユニットは650W BRONZEだ。ここは750W BRONZE(+6,000円)へのアップグレードを検討してもいいかもしれない。GOLD規格になると1000W GOLDで+14,000円だ。マザーボードのチップセットはB650Mとなる。 🏷 秋の大感謝セール | |||||||||
| FRGHLMB650/WS0900/NTK | 9.0 | 2026/10/02 | 評価コメント | 335,800円 | Ryzen 7 7800X3D | RX 9070 XT | DDR5 32GB | 1TB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメントRyzen 7 7800X3D×RX 9070 XT搭載のハイエンドモデルだ。旧世代のRyzen 7 7800X3Dを搭載することで価格を抑えている。ゲーム性能は次世代のRyzen 7 9800X3Dと比べても見劣りしない水準にある。構成もメモリDDR5 32GB、SSD 1TBと充実している。電源ユニットは750W PLATINUMだ。なお、+24,000円でRyzen 7 9800X3D+SSD 2TBの「FRGHLMB650/WS0910」を選択できる。SSD価格が高騰している今コスパ的にはFRGHLMB650/WS0910の方が優れている。 🏷 限界チャレンジセール | |||||||||
| G-GEAR Aim GB7A-C256/B | 8.6 | 2026/08/17 | 評価コメント | 277,800円 | Ryzen 7 7800X3D | RX 9060 XT 16GB | DDR5 32GB | 1TB Gen4 NVMe | |
長所
短所
管理人コメント最近ではあまり見かけなくなったコンパクトモデルだ。CPUには3D V-Cache搭載のRyzen 7 7800X3Dを採用している。8コア16スレッドとスペックは平凡かもしれないが、ゲーム適性はトップクラスだ。Radeon RX 9060 XT 16GBとの組み合わせだとCPU寄りだ。高フレームレート実現を考えている方に適している。大容量VRAMのおかげでモンスターハンターワイルズなど高負荷のタイトルでも設定を上げやすい。メモリはDDR5 32GB、ストレージはSSD 1TB Gen4 NVMeと、価格に見合った充実の構成となっている。一方で、電源ユニットは600W BRONZEと控えめだ。長く使うことを考えると750W GOLD(+3,850円)へアップグレードしておくとよい。G-GEARは堅実な作りと手厚いサポートで定評があり、初めてのゲーミングPCでも安心して選べる。夏得セール対象で3営業日出荷に対応している。ライティングは非搭載のシンプルなデザインなので、光らせたくない方にもぴったりだ。 | |||||||||
| G-Master Spear 2 X870A カスタマイズ 7800X3D×RTX 5070 | 7.2 | 2026/09/26 | 評価コメント | 470,800円 | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 | DDR5 32GB | 1TB Gen4 NVMe | |
参照外部サイト
- 価格.com – AMD Ryzen 7 7800X3D BOX 価格推移グラフ(価格.com, 2026)
- 3D V-Cache搭載「Ryzen 7 7800X3D」はコア数控えめだが最高のゲーミングPC向けCPUだった!?(ASCII, 2023)
















プロでもない限り画像編集も動画編集も所詮はお遊び程度。
苦戦たって別にそれで困るほど遅いわけでもない、数秒の差だ。
もっと世代落ちCPUでやってる人が大多数である。
逆にゲーム性能はこの値段で上位CPUを食うのだから言うことなし。
またintelのLGA1700は将来性がもう無いわけですから対応マザボ所有者以外は
LGA1851を待つか、AM5のAMDで作るのが良いでしょう。
今からLGA1700でゼロから組むのはちょっと違うと感じる・・・。
そういった諸々(次期ソケット問題や購入コストetc)の事情を考慮しますと
尖った構成のCPUながら不思議にも「奇跡的に」バランスが取れたCPUです。
特にゲームメインの人が今ゼロから組むならもうこれでいいでしょ?って思います。
逆にゲームやらないならたいして存在価値がない割高ぼったくりCPUですね。