2026年のゲーミングPC相場についての調査結果をまとめている。ゲーミングPCを購入するに当たってどれぐらいの予算を用意しておけばよいのか悩んでいる方向けのコンテンツだ。ある程度の相場感があればゲーミングPC選びも捗ると信じている。当ページの相場は、主要BTOメーカー5社(ドスパラ・パソコン工房・マウスコンピューター・OZgaming・フロンティア)の販売中モデルを集計した実データに基づいている。推測や印象ではなく、その日に実際に買える価格から相場を出している。

表の中でおすすめとして挙げるモデルやリンク先は、当サイトで紹介しているモデルだけに絞った。販売中のモデルには、価格は安くてもCPUが足りない構成や、積極的には勧めにくい構成も含まれているからだ。相場はありのままの数字で示し、買うモデルは選び抜いたものからという役割分担でまとめている。十分に遊べる構成を狙うなら20万円、余裕を持たせるなら25〜30万円が現実的なラインだ。10万円台前半でも選択肢はあるが数は少ない。詳しくは下の予算別の表を見てほしい。

予算別に買えるゲーミングPCの相場【2026年】

予算選べる台数狙える最上位GPUこの予算のおすすめ構成
〜15万円〜15万円のおすすめ ›54台 (1.3%)RX 9060 XT 16GBランキング5位 THIRDWAVE AD-R5A35A-01W Ryzen5 7500F搭載 評価記事ドスパラ/RTX 3050 6GB/Ryzen 5 7500F/149,980円 バランス ☆同じGPUの販売モデル 150台中、安いほうから上位20%
15〜20万円15〜25万円のおすすめ ›315台 (7.5%)RTX 5070ランキング2位 THIRDWAVE AD-C5F56A-01W Intel Core Ultra搭載 評価記事ドスパラ/RTX 5060/Core Ultra 5 225F/189,980円 バランス ☆同じGPUの販売モデル 403台中、安いほうから上位12%
20〜25万円15〜25万円のおすすめ ›510台 (12.1%)RTX 5070ランキング1位 THIRDWAVE AD-R7A57A-09W Ryzen7 7700/LEDファン標準搭載モデル 評価記事ドスパラ/RTX 5070/Ryzen 7 7700/231,080円 バランス ☆同じGPUの販売モデル 593台中、安いほうから上位5%
25〜30万円25〜40万円のおすすめ ›564台 (13.4%)RX 9070 XTランキング3位 G TUNE DG-I7G70 評価記事マウスコンピューター/RTX 5070/Core Ultra 7 270K Plus/299,800円 バランス ☆同じGPUの販売モデル 593台中、安いほうから上位19%
30〜40万円25〜40万円のおすすめ ›904台 (21.5%)RTX 5080ランキング6位 FRGHLMB650/WS0910 評価記事フロンティア/RX 9070 XT/Ryzen 7 9800X3D/359,800円 バランス ☆同じGPUの販売モデル 308台中、安いほうから上位13%
40万円以上40万円以上のおすすめ ›1,858台 (44.2%)RTX 5090ランキング8位 G TUNE FZ-I7G7T(TGS2026出展記念モデル第1弾)マウスコンピューター/RTX 5070 Ti/Core Ultra 7 270K Plus/499,800円 バランス ☆
この表の読み方

選べる台数と狙える最上位GPUは、5社の販売中モデル全体から集計した市場の数字だ。一方でおすすめ構成は、当サイトで紹介しているモデルの中から選んでいる。その価格帯におすすめランキングの掲載モデルがあれば順位が上のものを、なければGPUの性能に対して価格が安い(メモリとSSDの容量も加味)1台を挙げた。いずれもCPUとGPUの釣り合いが取れていることが条件だ。価格だけで選ぶとCPUが足りずGPUを活かしきれない構成を掴みやすいので、そうしたモデルは安くても候補から外した。緑字の「上位○%」は、同じGPUを積んだ販売モデルの中でその価格がどの位置にあるかを示している。数字が小さいほど、そのGPUを安く買えているということだ。

メモリ・SSDの高騰の影響もあり、15万円以下のモデルは表のとおりごく一部だ。15万円を超えると選択肢が一気に増え、20万円台に入るとRTX 5070クラスが視野に入ってくる。安く抑えたいから10万円台前半でと考えていると、選べるモデルがほとんどないという状況になりやすい。予算を2〜3万円積めるかどうかで、選択肢の幅は大きく変わる。

なお、販売されているモデルの中央値は最安値よりかなり高い。後述のGPU別の表を見るとその開きがわかる。これは各メーカーが上位構成を何通りも用意しているためで、実際に売れている価格帯とは異なる。ラインナップの中央値ではなく、自分の予算で何が買えるかで判断するほうが実用的だ。

予算が決まったら、価格帯ごとのおすすめ機種を見てほしい。もっとも選択肢が多いのは15万円〜25万円のゲーミングPCで、フルHD環境で困ることはまずない。WQHDや高リフレッシュレートを狙うなら25万円〜40万円のゲーミングPCが候補になる。できるだけ安く始めたい場合は15万円以下のゲーミングPC、4Kや最新タイトルの最高設定まで見据えるなら40万円以上のハイエンドゲーミングPCにまとめている。

欲しいGPUまで決まっているなら、ゲーミングPC検索で絞り込むのが早い。クーポンや送料を含めた実質価格で比べられる。

いま過去最安を更新しているモデル

製品名販売ページ価格GPUCPUメモリ/SSD
NEXTGEAR JG-A7G70(ホワイト)過去最安 マウスコンピューター ランキング9位評価記事を読む ›公式サイト299,800円RTX 5070Ryzen 7 7800X3D ☆16GB/500GB
【OZgaming Sシリーズ】 Ryzen7 5700x・RTX5060Ti過去最安 OZgaming公式サイト179,800円RTX 5060 Ti 8GBRyzen 7 5700X ○16GB/1TB
GALLERIA XPC7M-R57-GD Intel Core i7 14700F搭載過去最安 ドスパラ評価記事を読む ›公式サイト259,980円RTX 5070Core i7 14700F ☆16GB/500GB
【OZgaming Sシリーズ】 Ryzen7 5700x・RTX5060過去最安 OZgaming公式サイト169,800円RTX 5060Ryzen 7 5700X ☆16GB/1TB
NEXTGEAR JG-A5G60(ホワイト)過去最安 マウスコンピューター評価記事を読む ›公式サイト189,800円RTX 5060Ryzen 5 4500 ○16GB/500GB
GALLERIA XPR7M-97XT-GD Ryzen 7 7700搭載過去最安 ドスパラ公式サイト309,980円RX 9070 XTRyzen 7 7700 ○16GB/500GB
GALLERIA XPR7M-R57-GD Ryzen 7 7700搭載過去最安 ドスパラ公式サイト274,980円RTX 5070Ryzen 7 7700 ☆16GB/500GB
GALLERIA XPC7M-R56T8G-GD Intel Core i7 14700F搭載過去最安 ドスパラ公式サイト224,980円RTX 5060 Ti 8GBCore i7 14700F ☆16GB/500GB
GALLERIA XPR7M-R58-GD Ryzen 7 7700搭載過去最安 ドスパラ公式サイト384,980円RTX 5080Ryzen 7 7700 ○16GB/500GB
【P30series】 Ryzen7 5700X・RTX5060 8G過去最安 OZgaming公式サイト184,800円RTX 5060Ryzen 7 5700X ☆16GB/1TB

2026年10月5日 時点。当サイトが価格を記録し始めてから、現在が過去最安のモデル。当サイトのおすすめランキングの順位が上のものから、ランキング外は性能あたりの価格が安い順に並べている。対象は当サイトで紹介しているモデルに限っている。価格は変動するため、最新の価格はリンク先で確認してほしい。

全体が値上がり傾向にある中でも、個別に見れば記録更新中のモデルはある。上の一覧は、当サイトで紹介しているモデルのうち、価格を記録し始めてから現在がもっとも安いものだ。おすすめランキングの順位が上のものから並べ、ランキング外のモデルは性能あたりの価格が安い順にしている。相場が上がっている局面では、こうしたモデルは早めに動いたほうがよい。

ゲーミングPCの相場を徹底解剖

ここからは相場の中身を分解していく。GPUごとの価格帯、CPUとの組み合わせによる差、メーカー間の価格差、そして直近の値動きだ。どれも5社の販売中モデル全体から集計している。

GPU別の価格相場

GPU性能
スコア
コスパ
最安構成
台数最安中央値最安のメーカー
RTX 509072,1502.56201,033,000円1,278,000円パソコン工房
RTX 508052,9943.9345369,980円579,800円ドスパラ
RTX 5070 Ti46,5733.7306349,980円497,300円ドスパラ
RX 9070 XT44,9824.2308294,980円444,980円ドスパラ
RX 907041,0933.79304,980円389,800円ドスパラ
RTX 507039,6245.4593189,980円374,800円ドスパラ
RX 9070 GRE37,0004.739232,800円449,900円フロンティア
RTX 5060 Ti 16GB31,4604.7346179,800円299,800円パソコン工房
RTX 5060 Ti 8GB31,0125.2404159,800円271,080円パソコン工房
RX 9060 XT 16GB28,8636.2329124,800円299,800円フロンティア
RTX 506027,8455.2403139,800円264,800円パソコン工房
RX 906023,4074.2154144,800円247,480円パソコン工房
RX 7600 8GB22,0904.452134,728円169,240円パソコン工房
RTX 505021,8764.2119139,980円231,080円ドスパラ
RTX 3060 12GB20,5912.910194,800円232,300円パソコン工房
RX 905019,7812.718199,980円259,800円ドスパラ
RTX 3050 6GB12,4243.315098,800円189,980円パソコン工房
コスパの見方

コスパは、GPUの性能に対して価格がどれだけ安いかを10点満点にしたものだ。基準は新品でもっとも安いRTX 5060搭載PCで、これと同じ性能あたり価格なら5.0、性能あたり半額なら10.0になる。同じGPUでもCPUやメモリ次第で価格は倍近く変わるため、そのGPUをもっとも性能あたり安く買える構成で算出している。見出しをクリックすれば並べ替えられるので、コスパ順に見てほしい。

傾向としては、上位GPUほど性能あたりの価格は割高になる。RTX 5090やRTX 5080は絶対性能では圧倒的だが、支払う金額に対する性能の伸びは鈍い。逆にミドルクラスは性能あたりで見ると優秀で、特にRadeon RX 9060 XT 16GBは頭ひとつ抜けている。RTX 5070やRTX 5060 Ti 8GBも基準の5.0を超えているのでおすすめだ。一方、エントリー帯のRTX 3050 6GBは価格こそ安いものの、性能あたりで見ると決して得ではない。安いからではなく性能あたりで得かどうかで判断すると、選ぶべき価格帯が見えてくる。

CPU・GPUの組み合わせごとの価格相場

ドスパラ・マウスコンピューター・パソコン工房・フロンティア・OZgamingの販売価格から、CPUとGPUの組み合わせごとの最安価格(税込)を抜き出したものだ。行内でもっとも安いセルを色付けしている。「▲」はCPU性能がGPUに追いつかず、GPUを活かしきれない組み合わせで、CPU×GPU相性バランスの判定によるものだ。安く見えてもフレームレートが伸びにくいので、色付けの対象からは外している。

例えばRTX 5070クラスにRyzen 5 4500を合わせた構成は、表の中で最安値になることがある。しかし当サイトの相性バランス判定では非推奨だ。安いのには理由があると考えたほうがよい。「—」はその組み合わせの販売がないことを示す。価格をクリックすると、その最安モデルの販売ページを開く。下線が実線のものは当サイトで紹介しているモデルだ。

メーカーによって価格はどれだけ違うのか

同じCPU×GPUの構成でも、メーカーによって数万円の差がつく。当サイトの集計(6社・4,195台)では、本体価格そのままの比較で最安になることが最も多いのはパソコン工房、最初から32GBメモリを積んだモデル同士ではOZgamingだ。メモリを16GBから32GBにする費用もメーカーで28,050〜72,600円と差が大きく、本体が安くてもメモリ込みでは逆転することがある。

メーカーごとの最安率・32GB化の費用・主要構成の最安メーカーは「BTOメーカー比較|同一構成で最安になった割合」で毎日更新している。どこで買うかはそちらで決めてほしい。

ゲーミングPCの価格は上がり続けている

追跡期間2026年6月30日 〜 2026年10月5日(201台を継続して記録)
値上がり144台
値下がり43台
据え置き14台
価格の変化(中央値)278,980円 → 289,800円 +3.4%
GPU台数価格の変化(中央値)
RTX 508011台+28.0%
RTX 5060 Ti 16GB16台+14.7%
RTX 5070 Ti10台+9.0%
RTX 507034台+4.6%
RTX 506041台+3.6%
RTX 5060 Ti 8GB31台+3.1%

期間の初日と最終日の両方で販売されていたモデルだけを比較している(途中で追加・終売したモデルは除外)。当サイトが毎日記録している価格データによる。

当サイトが価格を記録し始めてから、値上がりしたモデルが値下がりしたモデルを大きく上回っている。メモリおよびSSDの価格上昇が本体価格に転嫁されている形で、GPU別に見るとVRAM容量の大きいモデルほど上昇幅が大きい傾向がある。

買い時についての考え方

もう少し待てば安くなるという判断は、現在の相場では裏目に出やすい。値下がりを待つより、予算内で納得できる構成が見つかった時点で購入するほうが合理的だ。一方で、先に挙げた過去最安を更新中のモデルのように、個別には割安なタイミングもある。

本体以外にかかる費用の目安

ゲーミングPCは本体だけでは遊べない。最低限そろえたいのはモニター・マウス・キーボード・ヘッドセットの4点で、安価なモデルでそろえても合計3万円前後はかかる。

そろえるもの 費用の目安
モニター 15,000円〜
マウス・キーボード 12,000円〜
ヘッドセット 3,000円〜
最低限の合計 約30,000円〜
配信もするなら(マイク・キャプチャーボード) +8,000円〜

まとめて買うなら、BTOメーカーのスターターセットが割安だ。マウスコンピューターでは、4.7万円相当のデバイス4点が本体に+3万円で付く。デバイスは安価なモデルでそろえ、慣れてからアップグレードするほうが失敗は少ない。

まとめ

2026年のゲーミングPC相場をデータから整理すると、次のようになる。

選択肢が十分にあるのは20万円から。15万円未満の選択肢は全体のごく一部で、GPUもエントリークラスに限られる。20万円台に入るとRTX 5070クラスが視野に入り、25〜30万円で余裕のある構成が組める。具体的な機種は価格帯別のおすすめゲーミングPCから探してほしい。

性能あたりで得なのはミドルクラスだ。上位GPUほど価格の伸びが性能の伸びを上回る。予算に上限があるなら、最上位を1つ下げて浮いた分をメモリやSSDに回すほうが、体感としての満足度は高い。

そして価格は上がり続けている。値下がりを待つ戦略は現在の相場では機能しにくい。予算内で納得できるモデルが見つかったときが買い時だ。

本体価格だけでなく、モニターや周辺機器にも3万円前後は見ておきたい。総額で考えて予算を組んでおくと、購入後に足りないものが出てきて困ることもないだろう。

市場全体の流れは「ゲーミングPC業界のトレンド解説」でまとめている。いま各BTOメーカーが力を入れている方向性が分かると、モデル選びの判断もしやすくなるはずだ。相場と合わせて確認しておこう。中古も視野に入れるなら「中古ゲーミングPC特集」で同じ指標を使った相場を掲載している。

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