ps5gamingpcs

当記事では、PS5とゲーミングPCそれぞれの特徴とスペックを比較している。どちらを購入しようか悩んでいる方も多いのではないかと思う。このページを読めば解決に繋がるはずだ。ゲーミングPC紹介サイトを運営している筆者の視点でPS5の魅力やデメリットなどについて解説していく。

なお、PS5のスペックについては完全に公開されているわけではないが、分かる範囲で検証しているので参考にしていただければと思う。筆者は去年PS5に当選して購入した。ゲーミングPCも持っているので、両方を使い分けている形だ。家族で共有していて基本的には妻がPS5を使っていることが多い。

PS5かゲーミングPCのどっちを選ぶかは悩みどころ

PS5とゲーミングPCはそれぞれいいところがあってどちらを選ぶかは悩むところだと思う。両方所有できればベストだが、予算の問題でどちらかに絞る必要がある方もいるはずだ。両方購入すれば20万円以上の費用が掛かってしまう。特にゲーミングPCの場合、ゲーミングキーボードやゲーミングマウスなどのデバイスも一式で揃えるとなると相応の予算が必要だ。

また、PS5が入手困難でPS5の代わりにゲーミングPCを購入しようかと検討中の方もいるかもしれない。なかなかPS5供給が安定しないのは悩ましい問題だ。 2024年3月時点でPS5の供給は安定してきていて購入ハードルはぐっと下がっている。Amazonなどでも普通に購入可能だ。最近はマルチプラットフォームのタイトルも増えて来てPS5だけのタイトルあるいはPCだけのタイトルという概念はなくなっている。ゲーミングPCの特徴やメリットについても詳しく解説しているので参考にしていただければと思う。このページを最後まで読んでいただければあなたにとってベストな選択のためのヒントを得られるはずだ。

当サイトのスタンスとしてはゲーミングPCをおすすめしている。その理由はゲーミングPCの方が性能が高いからだ。当然予算によってピンキリだが、PS5よりは性能が上であることが多い。より綺麗なグラフィックスでゲームを楽しめる。FPSなら高リフレッシュレートを実現可能だ。一方で、予算に制約がある方にとってはPS5がおすすめとなる。本体が安価なことに加えてテレビでゲームができて、コントローラーでゲームを楽しめるからだ。

PS5の特徴まとめ(メリット・デメリット)

PS5

メリット (+) コストパフォーマンスが高い
(+) コントローラーが同梱となっている
(+) Blu-rayドライブが標準搭載となっている(通常版)
(+) テレビがあればすぐにゲームを楽しめる
(+) 初心者の方でも購入しやすい
(+) PS5独占のタイトルがプレイできる
(+) 本体がコンパクトでスタイリッシュ
(+) 比較的消費電力が低く電気代が安い
デメリット (-) 性能はゲーミングPCのミドルクラス相当となる
(-) 最大120fpsでのゲームプレイに留まる
(-) タイトルがPCに比べると少ない
(-) MODには対応していない
(-) オンラインプレイにはPS Plus加入が必要となる
(-) 用途はゲームと動画視聴がメインとなる
PS5の特徴とデメリットは上記の通りだ。コストパフォーマンスが高いのがPS5最大の特徴だと言える。税込5万円~購入できてゲーミングPCよりも安い。これなら学生や新社会人の方でも購入しやすいのではないかと思う。安いゲーミングPCでも8万円台からで別途デバイスが必要だ。コントローラー同梱・Blu-rayドライブ標準搭載というのもポイントだ。すぐに映画を見ることができる。家族団らんにも活用可能だ。

PS5では別途デバイスの購入が不要であるということはコストパフォーマンスの高さに繋がる。テレビさえあればすぐにゲームを楽しめるのだ。そういう意味では初心者の方でも購入しやすいと言える。その他PS5の独占タイトルをプレイできたり、本体がゲーミングPCよりもコンパクトだったりといった特徴もある。

性能的にはどうしてもゲーミングPCに比べると劣る。ゲーミングPCなら360Hz対応モニターを選択できる時代だ。それだけグラフィックス処理性能がずば抜けているということになる。高リフレッシュレートに対応したタイトルが少ないのもネックだ。消費電力が抑えられているのはメリットと言えるだろう。液晶テレビを選択すれば電気代を抑えることが可能だ。

さらに、遊べるタイトル数がパソコンに比べて少なく、MODにも対応していない。オンラインプレイをするには有料のPS Plus(月額850円~)に加入しなければいけないのもデメリットだ。最後にPS5はゲームと動画視聴に限定されるのも弱みだ。動画編集やAI生成などの使用を考えている場合はゲーミングPCの方がよいかもしれない。

ゲーミングPCの特徴まとめ(メリット・デメリット)

galleriaxseries

メリット (+) 最大360fpsでゲームをプレイできる
(+) 豊富なタイトルをプレイできる
(+) 利便性の高いSteamを利用できる
(+) MODを導入できる
(+) Discord利用でプレイヤー同士の通話がしやすい
(+) クリエイター作業やビジネス用途にも適している
(+) マルチモニター環境を構築できる
デメリット (-) PS5よりも価格が高い
(-) ゲーミングPCの価格が高騰している
(-) モニター・キーボード・マウスが別途必要となる
(-) 光学ドライブなどはカスタマイズ対応となる
(-) 種類が多く初心者は購入しづらい
(-) PS5独占タイトルはプレイできない
(-) 本体サイズがやや大きい
(-) 消費電力及び電気代は高め
ゲーミングPCのメリットは性能の高さだ。予算を増やせばPS5と比べて圧倒的に高い性能が手に入る。最大360fpsでのゲームプレイも理論上は可能だ。その代償として消費電力及び電気代が高くなることは避けられない。最近はCPUもGPUも消費電力がかなり高くなって来ている。そういうものだと受け入れる必要がある。

ゲーミングPCの場合豊富なタイトルを選べるのは魅力的だろう。MODも活発で導入すればより深くゲームを楽しめる。オンラインゲーミングプラットフォームであるSteamは利便性が高く様々なタイトルを一元管理できる。

チャットツールのDiscordは利便性も高く使い勝手も良好だ。ゲームプレイ以外にも動画編集・ブラウジング・動画視聴・ゲーム開発・3D CADなどの用途にも適している。ゲーム実況も性能的に余裕がある。マルチモニター環境を簡単に構築できるのも魅力だと言える。

デメリットは最低でもPS5の倍近くの予算が必要になることだ。高性能モデルの場合30万円近い価格になることもある。今は半導体不足の影響もあってゲーミングPC価格が高騰している。モニター・キーボード・マウスを別途用意しなければならずトータルコストは跳ね上がってしまう。光学ドライブは無線アダプタなども別途購入しなければいけない。

ゲーミングPCはラインナップが豊富で初心者の方は少し選びづらさを感じてしまうかもしれない。パソコンなどハードに詳しい人が周りにいない場合はお店などで相談する必要がある。PS5独占タイトルがプレイできないことは押さえておこう。本体サイズがやや大きいこともネックとなる。

PS5とゲーミングPCを比較

PS5ゲーミングPC
イメージPS5galleriaxseries
サイズ幅390mm
奥行260mm
高さ104mm
(重量約3.9kg~約4.5kg)
幅220mm
奥行440mm
高さ480mm
(重量約14.0kg)
入手の容易さ
プレイの気軽さ
価格
(59,980円~66,980円)
△~◎
(84,980円~青天井)
性能△~☆
消費電力209.8W350W-700W
電気代850円/月
(1日5時間)
1,350円~4,050円/月
(1日5時間)
汎用性
PS5とゲーミングPCの違いについて項目ごとにまとめている。まずはサイズだ。PS5の方が一回りコンパクトになっている。もちろんゲーミングPCでもコンパクトなモデルもあるが、人気があるのはミニタワーケースやミドルタワーケースなどやや大きいものだ。PS5の入手難易度は下がり好きなタイミングで購入できるようになっている。プレイの気軽さや価格面ではPS5が有利だ。一方で、性能と汎用性ではゲーミングPCに軍配が上がる。ゲーミングPCなら高リフレッシュレート・高解像度でのゲームプレイにも対応可能だ。

PS5とゲーミングPCの比較詳細を解説

サイズ

サイズはPS5の方がコンパクトかつ軽くなっている。本体が薄いため持ち運びも設置も容易に行えるだろう。リビングに置いていても違和感はなくそれほどスペースを取らない。テレビの横に設置しているユーザーも多いはずだ。一方で、ゲーミングPCは手元に届くとかなり大きく感じてしまうのではないかと思う。

ミドルタワーフルタワーではデスクの上に設置するのは難しい。ミニタワーでも本体重量は約14.0kgとPS5の3倍以上だ。帰省先に持っていくというのも億劫になってしまうかもしれない。小型のゲーミングPCもあるが、性能や排熱性能などで不利だ。ゲーミングPCの場合基本的には自宅から動かさないことが前提となる。PS5なら持ち運ぼうと思えば持ち運べるぐらいだ。

入手の容易さ

入手の容易さについてはどちらも変わらない状況だ。今はAmazonやヨドバシなどで通常販売が行われている。わざわざヤフオクやメルカリで割高のモデルを購入する必要はない。去年まではPS5の入手ハードルが極端に高く抽選で当選しなければ入手できなかったことを考えると進歩している。ゲーミングPCについても半導体不足や円安の影響でグラフィックボードの価格が高騰していたが、今は落ち着いて来ていて購入しやすくなった。モデルを選べばそれほど割高に感じることはないだろう。

プレイの気軽さ

プレイの気軽さという観点から見ればPS5が優勢だ。PS5本体を購入すればコントローラーも付いているし、テレビがあれば別途モニターを用意する必要もない。セットアップも簡単でパソコンに慣れていない方でも安心して購入できるだろう。

一方で、ゲーミングPCの場合は本体を購入するだけではゲームをプレイできない。BTOパソコンでは初期設定が必要で慣れていない方だと億劫に感じてしまうかもしれない。もっとも実際は設定自体それほど難しくはなく初心者の方でも問題なく対応可能だ。

価格

断然PS5の方が安く購入できる。Blu-rayディスクドライブ搭載の「標準モデル」が税込66,980円で、ディスクドライブ非搭載の「デジタルエディション」が税込59,980円となる。発売当初よりも10%程度値上げされてしまったが、これぐらいの金額であればクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントで親御さんが買ってもらえる可能性があるのではないだろうか。これでコントローラー付きで他に用意する必要があるものはない。

一方で、ゲーミングPCの場合安いモデルでも税込90,000円程度の費用が掛かる。その上でモニター・マウス・キーボードなどを揃えると12,3万円は必要だろう。一気にハードルが上がってしまう。ユーザーに合ったデバイスを選べるというのはメリットと言えるかもしれない。PS5と同等の性能を持つモデルなら本体単体で税込15万円前後を見ておかなければいけない。ハイエンドクラスなら30万円オーバーのモデルも存在している。

性能

性能面ではゲーミングPCの方が幅が広い。総じて性能で優勢だと考えて間違いない。PS5の性能はゲーミングPCで言えばローエンドクラスとなる。2,3世代前の性能帯ということだ。一方で、ゲーミングPCならロークラス~ハイエンドクラスまで幅広い性能帯の中からあなたが必要とする性能を選択できる。

現行のIntel第13世代CPU/第5世代RyzenシリーズやAda Lovelace世代のグラフィックボードはかなり高い性能を持つ。4K+レイトレーシングでのゲームプレイも現実的だ。PS5の場合高リフレッシュレートに対応しているタイトルでも性能的に安定させられないことがある。ここは理解しておく必要があるだろう。

消費電力・電気代

消費電力と電気代は密接な関係があるため同じ項目で解説していく。ゲーミングPCの電気代はモニター2枚込みで1月当たり1,350円~4,050円(1日5時間想定)だ。1時間当たりでは13円~27円となる。消費電力はおよそ350W-700Wだ。ハイエンドクラスのモデルを選択すると電気代も消費電力も高くなる。最近は性能に比例して消費電力も上昇傾向にある。

一方で、イギリスのゲームコンソール自主協定(PlayStation.com (UK), 2023)が発表しているPS5の電気代はゲームプレイ時で209.8Wだ。月850円程度だ。1時間当たりでは5円程度だ。これにテレビの電気代を考慮する必要がある。テレビの種類やサイズによって電気代は異なる。120W~400Wだ。つまり、97円~324円が加算されることになる。月947円~1,174円を見ておくとよい。1時間当たりでは9円~16円だ。

ゲーミングPCは一般的なパソコンよりは消費電力が高く電気代も高くなる。50%~70%アップだと考えておこう。もっともエアコンの消費電力が920W-3,000Wであることを考えると微々たるものだ。家計に与える影響はそれほど大きくない。PS5はゲーミングPCと比べて性能で劣る分だけ消費電力が低く、電気代が安いことがわかる。また、消費電力の大きいプラズマテレビや有機ELテレビを避けて40インチ以下の液晶テレビを選択すれば電気代を抑えられる。

汎用性

汎用性についてもゲーミングPCの方が優勢だ。ゲームプレイだけではなく、動画編集・動画視聴・WEBブラウジング・AI画像生成・ゲーム開発・DTM・3D CAD・WEBデザイン・デイトレなど様々な用途に対応できる。趣味だけではなくお仕事での使用もできるということだ。

PS5の場合ゲームプレイがメインだ。動画視聴や動画編集もできなくはないが、パソコンの汎用性・利便性の高さには及ばない。ゲーム以外の用途でも使いたいならゲーミングPCが候補に入るだろう。

PS5のゲーミング性能を検証

PS5のゲーミング性能について詳しく見ていこう。ゲーミングPCと比較すれば性能を把握しやすいのではないかと思う。ただし、PS5の完全なスペック・仕様が公開できているわけではないので一つの参考として目を通して欲しい。

CPU

スペック

製品名    PS5 *1  AMD 4700SRyzen 7 3700XRyzen 7 5800X
世代Zen 2Zen 2Zen 2Zen 3
プロセス7nm7nm7nm7nm
コア/スレッド8コア16スレッド8コア16スレッド8コア16スレッド8コア16スレッド
クロック周波数/最大非公開/3.5Ghz3.6GHz/4.0GHz3.6GHz/4.4GHz3.8GHz/4.7GHz
対応メモリDDR6DDR6DDR4DDR4
*1 x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2”

PS5で採用されているのは「x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2”」(PlayStation.Blog, 2020)だ。細かいスペックは公開されておらずわかっている範囲で推測すると、共通点が多いAMD 4700Sではないか(tom’s HARDWARE, 2021)と言われている。Zen 2アーキテクチャ・8コア16スレッド・DDR6メモリが共通だ。最大クロック周波数が12%程度抑えられているもののおおまかなスペックは共通していると言える。

スペックから判断するにPS5のCPU性能はAMD 4700Sよりも低いと考えてよいだろう。一般消費者向けに販売されているモデルだとRyzen 7 3700Xが近い。ただし、クロック周波数がAMD 4700Sよりもさらに高くそして対応メモリもDDR4と異なる点も多い。AMDの現行モデルはRyzen 7 5800Xで参考としてテーブルにまとめている。その後より性能の高いRyzen 7 7700Xがリリースされている。いずれにしてもPS5のCPU性能はそれほど高いわけではなさそうだ。

性能

cinebenchr15amd4700s-cinebench

PS5のCPUに近そうなAMD 4700Sの性能について詳しく見ていく。実際はこれよりも少し性能は低いと考えておこう。海外のベンチマークサイトのデータ(tom’s HARDWARE, 2021)を参考にしている。ベンチマークソフトは定番のCinebench R20だ。

AMD 4700Sのマルチスレッド性能はRyzen 5 3600よりも5%高く、シングルスレッド性能はRyzen 5 3600よりも8%低い。Intel Core i5-11400と比べるとマルチスレッド性能は6%低く、シングルスレッド性能も22%低い。[現行モデルのCore i5-12400と比べると性能差は大きい。ローエンドクラスというのがしっくりくる結果だ。

グラフィックス

スペック

製品名    PS5 *2RX 5700RX 6600
アーキテクチャRDNA 2ベースRDNA 1.0RDNA 2.0
プロセス7nm7nm7nm
トランジスタ数非公開103億110.6億
ダイサイズ308 mm²251 mm²237 mm²
CUs363628
シェーディングユニット230423041792
RTコア--28
ベースクロック非公開1465 MHz1626 MHz
最大クロック周波数2230 MHz1725 MHz2491 MHz
GPUメモリ容量16GB8GB8GB
メモリ規格GDDR6GDDR6GDDR6
メモリ速度1750 MHz
(14 Gbps)
1750 MHz
(14 Gbps)
1750 MHz
(14 Gbps)
メモリバス256 bit256 bit128 bit
バンド幅448.0 GB/s448.0 GB/s224.0 GB/s
Infinity Cache--32MB
TEFLOPS10.29 TFLOPS7.95 TFLOPS8.93 TFLOPS
消費電力180W180W132W
価格$499$349$329
発売日2020/11/122019/07/072021/10/13
*2 AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine

PS5で採用されているグラフィックボードは「AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine」(PlayStation.Blog, 2020)だ。公表されているスペックは上記の通りだ。CU数・シェーディングユニット・メモリ周り・消費電力などの項目を見るとRadeon RX 5700が近そうだ。ただし、アーキテクチャがRDNA 1.0なので、Radeon RX 5700のアーキテクチャをRDNA 2.0に変更したものの可能性もある。最大クロックがRX 5700よりも35%も高く2230MHzとなっている。GPUメモリ容量は16GBとなっているが、これはシステムメモリ兼用のため純粋な比較は難しい。

2021年10月に登場したRadeon RX 6600とも近いように思える。アーキテクチャはRDNA 2.0で共通だ。ダイサイズはPS5で採用されているものよりも23%程度コンパクトだ。CUsやシェーディングユニットの数もかなり少ない。一方で、最大クロック周波数はかなり近づいて差は12%となる。メモリバスが128 bitとRX 5700から半減となっているが、その分はInfinity Cacheでカバーしている。8.93 TFLOPSと差が縮まっている。

性能-Borderlands 3

boarderland3

RTX 3060 Ti91.2
84.2
RTX 306089.2
65.3
RX 6700 XT80.6
80.1
RX 6600 XT79.5
68.4
RX 5700 XT79.1
65.8
RX 570078.9
58.1
RX 660078.6
55.4
RTX 206072.4
49.7
フルHDWQHD
ゲーミング性能について見ていく。Radeon RX 5700を参考として挙げているが、スペック的には35%程度高く性能も少し上だと考えてよいかもしれない。RTX 2060よりも9%程度性能が高い。フルHD環境ではややCPUがボトルネックとなっているように思える。WQHD環境で見るとRX 6600と比べて5%程度性能が高い。現行モデルのRX 6700 XTになると39%もパフォーマンスが高い。やはり旧世代のモデルと同等というのは物足りなさがある。

メモリ

PS5のシステムメモリはGPUと共通でGDDR6 16GBとなっている。ゲーミングPCの場合システムメモリとGPUメモリは別々なので容量的にも余裕がある。昨今のゲーミングプレイにおいてメモリ容量は16GBが一般的だ。GPUメモリ容量8GBとシステムメモリ16GBが平均だとするとやはりPS5のメモリ容量は少ないと言えるだろう。メモリ容量が少ないとフレームレートが伸びないなどの弊害が出てしまうことがある。

ストレージ

PS5のストレージはSSD 825GBだ。ゲームがメインとなるPS5では十分な容量だと言える。HDDよりもローディングなどで速くなることが期待できる。ゲーミングPCの平均的な容量は500GBなのでストレージ容量についてはPS5の方が余裕がありそうだ。もちろんハイクラス以上のゲーミングPCになると1TB以上のストレージを採用していることも多い。

当記事のまとめ

当記事では、PS5とゲーミングPCの特徴&スペックを徹底的に比較した。ゲームをする上でどちらを購入するべきか悩んでいる方向けに背中を押して挙げられるコンテンツ作りを意識した。PS5の最大の魅力はコストパフォーマンスの高さだろう。税込5万円前後で購入できるのは魅力的だ。購入すればすぐにプレイできるという点でプレイの気軽さでも有利だ。一方で、性能及び汎用性についてはゲーミングPCに劣る。

ゲーミングPCの最大の特徴は高い性能を選べるということだ。低価格帯のモデルの場合PS5以下の性能に留まる場合もあるが、平均的なモデルでもPS5よりも高い性能を持っている。性能次第では144fps以上でのゲームプレイも余裕だ。最大360Hz対応モニターが販売されている。PS5では120Hz対応タイトル自体が少なく不利な状態だ。もちろん性能が高くなればその分消費電力が上がり、電気代も高くなる。もっともエアコンなどに比べれば気になるほどではない。

また、汎用性の高さもメリットだろう。動画編集・画像編集・動画視聴・ブラウジング・AI画像生成・ゲーム開発・WEBデザインなどクリエイター作業にも適している。ゲーミングPCは入手が容易でPS5が購入できない今選択肢に入れてもよいのではないかと思う。

参照外部サイト

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