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Hearts of Iron IVの必要スペックと推奨PCを検証している。2016年のやや古いタイトルだが、ストラテジージャンルにおいては今でも人気は高い。ページの下部で「Hearts of Iron IV推奨おすすめゲーミングPC」をまとめているので、ぜひ参考にして欲しい。そこまで要求スペックが高いわけではないので予算的には10万円前後あれば十分だ。CPUやグラフィックボードなどパーツの換装でも対応しやすい。
当ページの目次
Hearts of Iron IVの動作&推奨スペック
Hearts of Iron IV(以下HoI4)は、2016年に登場したゲームということもあって要求スペックは低めである。少し古めでありながら、今なお戦略ストラテジーのジャンルでトップクラスの人気を誇るタイトルだ。有志の日本語Modにより、英語が苦手でも問題なくプレイできる。ここで紹介するまでもなく、多くのゲーマーが一度はプレイしたことのあるタイトルだと思う。
グラフィックや処理速度が求められないタイトルだ。そのため、最新の高性能ゲーミングPCでなくても十分対応できる。ゲーム全体で見れば間違いなくライトなゲームだ。CPUはCore i5-12400より低くても十分だ。第11世代のCore i5-11400でも問題はない。ただし、Core i3などの廉価モデルはコストパフォーマンスが悪い。グラフィックボードを搭載していないモデルも多いので便宜上Core i5-12400としているだけだ。
GPUは最低限のGTX 1650ではなく、少し上の性能を推奨している。これは、HoI4以外のゲームへの対応を考慮してだ。戦略ストラテジーは割とコアなゲーマーに人気のタイトルだ。箸休めに別のタイトルをプレイする可能性もある。また、続編の登場も考えられるので、性能には少し余裕を見ている。メモリ容量は8GBあれば十分である。
Hearts of Iron IVの概要とゲーミングPC選びのポイント
歴史ifを楽しめる自由度の高いストラテジー
HoI4は、シミュレーションという大ジャンルで言えば、Civilizationシリーズと双璧を成すほど人気のあるタイトルだ。ストラテジーに限ればトップクラスで、総合的な評価は長年1位にあると言っても過言ではない。プレイしたことのないゲーマーの方が少ないのではないかと思うほどだ。今でも人気ランキングの上位にある。頻繁にアップデートが行われているので、プレイヤーも多い。
第二次世界大戦をモチーフとした環境から、史実とは違う世界線を進むこともできる。ミッドウェー海戦で勝利していれば、ロシアと日本が同盟を組んでいればというようなifを楽しめる。Civilizationシリーズと大きく違うのは、史実であることとRTS形式であることだ。ターン制ではなく、リアルタイムに進行していくゲーム性を採用している。時間を止めることができるのでRTSよりも遊びやすい。ターンが回ってくるまで時間を要する。そのストレスがないことが最大の特徴と言える。
ただ、HoI4は初心者に厳しいゲームでもある。ありとあらゆる事ができる特徴がハードルを高くしている。序盤は何をすればいいのかが分かりにくい。チュートリアルだけではなかなか理解しにくい。それでも、初心者を置いてけぼりにするParadox Interactive社にしては親切な部類だ。戦略ストラテジーは操作や機能を覚えてようやく楽しくなる。楽しくなるまでに諦めてしまうユーザーが多いのが戦略ストラテジーの弱点だ。
筆者自身も購入して諦め、ちょこちょこ触るようになってようやく理解でき始めた。HoI4は面白いからと勧められた程度のプレイでは辛い。勧められた上で、本当に楽しそうだと感じて始めないと挫折しやすい。それだけボリュームのあるタイトルなので、一度はまってしまえば抜け出せなくなる。時間泥棒のタイトルが多い戦略ストラテジーの頂点とも言える。
逆境を覆す細い道筋を見つけ、そこにたどり着いた時の快感はHoI4でしか味わえない。武力だけではなく、時に狡猾な外交や戦略も必要になる。力だけで突き進んだり、史実になぞらえる王道を進んだり、プレイスタイルに合わせたゴールがあると言える。同じストーリーでも同じ経過をたどらない。将棋や囲碁のような奥深さと、麻雀のような気軽さを持ち合わせている。一本道にならず、兵站や兵力を考えなくてはならない。プレイヤースキルよりも発想が求められる。
要求スペックは低くライトユーザーにもおすすめ
推奨環境を見て分かる通り、スペック自体はそこまで重要ではない。グラフィックボードさえ搭載していれば、ゲーミングPCである必要もないほどだ。ただ、HoI4の登場から既に4年が経っている。もしかするとプレイしている間にHoI5が発表されるかもしれない。続編も視野に入れた性能を見ておきたい。当サイト基準のHoI4推奨環境はHoI5を意識したものである。
HoI4の負荷は主に、マップ上のユニット数に影響を受ける。中終盤は流石に負荷を感じる場面がある。ただ、低スペックなパソコンであれば感じる程度で、現行のミドルクラスだと体感しにくい。スペックに注意するとすれば、MoDやアップデートだろうか。HoI4はModでゲーム性を変更しても、そこまで負荷が上がるものはない。グラフィック系であれば影響はあるかもしれないくらいだ。
この先、画期的なModが登場するか、アップグレードでコンテンツに変化が加えられでもしない限りは問題ない。HoI4のためだけにパソコンを買い換えるというのは違うかもしれない。プレイしたいタイトルの中で、スペックの高いタイトルに合わせて選ぶ。しばらくの間はこれがゲーミングPCの選び方だった。
今は予算で選ぶくらいがよい。リアルタイムレイトレーシングの登場やWQHD以上の解像度が普及したからだ。最低限を求めると、性能の寿命は思いの外早い。少し余裕のある、というよりは予算内で優れたモデルを選んでおく方がよい。
税込8万円台のエントリークラスのモデルでも対応可
予算が限られている方は、推奨モデルのLightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデルを選んでおけば間違いない。これからも長くゲームを続けるならMagnate MVがおすすめだ。映像の処理を行うGPUよりも、CPUの性能が少し重要だ。ユニットが増える中終盤はCPU性能が影響を与える。円滑な処理には現行のCore i5以上が適している。どちらにしても、ハイスペックなゲームではないので予算に合わせた選択で問題はない。
もしも、HoI4を高解像度でプレイするというのであれば話は変わってくる。WQHDや4Kの場合はG-Tune TD-Gクラスの性能が必要だ。ゲームジャンル的に高解像度にメリットは少ない。それでも目指すなら現行のハイクラスは見ておきたい。画質や解像度を気にしないなら、5年以上前のロークラスでも対応自体は可能だ。これからゲーミングPCを用意する場合に限り、スタイルや用途に合わせた選択を推奨する。性能について詳しくなければ、予算に合わせて推奨モデルから選ぶくらいでいいだろう。
Hearts of Iron IV向けおすすめのゲーミングPC
Lightning AH5 Ryzen5 4500搭載モデル(ドスパラ)
価格:82,980円(税込)
CPU:Ryzen 5 4500
GPU:GeForce GTX 1650
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:450W 80PLUS BRONZE
コスパ:7.9
HoI4を快適にプレイするために必要な性能を有する安価なモデルだ。サードウェーブが販売するビジネスPCで、価格高騰の影響もあってこのモデルが最安値クラスとなっている。税込10万円以下で購入できるグラフィックボード搭載モデルは希少だ。ギリギリを攻めるのではなく、全体的に余裕を持たせている分だけおすすめしやすい。もちろん最新のタイトルを本格的にプレイするには厳しい。HoI4専用とまではいかなくても、比較的ライトなタイトル向けの性能だ。設定を下げれば対応できるタイトルが増えるので、画質を求めないユーザーに適している。
Magnate MV(ドスパラ)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 4060
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB NVMe
電源:650W 80PLUS BRONZE
コスパ:9.5
税込13万円台という低価格帯でもトップクラスのコスパを誇るゲーミングPCだ。サードウェーブ(ドスパラ)のビジネスモデルは強力だ。グラフィックスは現行のミドルクラスであるRTX 4060を搭載している。ゲーミング性能は高く最新のタイトルにも対応できる。Lightning AH5よりも高い性能で快適性に優れている。設定を下げなくても144Hzなどの高リフレッシュレートも実現しやすい。本格的なゲームプレイのミドルクラスと言ったところだろうか。ほぼ全てのゲームに対して、推奨モデルとしておすすめできる。初めてのゲーミングPCとしても人気だ。
FRGXB760/WS929/NTK(フロンティア)
CPU:Core i5-13400F
GPU:GeForce RTX 4060 Ti
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
電源:600W 80PLUS BRONZE
コスパ:10.0
ミニタワー採用のゲーミングPCだ。グラフィックスにはミドルクラスのRTX 4060 Tiを搭載している。旧世代のRTX 3070に近い性能を持つ。HoI4をプレイするにはややオーバースペックと言えるかもしれない。CPUにはIntel第13世代の高コスパモデルであるCore i5-13400Fを搭載していてゲーム適性が高い。10コア16スレッドとスペックが高く従来モデルのCore i5-12600Kに匹敵する高い性能を持っている。HoI4に限らず、様々なゲームをプレイするユーザー向けだと言える。HoI4以外のゲームプレイを考えていないなら候補から外す方がよい。これから登場するゲームや負荷の高いゲームに対して強い。ゲームに関することは大体できると考えてよい。
Hearts of Iron IV向けおすすめのゲーミングノートPC
NEXTGEAR J6-A5G50GN-A (NEXTGEAR)
液晶:16.0インチWUXGA 165Hz
重量:約2.29kg
駆動時間:約8.0時間
CPU:Ryzen 5 7535HS
GPU:GeForce RTX 4050 Mobile
メモリ:DDR5-4800 16GB
ストレージ:SSD 256GB NVMe
コスパ:8.3
NEXTGEARブランドの高コスパゲーミングノートPCだ。16.0インチWUXGAディスプレイを搭載している。165Hzの高リフレッシュレートに対応しているのもポイントだ。税込12万円台と性能帯で最安値クラスのモデルと言える。CPUにはRyzen 5 7535HSを、グラフィックスにはGeforce RTX 4050 Mobileを搭載している。60Hz環境を基準にすれば十分ゲームプレイに対応可能だ。タイトルや設定次第では高リフレッシュレートも実現できる。メモリDDR5-4800 16GB・SSD 256GBと構成は抑えられている。必要に応じてカスタマイズを検討しよう。元々の価格が安いためカスタマイズもしやすいはずだ。
GALLERIA XL7C-R45 (ドスパラ)
液晶:15.6インチFHD 144Hz
重量:約2.20kg
駆動時間:約6.4時間
CPU:Core i7-13700H
GPU:GeForce RTX 4050 Mobile
メモリ:DDR4-3200 16GB
ストレージ:SSD 500GB Gen4 NVMe
コスパ:10.0
予算を抑えたい方におすすめのゲーミングノートPCとなっている。税込15万円台と非常にお得な価格設定だと言える。Core i7-13700H×RTX 4050と現行のCPUとグラフィックボードを組み合わせていてパフォーマンスは高い。RTX 4050 MobileはAmpere世代のRTX 3060 Mobileに匹敵する性能を持つ。Hearts of Iron IVのプレイをメインに考えているならこの性能帯のモデルでも十分対応可能だ。メモリ16GB、SSD 500GBと構成も必要十分だと言える。
G-Tune P6-I7G60BK-A (G-Tune)
液晶:16.0インチWUXGA 165Hz
重量:約2.20kg
駆動時間:約6.4時間
CPU:Core i7-13700H
GPU:GeForce RTX 4060 Mobile
メモリ:DDR4-3200 32GB
ストレージ:SSD 1TB Gen4 NVMe
コスパ:7.6
G-Tuneの高コスパゲーミングノートPCだ。16.0インチWUXGAディスプレイを搭載している。高リフレッシュレートでのゲームプレイも対応可能だ。本体重量は約2.20kgと平均的だと言える。Core i7-13700H×RTX 4060 Mobile搭載のミドルクラスのモデルだ。従来モデルのRTX 3070 Mobileに匹敵するパフォーマンスを誇る。Hearts of Iron IVで高リフレッシュレートを目指す余裕がある。メモリ32GB、SSD 1TBと構成も抜群だ。24時間365日の電話サポートと3年保証付きで長く使うことができるのが嬉しい。
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