当記事では、ドスパラ「GALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載」の詳細レビューをまとめている。Ryzen 5 5600X×RTX 3060 Ti搭載のハイクラスのゲーミングPCだ。値下げが適用となり評価を上げている。RTX 3060 Ti搭載モデルで税込154,980円は素晴らしい。確かにIntel第12世代/第13世代CPUと比べると処理性能・ゲーム性能ともに劣るが、これだけ価格が下がっていれば十分選ぶ理由となる。比較対象モデルと合わせて確認しておこう。
「GALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載」という型番を見てもただの英数字の羅列に見える。実はそれを分解して考えるとグレードや搭載されているグラフィックボード/CPUがわかる仕組みになっている。「GALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載」は、X=シリーズ(eXtend:伸展)、A=ATX(ケース)、5R=Ryzen 5 5600X、R36T=GeForce RTX 3060 Tiということだ。
当ページの目次
GALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載のスペック解説
ブランド名 | GALLERIA |
---|---|
製品名 | GALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載 |
価格 | 154,980円(税込) |
CPU | Ryzen 5 5600X |
グラフィックボード | GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 1TB |
HDD | 非搭載 |
電源 | 650W BRONZE |
おすすめ度 | Aランク |
評価 | ・コスパ 7.9 ・構成 7.0 ・品質/サポート 10.0 |
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価格推移
2023年1月以降値引きが続いている。154,980円が底値と考えてよいのではないだろうか。次世代モデルへの切り替えはすぐに完了となるはずだ。
各タイトルの対応表
FF15 | Apex Legends | FORTNITE |
---|---|---|
・4K ・WQHD | ・240fps ・144fps | ・240fps ・144fps |
★5つ=最高設定、★4つ=高設定、★3つ=標準設定、★2つ=低設定、★1つ=厳しいということだ。なお、対応表は必要なスペックや環境から評価した個人的な見解となっている。
GALLERIA XA5R-R36TはRyzen 5 5600XとRTX 3060 Tiを搭載したミドルクラスのゲーミングPCだ。性能のバランスはまずまずで、比較的扱いやすいモデルと言える。ただ、性能に特徴的なものはなく、良くも悪くもスタンダードなハイクラスである。
CPU性能がゲームに若干弱いこともあり、高解像度でのゲームプレイはやや設定を下げることを推奨する。Apex LegendsやFortniteのようなゲームを高リフレッシュレートでプレイする際も少し設定を下げた方がいいかもしれない。言い換えれば設定さえ下げれば高い水準で安定するパフォーマンスを持っているということだ。
GALLERIA XA5R-R36Tの性能まとめ
ゲーミングPCとは、グラフィックボードやCPUなどのPCパーツの集合体だ。ここでは特に重要なグラフィックボードとCPUについて分解して細かく見ていく。
PC初心者の方がスペックを見て性能をイメージすることは難しいだろう。一体として見るよりも一つずつのパーツを見ていくと理解がしやすいと考えている。
AMD Ryzen 5 5600X(CPU)
Core i7-12700 | |
Core i5-12600K | |
Ryzen 7 5800X | |
Ryzen 7 5700X | |
Core i5-12400 | |
Ryzen 5 5600X | |
Core i7-11700 | |
Ryzen 5 5600 | |
Ryzen 5 3600X | |
Core i5-11400 | |
Ryzen 5 4500 |
GALLERIA XA5R-R36Tで採用されているCPUは、第4世代RyzenシリーズのミドルクラスであるRyzen 5 5600Xだ。Zen 3アーキテクチャを採用して高いパフォーマンスを発揮する。ただし、それも登場した1年半前のことで今では価格帯も下のCore i5-12400にも及ばない。それでも従来モデルのRyzen 5 3600Xと比べて25%程度性能が高い。動画編集や画像編集などの作業にもある程度対応できる。本格的に行いたいならRyzen 7シリーズ以上を選択する方がよい。ゲーミング適正はまずまずでRyzen 5 3600Xよりも向上しているが、Intel製CPUには及ばない。価格が下がらないと選びづらさがあるのが現状だ。
GeForce RTX 3060 Ti(GPU)
RTX 4070 Ti | |
RTX 3090 | |
RTX 3080 10GB | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RX 6750 XT | |
RTX 2080 Ti | |
RX 6700 XT | |
RTX 3060 Ti | |
RTX 2080 SUPER | |
RTX 2080 | |
RTX 2070 SUPER | |
RTX 2070 | |
RTX 3060 | |
RTX 2060 SUPER | |
RTX 2060 |
当該モデルで搭載されているグラフィックボードは、Ampere世代のRTX 3060 Tiだ。ハイクラスのグラフィックボードでWQHD環境にも対応できるポテンシャルを持つ。60番台ながら下位モデルのRTX 3060との性能差は20%程度と大きくハイクラスに属する。ミドルクラスのRTX 3060とは一線を画す性能を持つ。従来モデルのRTX 2070 SUPERでさえも上回る性能は圧巻だ。
GALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載の特徴
2万円引きで評価を伸ばす
GALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載は、価格が20万円台から17万円台に下がり、そこからさらに2万円の値下げが適用となった。これにより、RTX 3060 Ti搭載モデルとしては非常に安価な154,980円での展開となっている。昨今の市場からするとCPU性能が少し低いのは気になるが、価格をここまで抑えられているのであれば十分だ。
一般向けPCのように価格を抑えやすいモデルではなく、ゲーミングPCで実現しているところに注目したい。それもドスパラのGALLERIAで15万円台は驚異的とさえ言える。注意点として、今となってはRyzen 5 5600Xの性能はそれほど高くないということを理解しておきたい。使用するアプリケーションやソフトによってはRyzen 5 5600Xの方が処理性能は高くなるものの処理性能・ゲーム性能ともにCore i5-12400より少し低い。
ゲーム性能に関しては得手不得手がはっきりしており、Core i5-12400より概ね低いスコアとなる。RTX 3060 Tiに対してまずまずバランスが取れる程度だ。それでも、価格を抑える目的で採用されるRyzen 5 4500と比べれば遥かにマシである。次世代モデルのCore i5-13400が登場したことで、Ryzen 5 5600Xは存在感が薄れていた。
ここに来て、新世代CPUの登場の影響でRyzen 5 5600Xの価格が下がり、今では性能に見合った価格の搭載モデルが多くある。その中でもGALLERIA XA5R-R36Tはずば抜けた選びやすさがある。今回の2万円引きは評価を大きく伸ばすには十分なものである。
下位モデルに迫る価格帯に突入した
15万円台と言えばRTX 3060搭載モデルが多くある価格帯だ。下位モデルに近い価格となったのは非常に大きい。RTX 3060とRTX 3060 Tiは型番はよく似ていても、性能は大きく違ってくる。スコアでは20%近い差だ。ゲームへの対応力も非常に高い。コストカットでCore i5-13400Fではなく、Ryzen 5 5600Xを選ぶというのも悪くないように思う。
RTX 3060 Tiほどの性能であればRyzen 5 5600Xでも完璧とは言えなくてもバランスが取れる。この下位モデルに迫る価格帯になったことで、化けたと言ってもよさそうだ。本来Ryzenシリーズは性能が高く、価格は安いというのが持ち味だ。最近は性能が低く、価格は高いという最悪な状況だった。それは当時のRyzen 5 5600Xにも言えたかもしれない。
しかしながら、ここまで搭載モデルの価格が下がってしまえば強みだ。旧世代のお得さがRyzenシリーズの新たな特徴となるかもしれない。気になるのは、どうして突然値下げを繰り返したかだ。新世代のRyzenのラインナップが充実し、旧世代のモデルは減少傾向だ。自然な流れではあるが、ここまでの値下げは在庫処分のような形かもしれない。
もしも、そうであるなら売り切れになる日は遠くないはずだ。非常にお得と言える変化を果たしたGALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載は、選べる期間が短いと考えておく方が無難だ。ここから価格が下がるよりも、販売終了となる方が可能性は高い。候補に入っているなら、今のうちに選んでおきたいモデルだ。
競合モデルとの比較
ブランド | GALLERIA | Magnate |
---|---|---|
イメージ | ||
製品名 | GALLERIA XA5R-R36T 5600X搭載 | Magnate MV-Ti |
ケース | ミドル | ミニ |
価格 | 154,980円(税込) | 154,980円(税込) |
CPU | Ryzen 5 5600X | Core i5-13400F |
GPU | RTX 3060 Ti | RTX 3060 Ti |
メモリ | DDR4-3200 16GB | DDR4-3200 16GB |
SSD | NVMe 1TB | NVMe 500GB |
HDD | 非搭載 | 非搭載 |
電源 | 650W BRONZE | 650W BRONZE |
マザボ | B550 | H610 |
公式 | 公式 | 公式 |
レビュー | 当ページ | レビュー |
そのため、CPU性能に優れるMagnate MV-Tiを選ぶ方がいい。GALLERIA XA5R-R36Tの強みはゲーミングPCであるということだ。ミドルタワーのゲーミングケースが採用され、デザインや機能で大きくリードしている。同じ価格であるなら、多少の性能差や構成差よりもケースを重視するという考え方もできる。
本来は17万円台でも十分なモデルが15万円台だ。ゲーミングPCであることのアドバンテージからGALLERIA XA5R-R36Tもおすすめできる。ストイックに性能を重視するならMagnate MV-Ti、見た目を含めた総合的な評価ならGALLERIA XA5R-R36Tといったところか。好みで差が生じるので、納得できる方を選んでほしい。
パソコンケースレビュー
正面
新しいケースはユーザー目線に立ったモデルだ。GALLERIAのロゴが真ん中に位置している。吸気口が正面下部から両サイドに変わり排熱効率が大幅にアップしている。グラフィックボードなどのパーツの高性能化による発熱量をカバーするのに十分だ。
正面-LED
ゲートのようにLEDが張り巡らされていてオシャレだ。ソフトウェアからカラーを任意で変更することが可能だ。デザイン自体はコンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とするデザインハウスが担当している。無骨なデザインからより万人受けするデザインになったと言える。
I/Oパネル
I/Oパネルは本体の上部に斜めに配置されている。USB端子も豊富で利便性が高い。ゲーミングヘッドセットを使う際にもコードが曲がらず使い勝手がよい。天板にものを置くことも可能だ。
サイド
本体サイドには吸気口が見える。また、クリアガラスパネルを採用していてゲーミングPCらしさが演出されている。高級感のあるデザインは評価も高い。
管理人による総評(GALLERIA XA5R-R36T)
GALLERIA XA5R-R36Tは、Ryzen 5 5600X×RTX 3060 Ti搭載のハイクラスゲーミングPCだ。ゲーミング性能が高くフルHD環境で高リフレッシュレートでのゲームプレイにも対応できる。メモリ16GB、SSD 1TBと構成も充実している。値引きが適用となり評価を上げている。次世代モデルが登場して時間が経ったこともあって在庫処分となっているのかもしれない。過去最高にオトクなモデルへと変貌している今が買い時だ。
価格 | CPU | グラボ |
---|---|---|
154,980円(税込) | 5 5600X | RTX3060Ti |
メモリ | SSD | HDD |
DDR4 16GB | 1TB | 非搭載 |
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